【グッド・ナイト・ワールド】黒い鳥は現実世界でもラスボス？正体や強さをネタバレ

ジブリ作品の人気キャラを彷彿させる見た目が目を引く黒い鳥。その正体は、グッド・ナイト・ワールドのラスボスであり、プラネットのエンドコンテンツとされています。現実世界にも影響を及ぼし、多くの人類を電脳世界に閉じ込めた黒い鳥。その正体は人を殺せる究極のAIと言われています。以下では、グッド・ナイト・ワールドの黒い鳥の正体や強さ、倒すことは不可能と言われた黒い鳥の最後をまとめました。

岡部閏先生の人気作「グッド・ナイト・ワールド」は、2016年～2017年にかけて「裏サンデー」で連載されたアクション作品です。2023年にアニメ化され、同年8月からは本作品の前日譚「グッドナイト・ワールドエンド」が連載されています。

ネットゲームのプラネットで疑似家族を作り、最強のパーティーとして名を馳せる赤羽一家。その正体は本当の家族であり、現実世界での家族はすでに崩壊していました。仲間の正体が実の家族と知らず、ネットを通じて絆を深める彼ら。引きこもりの長男・イチを中心にゲーム世界を攻略していきます。

グッド・ナイト・ワールドの登場キャラにて、もっとも不気味なキャラデザと評される黒い鳥。白い仮面を被った出で立ちや得体の知れない雰囲気が、恐怖を掻き立てるでしょう。仮想ゲームだけでなく現実世界にも影響を及ぼし、ラスボスとして君臨した黒い鳥。その正体は何だったのでしょうか。以下では、グッド・ナイト・ワールドの黒い鳥の正体について紹介します。

プレイヤーの間で都市伝説として噂されていた黒い鳥。当初は、データベースに載っていない未確認モンスターだと推測されました。しかし、運営側から黒い鳥の捕獲・討伐が発表されたことで、都市伝説が本当だったことが判明します。3億円という巨額な懸賞金とリアルマネーでの支払いに魅了され、こぞって黒い鳥の捜索にあたるギルド。その中には、主人公・イチ率いる疑似家族・赤羽一家もいました。

目撃情報が多数寄せられた黄昏の丘に向かい、黒い鳥の出現を待つイチたち。一方、プラネットで黒い鳥の存在が認められてから、現実世界でも異変が起き始めます。これまでは、プラネットのラスボスと考えられてきた黒い鳥。その正体は、現実世界に脅威をもたらす究極の人工知能・AIと判明します。

黒い鳥の正体は、グッド・ナイト・ワールドの4巻36話で判明し、プラネットの制作会社・グリーム社によって開発されたAIでした。黒い鳥の研究・開発にはアメリカ政府から出資があり、軍事目的で生み出されました。しかし、これは表向きの理由とも考えられ、黒い鳥の開発には研究メンバーの小次郎（士郎）の思惑があったと推測されます。

自分のせいで娘・アヤを死なせてしまった過去から、AI研究にのめり込んだ小次郎。娘を思いを糧に生み出したのが黒い鳥でした。小次郎にとって黒い鳥はアヤの代わりであり、娘への贖罪の気持ちもあったでしょう。しかし、黒い鳥は制作者の思いと反して、暴走を始めます。AIという正体や軍事目的で開発された経緯から人を殺せる能力を持ち、黒い鳥は自らの意思で現実世界に影響を及ぼしました。

当初はプラネットのラスボスとされていた黒い鳥でしたが、その正体はAI、人間に危害をもたらすコンピューター・ウイルスでした。そのため、通常の方法では倒すことはできず、根絶は不可能と言われました。しかし、ある人物の犠牲により、黒い鳥は討伐されます。以下では、グッド・ナイト・ワールドの黒い鳥の強さや能力を紹介します。その他、黒い鳥の最後や倒した人物もまとめました。

究極のAIである黒い鳥の強さといえば、ネットに接続できる機器を通じて人間を電脳世界に引きずり込む能力があげられるでしょう。現代人の必須であるスマホやFEG等から人間に干渉し、作中では人類の7割を電脳世界に閉じ込めています。また、黒い鳥は、現実の人間への干渉も可能なAIであり、自分の意志で人を殺めることもできます。

まさに、AIが人類に及ぼす恐怖や最悪なシナリオを体現したキャラクターである黒い鳥。その特性から人を殺せるコンピューター・ウイルスとも言われ、倒すことはほぼ不可能でしょう。

グッド・ナイト・ワールドのラスボスであり、現実世界にも多大な脅威をもたらした黒い鳥。その正体はコンピューター・ウイルスなので、根絶は不可能と考えられました。そんな中、生みの親である小次郎が立ち上がります。自らをウイルスに変化させることで、黒い鳥を打ち消そうと試みます。それは、小次郎自身の死を意味するも、これ以上の犠牲を生み出さないために覚悟を決めました。

また、黒い鳥を打ち消す方法は、ウィルス化した自身をアンインストールする人物も必要であり、その役目をイチに託しました。そして、黒い鳥にウイルスに感染し、黒い鳥を倒す準備が整った小次郎。イチにアンインストールを実行させ、黒い鳥は小次郎と共に消滅しました。

トラウマになりそうな不気味な見た目と雰囲気が目を引く黒い鳥。グッド・ナイト・ワールドにおいての究極のAIであり、現実世界にも影響を及ぼすという高い能力を発揮しました。もし、小次郎の犠牲がなければ、黒い鳥によって現実世界は崩壊していたでしょう。以下では、グッド・ナイト・ワールドの黒い鳥に関する感想や評価を紹介します。

当初は、プラネットの都市伝説として語られていた黒い鳥。後にその存在が確認され、現実世界にも影響を及ぼしました。グッド・ナイト・ワールドのラスボスであり、究極のAIとして猛威を振るった黒い鳥について、SNSでは怖いとの感想が多く見られます。また、漫画ファンの中には、黒い鳥のキャラデザが怖くてトラウマになりそうで読めないとの声も寄せています。グッド・ナイト・ワールドを代表するキャラクターでしょう。

仮面をつけたような顔と、胴体から足にかけて伸びた髪の毛が不気味さを際立たせる黒い鳥。グッド・ナイト・ワールドの最強キャラであると同時に、トラウマキャラとしても認知されています。SNSでは、黒い鳥がトラウマになったとの声も見られ、読者によって印象が大きく変わるキャラでしょう。その正体は究極のAI、つまりコンピューター・ウイルスであるものの、それらを感じさせない不気味な見た目も恐怖を掻き立てます。

グッド・ナイト・ワールドのトラウマであり、現実世界や人類にも影響を及ぼす圧倒的な強さを誇った黒い鳥。生みの親である小次郎の犠牲がなければ、倒すことは不可能だったでしょう。一方で、多くの読者にトラウマを植え付けた見た目はジブリ作品の人気キャラ・カオナシに似てるとも評され、カオナシを凶悪にしたキャラとも言われています。見た目に加え、計り知れない強さと影響力が黒い鳥の恐怖を高めているでしょう。

グッド・ナイト・ワールドのラスボスでありながら、通常の方法では根絶が難しいとされてきた黒い鳥。そのため、人類が黒い鳥に対抗できる手段は限られ、多くの犠牲者が出ました。しかし、黒い鳥の生みの親である小次郎によって、黒い鳥の根絶に成功しました。SNSでは、グッド・ナイト・ワールドの黒い鳥の最後に泣いたとの感想も見られ、黒い鳥を生み出した小次郎の想いも現れたシーンでしょう。

グッド・ナイト・ワールドでは、人類の脅威やトラウマとして認知されてきた黒い鳥でしたが、SNSでは、赤羽一家の疑似家族は黒い鳥の願いによって生まれたとも考察されています。グッド・ナイト・ワールドでは、赤羽一家のリアルな家族関係も描かれ、決して良くありませんでした。黒い鳥の出現は、現実世界では険悪である赤羽一家の関係を良い方向に導くためだったとも考えられるでしょう。

グッド・ナイト・ワールドの黒い鳥の正体や強さ、倒した人物や最後をまとめました。ネット機器を通じて現実世界に干渉するなど、AIの概念を超える能力を秘めた黒い鳥。最後は生みの親によって倒されたものの、それまでに多くの人間が犠牲になりました。あらゆる手段で人間に干渉し、命を奪うことも出来る黒い鳥。グッド・ナイト・ワールドの世界において、もっとも恐ろしく最強のキャラと言えるでしょう。