【ドラゴンボール】ニッキーはオカマ口調のガーリック3人衆の一人！戦闘力や最後は？

『ドラゴンボール』は、日本を代表するバトル漫画です。これまでいくつものアニメが制作され、数え切れないほどのキャラが登場してきました。ニッキーは、劇場版アニメに登場した悪役のキャラです。ガーリックJr.という魔族に仕える3人組の1人で、作中では悟空と対決しました。テレビアニメには登場しないため、ニッキーの存在を知らない人もいるでしょう。本記事では、ドラゴンボールのニッキーとはどのようなキャラか解説します。

『ドラゴンボール』は、週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。作者は鳥山明さんで、連載期間は1984年から1995年です。ドラゴンボールはテレビアニメやゲーム、映画など、さまざまな形でメディアミックスされています。テレビアニメは原作が終わっても制作が続き、2024年の秋からは『ドラゴンボールDAIMA』の放送が予定されています。

山奥で暮らしていた少年の悟空は、ある日ブルマという女性と出会います。ブルマは、7つ揃えば何でも願い事がかなうという「ドラゴンボール」を探していました。4つ目のドラゴンボールを持っていた悟空は、ブルマとともにドラゴンボールを探す旅に出ます。ドラゴンボールを狙うさまざまな敵と戦うことで、悟空は誰にも負けない強さを身に着けていくのでした。

ドラゴンボールのニッキーは、劇場版『ドラゴンボールZ』に登場したオリジナルキャラです。ガーリックJr.の部下の一人で、オカマ口調で話します。皮膚が緑色の魔族ですが、ガーリック一味の中では最も人間に近い見た目をしています。後にテレビアニメ版のドラゴンボールZの「魔凶星編」で、ガーリックJr.やニッキーたちは魔凶星の出身であることが明らかになりました。作中では拐ってきた悟飯の子守をさせられ、悟飯に散々振り回されました。

ドラゴンボールの世界では、戦士の強さを「戦闘力」という数値で表します。作中で悟空と激闘を繰り広げたニッキーは、どの程度の戦闘力の持ち主でしょうか？ここでは、劇場版ドラゴンボールZで活躍したニッキーの戦闘力や強さ、最後について解説します。

劇場版ドラゴンボールZの序盤では、ニッキーはガーリックJr.と仲間たちとともにピッコロを倒しています。ピッコロの強さは悟空も認めていて、ドラゴンボールのキャラの中でもかなり強い部類に入ります。そのピッコロを倒したということは、ガーリック一味はそれなりの強さがあると推察されます。ただ、このときは4対1だっただけでなく、不意打ちでピッコロを襲っています。

そのため、ピッコロを倒したからといって、ニッキーがピッコロより強いとはいえないでしょう。その後、ニッキーは仲間のジンジャーとサンショとともに、悟空を苦しめました。悟空は肉体強化した3人のスピードに苦しめられますが、それでも1人で3人と互角以上の戦いをしています。

また、このときの悟空は、修行用の重りをつけた状態で戦っていました。ニッキーは仲間との3人がかりでも、重りをつけた悟空に一歩劣っています。当時の重りをつけた悟空の戦闘力が300くらいであるとすると、ニッキーの戦闘力は200〜250くらいではないかと推察されます。

その後、サンショがピッコロに倒され、ニッキーとジンジャーは2人で悟空と戦います。そのとき、ニッキーは体内から武器を取り出し、悟空を驚かせました。武器を持ったニッキーはこれまでよりも強くなり、悟空も手を焼きました。ニッキーとジンジャーは戦闘力自体は悟空よりも低いですが、連携を取ることでいつも以上の強さを出せるようです。

ドラゴンボールのニッキーは、最後どうなったのでしょうか？ここでは、ニッキーの最後について詳しく解説します。ニッキーはジンジャーと2人揃って、悟空に斬りかかります。一時は戦いを有利に運んでいたニッキーでしたが、悟空が伸ばした如意棒の攻撃にやられます。

ニッキーとジンジャーの連携が途切れたところで、悟空はすかさずジンジャーへと向かっていきました。そして、ニッキーが復活する前にジンジャーを倒し、2人一緒にかめはめ波で倒されます。ニッキーは如意棒のダメージでろくに反撃もできないまま、最後を迎えました。

劇場版ドラゴンボールZでニッキー役を担当したのは、声優の千葉繁さんです。オカマ口調のニッキーを、千葉繁さんは愛嬌たっぷりに演じました。千葉繁さんは劇場版ドラゴンボールZではニッキー役として出演しましたが、テレビアニメのドラゴンボールZではガーリックJr.役も務めました。他にもピラフやラディッツなど、ドラゴンボールでは多くのキャラを演じています。では、千葉繁さんとはどのような声優か、詳しく見ていきましょう。

千葉繁さんの生年月日は1954年2月4日で、血液型はO型です。本名は「前田正治」で、出身地は熊本県宇土郡不知火町（現在の宇城市）です。中学卒業後に上京して働きながら、役者に興味を持つようになります。そして、劇団フジのオーディションに合格したことで、本格的に役者業に転向しました。その後、声優としても活動するようになり、徐々にアニメへの出演も増えていきました。

千葉繁さんは、1976年に放送された『ドカベン』で声優デビューを果たしました。このときは、野球部員Aや生徒Aなど、さまざまな脇役を担当しています。1981年から放送された『うる星やつら』ではメガネを演じ、これが千葉繁さんを印象づける役となりました。

千葉繁さんはその後、『ハイスクール！奇面組』の一堂零、『幽☆遊☆白書』の桑原和真、『名探偵コナン』のラム（脇田兼則）、『ONE PIECE』のバギーなどを演じています。近年では『呪術廻戦』の漏瑚、『アオとキイ』のイロトリドリ、『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』のうんこの神などを担当しました。

ドラゴンボールのニッキーには、「いいヤツに見える」という感想が寄せられています。ニッキーは悟飯の子守を任された際、何だかんだと悟飯の面倒を見ています。また、悟飯が子供が食べると酔っ払う果実を食べようとしたときは、あわてて止めようとしました。このシーンを見て、ニッキーがいいヤツだと感じた人が多いようです。

ドラゴンボールに登場したオカマキャラといえば、ブルー将軍の名前を上げる人が多いです。ブルー将軍はテレビアニメに登場したキャラで、多くの活躍シーンがありました。そのため、ニッキーよりも知名度が高く、ドラゴンボールのオカマキャラとして思い浮かべる人が大勢います。しかし、劇場版も観ているファンからは、ドラゴンボールのオカマキャラとしてニッキーの存在を強調する声が上がっていました。

ガーリックJr.の手下の3人衆は、それぞれ独特の掛け声で肉体を強化することができます。ニッキーが肉体強化するときの掛け声は、「ノドアメー！」です。おそらく、ニッキーの名前の由来となった肉桂とかけているのでしょう。この掛け声が面白いと評判で、思わず笑ってしまった人も多いようです。

ニッキーは劇場版アニメに少し登場しただけの悪役ですが、ファンからは人気が高いキャラです。ガーリックJr.はテレビアニメに再登場し、そのときは「魔族四天王」という違う部下が登場しました。この魔族四天王よりも、ニッキーを含めた劇場版アニメの3人衆のほうが好きだという声が見られます。

ドラゴンボールのニッキーの戦闘力や最後のシーン、アニメの声優について解説しました。ニッキーは戦闘力はそれほど高くありませんが、仲間と連携を取って悟空を苦しめました。最後は悟空のかめはめ波によって消滅したため、今後登場することはないでしょう。ニッキーの活躍を確認したい人は、ぜひ劇場版ドラゴンボールZを視聴してみてください。