【推しの子】B小町の名前の意味・由来を考察！元ネタやグループの新旧メンバーは？

漫画「推しの子」に登場するアイドルグループのB小町の元ネタやモデル、名前の由来などについて深堀りする前に、「推しの子」の作品情報を紹介します。「推しの子」は、赤坂アカと横槍メンゴの青年漫画です。

漫画「推しの子」は、週刊ヤングジャンプの2020年21号で連載がスタートし、2023年11月には13巻が発売されるなど、2024年2月現在も人気連載中です。漫画「推しの子」は、「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」の作者である赤坂アカが原案を担当しており、2作品同時週刊連載としても話題を集めました。

漫画「推しの子」は、連載開始から「面白い」と話題を集め、翌年には「全書店員が選んだおすすめコミック2021」で4位・「次にくるマンガ大賞2021」のコミックス部門で1位を獲得しました。今までになかった世界観が人気を獲得し、2023年11月には漫画のシリーズ累計発行部数が1500万部を突破しています。2023年にアニメ「推しの子」が放送され、2024年には第2期の放送も決定している話題作品です。

「推しの子」は、芸能界を舞台にしたサスペンス漫画です。星野アイは、B小町としてアイドル活動をしながら、世間には公表せずに双子を出産し育てていました。しかし、ある日ストーカーに殺害されてしまいます。アイの息子で主人公のアクアは、アイを殺した犯人に殺害されたゴローの生まれ変わりでした。アクアは、母親を殺害した犯人には黒幕がいることに気付き、真犯人に復讐しようと行動します。

アイが所属していたB小町についても、深堀りしていきましょう。B小町（ビーこまち）は、芸能事務所の苺プロダクションに所属しているアイドルグループです。B小町は、中学生のモデルを寄せ集めて結成したグループで、結成当初のメンバーは4人でした。その後、メンバーが増えて7人になり、アクアの母親でアイドルの星野アイが、不動のセンターを務めていました。

B小町が所属していた苺プロダクションは、斉藤壱護が社長を務めていた弱小事務所です。そのため、デビュー当初は、大きなプロモーションをすることが出来ず、無名のアイドルでした。しかし、アイの努力が実を結び、徐々に注目を集め、B小町の東京ドーム公演が決定するほどの人気アイドルになりました。しかし、アイが殺害されたことで東京ドーム公演は中止になり、その数年後にB小町は解散しています。

苺プロダクションは、B小町解散が解散するタイミングで、アイドル事業から手を引いており、長い間アイドルのプロデュースは行っていませんでした。しかし、アイの娘であるルビーが「アイドルになりたい」と切願した結果、育ての親で苺プロダクションの現社長のミヤコがアイドル部門を復活させます。その後、ルビーはB小町という名前のアイドルグループを再び結成しています。

B小町の解散の理由についても、深堀りしていきましょう。B小町が解散した理由は、「不動のセンターだったアイが、ストーカーによって殺害されたため」です。アイはB小町の不動のセンターであり、B小町の人気は、ほぼアイが集めていたといっても過言ではありません。B小町は、デビュー当初は無名のアイドルグループでしたが、アイの天性の才能と、努力が実を結んで注目され始め、人気を獲得していきました。

アイが殺害された後も活動はしていましたが、アイがいなくなったことでメディア露出は激減していきます。B小町としての人気も減少し、アイと仲が良かったメンバーの2人も辞めてしまい、メンバーは4人になりました。4人でB小町として活動を行っていましたが、人気が減少しており、グループ内の雰囲気も良いとはいえず、アイが殺害されてから2年後に、B小町は解散しています。

B小町は推しの子に登場するアイドルグループですが、「なぜ、B小町という名前なのか？」と考察するファンも多く、名前の意味や由来、元ネタ・モデルなどに注目が集まっています。そこで、B小町の名前の意味や由来・名前の元ネタやモデルになったグループなどについても、深堀りしていきましょう。

B小町の名前の由来や元ネタやモデルについては、様々な考察があがっています。その中でも、多くの声が上がっているB小町のモデル・元ネタが、「赤坂小町」です。

「B小町のモデルになったのではないか？」と話題を集めている「赤坂小町（あかさかこまち）」は、ガールズロックバンド「プリンセスプリンセス」が結成した当初のバンド名です。赤坂小町は、1983年にガールズバンドとして活動をスタートしました。しかし、1986年にプリンセスプリンセスという名前に変更し、再デビューを果たしています。

「B小町の名前の由来や、元ネタ・モデルが赤坂小町なのではないか？」と考えられている理由は、「原作者の赤坂アカと赤坂が共通しているため」といった声が多いです。その上で、「赤坂小町の赤坂のイニシャルを取って、A小町になり、A小町が進化して、B小町に変化したのではないか」といった声が多くあがっています。

名前の由来や、元ネタ・モデルの1つとして、「B小町という名前は、B級のアイドルが由来になったのではないか？」といった考察もあがっています。B小町は、弱小芸能事務所の苺プロダクションが、モデルを集めてプロデュースしたアイドルグループでした。そのため、B小町のメンバーは、アイドルとしては素人です。モデルとして活動をしていたので、ビジュアルはかわいいものの、アイドルとしては二流でした。

その上、弱小プロダクションなので、プロモーション費用も少なく、大々的に華々しくデビューしたわけではありませんでした。こういった点から、「B級アイドルという意味のBが、B小町のBには込められているのでは？」・「小町には美しいといった意味もあるので、かわいいけどアイドルとしてはB級のグループといった意味が込められているのでは？」と考察するファンが多いです。

「B小町の名前の元ネタのモデルは赤坂小町だった」といった考察や、「B級アイドルが、B小町の由来だ」といった考察が多い中、「B小町のBは、英語のBeastの意味ではないか？」といった声もあがっています。Beast（ビースト）は、日本語にすると獣や動物といった意味です。

アイドルグループと獣は結びつかないような気もしますが、星野アイは必ず髪にウサギのヘアピンをつけていました。また、旧B小町の他メンバーも、パンダやハムスターなどといった動物モチーフのヘアピンを付けています。そのため、「B小町には、何か動物のコンセプトがあったのではないか？」といった声も上がっており、「BはBeastのBだ」と考えるファンも多いです。

旧B小町は、星野アイが殺害されたことで徐々に人気がなくなり、メンバーが脱退していき、最後には解散しています。解散後、苺プロダクションも、再びアイドルをプロデュースすることはありませんでした。しかし、苺プロダクションは、星野アイの娘・ルビーが「アイドル活動をしたい」と熱望したことで、アイドル部門を再び復活させています。

星野ルビーは、アイドル部門を復活させてもらったことで、早速メンバーを探すことにします。そして、ルビーはアイドルとして活動するためのグループ名を「B小町」と決定したのでした。「ルビーが、なぜ解散したB小町というグループ名を、新たに名付けたのか」についても、深堀りしていきましょう。

ルビーがグループ名をB小町にした理由の1つ目が、「アイの意思を継いだから」です。ルビーは、アイの娘ですが、実は熱狂的な星野アイのファンだった少女・天童寺さりなの生まれ変わり。その上、ルビーは前世のさりなだった頃の記憶は失っていませんでした。さりなは、大好きだったアイの娘として生まれ、身近で大好きだったアイのアイドル活動を見て、心から応援していました。

そうした中、アイは夢だった東京ドーム公演の前に、ストーカーに殺害されてしまいます。さりなは、「アイのようなアイドルになりたい」といった夢を持っていたため、「アイが達成できなかったドーム公演を、自身がアイドルになって成し遂げたい」と考えるように。こういった点から、「ルビーは、アイドルだったアイの思いを受け継ぐために、B小町という名前にした」と考えられています。

ルビーがグループ名をB小町にした理由の2つ目が、「ゴローに気付いてもらいたいから」です。ルビーは、前世のさりなだった時に、退形成性星細胞腫という難病を患って、闘病していました。4歳の頃に余命10年以内と宣告され、病院で長期入院をしていました。母親が見舞いにも来ないさりなに、優しく接していたのが、医師として働いていたゴロー（アクアの前世）です。

さりなは、ゴローに好意を抱いていたため、ルビーに転生した後に、「ゴローの近況を知りたい」と勤務先の病院に連絡しました。しかし、「ゴローは失踪中」という事実を告げられてしまいます。ルビーは、「ゴローに、自分の存在に気付いてほしい」・「再び、ゴローに会いたい」という思いを込めて、ゴローが好きだったB小町という名前を付けたと考える声が多いです。

B小町の名前の由来や、元ネタ・モデルについて深堀りしたところで、B小町のメンバーについてもネタバレしていきましょう。まずは、星野アイが不動のセンターとして活躍していた時の、旧B小町のメンバーをネタバレします。

B小町の旧メンバーの1人目が、星野アイ（ほしのアイ）です。星野アイは、紫がかった黒のロングヘアと、星状のハイライトが入ったピンク色の瞳が特徴的な少女です。B小町の不動のセンターであり、天才的なアイドルの才能を持ち合わせています。

星野アイは、ビジュアルが美しいのはもちろんのこと、観客を魅了するアイドルとしての才能をもちあわせていました。その上、才能を過信することなく、アイドルとしてスキルアップをするために努力を惜しまないキャラクターです。また、双子のアクアとルビーの母親でもあり、16歳の時に、2人を極秘出産しています。

旧B小町のアイ以外のメンバーの詳細は、不明です。B小町は、モデルとして活動していた星野アイ・高峯・ニノ・渡辺の4人で結成しています。その後、メンバーはアイを含めて7人に増えているため、アイ以外に6人のメンバーがいます。しかし、7人になった時点で、初期メンバーが何人残っていたのかなど詳しいことは不明です。

旧B小町のメンバーをネタバレしたところで、新生B小町のメンバーについても紹介していきましょう。新生B小町のメンバーの1人目が、ルビーです。ルビーこと星野ルビーは、高校生になり、母のようなアイドルになるために、新生B小町を結成した張本人です。金のロングヘアで、左目に星状のハイライトが入ったピンクの瞳をしています。

母親のアイに似た美少女であり、アイと同じくアイドルとしての才能を持ち合わせた天真爛漫なキャラクターです。ダンスの才能にも優れていますが、極度の音痴であり、歌が壊滅的に下手といった一面を持ち合わせています。ルビーは前世の記憶を持つ転生者であり、前世は天童寺さりなという12歳で亡くなった少女。B小町のメンバーカラーは赤で、少し抜けていてグループの妹のような存在です。

新生B小町のメンバーの2人目が、有馬かな（ありまかな）です。有馬かなは、ぱっつん前髪の赤のボブヘアで、赤い瞳が特徴的な女子高生です。子役として芸能界デビューし、子役時代に星野アイと共演した経験があります。「10秒で泣ける天才子役」と人気を獲得していましたが、子役としての旬が過ぎるとオファーが少なくなり、細々と女優活動を続けていました。

有馬かなは、高校でルビーと出会ったことがきっかけで、苺プロダクションに所属し、女優だけでなく、B小町のメンバーとしてアイドル活動もスタートさせました。有馬かなは毒舌ですが、とても真面目な努力家で、ダンス未経験ながらもダンスの才能を開花させています。

過去に歌手活動をしていたこともあり、歌唱力も高く、B小町のセンターポジションを担当しています。メンバーカラーは白で、B小町のメンバーの中で一番の常識人のため、ツッコミ担当兼リーダーのような役割を果たしているメンバーです。

新生B小町のメンバーの3人目が、MEMちょ（めむちょ）です。MEMちょは、金のボブヘアで、八重歯が特徴的な18歳の女子高生です。実際は、25歳の女性で、7歳サバを読んでいます。幼少期から旧B小町が大好きなアイ推しのアイドルオタクで、「アイドルになりたい」と思っていました。そのため、アイドルになるためにオーディションを何度も受けていましたが、金銭面からアイドルになるという夢を諦めています。

MEMちょは、持ち前の判断力と冷静さ、行動力を活かして、YouTuber兼インフルエンサーとして活動するように。MEMちょは、徐々に人気を獲得し、今では有名なYouTuberです。アクアに、「B小町として活動しないか？」と勧誘されたことがきっかけで、アイドル活動をスタートさせました。歌唱力はありませんが、インフルエンサーとしてB小町の宣伝担当を努めているメンバーカラーが黄色のキャラクターです。

B小町は、アイドルグループのため、ステージでダンスをしながら歌うといったシーンが作中では多く登場します。アニメ化された「推しの子」は、実際にB小町のメンバーが歌唱しているシーンも登場しており、楽曲もB小町の魅力の1つとして支持されています。そこで、B小町が歌う曲についても、深堀りしていきましょう。

B小町の楽曲「サインはB」は、アイが出産後に復帰し、テレビで初披露した楽曲です。「サインはB」は、B小町の代表的な曲で「ダンスがかわいい」・「歌詞が好き」といった感想が上がっています。

楽曲詳細情報

• 楽曲名：サインはB
• 作詞・作曲：大石昌良
• 編曲：やしきん

B小町の楽曲「STAR☆T☆RAIN（スターティーレイン）」は、アニメ「推しの子」の第1話で、アイが歌っていた楽曲です。その上、ルビーたちの新生B小町は、アニメの最終話のライブシーンで、「STAR☆T☆RAIN」を歌っています。「アイドルらしい楽曲」・「踊りたくなる楽曲」といった声が多く人気を集めているB小町の楽曲です。

楽曲詳細情報

• 楽曲名：STAR☆T☆RAIN
• 作詞・作曲：小野寺祐輔
• 編曲：脇眞富

B小町の楽曲「HEART's♡KISS」は、アニメ「推しの子」で、アイとルビーが一緒にダンスをしていた時に、流れていた楽曲です。「歌詞がとてもアイドルらしくて、踊っているアイがかわいい」・「ダンスを真似したくなる楽曲」といった声が多く上がっています。

楽曲詳細情報

• 楽曲名：HEART's♡KISS
• 作詞・作曲：設楽哲也
• 編曲：設楽哲也

B小町の元ネタやモデル、名前の由来などをネタバレしたところで、B小町の今後についても考察していきましょう。まずは、「有馬かなの卒業」です。有馬かなは、新生B小町結成当初から、「有馬かなは、加入してもすぐにB小町を卒業しそう」といった声が多く上がっていました。

そうした中、原作漫画「推しの子」の第117話で、有馬かなが公式SNSで、B小町を卒業すると発表したシーンが描かれました。有馬かなは、B小町を卒業して女優として本格的に活動すると発表しています。そのため、「有馬かなが卒業したら、B小町はどうなるの？」と不安の声が多くあがっています。

有馬かながB小町の卒業を発表したため、「今後、B小町には新メンバーが加入するのでは」といった考察も上がっています。旧B小町は、結成当初は4人でしたが、新たなメンバーが加入し、7人で活動をしていました。そのため、有馬かなが卒業後には、過去のように新たなメンバーが加入するといった声が多く、「今後新キャラクターが登場するのでは」と期待する声が多く上がっています。

「推しの子」のB小町は、「星野アイは好きだけど、B小町としては新生B小町が好き」といった声や、「新生B小町がかわいい」といった声が多くあがっています。また、「アニメのB小町のフォーメーションが、本物のアイドルみたい」といった声や、「B小町を本物のアイドルとして見てしまう」といった声が上がっており人気を獲得しています。

「推しの子」のB小町は、かわいいと人気を集めており、「旧B小町も、新生B小町も好き」といった声がいです。その上で、2つのグループの違いを見つけるファンも多く、「旧B小町と新生B小町はダンスが違う」・「旧B小町と新生B小町でダンスを変える細かい設定が好き」といった声も上がっています。

「推しの子」のB小町は、旧B小町も人気を集めていますが、「新生B小町のメンバーが好き」といった声や、「新生B小町には、頑張ってほしい」といった声が多いです。そのため、有馬かなが卒業を発表すると、「有馬かながいなくなったら、B小町はどうなってしまうの？」と不安がる声も。「有馬かなにはずっといてほしかった」といった声も多く、今後の動向に注目が集まっています。

「推しの子」のB小町は、星野アイが不動のセンターを務めていたアイドルグループであり、解散後に再び娘のルビーが復活させています。B小町の名前の由来や、元ネタ、B小町の新旧メンバーなどを見て気になった方は、一度「推しの子」を見てみてはいかがでしょうか？