【シャングリラ・フロンティア】エムルは死亡する？夜襲のリュカオーン戦の結末は？

この記事では、『シャングリラ・フロンティア』の登場キャラクター人気投票で第2位を獲得したウサギのエムルを特集します。

これから、エムルの死亡や人化に関する話題や夜襲のリュカオーン戦での結末、さらにはアニメ声優の情報などをお届けしていきますが、まずはその前に『シャングリラ・フロンティア』（シャンフロ）の作品情報をお届けしましょう。最初に『シャングリラ・フロンティア』（シャンフロ）の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『シャングリラ・フロンティア』（略称：シャンフロ）は、日本の小説家・硬梨菜のオンライン小説です。2017年5月19日からWeb小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が始まりました。この作品は、書籍になる前に漫画化されるという珍しいメディアミックス展開を経ており、すでにアニメ化も決まっています。不二涼介が描く漫画版は、講談社の「週刊少年マガジン」にて2020年33号から連載されています。

『シャングリラ・フロンティア』の物語はフルダイブVRゲームの世界で展開されます。クソゲーハンターの陽務楽郎は、巨大なクソゲー「フェアクソ」をクリアすると、燃え尽きて一気にやる気がなくなってしまいました。そこでゲームショップの店主にすすめられるままに、神ゲーと言われている「シャンフロ」を購入してみたのです。こうして楽郎は、サンラクというキャラになり、シャンフロの世界に入っていきました。

エムルは、『シャングリラ・フロンティア』（シャンフロ）に登場するウサギの姿をしたNPCです。サンラクが見つけたユニークシナリオ「兎の国からの招待」に登場します。このNPCは、サンラクを「ラビッツ」というウサギの国の「兎御殿」まで案内する任務を担っています。エムルは、人間の年齢に換算すると15歳で、身長0.4m、体重6kg、誕生日は冬の頃と考えられます。

エムルの種族は「ヴォーパルバニー」といって、ふわふわの白い毛に、赤い目をしたウサギのようです。また、青と赤の目立つ服にシルクハットと懐中時計を身につけています。話すときには、「～ですわ」と上品な口調で話すのに対して、サンラクの命令には、「はいな！」と愛らしい返事をするのが印象的です。さらに、職業は魔術師なので、攻撃用の呪文だけでなく、実戦で効果のある魔法も使えます。

特に、転移魔法の「座標移動門（テレポートゲート）」は、一度行ったところならすぐに移動できるので、とても役に立つ魔法です。そのため、サンラクに「便利な転送装置」扱いをうけることもよくあります。サンラクがユニークシナリオ「兎の国からの招待」を達成したことで、正式にパーティーの一員になり、その後は、優秀なサポーターとして、サンラクの補佐をするようになりました。

『シャングリラ・フロンティア』（シャンフロ）のエムルは、巷でささやかれているように死亡してしまうのでしょうか？結論から申し上げますと、エムルは最新話でも死亡はしていません。死亡していないという事実に、ファンの方はホッと胸を撫でおろすことでしょう。

サンラクは、アーサー・ペンシルゴンから「NPCは死亡すると二度と生き返らない」と警告されています。ユニークモンスターの墓守のウェザエモンに挑む時は、「死亡しては大変！」と思い戦闘パーティからエムルを外しました。サンラクは、ユニークモンスターとは戦わない時だけ、つまり死亡する危険のない時だけエムルを連れて戦場に向かいます。

サンラクは、エムルの使う兎御殿へのゲートが大事だと分かっているので、エムルを死亡させるわけにはいかないのです。一方、エムルはサンラクと一緒に動くことでレベルが100を越えます。そのため死亡する危険性は極めて低くなります。相互の協力で死亡を避けているのです。しかし、それだけ死亡しないよう最大限の注意をはらっていても、エムルは死亡を覚悟しなければならない危機に見舞われたことがありました。

『シャングリラ・フロンティア』のエムルが死亡し得る危機に遭ったのは、夜襲のリュカオーンとの戦闘でのことです。サンラクは、死亡の危険を伴う夜襲のリュカオーンに挑む前にエムルをパーティから外しました。しかし、秋津茜が加わったことでエムルの立ち位置が変わり、夜襲のリュカオーン戦に参戦することになりました。サンラクはエムルの死亡だけは避けたかったので、エムルに攻撃させる気はありませんでした。

ところが、エムルの魔法攻撃がないと夜襲のリュカオーンを倒せないことが判明します。そこで、エムルは夜襲のリュカオーンに魔法攻撃を仕掛けたのですが、すると今度はエムルが夜襲のリュカオーンの攻撃対象になってしまいました。エムルに死亡のリスクが訪れます。しかしエムルは、サンラクの肩にヒョイと飛び乗り死亡を招く攻撃をかわしました。結局サンラクのおかげで、エムルが死亡することはありませんでした。

『シャングリラ・フロンティア』で、エムルは夜襲のリュカオーン戦以外にもう一度死亡のリスクがある危ない目に遭っています。死亡の危険があったのは、深淵のクターニッド戦でこれまで死亡を防いでいてくれたサンラクと離れてしまった時のことです。

ユニークモンスターである深淵のクターニッドは、条件が揃うと自動的に戦闘が始まり、この時には死亡リスクがあってもパーティを変えることができません。サンラクがエムルを外すタイミングを逸したことで、エムルは死亡の危険がある深淵のクターニッド戦に臨むこととなりました。

死亡する危険のある深淵のクターニッド戦で、パーティが散り散りになってしまいました。サンラクは孤立しエムルの側から離れました。サンラクは、死亡を回避するためにエムルを探し、やっとのことで再会します。またもやエムルは死亡を免れることができましたが、死亡する可能性の高い危機的状態でした。

『シャングリラ・フロンティア』で死亡を回避したエムルですが、人間の姿がかわいいと評判になっています。人化したエムルはサンラクよりも一回り小さくて、ピンクのボブカットの髪をしています。SNSではエムルの人化した姿がとてもかわいいと話題になりました。アニメ版の方が漫画版よりも人化した時のかわいい度が増しているようです。

通常エムルはウサギの姿をしています。しかし、姿を変えるときには、サンラクのマフラーに擬態することが多いようです。コミカライズ版で擬態の方法が明かされました。その方法とは、サンラクと背を向け合ってから長い耳を首に巻き付け、顔が見えないようにして身体を縮めるだけでした。さらに、「致命兎の秘環」という人化アイテムで「姿形変化」という魔法を使い、人間になることもできます。

コミカライズ版では、エムルは人化するとピンクの外はねストレートの髪で、太眉にアヒル口でニーハイの格好をした美少女になります。ただし、姿形変化の魔法はMPを使い続けるので、5分しか持ちません。原作小説ではあまりありませんが、コミカライズ版では人間になるシーンが増えているようです。

エムルのかわいい魅力の一つが、人間の姿からウサギの姿に戻る時に現れる「耳としっぽ」です。人化を維持しようとすると少しずつ元に戻っていきますが、耳としっぽは人間の姿からウサギの姿に戻る時に一番最初に変わる部分です。人化している時に、耳としっぽだけがウサギになるエムルはとてもかわいいと評判です。ゲームのプレイヤーがアクセサリーをかと思うほどかわいいのです。

エムルのかわいい魅力を紹介してきましたが、最後は千紫万紅の樹海窟でのシーンになります。サンラクに実況を任されて、テンパったエムルは涙目になってしまいました。クアッドビートルとミミクリー・マンティスの戦いを実況していたサンラクが、突然エムルにも感想を求めたのです。ところが、エムルはこの無茶振りにうまく答えられず、涙目になりました。その涙目の表情がとてもかわいいと大評判になったのです。

『シャングリラ・フロンティア』のエムルの正体は、ユニークモンスター「不滅のヴァイスアッシュ」の26羽もいる子供たちの一羽です。種族はヴォーパルバニー（致命兎）で、本作での登場後はサンラクの相棒として共に行動するようになりました。

エムルは、戦闘では死亡の危険を避けるため、サンラクの頭の上に乗って攻撃する魔法使いです。サンラクに同行するようになってからレベルが上がったことと、戦闘に有効な魔法を複数使えるようになりました。その一つが「座標移動門（テレポートゲート）」という移動魔法で、パーティーではテレポート担当要員となっていました。

『シャングリラ・フロンティア』のエムルは、人間の姿に変身できるアイテム、致命兎の秘環（ヴォーパルバニーのひかん）を持っています。死亡を恐れて街に出るときは、目立たないように人化します。アニメでは、人化する回数の多いコミカライズ版のストーリーがさらに詳しく描かれます。そのため、人間の姿をしたエムルを多く見ることができます。

エムルの真の姿は「最強格の魔術師」であり、サンラクと一緒にいるときだけこの姿になることができます。最初に登場した時、エムルのレベルはサンラクのよりも上の56でした。常に死亡を恐れる怖がりであり、自分から戦うことはほとんどありませんが、それでもサンラクの助けになるように頑張っています。

サンラクと一緒にいることで死亡を回避できるだけでなく、魔法を学べる魔導書をゲットし、レベルアップしていきました。やがてレベル100に到達し、『シャングリラ・フロンティア』のエムルは兎御殿の中で「最強格の魔術師」になりました。

ここで、アニメ『シャングリラ・フロンティア』（シャンフロ）のエムル役の声優・日高里菜（ひだか・りな）を紹介します。日高里菜は、1994年6月15日生まれ・千葉県出身の女性声優で、StarCrewに所属し、声優だけでなく女優としても活動しています。

声優の日高里菜は、幼いころ、『天才てれびくん』などの番組を見てテレビに出るのが夢になりました。七夕にその願いを短冊に書くと、祖父がそれを見てテアトルアカデミーに応募してくれて、芸能界に入りました。子役として活動した後、テアトルアカデミーで声優の特別レッスンが始まり、声優としてスタートすることとなりました。

声優としては、2008年にWebアニメ『ペンギン娘♥はぁと』でデビューを飾りました。翌年2009年には『こんにちは アン ～Before Green Gables』でアニメで初めて主役を演じました。

次に、アニメ『シャングリラ・フロンティア』でエムルの声を演じた声優・日高里菜の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

ソードアート・オンライン（シリカ）
トロピカル～ジュ！プリキュア（ローラ／キュアラメール）
アクセル・ワールド（上月由仁子〈ニコ〉）
とある魔術の禁書目録（打ち止め〈ラストオーダー〉）
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った？（玉置亜子／アコ）
ロウきゅーぶ！（香椎愛莉）
転生したらスライムだった件（ミリム）
盾の勇者の成り上がり（フィーロ）
くまクマ熊ベアー（ノアール・フォシュローゼ）
裏世界ピクニック（小桜）

ここまで『シャングリラ・フロンティア』（シャンフロ）のエムルの死亡などについて解説してきましたが、最後にエムルに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

長時間の説明会に参加しくたくたになった投稿者でしたが、エムルの「ぴゃー！」という声や表情がとてもキュートで癒されたようです。声優の日高里菜の表現力の高さも大きく貢献していることでしょう。

エムルは、シャンフロの世界の秘密に関係しているという説もあり、死亡したらストーリーに大きな影響が出る可能性があります。何よりかわいいマスコット的なキャラなので、読者や視聴者は大きなショックを受けることでしょう。

こちらも『シャングリラ・フロンティア』のエムルの死亡を恐れているファンの投稿になります。作中に死亡フラグがちりばめられているようで、これからの展開が一層気になってしまうのでしょう。作者の作品構成の上手さによるのかもしれません。

この記事では、「シャングリラ・フロンティア（シャンフロ）のエムルは死亡する？」と題して、エムルの人化や死亡説、そして夜襲のリュカオーン戦の結末などについて解説してきました。

『シャングリラ・フロンティア』のエムルは、ウサギ型のNPCですが、「致命兎の秘環」という人化アイテムで「姿形変化」という魔法を使い、人間になることができます。ただしこの魔法のMP（Magic Point）は5分となっています。また、エムル死亡説ですが、最新話でも死亡はしていません。夜襲のリュカオーン戦では死亡のリスクにさらされますが、サンラクのサポートがあり死亡を回避することができました。