響 小説家になる方法の漫画あらすじをネタバレ!マンガ大賞受賞作の魅力を考察

純文学という漫画のテーマとしてはあまりメジャーではないテーマながら瞬く間に人気を集め、マンガ大賞まで受賞してしまったのが響 小説家になる方法です。テーマからは考えられない展開の数々にその世界に一気に引きこまれる程の魅力を持った作品です。今回はマンガ大賞を受賞した響 小説家になる方法の漫画のあらすじをネタバレありで紹介しつつ、計画されているメディアミックス展開などについても紹介していきます。

響 小説家になる方法の漫画あらすじをネタバレ!マンガ大賞受賞作の魅力を考察のイメージ

目次

  1. 響 小説家になる方法の漫画版のあらすじや魅力をネタバレ紹介!
  2. 響 小説家になる方法とは?
  3. 響 小説家になる方法の漫画版のあらすじをネタバレ!
  4. 響 小説家になる方法がマンガ大賞受賞!その魅力とは?
  5. 響 小説家になる方法の漫画版の感想・評価
  6. 響 小説家になる方法が実写映画化に!
  7. 響 小説家になる方法のアニメ化はいつ?
  8. 響 小説家になる方法の漫画版のあらすじや魅力まとめ

響 小説家になる方法の漫画版のあらすじや魅力をネタバレ紹介!

前年に発売されたマンガの中から人に薦めたいものを選ぶという形式で始まったマンガ大賞。回数を重ねるごとに知名度を高めています。そんなマンガ大賞2017で数ある作品の中から大賞に選ばれた作品が響 小説家になる方法です。マンガ大賞を受賞してからというもの、純文学をテーマにした地味めな作品という印象を覆し、非常に高い人気を集める事になっています。

響 小説家になる方法の面白さはほぼ全ての面で主人公である、響に集約されます。圧倒的と言えるような個性を放つ響と結果的にそれに振り回される事になる周囲が本当に魅力的な作品として仕上がっています。今回は響 小説家になる方法の漫画版のあらすじをネタバレありで紹介しつつ、メディアミックス展開などについても紹介していきます。

響~小説家になる方法~ 【作品TOP】 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

響 小説家になる方法とは?

響 小説家になる方法は柳本光晴さんによって2014年から小学館から発行される漫画雑誌ビックコミックスペリオールで連載される純文学をテーマにした作品です。出版不況に苦しむ文芸業界のとある出版社に応募要項を一切無視した新人賞応募作が届く所から物語が始まります。ルールを守らない応募作に破棄されて当然の作品に1人の編集者は目をつける事になります。

そのタイトルと作者の名前しか分からない作品「お伽の庭」を書き、ただ感想が欲しいという理由だけで新人賞に応募したのが主人公である響です。響は連載開始当時、まだ高校に入学したばかりの少女で、月に2,30冊の小説を読む読書家の女の子です。歯に衣着せぬ物言いと冗談の通じない性格で、自分の意志を貫き通す芯の強さを持ち合わせています。

そんな響を中心とした漫画は連載開始時から口コミで徐々に話題を集め、人気を得ていきます。そしてマンガ大賞2017にノミネートされて知名度を高め、マンガ大賞受賞で一気にその人気を爆発させる事になっています。

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響 小説家になる方法の漫画版のあらすじをネタバレ!

ここからは響 小説家になる方法の漫画版のあらすじを単行本の巻数毎にネタバレありで紹介していきます。現在は10巻まで発売済みですが、マンガ大賞に選ばれる際に選考されたのは2016年までに発売されていた今回ネタバレありであらすじを紹介する5巻までとなっています。

1巻のあらすじをネタバレ

1巻のあらすじは上記でも少しネタバレしたように、響の書いた「お伽の庭」が文芸誌「木蓮」編集部に新人賞応募作として届く所から始まります。応募要項を満たしていない状態で送られてきた本作は開封もされずにゴミ箱に捨てられていましたが、それを見つけたのが若手編集者の花井でした。興味本位で「お伽の庭」を読んだ花井はそのクオリティに驚愕、しかし作者の名前が「鮎喰響」という以外は何も分からない状態でした。

連絡先もない「お伽の庭」を応募作とはいえ、無断で掲載するわけにもいかず、花井は四苦八苦する事になります。1巻のこの時点では、書いた本人である響以外、「お伽の庭」は響が書いたという事は知らないままに展開されます。その響はまだ15歳の高校生、読書が好きな彼女は幼馴染の涼太郎と共に文芸部に入部しようと部室を訪れます。しかし文芸部の部室は不良の溜まり場になっていました。

「新入部員は募集してないから帰れ」という不良に、涼太郎は入部させてもらえるように頭を下げます。しかし自分達の居場所を奪われる事を嫌う不良には脅しがわりに響は胸倉を掴まれ「殺すぞ」と言われてしまいます。普通なら引きさがる所ですが、響は「殺す」というのだから当然とばかりに胸倉を使む不良の指を折ってしまうのです。いきなり異常性を見せる響に不良達は部を退部、響達は文芸部に入部する事になります。

しかし唯一残った先輩で文芸部の部長のリカから文芸部を存続させる人数を揃える為に彼らに入ってもらっていた事を知らされる響、リカの部長命令で部員を揃える事になります。同じ新入生で響達よりも先に文芸部の部室にいき追い出された花代子と不良グループの一人で響が指を折った不良、隆也を文芸部に勧誘、新しいメンバーで再スタートする事になります。

新文芸部では、響とリカが本を置く位置で揉めるなどはありましたが、もっぱらの活動は部室でそれぞれに本を読むばかりで部活らしい事はしていませんでした。その事に物足りなさを感じた花代子の提案で部誌を作る事になる所で1巻のネタバレあらすじは終わりです。

2巻のあらすじをネタバレ

2巻では早々に部誌が完成。当然目を引くのは響の書いた短編でした。なんと図書館に置いてもらえる事になったその部誌をライター兼小説家として活動する中原愛佳が目にする事になります。偶然出会った響がファンだという中原ですが、決して売れるタイプの作品をかける作家ではなく、その響が書いた部誌に載った短編小説を読んで、筆を置く事を決めてしまいます。

一方で花井は編集長になんとか「お伽の庭」を掲載しようと直談判しますが通じません。また響が次の作品を送ってくるのではという可能性に賭ける事になります。部誌の発行後、相変わらず部室でそれぞれに本を読む文芸部の部員達でしたが、何気ない会話の中でリカが日本を代表する作家、祖父江秋人の娘だという事が分かります。そして話の流れの中でリカの家に行く事になります。

リカから入ってはいけないと言われた父の書斎。しかし響が抑えきれるわけもなく入ってしまいます。一方で祖父江秋人の原稿を取りに来た花井。リカのデビューを祝う花束を携えていました。リカはデビューを保留にする返事をしてしまいます。そして原稿を取りに書斎に入った花井は響と出くわす事になります。当然花井は響があの響だと気付くはずもなく、勝手に書斎に入っていたなんてと取っ組み合いの喧嘩になってしまいます。

リカによってその場を収められると、花井は原稿と共に、響達が書いた部誌を持って帰路につきます。そして花井はそこで響の書いた短編を読む事になるのです。なんとしても「お伽の庭」を審査に乗せたい花井は学校に潜入、そこで再び響と対面する事になります。少しズレた者同士という認識で響と花井は和解。晴れて響の「お伽の庭」は新人賞に正式に応募される運びになります。

リカと響はそれぞれの小説の話で出版社へ行く事になります。先に到着していたリカは、祖父江秋人を逆恨みする小説家、鬼島仁に絡まれます。新人賞を通さずにデビューするリカに対して嫌味やセクハラまがいに絡む鬼島に、遅れてきた響の強烈な蹴りが炸裂。しかし響はそんな事は無かったとでもいうようにリカに「お待たせ」と挨拶します。それを見ていた花井が「何やってんの」唖然とする所で2巻のネタバレあらすじは終わりです。

3巻のあらすじをネタバレ

3巻は2巻の終わりから少しだけ時間が巻き戻った状態からスタートします。リカが1人で居たのは、響と花井が今後について話をしていた為でした。その話の中で「今後一切暴力を振るわない事」を約束した響。しかし会議室を出て早々が、2巻ラストで描かれたあの強烈な蹴りなのでした。しかも響は鬼島の事を「昔売れた作家」と言い切るのです。幸いその場は他に目撃者がおらず、鬼島も女子高生が相手だからと収めます。

そのまま花井の家に移動した3人。女子会改め反省会が行われる事になります。その反省会の中で響はアレは暴力ではないと言います。「友達が虐められてたから助けるのもダメなのか?」と言うのです。そして加えて何故花井が蹴らなかったのかと逆に質問しました。圧倒される花井でしたがリカがフォローに入ります。最後には花井が響がムチャをすると色々な人に迷惑がかかると言って反省会はお開きになりました。

花井によって早めに就寝する3人でしたが響はその場を抜け出し、なんと鬼島が良く飲んでいるというバーに向かいます。一方その鬼島は響が書いた「お伽の庭」を30分近くも読んでいました。そこに響が到着します。「言い忘れた事がある」と言い出版社で蹴ったのはリカを救う為だけどそれ以外にも理由があると言うのです。

響は昔、鬼島が芥川賞を受賞するまでの作品が大好きで天才だと思っていた事、しかし芥川賞の受賞後には同じ話を繰り返しているだけで面白くないと言いました。それは鬼島自身も理解している事で、同時に鬼島も「お伽の庭」を読んだ事で響の才能を認め、自分にはもう特に書きたい事も世の中に言いたい事もないから任せると言います。そこで響は初めて「小説家として売れなくても生きていかないといけない事」を認識しました。

翌日、原宿に繰り出した3人は、そこで小説家の吉野に出会います。吉野は「恋愛小説の神」と呼ばれるような作家で響もファンでした。実は鬼島がいたバーでも同席していた吉野ですが響は全くその事に気付いていませんでした。吉野はゴリラのような見た目とは裏腹にかわいいものが好きで、原宿に遊びにきていた所で響を見かけて声をかけてきたのでした。何故小説家になったのか?と問う響に付き合えば分かると街に繰り出します。

吉野は響をゴスロリショップに連れていきます。響を着せ替え人形のようにする吉野ですが、ふと近くにあった服を手に取り、自分に合わせて「似合う?」と聞きます。響は即答で「全然」と返しますが、それは吉野自身も自覚していました。普通に家庭を築きたいという願望も叶う事なく、それ故にその思いを小説にしていたら気付いたら小説家になっていたというのです。それはまだ恋愛感情の気薄な響には理解できない事でした。

大筋の3巻のあらすじは以上ですが、3巻には響の幼馴染である涼太郎のエピソードも含まれています。ネタバレすると響に対しての幼馴染以上の感情が見え隠れしていた涼太郎ですが、彼の部屋は響の写真で埋め尽くされていました。それは響も、涼太郎の母も知っている事です。イケメンでモテる涼太郎ですが、その思いは響一筋なのでした。そんな涼太郎の病的な一面が描かれた所で3巻のネタバレあらすじは終わりです。

4巻のあらすじをネタバレ

晴れて新人賞を受賞する事になった響の「お伽の庭」。授賞式に出席する事になります。その授賞式の控室。同じく受賞した田中から言いがかりをつけられます。その場は花井の静止で動かない響でしたが、当然そのままで済ませるわけがありません。なんと授賞式の最中にパイプ椅子を振り上げ、田中を殴ってしまうのです。式を退場する田中とそれを追いかける響。警察にはいかないようにと響は田中に「お願い」するのでした。

ある意味で話題性に欠かない響でしたが、先に注目される事になったのは、リカの方でした。リカは父祖父江秋人の名前もあって2世、現役女子高生作家という売り文句で「四季降る塔」でデビューし、その売りだし方もあって一気に有名人になります。そしてそのデビューをニュースで知る祖父江秋人。リカはびっくりさせようと黙っていたようです。

リカの小説家デビューで大騒ぎになる周囲をよそに行われる事になった文化祭、看板持ちをしている響の元に田中が現れます。響のお伽の庭を読んだ田中は「話題作りの受賞」と言った事を謝罪し、自身の作品の感想を聞かせてほしいというのです。響は田中の作品を読んだ感想(酷評)を正直に伝えます。

大ヒットする事になった「四季降る塔」でしたが、響は「つまらない」と酷評。リカは響の才能を理解しながらも作品を越えて芥川賞を受賞したいと言い、2人が芥川賞のノミネートが発表されるまでという期間限定付きで絶交する事になってしまいます。

そしていざ芥川賞のノミネート作品が発表されると、響の「お伽の庭」がなんと異例の芥川賞と直木賞にダブルノミネートされる一方でリカの「四季降る塔」はどちらにもノミネートされる事はありませんでした。4巻はこの発表をリカがニュースで見ている所で4巻のネタバレあらすじは終わりです。

5巻のあらすじをネタバレ

5巻では響のお伽の庭が芥川賞と直木賞にダブルノミネートされたというニュースをリカが見ているという4巻ラストから直接続きます。リカがニュースを見ていた所に期間限定の絶交から仲直りをしに響が訪ねてくるのです。響はリカから言われるまでノミネートされた事を知りませんでした。響の態度はリカをさらに落ち込ませてしまい、しまいにはリカは響に八つ当たりして追い出してしまいます。

しかしリカはその事をすぐに後悔して響の後を追おうと外に出ます。しかし言われた言葉がリカの本心だと思えなかった響はなんと家の前で待っていました。そこでリカは秘めた思いを語る事になります。リカが花井と出会ったのはリカが中学3年の時、初めての出会いは祖父江を通したものではなく、リカが書いたネット小説に花井が才能を感じてデビューを目指さないかと誘ったからでした。

そしてリカがデビューに向けて書いた話が「四季降る塔」でした。しかし実際に発売された「四季降る塔」は花井のリテイクによって何度も書き直したものであり、「四季降る塔」は書き直す度にリカの思い描いた世界とはかけ離れたものになっていったというのです。それでもリカが何も言えなかったのは父である祖父江秋人の名前無しに初めて自分の作品を褒めてくれた花井に嫌われたくないという思いからでした。

その話を聞いた響は「つまらないもの書いたのはリカの責任で人のせいにしてはいけない」と相変わらずの酷評です。しかしリカは響が言いたい事を理解していました。次は絶対に自分の言いたい事は言った上で書くと心に決めるリカ。そうして2人は仲直りします。そこに花井から電話がかかってきます。落選の慰めと共に一緒にいるであろう響への忠告の電話でした。

響とリカが話す裏側、花井が務める編集部は新人向けの芥川賞だけでなく本来中堅向けである直木賞までノミネートされてしまった「お伽の庭」に対しての問い合わせが殺到していました。日常を壊したくないと覆面作家でいる事を望む響でしたが、マスコミがそれを許さなかったのです。そして週刊誌の記者に響の通う学校がバレてしまいます。その情報を掴んだ花井が電話をかけますが、後の祭り、既に記者が響に接触していました。

当然されるがままになるわけがない響。隠し撮りされていた事に気付くと、記者からカメラを取り上げ、道路に投げ捨てて壊します。一端は諦めてみせる記者でしたが、実は撮影データは撮影の瞬間にネット経由で既に家にデータとして送られているので無事なのでした。そんな事を知るはずもない響ですが、記者が諦めていないのを察したのか、なんとその記者の後を付けてマンションの部屋に強引に押し入ります。

離れて暮らす子供の写真をみつけた響はその写真を手に強引に記者に自分の事を記事にする事をやめるように強要します。記者は「妬まれるのも天才の役割だ」とひがみをぶつけますがそんな事で引く響ではありません。最後にはその圧力に負けて記事にしないことを約束するのでした。

その後、芥川賞にノミネートされている作家それぞれの話が展開されます。特にピックアップされたのが山本春平です。新人賞の受賞後、いつも後一歩の所までいきながら芥川賞受賞を逃してきた山本は「今回芥川賞を取れなかったら死のう」と覚悟を決めていました。その他の作家達もそれぞれの担当編集と共に、発表を待つ様子が描かれています。

そんな中響は発表当日には、賞を受賞した時に記者会見を行うべく東京には来ていましたが、そこには文芸部の面々もセットでした。「賞を逃したら無駄足になるから」と部活の課外活動になったという響は上野動物園、そしてディズニーランドに行く事にします。「賞を取れなかったらナイトパレード」を観るというマイペースな響に心配になる花井でしたが、そんな中で結果が発表される事になります。

結果は芥川賞直木賞の両賞受賞でした。芥川賞は紹介されていた作家の1人、豊増幸も受賞しましたが、記者会見場を訪れた記者達の注目はこれまでマスコミの前に姿を見せなかった響に集まっていました。しかし響はなかなかその姿を見せず、四苦八苦します。そこに審査員を務めた鬼島が姿を見せて伝言を伝えます。「送れたから控室に寄らずに直接会場に行く」というのでした。

その言葉を聞いた記者達が会見場に殺到するとそこには、鬼島から借りたフード付きのコートを着て顔を覆い隠す程のフードをすっぽりかぶった響と花井が待ち構えていました。記者会見は「まだ15歳の響のプライバシー保護のため」という名目で全て花井が答えると言います。花井の代弁で順調に進む記者会見でしたが、とある記者が花井がゴーストライターをしたのではないかと質問をぶつけた事で事態は一変します。

花井から手を(ついでに足も)出すなと明言されていた響、その記者にマイクを投げつけるのです。当然会場は大混乱。どさくさに紛れて響を連れ出そうとする花井でしたが、後ろからきた記者がフードごと響の頭を掴んだ事で花井がその記者を殴ってしまいます。「花井が記者にいじめられたから怒った」とする響。当然、自分がされた事にも怒り、記者の頭を蹴り飛ばします。5巻はこの後どうなるの?な状態で締め括られています。

響 小説家になる方法がマンガ大賞受賞!その魅力とは?

あらすじだけ読むと突拍子もない事を多くしていると思われても不思議ではない響。ですがその響を中心とした物語は高い評価を受け、響 小説家になる方法はマンガ大賞を受賞する事になります。ここからは響 小説家になる方法の魅力を紹介していきます。

「自分の感性にひたすら正直に生きている」という響の性格

響 小説家になる方法は主人公である響の割合が非常に強い作品です。多くのエピソードが響を中心に描かれ、或いは別のキャラの話が描かれていてもそこには常に響の存在が見え隠れします。それほど強烈なインパクトのある響ですが、最大の魅力と言えるのがその自分の感性にひたすら正直に生きている性格と言えるのではないでしょうか。

響はその感性を押し通す為なら目上の人であっても容赦がありません。必要と思えば暴力も辞さない姿勢は、問題行動も多いですが、そこに強い信念を感じるからこそ、それらの行動に納得してしまい、ともあれ共感してしまいます。もちろんそれは行動だけではなく、それぞれのシーンで描かれるセリフの数々にも現れています。

その感性に対しての正直さは病的とも言える程で躊躇う事を知りません。自分が真剣に取り組むものに手を抜いた事をすれば許しませんし、面白いと思ったものは例えその作者であっても面白さを否定する事を許しません。そうしたいと思ってもなかなか真似できないこれらの響の行動が響 小説家になる方法の最大の魅力と言えます。

「天才」という存在を描くのが上手い

数々の創作作品の中で「天才」と言われる存在は多くいますが、響 小説家になる方法を読んだ人はほぼ100%響の事も「天才」だと認めるでしょう。上記の感性も含め、正論でありながら誰もが目をそむけたくなるような事をそれがさも当たり前であるように行います。また響自身がそれが他人と違う事を自覚しており、それでも尚改める事をしないという点も非常にインパクトがあります。

もちろん、これらの行動は特定のシーンだけで見られる物ではありません。響 小説家になる方法には日常的なシーンも多数ありますが、これらのちょっとしたシーンの中でも響が普通とは違うと思わせるようなシーンが散りばめられています。そしてそれらの魅力は、他のキャラクターと比較する形でも描かれており、響1人を天才に魅せる為の手法をとことん取り入れた作品になっています。

才能がある者と才能がない者との対比

響の天才性を際立たせるキャラクターとして代表的と言えるのが高校の先輩であり、親友になる祖父江凛夏(リカ)です。リカは日本を代表する小説家の娘であり文芸部の部長を務めるキャラクターで、その環境から当然小説家になりたいと考えています。響とは対照的に、明るく誰とでも仲良くでき周囲の雰囲気に合わせた振る舞いをする事を優先しているなど非常に多くの点で響とは対照的なキャラクターとして描かれています。

或いは他の漫画であれば凛夏を主人公に天才である響に挑むような構図が描けそうな程であり、一部のファンの中ではもう1人の主人公と言われる程に登場頻度も多いです。小説家としてデビューこそしますが、すぐ近くに圧倒的な才能を持つ響がいるおかげで、「同年代ではズバ抜けている」という普通なら喜ばしいはずの評価さえ正直に受け止める事ができませんでした。

リカを始め、響に関わる多くのキャラクターが響きと関わった事で未来が変わったとさえ言える程に響の影響を受けています。その事がまた、響の天才性を際立たせ、響を魅力あるキャラクターにしていると言えるのです。

響 小説家になる方法の漫画版の感想・評価

マンガ大賞に選ばれる程に話題になった響 小説家になる方法。当然漫画を読んで多くの人が感想を述べています。ここからは響 小説家になる方法を読んだ人の感想や評価を紹介していきます。

才能がなくて思い悩んでいる人にぜひ読んでほしい

響 小説家になる方法の中心は紛れも無く響ですが、それ以外にも多くの立場の人が登場しています。そして登場するキャラクターの多くが「自分には才能がない」と悲観しているような状態のキャラクターです。そしてそんなキャラクター達に響は自らの感性をぶつけていきます。響 小説家になる方法は、響の天才性を描く漫画ではありますが、同時にこれらに対する人の思いも込められているのです。

響は時に暴力に訴えてでも自身の思いを相手に伝えます。言動にも遠慮がないのでその言葉は包み隠される事がなく、ストレートで非常に分かりやすいです。だからこそそのメッセージはダイレクトに届きます。才能がないからと悩むのを思い切り吹き飛ばしてくれるのが響なので、そういう人にこそ読んでほしいという感想が多いです。

信念を貫き通す響がヤバい

響の行動は必要と思ったら留まる事を知りません。あらすじでもネタバレしたように自分を嗅ぎまわられるのが嫌という考えからマスコミを拒否しています。それにも関わらずある記者が響の通う高校を特定、友人に接触するなど行動してきます。いわゆる「マスゴミ」なんて言われても仕方のない記者の行動に、響は自身の写真を消す事を強要するべく、なんと逆にストーカーして相手の家にまで押し掛けるのです。

もちろんその際に相手は問わず相手が例え自分が応募している新人賞の審査員であろうと一切の躊躇いも容赦はありません。ここまで自分の信念を突き通す事っていうのは中々出来るものではありません。その行動力は良い意味でも悪い意味でも「ヤバい」という感想が目立ちます。

下手なバトル漫画よりもスカッとする爽快感

響は自身の信念を通す為に時に暴力に訴える事もありますが、そこには必ず相手の不謹慎な行動や言動、社会の理不尽さが付きまといます。そんな時の響の暴力は人間の急所を狙う事にさえ躊躇いはなく、「相手が悪いのだから正しただけ」という態度を見せます。まさに不条理を打ち砕く行動は爽快感があり、その前には必ず相手の負が描かれる事からその爽快感はさらに高くなっているという感想もあります。

響は決して身体能力が高いわけではありません。学業は優秀ですが、体育は苦手です。そんな響が遠慮しらずから喧嘩はめっぽうに強いのです。そんな「響無双」が堪らないという感想は感想数全体で見てもかなりの割合を占めていると言える程に多いです。

響 小説家になる方法が実写映画化に!

マンガ大賞を受賞した響 小説家になる方法。そのような話題作なのでメディアミックス展開も行われています。現在既に公開されているのが実写映画です。タイトルを「響HIBIKI」と絞った本作はネタバレになりますが、実写映画は、原作6巻冒頭、響が芥川賞と直木賞をW受賞し、授賞式後、落選した山本が自殺しようとするのを響が止める場面までが描かれています。

主演は欅坂46の平手友梨奈

そんな「響HIBIKI」で主演、響役を務めたのが欅坂46で不動のセンターを務める平手友梨奈さんです。平手友梨奈さんは本作が映画初出演初主演でしたが、響という強烈なキャラクターを「憑依している」と言われる程に高い演技力で演じ切り話題になりました。その演技ぶりを見た原作者が「他にいない」と言う程のハマり役として高い評価を受けています。

また脇を固める俳優も豪華で、花井役には北川景子、映画の締めくくりとなるシーンの重要なキャラクターである山本春平は小栗旬が演じるなど非常に豪華な俳優陣が演じています。

響 小説家になる方法のアニメ化はいつ?

マンガ大賞を受賞した実写映画化した響 小説家になる方法。ファンとしては次に期待したいのはやはりアニメ化になるのではないでしょうか。過去のマンガ大賞受賞作を見ても、アニメ化、映画化されている作品は多く、マンガ大賞の影響力は大きいですが、2018年9月現在、アニメ化決定などの話はまだ発表されていないようです。

過去のマンガ大賞受賞作を見ても2013年以降にマンガ大賞を受賞した作品はまだアニメ化されておらず、どうしてもタイムラグは発生するようです。とはいえ、インパクトの強い漫画である事は間違いないですし、「マンガ大賞受賞」という煽りも受けるはずなので、いつかはアニメ化する可能性は十分にあります。とはいえ現状では「具体的にいつか」というのは明言できない状態です。

響 小説家になる方法の漫画版のあらすじや魅力まとめ

マンガ大賞2017で見事に大賞になった響 小説家になる方法。ここまで主人公に魅力を凝縮した漫画は近年少なく、話題性もあって多くの人が読んでいるのか感想も非常に多い漫画です。純文学をテーマとはしていますが、純文学の中身についてそこまで深く触れられているわけでもなく、タイトルと概要がでる程度なので、そのテーマから敬遠している人にもおすすめできる漫画です。

原作はまだ10巻と追いかけやすく、多くの漫画アプリでも読む事ができ、さらには実写映画化もされているなどマンガ大賞受賞という話題性も後押しして、非常に触れやすい状態です。まだ読んだ事のないという人はぜひ1度手にとって見てはいかがでしょうか。

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