2024年02月19日公開
2024年02月19日更新
セシルの女王は史実に基づいた歴史漫画?あらすじと登場人物を解説
セシルの女王は史実に基づいて描かれている歴史漫画です。セシルの女王の舞台は16世紀のイングランドで、物語はヘンリー8世が統治する時代から始まります。セシルの女王の主要な登場人物はほとんど史実に実在した人物で、主人公のウィリアム・セシルは、史実ではイングランドの女王、エリザベス1世に仕えた重臣でした。ここでは、セシルの女王の1巻から5巻までのあらすじをネタバレで紹介し、主な登場人物について解説していきます。
セシルの女王は史実に基づいた歴史漫画?
セシルの女王の概要
『セシルの女王』おもしろい。
— にじじ (@bismuth244) November 7, 2023
16世紀のイギリス王室での勢力争いを中心にしたお話。
ちょうど世の中はそれまで当たり前だった、カトリックをベースにした価値観や社会が変化しはじめたタイミング。
そのうねりに登場人物たちの感情や立場、人間関係、権謀術数が絡まってどんどん先が読みたくなる。 pic.twitter.com/P5P99YMrqf
16世紀のイングランドを舞台にした漫画、セシルの女王はビッグコミックオリジナルにて連載されており、コミックは第5巻が発売中です。最新第6巻の発売は2024年3月29日に予定されています。漫画セシルの女王は、当時のイングランドの歴史が分かりやすく描かれていると注目されており、また、「ベルサイユのバラ」などを描いた漫画家、池田理代子も推薦する本格派の歴史漫画です。
セシルの女王の作者
昨日発売の『あさひなぐ』最終34巻!
— ヤマウチナオコ|漫画編集者 (@Na0oCo) October 1, 2020
帰宅時に書店でゲットして、夜中にこざきさんのあとがきから読んで泣いて、漫画を読んで「なんでこーなってるの?」に驚いて(ぜひ皆様も驚いてください!)ラストの読者の方々のメッセージでまた泣いた。
想いがこもりまくった単行本、すごく元気が出ますよ!😂 pic.twitter.com/BrrRgsiAt7
漫画セシルの女王の作者、こざき亜衣は漫画家兼イラストレーターで、ビッグコミックスピリッツにて連載された漫画「あさひなぐ」の作者です。「あさひなぐ」は薙刀に打ち込む女子高生を描いたスポーツ漫画で、西野七瀬主演により実写映画化され、齋藤飛鳥主演により舞台化された人気作品です。
セシルの女王の作者、こざき亜衣のプロフィールについてみていくと、誕生日は1982年2月22日、千葉県出身、兄は漫画家、イラストレーターのコザキユースケです。こざき亜衣は多摩美術大学映像演劇学科を中退し、漫画家、イラストレーターとなりました。作品は他にも「さよならジル様」「超秘密戦隊ムシャレンジャー」、ハウツー本「美少年の描き方」などがあります。
セシルの女王は史実の歴史に基づいている?
セシルの女王は16世紀のイングランドが舞台です。この物語は、当時の史実の歴史に基づいて描かれているということで、登場人物はほとんど歴史上の人物です。セシルの女王の主人公ウィリアム・セシルは、ジェントリ(地方を治める地主)の家柄に生まれ、後に政治家となります。史実でもイングランドの女王エリザベス1世の重臣として長年、女王の治世を支えました。
エリザベス1世で検索してみました🔍
— シンスのエル🤖⚡Fallout76☢ (@Synth_FO76) February 14, 2024
女性がつけててもOKですね😌✨
ありがとうございます🙌 pic.twitter.com/vIJ2dbHb2m
セシルの女王の物語中でもウィリアム・セシルは、アン・ブーリンが産んだエリザベス(後にエリザベス1世として即位)を、イングランドの女王にすると誓います。ヘンリー8世は史実でも最初の王妃キャサリン・オブ・アラゴンとの結婚を無効化し、アン・ブーリンと結婚しています。その後も何度も離婚と結婚を行い、計6人の王妃を迎えました。セシルの女王の物語中でも史実と同じように描かれています。
他にも、歴史上の人物で、ヘンリー8世に仕えたイングランドの重臣トマス・クロムウェル、ノーフォーク公、また、聖職者のジョン・フィッシャーなどが登場しています。このように、セシルの女王は、歴史上の人物たちの生涯が史実に基づいて描かれており、壮大な歴史物語として注目を集めています。
セシルの女王のあらすじネタバレ
1巻あらすじネタバレ
【3話】
— kaetanuki (@kae_066_) January 22, 2024
肖像画まんまな人きたーー!!にしても作者様の賢さが伺える脚本。パッとクロムウェルの賢明さが見えてくる。それで持ってアンブーリンの発言。獣の相手をする女人からの痛い言葉。あとチェスはエモすぎ。 #セシルの女王 pic.twitter.com/L9vrWE97uY
16世紀、イングランドのリンカンシャーのジェントリ(地方を治める地主)の家に生まれたウィリアム・セシルは王宮で働き、出世したいと思っている少年です。セシルが12歳になると、衣装担当宮内官を務める父が、王宮に連れて行ってくれました。憧れの王宮で国王ヘンリー8世に拝謁することができたセシルですが、王妃アン・ブーリンの懐妊の祝いを述べようとして、前の王妃キャサリンの名前と間違えてしまいます。
大きな失敗を犯してしまったセシルは、ヘンリー8世に首を掴まれ、絞められそうになります。父がかばってくれたおかげで命拾いはしましたが、セシルは王宮の怖さを実感します。王宮の恐ろしさに落ち込んでいたセシルは、偶然、アン王妃と話すことができ、気に入られます。セシルもアン王妃に心酔するようになっていきます。
2巻あらすじネタバレ
セシルの女王(2)
— 安芸くん() (@kosaremtsukimeg) July 30, 2022
結構サクサク進むのにすごく読みごたえあった!
決して嫌味じゃなく、作画にメリハリがあっていい。
高校の世界史でせいぜい15分くらいの内容をウィリアム ・セシルにスポットを当てて本当に面白く表現してる。
結末知っててもそこまでをどう辿らせてくのか楽しみ。おすすめ! pic.twitter.com/bWPMQuLgft
王妃アン・ブーリンが王女エリザベス(後のエリザベス1世)を出産し、ヘンリー8世は激怒します。ヘンリー8世がローマ・カトリック教会に背いてまで前王妃キャサリンと離婚したのは、アンが王子を産むと主張したからです。苦悩するアンの姿を見たウィリアムは、王女をこの国の女王にしてみせますと誓います。しばらくして、セシルは王宮を去り、ケンブリッジ大学に入学し、そこでさまざまな人々と関わり、見聞を広めます。
3巻あらすじネタバレ
陰謀と政略と殺される登場人物の量では『鎌倉殿』に引けを取らない『セシルの女王』、外国の歴史物で敷居が高く思われがちだけど、読み始めたらやめられないほど吸引力があるんですよ。それは『鎌倉殿』と同じで、史実も強烈だけどそこに生きていた人間たちの希望と欲望の描き方に血が通っているから。 pic.twitter.com/ieMdr3VZ1Q
— CDB@初書籍発売中! (@C4Dbeginner) January 1, 2023
ケンブリッジ大学の総長でカトリックの聖職者のジョン・フィッシャーが、ヘンリー8世に対する不敬罪で捕まります。セシルやクロムウェルが、王を支持すれば釈放されると説得しますが応じず、フィッシャーは処刑されました。王宮ではアン王妃が再び懐妊しますが、王子を死産し、さらに、アン王妃が不貞の罪を犯したということで、ロンドン塔に収監されました。牢獄で死を覚悟したアン王妃はセシルに手紙を送ります。
4巻あらすじネタバレ
「セシルの女王」4巻だん。たまたま手に取った本だけど、ここ最近で1番面白いと思う漫画である(決して愉快ばかりのまんがではないけど)(創作もあるかもだけど、わいがまさかアン・ブーリンに肩入れするとはね) pic.twitter.com/JSNn8fBvdF
— いっぴー (@ippyiwa) June 1, 2023
セシルは手紙を読んでロンドン塔へ急ぎますが、到着したときには処刑が終わっていました。セシルは、一人ぼっちになったエリザベスにアン王妃が遺したネックレスを渡し、私がお側にいますと約束します。王宮ではジェーン・シーモアが新たな王妃となり、エドワード王子を出産し、その直後に死亡します。数年後、セシルは6歳のエリザベスにアンのことを語り、「あなたはこの国の女王になるお方です」と言います。
5巻あらすじネタバレ
#セシルの女王の好きなとこ
— にった (@sana_research) December 25, 2023
「エリザベスを女王にする」という、エリザベスの意思を確認せずに結んだアンとの約束を実現しようとすると、それはエリザベスにとってどういうことになるのか、がウィリアムにも読者にも突きつけられる。エリザベスが女王になるということは、現時点では、→ pic.twitter.com/O1Kt2rdcvW
王女から庶子の身分に落とされたエリザベスは、ハットフィールドの城で育ち、運命の人となるロバート・ダドリーと出会います。王宮ではヘンリー8世は4人目の王妃アン・オブ・クレーフェと離婚し、キャサリン・ハワードと結婚します。ヘンリー8世の重臣で、セシルが尊敬する政治家トマス・クロムウェルが罪を着せられ処刑されました。クロムウェルと最後に会ったセシルは政治家になることを決意します。
セシルの女王の登場人物一覧
登場人物①ウィリアム・セシル
面白そうな漫画を見つけました🧐
— 田島頭やまびこ (@hidetugu12) November 20, 2021
主人公は、イングランドの国王秘書官ウィリアム・セシルって人らしいです。
たまたま、雑誌で3話を読んだのですが、ヘンリー8世の時代のイングランドの話をしてました😊
漫画で人物のイメージが少しでも作れれば、名前覚えるの容易になるかも
#セシルの女王 pic.twitter.com/UuDZoTEFy5
セシルの女王の主人公ウィリアム・セシルは、イングランドのリンカンシャー、スタンフォードのジェントリ(地方を治める地主)の家に生まれ、将来は王宮で出世する夢を持つ少年です。12歳になった時、王宮でヘンリー8世と対面し、恐ろしい体験をしますが、王妃アン・ブーリンとは親しくなります。アン王妃が産んだエリザベスを女王にするために、政治家となって支え続けていきます。
登場人物②リチャード・セシル
こざき亜衣『セシルの女王』第1話 (5/13) pic.twitter.com/JF1mXKxR9a
— ビッグコミックオリジナル編集部 (@bigc_original) October 20, 2021
セシルの女王のリチャード・セシルは、ウィリアム・セシルの父です。王宮で衣装担当宮内官として働いています。ウィリアムが王妃アン・ブーリンに心酔していることに危機感を抱きます。また、ウィリアムをケンブリッジ大学に入学させ、監視役としてラルフも入学させます。
登場人物③アン・ブーリン
#セシルの女王の好きなとこ
— チャンコ (@nuts_goat) November 17, 2023
24話。
死の間際、愛する娘の人生をウィリアムに託したアン・ブーリン。
彼を信じた母の目に狂いは無かったね🥲 pic.twitter.com/SbFoO5tG8t
セシルの女王のアン・ブーリンは貧しい貴族の生まれで、ヘンリー8世の2人目の王妃となります。王子を産むという固い決意のもと、王妃になりますが、王女(エリザベス)を出産します。その後、ふたたび懐妊しますが王子を死産し、苦しい立場に立たされていきます。ウィリアム・セシルを気に入り、エリザベスの行く末を託します。
登場人物④ヘンリー8世
セシルの女王
— くろにゃんこ (@mukumuku555) January 22, 2024
肖像画そのまんまの人①
ヘンリー8世 pic.twitter.com/cFjqB8Mh0p
セシルの女王のヘンリー8世は、イングランドを統治するテューダー朝第2代目の王です。権力を盤石にするために、後継者として王子を求めており、ローマ・カトリック教会に逆らって最初の王妃キャサリンとの婚姻を無効にし、アン・ブーリンと結婚します。その後も離婚と結婚を繰り返し、生涯で6人の王妃を迎えました。無慈悲で冷徹、短気な性格です。
登場人物⑤エリザベス
『セシルの女王』5巻。
— 出島大輔 (@majide_isudake) November 7, 2023
誰からも愛されないヘンリー8世。
そしてそんな王を利用する人々と、利用しながら振り回されていく女性たち。
こんな残酷な時代にエリザベスは生き残る事ができるのか、読んでて不安でならない。
でもそこが面白くてのめり込めるんだよね。オススメ。#今日読んだ漫画 pic.twitter.com/hcOEQlbWbx
セシルの女王のエリザベスは、ヘンリー8世とアン・ブーリンの娘で、後にエリザベス1世としてイングランドに君臨することになります。幼いころに母を亡くし、ウィリアム・セシルに見守られながら成長します。
セシルの女王に関する感想や評価
こざき亜衣先生の新作『セシルの女王』1巻読んだ。
— kobany (@kobanyFD3S) March 30, 2022
なんじゃこれは・・・面白すぎる・・・
近世イングランドの王室が舞台で、そこで繰り広げられる王族と貴族の権謀術数が邪悪にして絢爛。秀麗にして醜悪。混沌極まる権力の頂で生きるセシルが眩しい・・・史実を知らないうちに早く続きを・・・!
セシルの女王の1巻の感想です。16世紀、イングランドの王室では、王族と貴族の様々な陰謀が渦巻いており、その中で権力の頂点で生きる主人公のウィリアム・セシルがまぶしいという感想です。
夜中に読了『セシルの女王』①
— 黒丸 【東サラ】④巻発売中🥗【クロサギ再起動】発売中🐈⬛ (@kuromaru_) March 30, 2022
売れなきゃ世の中おかしいだろって漫画、あるよね…
すごい演出力と描写力、ドラマチックすぎる。遠い国の遠い時代の話とは思えないほど迫ってくる。キレッキレですよ。
作者(@kozaki_ai)が「やりきった~!」って言えるとこまで描いてほしい。描かせてくれろ…🙏
セシルの女王は演出と描写が共にすごく、ドラマチックだということと、16世紀のイングランドという遠い時代、遠い国の物語とは思えないほど、迫りくるものがあるという感想です。そして、作者のこざき亜衣さんには、やりきったと言えるところまで描いて欲しいということです。
『セシルの女王』第23話!
— あましょく。 (@dadadanboru) November 21, 2022
一話一話の内容がめちゃくちゃ濃くて、インパクトがすごい…!途中、目見開いて息止まったよ、、読み終わったあと誰かと語り合いたくなる。ほんまにお世辞抜きでめっちゃくちゃ面白い!単行本派の方にも早く読んでほしい~~!!
セシルの女王は一話一話の内容の濃さと、インパクトのすごさで息が止まるほどだという感想です。そして、読後に誰かと語り合いたい気持ちになるということです。
セシルの女王の史実まとめ
人間の業全部盛りでばちくそ盛り上がる4巻発売を控えたセシルの女王、次にくるマンガ大賞のエントリーによろしければお力添えお願いいたします!https://t.co/tPFxWgHdvk#次にくるマンガ大賞 #セシルの女王 pic.twitter.com/Re7lApEcng
— こざき亜衣 (@kozaki_ai) May 11, 2023
セシルの女王は16世紀のイングランドが舞台で、物語は史実の歴史に基づいて描かれています。主人公のウィリアム・セシルは史実ではエリザベス1世を長年にわたって支え続けた重臣でした。物語でもウィリアム・セシルは幼いエリザベスを見守り、将来、女王にするという誓いを立てています。
このように、主人公のウィリアム・セシルをはじめとする登場人物の生涯が、史実に基づいて描かれていきます。セシルの女王は本格的な歴史物語として内容が濃い、面白い、誰かと語り合いたくなるなど、様々な感想も寄せられており、注目の人気作品となっています。ここまで、セシルの女王の史実とネタバレあらすじの紹介でした。