2024年02月14日公開
2024年02月14日更新
【セシルの女王】ネタバレあらすじと感想・評価!登場人物やモデルになった史実は?
「セシルの女王」のネタバレあらすじと物語の感想や評価を紹介します。セシルの女王は16世紀のイングランドに実在した人物、ウィリアム・セシルを主人公にした物語です。ここでは、セシルの女王の1巻から5巻までのあらすじをネタバレで紹介し、主な登場人物についても紹介します。また、セシルの女王は史実に基づいた物語となっており、史実についてもみてきます。さらに、セシルの女王についての感想や評価を紹介します。
目次
セシルの女王とは?
セシルの女王の概要
連載第一話の扉デザイン pic.twitter.com/gplEywPScF
— セシルの女王 公式 (@cecilsqueen) December 23, 2023
セシルの女王はこざき亜衣による漫画で、2021年よりビッグコミックオリジナルにて連載中です。コミックは5巻まで発売中で、2024年3月29日には第6巻が発売予定です。セシルの女王の舞台は16世紀、ヘンリー8世が統治するイングランドで、主人公はエリザベス1世の重臣として実在したウィリアム・セシルです。当時の史実を描いた作品で、「ベルサイユのバラ」などの作者池田理代子が推薦する、壮大な本格歴史物語です。
セシルの女王の作者
あさひなぐ34巻(最終巻)見た!!漫画見てて泣いたのあさひなぐが初めてだったし、薙刀なんて見たことないけど、青春しててなんか共感出来るとこが多い作品だったな!!
— はむむ🍋 (@q840829ta) November 11, 2020
やっぱり宮路真春かっけぇし、宮路真春しか勝たん!! pic.twitter.com/5iEQKZ3lUq
セシルの女王の作者は、漫画家兼イラストレーターのこざき亜衣です。こざき亜衣は1982年2月22日生まれ、出身地は千葉県で、多摩美術大学映像演劇学科を中退した後、2002年から漫画家やイラストレーターとしての活動を始めました。こざき亜衣のこれまでの代表作は薙刀を題材にした漫画「あさひなぐ」です。
「あさひなぐ」は2011年から2020年にかけて、小学館のビッグコミックスピリッツにて連載されました。2020年9月にはシリーズの累計発行部数390万部を超えています。また「あさひなぐ」は2015年には「小学館漫画賞一般向け部門」を獲得し、2017年には実写映画化や舞台化などもされた人気作品です。
セシルの女王の1巻~3巻あらすじネタバレ
1巻あらすじネタバレ
『セシルの女王』1巻。
— 出島大輔 (@majide_isudake) April 5, 2022
宮廷のドロドロとした環境の中、純粋な主人公が”王”を守るために奮闘する話。かなり面白かった。
これからどう奮闘していくのか非常に楽しみ。#今日読んだ漫画 pic.twitter.com/czAeAutd1f
セシルの女王、1巻のあらすじをネタバレで紹介します。1533年、テューダー朝第2代王ヘンリー8世が治めるイングランドでは、ジェントリと呼ぶ地主たちが国内の各地方を治めています。そのジェントリの家柄に生まれたのが、主人公のウィリアム・セシルです。セシルは手品が特技で、明朗快活な少年です。セシルは日頃から王宮の仕事に憧れており、将来、手柄を立てて出世したいと思っています。
セシルが12歳になると、王宮で衣装担当宮内官という仕事をしている父リチャードが、セシルを王宮に連れていこうと思い立ちます。父に連れられて王宮へやって来たセシルは、ヘンリー8世への拝謁に挑みます。そして、懐妊している王妃への祝いの言葉を述べたのですが、王妃の名前を間違えてしまいます。ヘンリー8世の王妃は最近までキャサリンでしたが、今はアン・ブーリンという貧しい貴族出身の娘です。
#セシルの女王の好きなとこ
— にった (@sana_research) December 4, 2023
こっちは短髪のエリザベス。長髪もどっちも好き。服装的にアルマダ辺りでしょうか。どうかここまで、ティルベリー演説まで見たいです。よろしくお願いします。完結してから単行本買おうと思っているあなた、あなたが買うことでアルマダまでつながります。買いましょう。 pic.twitter.com/xk7ckNwWGC
大きな失敗をしてしまったセシルにヘンリー8世は、セシルの首を掴みながら「この子、殺してもいいかな?」と言います。セシルは初対面でヘンリー8世の冷酷で無慈悲な姿を体感することになり、子どものころから憧れ、思い描いていた王宮での暮らしと、現実との差に落胆します。そのような中で、セシルは王妃アン・ブーリンと偶然出会い、話すことになりました。
王妃アン・ブーリンは、セシルが王宮での生活に失望していることを知り、王宮では寛容な心や優しい心には裏があること、常に誰かに見張られていると考えることなどを教えます。そして、セシルが大人になって仕えるのは、私(アン)の子だと慰めるのでした。これが、セシルとアン・ブーリンとの運命的な出会いで、このアン・ブーリンの言葉は、将来、セシルにとって現実となります。
2巻あらすじネタバレ
セシルの女王(2)
— 安芸くん() (@kosaremtsukimeg) July 30, 2022
結構サクサク進むのにすごく読みごたえあった!
決して嫌味じゃなく、作画にメリハリがあっていい。
高校の世界史でせいぜい15分くらいの内容をウィリアム ・セシルにスポットを当てて本当に面白く表現してる。
結末知っててもそこまでをどう辿らせてくのか楽しみ。おすすめ! pic.twitter.com/bWPMQuLgft
セシルの女王、2巻のあらすじをネタバレで紹介します。1533年9月7日、王妃アンが王女を出産し、エリザベスと名付けられました。ヘンリー8世と前の王妃キャサリンとの間にはメアリという王女しかおらず、テューダー朝第2代王であるヘンリー8世は王子の誕生を心待ちにしていました。しかし、アンが出産した子どもも王女だったことに、ヘンリー8世は激怒します。
ローマ・カトリック教会と敵対することになってもキャサリンとの離婚を強行し、アン・ブーリンと再婚したのは王子を得るためです。王子を望むヘンリー8世の怒りを買ったアン・ブーリンは、王宮での立場が危うくなります。ただ、王女とはいっても現王妃であるアン・ブーリンが産んだエリザベスは王位継承権を得ることになりました。一方、エリザベスに王位継承権を奪われた、前の王妃キャサリンの娘、メアリの心は傷つきます。
人間の業全部盛りでばちくそ盛り上がる4巻発売を控えたセシルの女王、次にくるマンガ大賞のエントリーによろしければお力添えお願いいたします!https://t.co/tPFxWgHdvk#次にくるマンガ大賞 #セシルの女王 pic.twitter.com/Re7lApEcng
— こざき亜衣 (@kozaki_ai) May 11, 2023
セシルはアン・ブーリンを慕っており、王宮で辛い思いをしているアン・ブーリンに、エリザベス王女を必ずイングランドの女王にすると誓います。王宮での処世術を少し学んだセシルですが、父の勧めもあって故郷に戻ります。その後、セシルはケンブリッジ大学にラルフと共に入学し、多くのことを学び、成長します。その中で、カトリックの司祭でケンブリッジ大学総長のジョン・フィッシャーが捕らえられ、ロンドン塔に投獄されます。
3巻あらすじネタバレ
「セシルの女王 3巻」を読了。
— まさや (@i9_masaya) December 29, 2022
1533年のイングランド。セシルが王に仕えつつ、未来の女王に服従を誓う。
今巻では、「俺がエリザベス様をこの国の女王にします」。アン王妃にそう約束したウィリアムは、ケンブリッジへと進学。一方、エリザベス側は耐え忍ぶ日々。
圧巻の構成力。メチャオススメ。 pic.twitter.com/CYXYcawcV3
セシルの女王、3巻のあらすじをネタバレで紹介します。セシルが学ぶケンブリッジ大学ではカトリックと新教プロテスタントが混ざり合い、日々様々な議論が行われています。その中で、カトリック教会の聖職者で、ケンブリッジ大学の総長であるジョン・フィッシャーが捕らえられ、ロンドン塔に投獄されてしまいます。ヘンリー8世に背いたことが、理由だということです。
セシルはヘンリー8世の側近トーマス・クロムウェルから、フィッシャーが王を支持することを明らかにすることが、釈放の条件だと教えられます。セシルは仲間たちとロンドン塔に潜入し、フィッシャーに王を認めるよう説得します。しかし、フィッシャーは神の前で嘘はつきたくないとして、信念を曲げることはありませんでした。こうして、フィッシャーは斬首刑を言い渡され、死亡しました。
1-3巻の『セシルの女王』は英王室を舞台にした文字通りの家父長制中の家父長制、男も女も血の呪いに翻弄される物語なんだけど、そのど真ん中に生まれてきたこの全然可愛くない王女がのちに成長してイングランドの北条政子、歴史に名を残すエリザベス1世になるわけで、これ本当に先が楽しみな物語ですよ pic.twitter.com/XuOCNYVirk
— CDB@初書籍発売中! (@C4Dbeginner) January 1, 2023
ジョン・フィッシャー亡き後、ケンブリッジ大学の総長になったのが、トマス・クロムウェルです。王宮では、王妃アン・ブーリンが懐妊していることがわかり、一方、前王妃のキャサリンが亡くなったという知らせが入りました。しかし、ヘンリー8世は平然と舞踏会を開きます。キャサリンの娘メアリはアン・ブーリンを恨んでおり、母の死はアン・ブーリンのせいだとして、彼女を襲いますが失敗に終わり、罰を受けます。
メアリの件で空気を変えようと、ヘンリー8世は乗馬しながらの槍試合を提案し、自身も参加することになりました。ところが、ヘンリー8世が試合中に落馬し、瀕死の重傷を負い、意識不明の状態となります。ヘンリー8世は意識のない間、父と兄から責められるという悪夢を見ていました。悪い事は重なり、再び懐妊していたアン・ブーリンが流産します。死亡した胎児はヘンリー8世が待ち望んでいた王子だったということです。
セシルの女王の4巻~5巻あらすじネタバレ
4巻あらすじネタバレ
『セシルの女王』4巻。
— 出島大輔 (@majide_isudake) June 3, 2023
悲しみを超えて、生き残る道を進み始めたウィリアムとエリザベス。
1巻ごとの展開が早いぶん読み応えがあって、非常に面白い。
それにしてもエリザベス。お母さんにあまり似てないなw#今日読んだ漫画 pic.twitter.com/HHooWqeY7c
セシルの女王、4巻のあらすじをネタバレで紹介します。王子を失ったアン・ブーリンは、同時にヘンリー8世の寵愛も失いました。さらに、不倫をしたという罪を着せられたアン・ブーリンはロンドン塔に投獄されます。無実であるにも関わらず、不貞の罪を着せられたアン・ブーリンは斬首刑が決まり、アン・ブーリンはセシルに手紙を送ります。その手紙を読んだセシルはロンドン塔へ急ぎますが、処刑はすでに行われていました。
2歳で母を失ったエリザベスは王女の身分も取り上げられ、庶子という身分に落とされます。セシルがエリザベスのもとへ駆けつけると、エリザベスはアン・ブーリンが言った「ウィリアム・セシルを待つのよ」という言葉を口にします。エリザベスの言葉を受けてセシルは涙を流しながら彼女を抱きしめます。そして、これからは自分が側にいると言い、アン・ブーリンの形見のネックレスを渡しました。
セシルの女王、4巻の26話で
— クロシロくん (@kurosirokun9646) November 17, 2023
ウィリアム・セシルがエリザベスにかける言葉がカッコ良すぎる!
セシルの女王はウィリアム・セシルがどんな言葉を言うか、行動を取るかを楽しむマンガだと思う
こざき亜衣先生は「あさひなぐ」の頃から心振るわせる天才だと思う!
#セシルの女王の好きなとこ pic.twitter.com/R72wQoH0LA
アンが処刑された次の日、ヘンリー8世はジェーン・シーモアとの婚約を発表しました。ジェーン王妃はヘンリー8世が切望していた王子(エドワード)を産みますが、その際、死亡してしまいます。その数年後、郊外の小さな城で育ったエリザベスは6歳になっています。ある日、エリザベスはヘンリー8世に会うことになり、拝謁したところ、ヘンリー8世はエリザベスが身に着けているアン・ブーリンのネックレスを引きちぎります。
エリザベスはちぎられたネックレスを見つめながら、セシルに「私は魔女の子なのか?」と尋ねます。セシルは「あなたはこの国の女王になる方です」と答え、エリザベスの母であるアン・ブーリンのことを教えます。すると、エリザベスは「私は愛されないのか?」と、つぶやくのでした。王宮では、ヘンリー8世の側近トマス・クロムウェルが、政敵のノーフォーク公の策略にはまり、反逆罪でロンドン塔に投獄されました。
5巻あらすじネタバレ
#セシルの女王 5巻が発売になりました👑自分を決して曲げない空気を読まぬ王妃アン・オブ・クレーフェと、空気を読み男が欲しいものを的確に差し出すことで運命を切り開いてきたキャサリン・ハワード。ヘンリー8世に嫁いで生きて帰ったものは今のところいない王妃交代劇!… pic.twitter.com/lW4LcWqOcD
— こざき亜衣 (@kozaki_ai) October 29, 2023
セシルの女王、5巻のあらすじをネタバレで紹介します。ヘンリー8世はアン・オブ・クレーフェを王妃として迎えますが、アンの奇妙な振る舞いにあきれ果て、離婚を決意します。その頃、エリザベスはロバート・ダドリーという少年と運命の出会いを果たします。ヘンリー8世とアン・オブ・クレーフェの離婚が成立し、王はキャサリン・ハワードを王妃として迎えます。その際、クロムウェルの処刑が執行されました。
セシルの女王、最新巻、最高の幕引き。。。エリザベス女王の史実知ってるとくるものがある。。。優秀な家臣に恵まれ差配の素晴らしさが目立つエリザベス女王ですが、見事に父(とその家臣)との対比が描かれている。すごい。 pic.twitter.com/xq08McFWDu
— 杉山 晴香(Haruka Sugiyama) (@haluka0618) June 4, 2023
セシルは最後にクロムウェルと会った際、「お前の王(エリザベス)を愛せ」という言葉を胸に、政治家になる決意を固めます。そして、メアリ・チークという女性と結婚したセシルは、王宮でノーフォーク公や亡きジェーン王妃の兄で、エドワード王子の後見であるエドワード・シーモアに仕えます。その中で、突如エドワード王子が病気で倒れたという知らせがエリザベスの元に届きます。
エリザベスが弟(エドワード王子)の元へ駆けつけると、そこには姉のメアリがおり、二人は対面を果たします。エリザベスを憎む気持ちもあるメアリですが、エリザベスと共に弟の回復を祈ります。程なくエドワード王子は回復しますが、王宮では新たな騒動が巻き起こります。若き王妃キャサリンが不貞の罪で捕らえられました。ここまで、セシルの女王1巻から5巻までのあらすじを、ネタバレで紹介しました。
セシルの女王の登場人物・キャラ一覧
登場人物①ウィリアム・セシル
時は16世紀。出世を夢見る少年が、ロンドンの宮廷で見たものは…――『セシルの女王』第1話前編 - 「コミック『セシルの女王』」 https://t.co/bLEIf5pPtg -by PRESIDENT Online pic.twitter.com/KhPLgwpiES
— ニャんごのつぶやき (@NIKKO_NetB) November 1, 2023
セシルの女王の主な登場人物、主人公のウィリアム・セシルは、イングランドのスタンフォードで誕生します。家はジェントリという地方を治める地主で、父は王宮で衣装担当宮内官として勤めています。12歳のとき、父の誘いで王宮に上がり、ヘンリー8世に拝謁します。その時に王妃アン・ブーリンと出会い、彼女を慕うようになります。
アン・ブーリンが処刑された後は、彼女が産んだエリザベス(後のエリザベス1世)をイングランドの女王にすると決意します。元々王宮で仕事をしたいと思っており、苦手な武道ではなく、頭脳で出世することを目指しています。ケンブリッジ大学出身で、結婚相手はメアリ・チークです。
登場人物②リチャード・セシル
こざき亜衣『セシルの女王』第1話 (6/13) pic.twitter.com/576kms08iH
— ビッグコミックオリジナル編集部 (@bigc_original) October 20, 2021
セシルの女王の主な登場人物、リチャード・セシルは、主人公のウィリアム・セシルの父です。家はジェントリ(地方を治める地主)で、王宮で衣装担当宮内官として働いています。ウィリアムが12歳のときに王宮へ連れていき、ヘンリー8世に拝謁させます。その際、失敗をしたウィリアムがヘンリー8世に殺されそうになり、慌てて止めに入ります。すると、「冗談だ」と言うヘンリー8世に殴られました。
登場人物③アン・ブーリン
『セシルの女王』2巻発売中です!トリミングやら帯やらで隠れて見えなくなってるけど2巻のカバーの絵、手前味噌ながらすごく素敵だから見てください。パールは一粒ずつ職人(私)の手塗りでございます。#セシルの女王 pic.twitter.com/g3XIKc7TwT
— こざき亜衣 (@kozaki_ai) July 31, 2022
セシルの女王の主な登場人物、アン・ブーリンは、ヘンリー8世の2番目の王妃です。貧しい貴族の家に生まれたアン・ブーリンは、ヘンリー8世の王妃となり、後にエリザベス1世となる王女を産みます。ウィリアム・セシルを可愛がり、王宮での処世術を教えます。再び懐妊しますが、王子を死産してしまい、ヘンリー8世の怒りを買います。兄の失策も重なり、不貞の罪を着せられたアン・ブーリンは斬首刑を言い渡されます。
登場人物④ヘンリー8世
モーニング連載「セシルの女王」エリザベスの腹心だったウィリアム・セシルの少年時代。ヘンリー8世は肥満体のクソ野郎だが、当代随一の教養人であったというから腹立たしい…。 pic.twitter.com/mMov8FEV5l
— れごらす🚀 (@DukeLegolas) December 1, 2021
セシルの女王の主な登場人物、ヘンリー8世は、イングランドのテューダー朝2代目の王です。気が短く、無慈悲で冷酷な王として描かれています。最初の王妃キャサリンとの間には後にメアリ1世となる娘がいますが、王子の誕生を求めてアン・ブーリンと結婚します。アン・ブーリンを処刑した後も結婚と離婚を繰り返し、最後の王妃はキャサリン・パーです。
登場人物⑤エリザベス
セシルの女王読んで〜ッ!少女の""王""の風格、たまらんので… pic.twitter.com/kRzeS8tc9u
— ヨ氏 (@rogioyrk) January 20, 2024
セシルの女王の主な登場人物、エリザベスはヘンリー8世とアン・ブーリンとの間に生まれた王女で、後にエリザベス1世となる人物です。2歳8ヶ月で母のアン・ブーリンと死に別れ、感情をあらわにしない、泣かない少女となります。アン・ブーリンを慕っていたウィリアム・セシルの奮闘もあり、イングランドの女王、エリザベス1世として君臨することになります。
セシルの女王のモデルになった史実
連載13話目の扉デザイン pic.twitter.com/iT0Jgj84E1
— セシルの女王 公式 (@cecilsqueen) December 27, 2023
ここまで、セシルの女王の主な登場人物について紹介してきました。セシルの女王の登場人物は、16世紀のイングランドの史実に実在した人物をモデルとして描かれているということです。ここでは、セシルの女王のモデルとなった史実や、物語の登場人物のモデルとなった人物についてみていきます。
セシルの女王は史実に基づいている?
セシルの女王のモデルとなった史実についてみていきます。セシルの女王の舞台はヘンリー8世の時代のイングランドです。セシルの女王の主人公であるウィリアム・セシルは史実で実在した人物で、長年にわたってエリザベス1世の治世を支えた政治家です。エリザベス1世の重臣として多くの手柄を立てたウィリアム・セシルは、貴族のバーリー男爵と名乗ることができるようになります。
こざき亜衣先生の新作「セシルの女王」1話を読了。
— ソレーナ・ホントコーレ (@paspa1027) October 23, 2021
16世紀のイングランドのお話。恥ずかしながらウィリアム・セシルの事を初めて知りました。本格的な歴史漫画は大好きなので、これからも追います。
コロナ禍前に聖地巡礼しておいて良かったw
#セシルの女王 pic.twitter.com/jvXE4WjEtj
史実のウィリアム・セシルの父はリチャード・セシル、ジェントリの家柄で、ケンブリッジ大学の出身というところも物語の設定と同じです。セシルの女王ではウィリアム・セシルは、エリザベスを出産する前のアン・ブーリンと出会い、彼女を慕うようになります。アン・ブーリンが処刑された後、まだ幼いエリザベスを女王にすると誓い、そのために政治家となって奮闘します。
史実ではウィリアム・セシルはエリザベス1世の重臣となりますが、エリザベスを即位させるために動いたかどうかについては、わかりません。史実でのウィリアム・セシルのその後は、エリザベス1世の没後もウィリアムの子孫が政治家として、歴代の国王を支える存在になっていきます。
史実におけるヘンリー8世やアンのその後
セシルの女王の主な登場人物の一人、ヘンリー8世は物語で暴君のように描かれており、何度も離婚と結婚を繰り返した人物です。史実のヘンリー8世についてみていくと、ヘンリー8世の父であるヘンリー7世は、ヨーク家とランカスター家が王位継承権を争ったバラ戦争に勝利したヘンリー・テューダーです。ヘンリー8世は最初の王妃で、後にメアリ1世となる王女を産んだキャサリンと離婚し、アン・ブーリンを王妃に迎えます。
セシルの女王
— くろにゃんこ (@mukumuku555) January 22, 2024
肖像画そのまんまの人①
ヘンリー8世 pic.twitter.com/cFjqB8Mh0p
このアン・ブーリンが後にエリザベス1世となる王女を出産しました。しかし、王妃となって2年後、アン・ブーリンは不貞や反逆の罪で斬首刑に処されました。その後、ヘンリー8世は、後のエドワード6世となる王子を産んだジェーン・シーモア、次にアン・オブ・クレーヴズ、そして、キャサリン・ハワードと結婚、離婚を繰り返し、最後となる6人目の王妃がキャサリン・パーです。これらの史実は物語でも描かれています。
このように、セシルの女王は16世紀のイングランドの史実をモデルとして描かれている作品です。当時のイングランドで実際に起こった事件や物事などに基づいて描かれる物語は、作者の創作的な部分であっても史実のような錯覚を覚えると言われています。それほどセシルの女王という物語には、読者を魅了する説得力があると評価されています。
セシルの女王に関する感想や評価
「セシルの女王」という漫画を読んだ。エリザベス1世に仕えた人物が主人公で、アン・ブーリンがヘンリー8世の妻になる頃から始まる。アン・ブーリンのキャラクターが強く美しくて非常に良いし、メアリー1世の描き方も人間味があって良い。個人的にはレディ・ジェーンがこれからどう描かれるか期待。
— 陣内 (@JIN_e05753) February 7, 2024
セシルの女王はエリザベス1世を支えた政治家、ウィリアム・セシルを主人公にした物語です。エリザベスのは母、アン・ブーリンについての感想、評価です。アン・ブーリンが強くて美しいところがとても良いということと、メアリ1世も人間味のある描き方が良いという感想、評価です。さらに、1553年に即位し、9日間で終わった女王レディ・ジェーンがどのように描かれるか期待しているということです。
セシルの女王面白い。アンブーリンの美しさに惹かれる。悪女扱いされがちな彼女をあんなに美しくて堂々として魅力的に描いた作品は他に知らない。美しいアンなんてナタリーポートマン以来。
— 若葉 (@n2_nmk) February 3, 2024
セシルの女王のアン・ブーリンについての感想、評価です。史実でのアン・ブーリンは悪女として扱われることが多いですが、この作品ではとても美しく、堂々としており、魅力的だという感想、評価です。
セシルの女王っていう歴史漫画がすごく面白い!史実がもとの重い場面もあるけど一気読みしてしまった#切り絵 pic.twitter.com/uyP42oFOh0
— シライシ (@4_Ra_14) February 11, 2024
セシルの女王は16世紀のイングランドの史実に基づいて描かれているということで、重く感じるところもありますが、とても面白く、一気に読んでしまったという感想、評価です。
娘が描いてる漫画『セシルの女王』4巻目を読んだ。
— 千里猫人形店 (@HDt067MwLTDFGRs) June 5, 2023
身贔屓無しに本当に面白い漫画‼️漫画なんだけど、読んでいて上質な映画を観ている様な感じ。
歴史に興味の有る無しに関わらず是非読んで頂きたい漫画だと思う。 pic.twitter.com/GQKvvzCY5f
セシルの女王が本当に面白いという感想、評価です。漫画を読んでいるのに、まるで上質な映画を鑑賞しているように思えるということです。歴史に興味の無い方にもお勧めしたいという感想、評価です。
「セシルの女王」 1〜2巻
— おりざ@漫画の記録 (@kuntaikatu) August 27, 2022
テューダー朝を舞台にした作品。歴史に沿った物語なので、話の大筋は自明なんですが、すごい面白い。人物の内面を、創作を交えつつ丁寧に描き出していて、共感できるし読みやすい。#おすすめ漫画#漫画読 pic.twitter.com/YWzv8CJM0h
セシルの女王は史実に基づいた物語で、ストーリーの大筋はわかっていますが、登場人物の内面が創作の部分も含めて丁寧な描き方で、共感できるという感想、評価です。
「セシルの女王」、史実・歴史を土台にしているわけだけど、ここで描かれる主人公ウィリアム・セシルやアン・ブーリンの信念、感情、あるいは怒りみたいなものはものすごく現代的で、そこが面白いし、歴史物だけど半ば現代劇を読んでるような気にすらなる。
— 小林聖(Frog/蛙)@ネルヤ (@frog88) April 20, 2023
セシルの女王は史実を基にした物語ですが、ウィリアム・セシルやアン・ブーリンの信念や怒りなどの感情が現代的で面白く、現代劇のような感覚になるという感想、評価です。
セシルの女王は一冊読むだけで疲弊する勢いで濃厚だけど
— ヒノカミ(夕暮れ) (@verses06) July 10, 2023
本当面白いよ
まだ序章みたいな位置なのにこれ
この後、どうなってしまうのか
こざき先生の人の描き方が本当素晴らしい
歴史物になってもこの部分の良さは
あさひなぐのまま
「あさひなぐ」の作者でもあるこざき亜衣先生は、人物の描き方がとても素晴らしく、セシルの女王のような歴史ものでも同じように素晴らしいという感想、評価です。
セシルの女王のネタバレまとめ
今回もやります!ネタバレありスペース #セシルの女王の間 ! 11月11日21時30分~の予定です。… pic.twitter.com/yBhq9ju2u0
— こざき亜衣 (@kozaki_ai) October 29, 2023
16世紀のイングランドの史実を基にした漫画、セシルの女王の主人公はウィリアム・セシルで、少年のころに慕った王妃アン・ブーリンの娘エリザベスを女王にするという誓いを立てます。ウィリアム・セシルは史実でもエリザベス1世を支えた重臣でした。物語ではヘンリー8世の2人目の王妃アン・ブーリンと出会い、彼女の死後、幼いエリザベスの成長を見守り続け、成人してからは政治家となって支えていきます。
セシルの女王についての感想、評価では、登場人物の内面が丁寧で、歴史ものでも現代劇のような感覚になるという感想、評価がありました。また、アン・ブーリンが強くて美しく描かれているという感想、評価がありました。ここまで、セシルの女王の1巻から5巻までのネタバレあらすじ、物語の感想、評価、登場人物の紹介と、史実についてみてきました。