ミラベルと魔法だらけの家はかわいそうでひどい？理由や家族環境を調査

魔法を持たない普通の主人公が魔法使いである家族のピンチに立ち向かう姿を描いた、ミラベルと魔法だらけの家。ファンタジー感あふれる世界観や音楽で人々を魅了した一方、ミラベルがかわいそう、おばあちゃんの態度がひどいとの声も見られます。以下では、ミラベルと魔法だらけの家がかわいそう・ひどいと言われる理由を調査しました。その他、賛否両論が飛び交ったミラベルと魔法だらけの家に関する感想・評価もまとめました。

2021年に公開された、ディズニーの長編アニメーション・ミラベルと魔法だらけの家。監督は「ズートピア」で知られるハワードとジャレッド・ブッシュが務めました。2022年には、アカデミー賞長編アニメーション賞に選ばれるなど、大ヒットを記録しました。

南米コロンビアの山奥に暮らすマドリガル一家は、魔法のギフトを持つ不思議な家族でした。子供たちは5歳になるとギフトを与えられ、それらを町の人々のために使っていました。一方、マドリガル家に生まれた少女・ミラベルだけは魔法が使えません。しかし、自分なりに人々の役に立とうと明るく振舞うミラベル。ある日、マドリガル一家の魔力が消える現象が起き始め、家族の危機を救おうとミラベルが動き出します。

日本でも人気の高いディズニー作品でありながら、ファンの間で賛否両論が巻き起こったミラベルと魔法だらけの家。その理由は、主人公・ミラベルの設定や家族関係にありました。1人だけ魔法のギフトを貰えなかったミラベル。さらに家族からも劣等生のように扱われ、見る人にとっては辛いと感じるでしょう。以下では、ミラベルと魔法だらけの家はかわいそうと言われる理由を考察しました。

マドリガル家の家族は、それぞれ魔法のギフトが授けられ、エンカントの人々のために使用していました。しかし、ミラベルだけは魔法が使えません。魔法が使えて当たり前の風潮にあるマドリガル家にて、ギフトを授けられなかったミラベル。家族や親戚からは劣等生のように扱われ、悩みや葛藤を抱えます。なぜ、ミラベルだけ魔法が使えないのか、主人公の不遇な設定がかわいそうと言われています。

魔法が使えないだけで一族から冷たく扱われることは、ミラベルだけでなく見ている側も辛いと感じてしまうでしょう。また、ミラベルが魔法を使えない理由も分かりにくかった点も、ミラベルがかわいそうと思えてしまう理由にあげられています。

魔法が使えないとの理由から、一族から辛く当たられているミラベル。おばあちゃんことアルマは、ミラベルに対して特に厳しく当たっており、ひどいと感じられるでしょう。マドリガル家の長であり、一族の魔法を地域のために役立てたいと考えるおばあちゃん。その気持ちは素晴らしいものですが、世間体を気にするあまり、ギフトを貰えなかった孫への態度は厳しいものでした。

また、おばあちゃんのミラベルへの厳しい態度には、ある懸念がありました。それは、ミラベルがマドリガル家カシータを崩壊に導く存在になると、恐れていたためでした。カシータの崩壊は、そこに住む一族を巻き込む大惨事が予想されます。家族を大切に想うゆえに、最悪の事態は避けたいおばあちゃん。起きるかどうかも分からない不安や家族を守るという義務感が、ミラベルへの接し方に現れてしまったでしょう。

主人公・ミラベルが置かれた環境などから、ひどい・かわいそうとの感想が多く寄せられた、ミラベルと魔法だらけの家。しかし、本作品がひどいと言われる理由はミラベルだけでなく、彼女のおじさん・ブルーノが見た未来もあげられています。ブルーノのギフトは未来予知であり、ろうそくの火が消え、カシータの崩壊という最悪が未来が見えました。

マドリガル家の魔力が弱まるだけでなく、魔法の家も失うことを意味し、見る側を不安にさせるような内容でしょう。実際、ブルーノの未来予知は少しずつ現実を帯びていき、マドリガル家を襲った恐怖や不安に対してひどい・かわいそうとも言われています。

主人公がかわいそうとの声が多く見られる一方で、ひどいとの意見も寄せられたミラベルと魔法だらけの家。子供でも分かりやすいストーリー構成が評価されるも、考察しがいのある展開を求める大人には少し物足りなさを感じたでしょう。以下では、ミラベルと魔法だらけの家がひどいと言われる理由について考察しました。

ディズニー作品といえば、子供はもちろん、大人もワクワク・ドキドキする魅力的な世界観やストーリーが見どころです。しかし、ミラベルと魔法だらけの家について、一部ではストーリーの盛り上がりに欠けるとの声も見られます。また、大人の視聴者であればストーリーをある程度予想することができ、サプライス要素が少ないと感じられたでしょう。

一方、ストーリーに関して、マドリガル家の魔力が弱まった理由など、重要な要素を深堀していない点もあげられます。曖昧なまま次の展開に進むためモヤモヤが残る、ストーリーが分かりにくいとも指摘されています。

ミュージカル作品において、音楽は登場人物・キャラの心境を表現するためのツールであり、ディズニー作品には欠かせない要素となっています。また、映画から数多くの名曲が誕生しており、心地よく口ずさみやすいメロディーが魅力でしょう。ミュージカルアニメ映画として制作されたミラベルと魔法だらけの家でも、多くの楽曲が披露されました。

舞台がコロンビアから南米ならではのリズムやラテン系のノリも取り入れられ、新たなディズニー音楽がファンを魅了しました。しかし、映画を見たファンからは思い出せる曲がないとの感想が見られます。視聴者の印象に残るような曲のなさも、ひどいと言われる理由につながったでしょう。

ミラベルと魔法だらけの家がつまらない・ひどいと言われる理由の1つに、主人公・ミラベルのキャラの薄さも指摘されています。ディズニー作品の主人公は、際立った個性があり、それぞれが魅力にあふれています。また、感情移入や共感できるキャラクター性も、ファンを引き付けているでしょう。一方、ミラベルの場合は、過去作の主人公と比べて魅力が足りないとも評されています。

魔法が使えないことを理由に、マドリガル家で冷たく扱われていたミラベル。しかし、彼女だけが魔法を使えないのか、その理由は最後まで明かされませんでした。このように、キャラ設定において曖昧な部分があると、魅力が薄く感じてしまうでしょう。また、成長が感じにくい・役目が分かりにくいとの意見も見られます。ミラベルのキャラをもう少し深堀りすれば、より魅力的なキャラクターとなったでしょう。

以下では、ミラベルと魔法だらけの家の謎である、ミラベルだけがギフトを貰えなかった理由についてまとめました。その他、ミラベルが受け取ったとされるギフトの正体についても考察しました。

ミラベルが魔法のギフトをもらえなかった理由の1つ目として、魔法の家カシータの後継者説が考えられています。作中でのカシータの後継者はアルマおばあちゃんであり、彼女も魔法のギフトを貰えなかった1人でした。未来予知でカシータの崩壊を知り、最悪の事態を阻止しようと奔走したマドリガル家の人々。一族にとっては一大事でしたが、カシータの崩壊は後継者の交代を表していたと考察できます。

もし、カシータの意思でミラベルが後継者に選ばれた場合、それこそがミラベルに与えられたギフトだったかもしれません。カシータからのギフトは、家族を守るとと共にギフトを次世代に受け継ぐ重要な役目を与えられるでしょう。

ミラベルと魔法だらけの家で登場したギフトは、魔法のように目に見える能力以外もあると考えられます。その1つが、ミラベルの優しさや精神的な強さです。自分には魔法がないけれど、自分に出来る方法で人々の役に立とうと奮闘するミラベル。一方で、自身の魔法に悩む家族に共感したり、周囲の異変を敏感に察知する能力に長けています。これらは、魔法では発揮できない、ミラベルだけの能力といえます。

さらに、カシータの後継者に選ばれたミラベルには、カシータを守りながらギフトを次世代に伝え、彼女たちの町・エンカントの未来を見守る役目があります。魔法が使えないために、ギフトを貰えなかったと嘆くミラベル。しかし、ギフトとは必ずしも目に見えるものだけではありません。カシータの後継者として相応しい能力こそ、ミラベルが貰ったギフトだったと考えられるでしょう。

以下では、家族を救うため、困難に立ち向かう主人公の奮闘に賞賛の声が上がった、ミラベルと魔法だらけの家の面白い魅力を紹介します。

SNSでは賛否両論が飛び交い、ストーリーに関しても厳しい意見が寄せられたミラベルと魔法だらけの家。しかし、感情移入しやすいとストーリーを評価する声も見られます。不遇な状況にもめげず、自分なりに試行錯誤していくミラベルのたくましさは、前に進む勇気を与えてくれるでしょう。いわゆる普通の女の子であるものの、家族を救うために立ち上がったミラベル。

大切な人を救いたいという優しさや、困難を乗り越えて成長したミラベルの姿は多くの賞賛を呼びました。一方、ミラベルと魔法だらけの家では、姉・イザベルの苦労もクローズアップされています。周囲からの期待に応えようと、優等生を演じてきたイザベル。しかし、内心では本当の自分でいたいという願望がありました。このように感情移入できるキャラの要素が、面白い魅力となっています。

華やかできらびやか映像美で人々を魅了したミラベルと魔法だらけの家。ハイクオリティなシーンの数々は、魔法の家に迷い込んだような感覚を覚えるでしょう。また、魔法の家ならではの演出も多く見られ、大人もワクワクさせます。

以下では、ネット上で賛否両論が巻き起こった、アニメ映画ミラベルと魔法だらけの家に関する感想や評価を紹介します。

かわいそう・ひどい等、厳しい意見が目立ったミラベルと魔法だらけの家ですが、SNSでは作品を高く評価する感想も多く寄せられています。序盤では、マドリガル家での扱いやおばあちゃんとの関係から、ミラベルがかわいそうと感じた方も多いでしょう。しかし、ストーリー後半からはミラベルの力が発揮され、家族のピンチを救うハッピーエンドを迎えました。

マドリガル家はおばあちゃんを筆頭とする大家族であり、登場キャラが多いとキャラ被りが起こりやすいでしょう。しかし、ミラベルと魔法だらけの家ではどのキャラも個性が際立っており、バラエティ豊かな家族で構成されています。主人公のミラベルや姉のイザベルなど、感情移入できるキャラの登場もファンを魅了し、ミラベルと魔法の家が好きとの感想も寄せられています。

ミラベルと魔法だらけの家は印象的な曲がないとも言われますが、劇中歌「ブルーノの歌」は、アメリカのBillboard Hot 100と全英シングルチャートで首位を獲得するなど、大ヒットを記録しました。SNSでも、ストーリーだけでなく音楽も良いとの声も見られます。また、ミラベルと魔法だらけの家といえばブルーノの歌があげられるも、イザベラの曲にも注目が集まり、曲が好きとの感想も寄せられています。

ネット上ではストーリーの盛り上がりのなさや、おばあちゃんのミラベルへの厳しさなどを指摘する意見が多く寄せられ、作品の評価が低いと思わせる投稿が目立つでしょう。しかし、実際にアニメ映画を見た方からは、ネットに書き込まれているようなひどさはなく、面白かったと好意的な感想が寄せられています。視聴者によってかわいそう・ひどいと感じる程度が異なることも、作品の評価を大きく分けているでしょう。

SNSでは、ミラベルの魔法だらけの家について好意的な感想や評価も多く見られる一方、やはり主人公・ミラベルがかわいそうという意見も寄せられています。一族で魔法が使えず、おばあちゃんからも辛く当たられていたミラベル。魔法を持つゆえの苦労も理解できるけれど、やはり、自分だけが魔法を使えないパターンの方がつらいとの声も見られ、ミラベルへの同情がひどいという評価につながったでしょう。

ミラベルと魔法だらけの家がかわいそうでひどいと言われる理由や、感想や評価などをまとめました。ギフトを貰えなかったことを理由に、家族から冷たく扱われていたミラベル。しかし、マドリガル家を襲った最大のピンチがミラベルへの評価を改めるきっかけとなったでしょう。魔法が使えなくても、誰かの役に立てることを証明したミラベル。家族とも和解を果たし、最後はハッピーエンドで締めくくられました。