【葬送のフリーレン】フランメの命乞いシーンは何話？フリーレンは聞き慣れてる？

『葬送のフリーレン』のフランメは、フリーレンに魔族との戦い方を教えた師匠です。フリーレンと違って人間であるため、作中ではすでに死亡しています。フリーレンは作中で、フランメの命乞いは聞き慣れていると言ったことがあります。本記事では、このセリフが葬送のフリーレンの何話で見ることができるのか解説します。また、フランメの強さやゼーリエとの関係などもあわせて紹介します。

葬送のフリーレンは、小学館の週刊少年サンデーに掲載されている漫画です。2020年の22・23合併号から連載が始まり、2024年2月時点では単行本が12巻まで発売されています。葬送のフリーレンは第14回マンガ大賞の他、第25回手塚治虫文化賞新生賞や第69回小学館漫画賞を受賞しています。2023年9月からは、TVアニメの放送も始まりました。

エルフのフリーレンは、1000年以上生きる魔法使いです。仲間たちとともに魔王を討伐し、その後は気ままに魔法収集の旅をしていました。しかし、50年後に勇者ヒンメルが死亡したことで、人を知りたいと思うようになります。フリーレンは新たに旅立ち、さまざまな人たちと関わりながら人間についての理解を深めていきます。

葬送のフリーレンのフランメは、1000年以上前に世界に魔法を広めた伝説の大魔法使いです。フリーレンの師匠となり、フリーレンに魔族との戦い方を教えました。長く茶色い髪を後ろでひとつに結い、赤い宝石の耳飾りと首飾りを装着しています。性別は女性ですが、現在では男性として伝わっていることもあります。

葬送のフリーレンには、「フランメがよく命乞いをしていた」という情報が出てきます。フランメの命乞いに関する情報が出たのは何話か、どのような場面だったか解説します。フランメの命乞いについて言及されたのは、葬送のフリーレンの第9話です。この回には、幻影鬼（アインザーム）という魔族が登場しました。フリーレンは過去にもこの魔族と戦ったことがあり、そのときに命乞いをするフランメの幻影を見たのです。

このときは、フリーレンの口から当時の状況が語られただけであり、フランメの実際の命乞いのシーンは描かれませんでした。では、実際にフランメが命乞いをしたシーンは、何話で見られるのでしょうか？実は、葬送のフリーレンの作中には、何話にもフランメの命乞いのシーンは出てきません。フランメの命乞いをしている姿は、フリーレンの記憶の中だけに存在しています。

続いて、フランメの命乞いシーンに登場した、幻影鬼（アインザーム）について解説します。幻影鬼（アインザーム）は、フリーレンとフェルンが中央諸国のヴィレ地方で出会った魔物です。魔物は人以外も食べることができますが、幻影鬼（アインザーム）は人しか食べない偏食家です。幻影鬼（アインザーム）は街道で人間を待ち伏せし、幻を見せて誘い出しては自分の食料にしていました。

幻影鬼（アインザーム）は獲物の記憶を読み取り、その人にとって大切な人間の幻影を見せる狡猾な魔物です。ただ、魔物としての力自体は強くないため、攻撃魔法の一発で幻影は霧散します。フェルンは偽物が出てくるとわかっていたため、簡単に幻影を撃てると思っていました。

しかし、目の前に現れたハイターの幻影の言葉を聞いて、想像以上に動揺します。ハイターは生前子供だったフェルンに、「いい子でいたら少しくらい化けて出てもいい」と言いました。幻影鬼（アインザーム）はフェルンのその記憶を読み取り、「あなたがいい子でいたから少しだけ化けて出ることにしました」とハイターの姿で言ったのです。フリーレンは固まってしまったフェルンに代わり、ハイターの幻影を撃とうとしました。

そのとき、フリーレンのほうにも死者の幻影が現れます。以前フリーレンの前に現れたのは、師匠のフランメでした。しかし、今回はヒンメルの幻影が現れ、フリーレンは自分の中の変化に気づきます。幻影のヒンメルはフリーレンに向かって「撃て」と言い、フリーレンはその言葉に従い迷いなくヒンメルの幻影を撃ち抜きました。

フリーレンがヒンメルの幻影を破ったことで、ハイターの幻影の後ろに幻影鬼（アインザーム）が現れます。フェルンは幻影鬼（アインザーム）の姿を見たことで我に返り、ハイターの幻影ごと幻影鬼（アインザーム）を魔法で撃ちました。幻影鬼（アインザーム）は魔法使いにとっては脅威にはならない魔物ですが、人の大事な思い出を利用する残酷な魔物であるといえるでしょう。

フリーレンはフェルンに幻影鬼（アインザーム）のことを説明するとき、過去に命乞いをする師匠を撃ったと語りました。さらに、「先生の命乞いは聞き慣れている」とも言っています。命乞いを聞き慣れるとはどういった状況かフェルンが突っ込みますが、フリーレンは命乞いに関する詳細は説明しませんでした。そのため、なぜフランメが日常的に命乞いをしていたかは、明らかになっていません。

フランメはフリーレンの回想シーンに何度か登場しますが、回想の中で命乞いをしている姿は見られません。フランメが命乞いをするとすれば、それは魔族を欺くためではないかと考察できます。フランメは魔族を倒すために、常に魔力の制限を行っています。そして、魔族が油断したところを不意打ちするという、卑怯な戦い方で魔族を葬ってきました。

フランメは魔族との戦いの中で、魔族を油断させるために命乞いをしてきたと推察されます。そのため、フランメの戦いを近くで見ていたフリーレンは、フランメの命乞いを聞き慣れていたのでしょう。ただ、葬送のフリーレンの公式ファンブックでは、フリーレンは普段の生活でもフランメの命乞いを聞いていたと書かれています。

この記述により、フランメは魔族を欺くためだけではなく、普段からフリーレンに対して命乞いをしていたことがわかります。しかし、フランメがなぜ普段から命乞いをしていたのか、詳しいことは書かれていません。フリーレンはフランメに対して、「いい加減な人」や「嫌味な奴」といった感想を上げています。フランメは普段の生活の中でフリーレンを怒らせ、たびたび命乞いしていたという可能性もあります。

ここまでは、フランメの命乞いのシーンが何話で見られるかや、フランメの命乞いのシーンの詳細や理由について解説しました。続いて、葬送のフリーレンのフランメの強さや魔法、死亡理由などを見ていきましょう。葬送のフリーレンのフランメは、フリーレンに魔族との戦い方を教えた師匠です。相当な強さがあったと推測できますが、実際の戦闘シーンはそれほど多くありません。作中での描写から、フランメの強さを推測してまとめます。

フリーレンはフランメと出会う前、エルフの村で暮らしていました。しかし、エルフの村は魔族たちに襲撃され、フリーレン以外のエルフは皆殺しにされます。フリーレンは玉座のバザルトという魔族の将軍を討ち取りますが、自身もひどい怪我を負いました。そこを通りかかったのが、後にフリーレンの師匠となるフランメでした。そのときフランメは魔力制限をしていましたが、フリーレンはひと目でフランメが自分より強いと見抜きます。

フランメはフリーレンに魔法の才能を見出し、弟子とすることに決めました。フリーレンを助けたフランメは、フリーレンを追ってきた3体の魔族と対峙します。その3体の魔族は、フリーレンが倒した玉座のバザルトよりもさらに強い魔族でした。しかし、フランメはたったの一撃で、3体の魔族を倒してしまいました。このシーンだけ見ても、フランメには相当な強さがあることがわかります。

フランメが作中で使った攻撃魔法に関しては、名前や詳細などはわかっていません。フランメが使った魔法で効果がはっきりしているものは、グラナト伯爵領に張られた防護結界です。フランメが張った防護結界は、1000年が経った今でも魔族たちから街を守っています。現在の進化した魔法技術ですら、フランメの魔法を超すことができないのです。フランメはまさに「天才」と評するにふさわしい、大魔法使いであったといえるでしょう。

葬送のフリーレンの作中では、フランメの死亡シーンは描かれていません。フリーレンがお墓の前に佇んでいる描写により、フランメの死亡が仄めかされただけです。フリーレンの回想では、晩年のフランメも登場しています。晩年のフランメは特に病気をしている様子もなく、普段通りの生活をしていたようです。

そのため、病気で亡くなったわけではないと推察されます。また、もしも魔族と戦って死亡したのであれば、一緒にいたフリーレンも無事ではなかったでしょう。お墓の前に佇んでいるフリーレンが穏やかな様子であることから、フランメは寿命を全うして老衰で死亡した可能性が高いといえます。

葬送のフリーレンのフランメは、魔法使いとして魔法の研究に大きく貢献しました。そのため、フランメの手記として伝わっている書物が、各地に残されています。しかし、それらのほとんどは偽物で、本物の手記はフォル盆地に眠っていました。フリーレンはアイゼンからフランメの手記を探してほしいと頼まれ、以前フランメと訪れたフォル盆地へと足を踏み入れます。

そこには、フランメが未来のフリーレンのために残しておいた手記が、結界に守られて残っていました。フランメの手記には魂の眠る地（オレオール）に関する記述があり、フランメはそこでかつての戦友たちと対話したと記しています。フランメは、いずれフリーレンが魂が眠る地（オレオール）の情報を必要とすることがわかっていました。

そして、わざわざ魂が眠る地（オレオール）の記述があるページを開いた状態で、手記を遺跡の中に保管しておいたのです。フリーレンはフランメの手記を見て、今でも自分が師匠の手の平の上にいると思い知らされます。そして、フリーレンはヒンメルの魂と対話するため、魂の眠る地（オレオール）を目指すことにしました。

葬送のフリーレンのゼーリエは、フリーレンよりもさらに長く生きているエルフの魔法使いです。ゼーリエはフランメの師匠で、フランメが子供の頃から魔法を教えてきました。フランメは魔法使いとしての才能を開花させますが、それでもゼーリエの望む魔法使いにはなれませんでした。

ゼーリエにとって魔法とは、限られた者だけが使える特別なものでした。しかし、フランメは、誰もが魔法を使えるようになる世界を夢見ていたのです。そして、フランメはついにその夢を叶え、後進の魔法使いたちの教育に携わるようになります。ゼーリエはフランメのことを失敗作だと言いましたが、それでも自分の夢を叶えたフランメには称賛の意を表しています。

フランメはゼーリエに自分の役目を引き継いでほしいと考えており、ゼーリエにその旨を遺言として残しました。ゼーリエは遺言の手紙を破り捨てますが、その後大陸魔法協会を創立して何人もの弟子を育てつようになります。ゼーリエはフランメのことを貶しつつも、本心では彼女の才能や努力を認めていたと推察されます。

葬送のフリーレンでフランメ役を務めたのは、声優やナレーターとして活躍している田中敦子さんです。田中敦子さんの生年月日は1962年11月14日で、出身地は群馬県前橋市です。田中敦子さんは大学卒業後に会社員として働きながら、東京アナウンスアカデミーに通い始めました。その後、江崎プロダクションの養成所を経て、マウスプロモーションの所属となります。2020年には、第14回声優アワード外国映画・ドラマ賞を受賞しました。

田中敦子さんがこれまでに出演した作品や担当キャラは、『サラリーマン金太郎』の末永美鈴、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の草薙素子、『ジョジョの奇妙な冒険』のリサリサ（エリザベス・ジョースター）、紅殻のパンドラの『ウザル・デリラ』などです。その他、『名探偵コナン』のメアリー・世良、『呪術廻戦』の花御、『七つの魔剣が支配する』のエスメラルダなどを担当しています。

葬送のフリーレンのフランメには、「かっこいい」という感想が多く寄せられています。漫画だけでなく、アニメの声もかっこいいと評判です。フランメは回想シーンで時々登場しており、そのたびにファンから「かっこいい」という声が上がっています。

フランメの命乞いに関しては、まだ詳細がわかっていません。フランメの命乞いの理由や内容を気にする人は多く、フランメの命乞いのシーンが見たいというコメントがいくつも見られました。

断頭台のアウラとの戦いのエピソードでは、フランメの防護結界がいまだに破られていないことが判明しました。現在の魔法すら凌駕するフランメには、「天才」の声が相次いでいました。また、未来のフリーレンのために手記を残したエピソードからも、フランメが天才だと感じた人が多いようです。

葬送のフリーレンのフランメの命乞いのシーンについてまとめました。フランメの命乞いの情報が登場したのは、葬送のフリーレンの第9話です。しかし、実際にフランメが命乞いをしているシーンはありません。また、フランメが命乞いをしていた本当の理由についてもわかっていません。フランメの命乞いの詳細に関しては、今後新たな情報が出てくるのを待つしかないでしょう。