【来世は他人がいい】霧島の目的や婚約の経緯をネタバレ！吉乃への執着の理由は？

『来世は他人がいい』は、ヤクザの家系に生まれた男女が祖父の指示で結婚することになる極道エンタメ漫画です。暴力的なシーンもある一方で、笑いもありますので、多くの人に楽しまれています。この記事では、この作品の主要キャラクターの一人で、かっこいいと評判の深山霧島について紹介します。

これから、霧島の過去や目的、婚約の経緯をネタバレし、吉乃への執着の理由についても考察していきますが、まずはその前に『来世は他人がいい』の作品情報をお届けしましょう。最初に『来世は他人がいい』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『来世は他人がいい』は、小西明日翔の作画による日本の漫画作品で、講談社の「月刊アフタヌーン」で2017年10月号から連載されています。作者の小西が「鉄男」の筆名でpixivに投稿していた同じタイトルの作品が原案です。「次にくるマンガ大賞2018」コミックス部門で1位になりました。2021年5月の時点での累計発行部数は130万部に達しています。

2021年5月、最新5巻の発売を祝してCM動画が公開され、2022年3月には6巻の発売に合わせてPVが「月刊アフタヌーン」の公式Twitterで公開されました。2022年には、第46回「講談社漫画賞」総合部門の最終候補になっています。さらに、メディアミックスとして、2023年10月にテレビアニメの制作が発表されています。

極道の家で育った女子高生・染井吉乃は、祖父の仲間の孫である霧島と婚約させられ、上京を余儀なくされます。しかし霧島はすぐに吉乃に飽きてしまい、金を貢げないなら大阪に帰れと怒鳴り付けました。吉乃は周りの男はクズばかりだと言って行動を起こします。腎臓を400万で売って、その金を霧島に投げつけたのです。すると霧島は吉乃に惚れ直して求婚してきたのです。

深山霧島は『来世は他人がいい』に登場する主要キャラクターの一人で、関東最大の指定暴力団5代目砥草会直系の深山一家の総長の孫です。ただし、総長の蕚（がく）は本当は祖父ではなく、正確には祖父の兄でしたが、過去の事情から総長に預けられているのです。霧島は東京に住む高校3年生で、誕生日は11月13日と判明しています。同じく極道の家に生まれた染井吉乃と婚約することになります。

いつも笑顔のかっこいい霧島は、周りの人からは何を考えているのか分からないと言われています。高身長でかっこいいイケメンなのですが、破滅願望を抱く危ない人物でもあります。婚約者の吉乃にすぐに飽きてしまい、「身体を売れ」とひどいことを言ったりしますが、吉乃が逆ギレするとそんな彼女に本気で惚れてしまい、後で詳しく説明しますが彼女に執着し始めました。

また、身長については詳細は明らかにされていません。しかし、吉乃の身長が170cmぐらいであり、霧島より身長が高くならないようにヒールは5cm以下にしていることから、霧島の身長は日本人としては高身長の180cmぐらいだと分かります。身長以外のことでは、意外にも料理やお菓子作りが上手で、エリザベスという謎の生き物といつも一緒です。

『来世は他人がいい』の高身長でかっこいい霧島は、先に説明した通り関東最大の指定暴力団の直系組織「深山一家」の総長の孫です。まだ高校生なのに『深山一家』の一員として仕事をこなしており、背中と腕の上に刺青があることが分かっています。通学している学校は偏差値が高く、霧島はその中で理系の進学クラスに入っています。運動も得意で、まさに文武両道の高身長でかっこいい高校生です。

うわべはいいので、初めて会った時は吉乃も彼を優男だと思っていました。しかし、本性は破滅願望のある危ない人間でした。吉乃に無理やり迫った男たちに対して、容赦せずに暴力をふるうなど冷酷な面もあります。初めて会った時は吉乃にも外づらで接していましたが、今では本性を現しています。一方で、料理やお菓子作りが上手いという家庭的な面もあります。

次に、『来世は他人がいい』のかっこいい深山霧島の過去や目的について探っていきます。霧島が『深山一家』に入ったのは大きくなってからのことで、過去、小学生の時は両親と一緒に比較的豊かな家で暮らしていました。友達がいない霧島を気にかけた両親は、過去のある日、彼を空手道場に通わせました。

しかし、試合で霧島に負けたことを恨んだ同級生が、学校で彼にひどいいじめをするようになりました。それはだんだんひどくなっていき、霧島は両親に知られないよう傷を隠していました。しかし、実はそれらは過去の霧島自身が仕掛けたことでした。

霧島は自分と同じような人間を仲間にするために、暴力的な性質があると思った同級生を少しずつ訓練していたのです。ところが、その作戦はうまくいかず、霧島は過去のある日、暴力事件を起こします。その時出会ったのが、親戚でありかつ深山一家の総長だった深山萼でした。霧島はその時、萼の友人の孫なら自分も友達ができるのではないかと考えました。そして、そのために両親のところを出て、萼と暮らすことにしたのです。

『来世は他人がいい』の霧島は吉乃とどのようにして知り合い、婚約することになったのでしょうか？過去のある時、霧島は祖父の友人の孫である吉乃を紹介されます。彼女が関西の極道の家に住んでいると聞いた霧島は、密かに吉乃に会いに行きました。遠くから見ただけでしたが、しっかりとした彼女の態度を見て、霧島はますます吉乃に惹かれていきます。しかし、実際に吉乃と顔を合わせることは容易ではありませんでした。

そんな過去のある日、吉乃の祖父から呼び出された霧島は、萼と一緒に吉乃との婚約の話を聞かされます。実は婚約というのは建前で、吉乃の身の安全を確保するというのが本当の目的でした。萼は過去に吉乃の祖父に恩があったので、それを返すためにこの策略に協力することにしたのです。

霧島は、過去に吉乃の祖父から、もし吉乃が自分の命に値しない人間だと感じたら、大阪に返してもかまわないと言われました。しかし、この話に乗るなら、吉乃が死亡する時が霧島の最期（死）だとも言われます。このようにして、吉乃には内緒で彼女と霧島の婚約が決められたのでした。

霧島は、過去に吉乃の祖父から吉乃と一緒にいれば「死ぬほど怖い」という感覚を理解できると聞かされていました。それは、吉乃が怖いということではありません。楽しいことを経験した後の退屈は死ぬほど苦しい、こんな感情は知らないほうが良かったという意味です。吉乃の祖父が言う「怖い」とは、そんな誰かを失ってしまう恐怖のことでした。しかし、その話を聞いた時の霧島は、事態をあまり理解できていないようでした。

霧島は自分の人生に何の意味も感じていませんでした。周りには誰も大切に思える人がいなかったからです。しかし婚約者となった吉乃と一緒に暮らすことで、徐々にそれが変わっていきました。吉乃がひどい風邪で寝込んだ時、はじめてその言葉の意味が分かったのです。どういうきっかけであれ、霧島の中ではもう吉乃は他には代えがたい存在になっていました。吉乃がさらわれた時は、生きた心地がしなかったに違いありません。

霧島と吉乃はそれぞれの祖父の計らいで婚約させられました。最初に会った時の霧島は優しく接していたので、吉乃は彼に好感を持っていました。霧島は自宅の別棟を改装して、東京に来た吉乃の住まいとして提供しました。申し分のない環境に戸惑いながらも、吉乃は東京の高校に通うことになりました。しかし、しばらくすると霧島の態度が変わりました。吉乃が思っていたよりも普通の女の子だったので、霧島は興味を失ったのです。

霧島の一方的な言動に吉乃も我慢の限界に達し、しばらく姿を見せなくなります。この時、吉乃は何と自分の腎臓を売って400万円を手に入れていたのです。吉乃はその400万円を霧島に投げつけて、これ以上ふざけるならどんなことをしても人生をめちゃくちゃにすると言い放ちました。この強気な様子がきっかけで、霧島は急速に吉乃に惹かれていきました。

次に、霧島の吉乃への執着の理由を探っていきますが、まずは吉乃のプロフィールを紹介しましょう。吉乃は、フルネームを染井吉乃といい、漫画『来世は他人がいい』の主役の一人です。彼女は関西最大の指定暴力団「4代目桐ケ谷組」直系の染井組の組長の孫娘として、極道の家で育ちました。周囲から「梅田のホステス」と言われるほどキツい雰囲気を漂わせています。

しかし、一方で、吉乃は周囲のゴロツキを反面教師にして、ごく普通の人の常識を身に付けていました。すでに解説したように、深山霧島と婚約させられ、その後は東京で暮らすことになります。霧島の本性を知り大阪に帰りたくなりますが、祖父の厳命もあり思いとどまります。そして、密かに霧島への復讐を決意するのでした。

霧島の吉乃への執着心は、作中でたびたび描かれています。例えば吉乃の持ち物には、霧島がGPSを仕込んでいます。最初は戸惑っていた吉乃でしたが今ではほとんど気にしなくなり、逆にそれを使ってみたりします。吉乃が腎臓を売って従姉妹に頼ったことを知った霧島は、その従姉妹に詰め寄って怒鳴ったりしました。一見狂気じみた吉乃への愛情ですが、高校生ならでは稚拙さも感じられます。

ある時、吉乃が霧島と自分をいじめた女子生徒を怒鳴りつけたことがあります。この時、霧島は吉乃に再び興味を持ち、今度は吉乃に夢中になりました。婚約した後は霧島の家の別棟に吉乃を住まわせていましたが、何度も訪ねてはデートを申し込んだり料理を作ってあげたりするようになりました。

高身長でかっこいい、さらに外づらでは優しい霧島は、当然学校の女子生徒から人気があります。学校ではヤクザの孫であることが知られており、少し離れて見ている女子生徒が多いようです。吉乃もそのせいで転入したての頃は女子生徒からいじめられることもありました。密かにかっこいい霧島のファンになっている女生徒はいましたが、実際に付き合っている彼女はいませんでした。

高身長でかっこいい霧島の好きなタイプは、『来世は他人がいい』の作中で「女性に嫌われるような女性」だと語っています。そんな女性に無視されたり振り回されたりすることが楽しいのだとも言っていました。吉乃に惹かれたのも、甘やかされてわがままに育ったのだろうと推測してのことでした。霧島は、吉乃が思っていたよりも普通の女の子だったので彼女に興味を失ってしまいます。

それは、霧島が吉乃に怒りを買い、三日間ずっと存在を完全に無視された時のことです。もしかしたら吉乃は自分のことだけが分からない病気になったのではないか、それならば早く病院に連れていかないといけないと、周囲が困惑するほどパニックになっていました。いつも冷静な霧島の動揺が伝わってくる興味深いシーンでした。

霧島の元カノについてはほとんど語られていません。唯一判明しているのが、汐田菜緒という女性です。菜緒はかつて子役としてテレビに出ていた美人であり、大学ではミスコンにも輝いています。自分に近づいてくる男性を利用することが多く、小津健斗という男性と交際していたのも、彼の母親が女子アナウンサーであったからです。さらに彼女は帰国子女であり、アメリカで大麻を吸っていたことがバレて弱みになっています。

菜緒は霧島より年上ですが、笑顔が素敵で見た目もかわいく男性にとてもモテます。しかし、吉乃とは違って女性に嫌われるタイプで、まさに霧島にはうってつけのタイプと言えます。二人が交際していたのは三年前のことで、その時からお互いに深い感情はなく割り切った関係ということがわかっています。菜緒は今でも高身長でかっこいい霧島に惹かれており、復縁を目指しているとも噂されています。

ここで、『来世は他人がいい』のCM動画でかっこいい深山霧島の声を演じた声優・石田彰（いしだ・あきら）を紹介します。石田彰は、1967年11月2日生まれ・愛知県日進市出身の男性声優で、現在はピアレスガーベラに所属しています。

石田彰は、子供の頃に『機動戦士ガンダム』というテレビアニメを見て、声優に対するあこがれを抱くようになりました。中学生に進学すると、「芝居を試してみよう」と考えて演劇部に入部し、以降は演劇に積極的に関わっていきます。日本大学藝術学部演劇学科に在学中、江崎プロダクション付属養成所（現在のマウスプロモーション付属俳優養成所）に入所することになりました。

養成所時代から声優として活動を始め、初仕事は正式デビューの1年前、OVA『世界名作童話全集』の「おやゆび姫」の王子様役でした。1990年に芸能界デビューし、翌年にはマウスプロモーションに正式に所属し、それ以後、声優活動を本格化させました。そして、2007年には『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』のアスラン・ザラ役で第1回声優アワードサブキャラクター賞男優部門を受賞しました。

次に、『来世は他人がいい』のCM動画で深山霧島の声を演じた声優・石田彰の主なアニメ出演作品や担当キャラを紹介します。

「機動戦士ガンダムSEED」は、2002年10月5日から2003年9月27日にかけてTBS系列で放送された日本のアニメ作品です。遺伝子操作されたコーディネイターと自然に生まれたナチュラルが、軍事組織ザフトと地球連合軍に分かれて戦争を繰り広げます。石田彰演じるアスラン・ザラは、コーザフト軍のエースパイロットでもう一人の主人公というべき重要なキャラクターです。

アニメ新世紀エヴァンゲリオンは、人類と敵対する存在「使徒」との戦いを描いたSFアニメで、1995年から1996年にかけて放送されました。石田彰演じる渚カヲルは、エヴァンゲリオンのパイロットの一人で、赤い瞳と灰色の髪を持つ美少年です。

『銀魂』は、空知英秋の漫画を原作としたSF時代劇アニメで、江戸時代末期を舞台に、宇宙人の襲来により価値観が変化した江戸で、侍の坂田銀時が事件や騒動に巻き込まれていきます。石田彰演じる桂小太郎は、攘夷戦争終結後も攘夷党（桂一派）の指導者として、幕府に対する討幕運動を精力的に続けます。爆発物を頻繁に使用するテロ活動を行ったことから、幕府から追われる身となりました。

• 鬼滅の刃（猗窩座）
• 昭和元禄落語心中（有楽亭八雲／菊比古）
• ペルソナ3（結城理／望月綾時）
• 最遊記シリーズ（猪八戒）
• NARUTO-ナルト-（我愛羅）
• 夏目友人帳（名取周一）

ここまで『来世は他人がいい』の深山霧島特集をお届けしてきましたが、最後に霧島に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

『来世は他人がいい』の霧島と『ヘルドッグス』の主人公・室岡の共通点として、どちらも危険で狂気じみた男性であることが挙げられます。また、どちらも「女性に嫌われるタイプ」の女性に惹かれる傾向があるようです。投稿者は、霧島と室岡のそういう性格や趣向に魅力を感じており、「気がくるっている」と自虐的に表現していました。

『来世は他人がいい』の霧島は、危険で狂気じみた行動をすることで、読者にスリルや興奮を与えています。投稿者は、霧島の顔が可愛すぎると言っていますが、彼の外見と内面のギャップに惹かれているのかもしれません。彼の行動や思考が普通の人とは違うことに驚き「頭おかしい男」と表現しているのでしょう。

『来世は他人がいい』の霧島の恋愛観に興味を持つ方の感想です。霧島は、婚約者の吉乃に執着心を抱きながらも、他の女性とも関係を持っています。しかし、吉乃に対しては特別な感情を抱いており、彼女には手を出せないとも言っています。投稿者は、霧島が今回無意識に吉乃に手を出そうとしたことで、霧島の感情の変化を感じ取り、それを「萌える」と表現していました。

この記事では、『来世は他人がいい』のかっこいい深山霧島にスポットを当て、彼の身長やプロフィール、そして目的や婚約の経緯をネタバレ解説するとともに、吉乃への執着の理由を考察してきました。

『来世は他人がいい』の深山霧島は、指定暴力団5代目砥草会直系の深山一家の総長の孫で、高身長でかっこいい高校生です。過去に暴力事件を起こし、深山一家の総長だった深山萼に引き取られることになりました。その後、祖父の友人の孫である吉乃と婚約させられることになります。婚約というのは建前で、真の目的は吉乃の身の安全を確保することでした。

一緒に住むようになると、吉乃が思っていたより普通の女の子だったので、霧島は彼女に教務を失ってしまいます。しかしある時、吉乃が霧島と自分をいじめた女子生徒を怒鳴りつけたことで、霧島は再びときめきます。吉乃に夢中になり彼女に執着するようになったのです。何度もデートを申し込んだり料理を作ってあげたりするようになりました。