【葬送のフリーレン】カンネはかわいいラヴィーネの幼なじみ！魔法やアニメ声優は？

『葬送のフリーレン』では、物語の途中でフリーレンたちが一級魔法使いになる試験を受けるエピソードがあります。このエピソードに登場した魔法使いの1人が、かわいいと評判のカンネです。カンネは幼なじみのラヴィーネとともに、フリーレンの仲間として活躍しました。本記事では、葬送のフリーレンのカンネについて詳しくまとめます。

葬送のフリーレンは、週刊少年サンデーで連載中のファンタジー漫画です。作者は山田鐘人さん（原作）とアベツカサさん（作画）で、2020年の22・23合併号から連載が始まりました。葬送のフリーレンは2023年9月からアニメ第1期の放送が始まり、20204年1月現在では第2クールが放送中です。

魔法使いであるエルフのフリーレンは、勇者ヒンメルたちとともに魔王を倒します。その後、1人で旅に出たフリーレンは、50年後に仲間たちと再会します。再会後すぐに亡くなったヒンメルの葬儀で、フリーレンは涙を流しました。その涙の意味がわからなかったフリーレンは、人間を知るための旅に出ます。フリーレンは新たに出会ったフェルンやシュタルクとともに、魂の眠る地（オレオール）を目指すのでした。

葬送のフリーレンのカンネは、茶色いボブヘアのかわいい三級魔法使いです。髪の毛の一部を2つに分け、頭の横で結んでいます。露出の高いラフな服装をしており、活発そうな印象を受けます。純粋で正直な性格で、思ったことを素直に口にします。根は臆病でいざとなると体が動かなくなることもありますが、それを自覚して成長を続ける努力家です。

また、気遣いができる優しい性格でもあり、周りの人間の変化にもいち早く気づくことができます。カンネは魔法学校出身の魔法使いで、実戦経験はほとんどありません。一級魔法使い試験ではフリーレンのおかげで一次試験を突破しますが、最終的に三次試験の面接で不合格となりました。カンネの好きなものは、かわいいもの全般です。

葬送のフリーレンのカンネは、作中で「褒められて伸びるタイプ」だと自称しました。カンネは魔法都市オイサーストの出身で、魔法学校に通っていました。このことから、恵まれた環境で何不自由なく育ってきたと推察できます。ラヴィーネから「優しいパパとママに甘やかされて育った」と言われたときも、特に否定はしませんでした。ラヴィーネはカンネの幼なじみであるため、カンネの家庭環境に関しては詳しいはずです。

そのラヴィーネが「甘やかされて育った」と言うのであれば、実際にカンネは両親から深い愛情を受けて育ったのでしょう。「褒められて伸びるタイプ」と自称するくらいですから、これまでずっと両親から褒められ続けてきたと推測されます。作中ではラヴィーネに褒めてもらいましたが、特に成長した様子は見られませんでした。

葬送のフリーレンのカンネとラヴィーネは、前述したように幼なじみの関係です。両者ともに魔法都市オイサーストの出身で、小さい頃からずっと一緒に過ごしてきたようです。ラヴィーネは裕福な家に生まれたお嬢様で、カンネとは違い上品な服装をしています。ただ、気が強く言動も乱暴で、口より先に手が出るような性格です。カンネはラヴィーネと頻繁に喧嘩をしており、そのたびにラヴィーネに髪の毛をひっぱられて泣かされています。

一見仲が悪そうな2人ですが、実はお互いのことを信頼しあっています。ラヴィーネは臆病なカンネを無理やり引っ張ることで、カンネの成長を手助けしてきました。カンネもそのことを自覚しており、ラヴィーネには感謝しています。2人は喧嘩しながらも仲が良く、休日でも常に一緒に行動しています。

葬送のフリーレンのカンネの名前は、他のキャラ同様ドイツ語から取られたものです。カンネのドイツ語表記は「Kanne」で、日本語に訳すと「水差し」という意味になります。カンネが得意な水魔法にちなんで、水に関係する名前がつけられたのでしょう。

葬送のフリーレンの作中で、カンネは「水を操る魔法（リームシュトローア）」を使ってみせました。この魔法はその名の通り、水を自在に操ることができる魔法です。殺傷能力は低いため、戦闘にはあまり適していません。大量の水を一度に操ることもできず、まとまった水を操る場合はあらかじめ魔力をこめておく必要があります。

ただ、雨のような分散した水の場合は、それらを集めて圧倒的な物量攻撃を行うことができます。カンネの水を操る魔法は、雨の中では無敵の魔法だといえるでしょう。しかし、水自体を生成することはできないため、晴れの日や水場が近くにない場所ではあまり役立ちません。

葬送のフリーレンのカンネは、飛行魔法を魔法学校時代に習得しました。初めは空を飛ぶことを怖がって、なかなか一歩を踏み出せませんでした。しかし、ラヴィーネに無理やり崖から蹴り落とされたことで、飛行魔法を使えるようになります。一級魔法使い試験では、水を操る魔法（リームシュトローア）とあわせて飛行魔法を使いました。

葬送のフリーレンのカンネの水魔法は、単独ではそれほど威力を発揮しません。しかし、ラヴィーネの魔法と組み合わせることで、相乗効果が生まれます。ラヴィーネが使う魔法は氷の魔法で、カンネの水魔法と相性がぴったりです。一級魔法使い試験の一次試験では、カンネとラヴィーネの魔法のコンビネーションによって、一時的に隕鉄鳥（シュティレ）の捕獲に成功しました。

結果的に隕鉄鳥に逃げられはしましたが、その見事な連携にフリーレンも感心した様子を見せます。カンネとラヴィーネは幼い頃からずっと一緒にいるため、何も言わずとも図ったかのような連携を取ることができるのです。

葬送のフリーレンのアニメでは、カンネは第1シリーズの第2クールに登場しました。カンネの声優に選ばれたのは、和氣あず未さんです。和氣あず未さんは1994年9月8日生まれのO型で、東京都出身の声優です。和氣あず未さんは高校卒業後、東京アニメ・声優専門学校に入学します。その後、2014年に東京俳優生活協同組合の所属となり、声優活動を開始しました。2020年には、歌手としてもデビューしています。

和氣あず未さんが初めて出演したアニメと担当キャラは、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の片桐早苗です。その後、『ウマ娘 プリティーダービー』のスペシャルウィーク、『東京リベンジャーズ』の橘日向、『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』のフラットルテなどを演じています。

その他、『カノジョも彼女』の水瀬渚、『オリエント』の犬坂七緒、『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』のカナデなども担当しました。2023年には、『最強陰陽師の異世界転生記』のイーファ、『女神のカフェテラス』の小野白菊、『はめつのおうこく』のドロカなど、多くのアニメで人気キャラの声優を務めています。

葬送のフリーレンのカンネは、幼なじみのラヴィーネと同じ魔法学校に入学します。そこで、飛行魔法など基本的な魔法を学びました。カンネはラヴィーネとともに三級魔法使いの資格を取り、無事に学校を卒業します。魔法学校を卒業したカンネは、さらに上を目指すため、ラヴィーネと一緒に一級魔法使いになるための試験に挑みました。

一級魔法使い試験の一次試験では、受験者たちは3人1組のパーティーに振り分けられました。カンネと同じパーティーになったのは、ラヴィーネとフリーレンです。一次試験を合格するためには、パーティーメンバーを欠くことなく、隕鉄鳥（シュティレ）を捕獲する必要がありました。フリーレンはまず、隕鉄鳥を観察することを2人に提案します。しかし、隕鉄鳥を見つけたカンネは、いきなり水魔法で捕獲しようと試みます。

逃げられるとフリーレンが思ったとき、ラヴィーネがカンネの操った水を凍らせ、隕鉄鳥を捕獲しました。しかし、隕鉄鳥は非常に頑丈な上に音速で飛べるため、ラヴィーネの作った氷を打ち破って逃げてしまいました。2人はようやく隕鉄鳥の捕獲の難しさを知り、フリーレンの言う通り観察から始めることにしました。観察の結果、隕鉄鳥は魔力に非常に敏感であることがわかります。

そこでフリーレンは、試験場のあらゆる水場に魔力をこめ、魔力がない水場で隕鉄鳥を待ち伏せする案を思いつきました。カンネとラヴィーネは試験場を走り回り、手当り次第に水場に魔力をこめていきます。そして、フリーレンは魔力のない水場の側に陣取り、完全に魔力を消して隕鉄鳥を待ちました。作戦は成功し、フリーレンは自分の肩に乗った隕鉄鳥を「鳥を捕まえる魔法」で捕獲します。

カンネとラヴィーネは一次試験を突破したと喜びますが、フリーレンたちの動きはデンケンに読まれていました。フリーレンが魔法を使った瞬間に居場所を察知され、そこにデンケンと同じパーティーのラオフェンがやって来ます。ラオフェンは「高速で移動する魔法（ジルヴェーア）」で、フリーレンから隕鉄鳥を奪取しました。さらに、デンケンとリヒターが足止めに現れ、フリーレンはラオフェンを追えなくなります。

リヒターはカンネとラヴィーネを殺そうとしましたが、デンケンがそれを止めます。デンケンはフリーレンと戦う間、2人の足止めだけをリヒターに指示しました。リヒターはデンケンに従い、カンネとラヴィーネを戦闘不能に陥らせるに留めました。しかし、デンケンが敗れたことで、2人を殺す決意を固めます。絶体絶命かと思われたそのとき、試験場に張られていた結界が壊れて雨が降ってきました。

フリーレンはカンネが自由に魔法を使えるように、ずっと結界の解析を行っていたのでした。そして、隕鉄鳥を取り返したタイミングで解析が終わり、結界を解除しました。雨が降ってきたことで、リヒターは焦って決着をつけようとします。しかし、ラヴィーネがリヒターの足を凍らせ、その場から動けなくしました。そして、カンネは雨を集めて大量の水の塊を作り、一気にリヒターにぶつけます。

防御魔法では防ぎきれない物量攻撃に、リヒターは為すすべもなくやられました。カンネとラヴィーネはフリーレンと合流し、そのまま試験終了時間まで身を潜めます。そして、無事に一次試験を通過しました。続く二次試験は、「零落の王墓」というダンジョンの攻略が合格条件でした。フリーレンはフェルンと一緒に先に行ってしまったため、カンネはラヴィーネと2人でダンジョン攻略に挑みます。

実は、ラヴィーネの長兄がこのダンジョンに挑んだことがあり、ラヴィーネは零落の王墓に関する詳しい情報を持っていました。ラヴィーネの情報のおかげで、カンネは特に苦労することなく、ダンジョンの最深部手前までたどり着きます。しかし、ダンジョンの最深部に続く扉の前では、魔族が作り出したフリーレンの複製体が待ち受けていました。カンネとラヴィーネは他の受験者たちと合流し、他の複製体たちと戦うことになります。

カンネはドゥンストと一緒に、リヒターの複製体の相手をしました。フリーレンが複製体を作り出している魔物を倒すまで、カンネは何とかリヒターの複製体の攻撃を耐えきります。そして、二次試験を突破することができました。三次試験は、大魔法使いゼーリエによる面接でした。今回の一級魔法使い試験では、フリーレンが参戦したせいで実力が伴わない者まで勝ち上がってしまいました。

そのため、ゼーリエは自分の目で受験者たちを見定めて、ふるいにかけようとしたのです。カンネはゼーリエに会ったとき、その強大な魔力に恐れを抱きました。その恐怖心を見抜いたゼーリエは、カンネに不合格を言い渡します。カンネは二次試験で落ちたラヴィーネとともに、3年後の試験を目指すことになりました。

葬送のフリーレンのカンネには、「かわいい」という感想が多く寄せられています。外見はもちろん、露出の高い服装や、ラヴィーネにいじめられているところがかわいいといわれています。また、カンネの寝顔や笑顔もかわいいと評判です。

葬送のフリーレンのカンネに関しては、「ラヴィーネとの関係が好き」とのコメントが見られます。カンネとラヴィーネは喧嘩ばかりしていますが、実はお互いに信頼しあっています。相性が悪いように見えて仲良しだという関係性に、魅力を感じるファンが大勢いました。

葬送のフリーレンのアニメでは、カンネの声がイメージ通りだと高評価を得ています。声がついたことで、カンネがさらにかわいくなったとのコメントもありました。

葬送のフリーレンのカンネの得意魔法やアニメの声優、作中での活躍シーンなどをまとめました。カンネは一級魔法使い試験に登場したかわいい魔法使いで、フリーレンのパーティー仲間として活躍しました。残念ながら一級魔法使いにはなれませんでしたが、これからもラヴィーネと一緒に成長を続けるでしょう。