シャングリラ・フロンティアの感想・評価は？あらすじや登場人物も紹介

異例のコミカライズ版が話題を呼んだ「シャングリラ・フロンティア」は、フルダイブVR型ゲームを舞台した新感覚のゲーム漫画です。以下では、リアリティある世界観が面白いとの感想や評価が見られた、「シャングリラ・フロンティア」から、漫画版のあらすじや登場人物、作品に関する関する感想や評価をネタバレ紹介します。

漫画「シャングリラ・フロンティア」は、硬梨菜原作・不二涼介作画による作品で、2020年7月から「週刊少年マガジン」にて連載されています。物語は、近未来を舞台に、ルフダイブVR型ゲーム「シャングリラ・フロンティア」に飛び込んだ主人公・仲間たちの挑戦や、宿敵との戦いを描いたゲーム冒険譚です。

「シャングリラ・フロンティア」の原作は、小説投稿サイト・小説家になろうよにて、硬梨菜先生が2017年に連載を開始した人気作で、2020年に不二涼介先生によるコミカライズ版の連載が開始されました。一方、「シャングリラ・フロンティラ」は、2021年9月時点で原作小説の書籍化は行われておらず、異例のメディアミックス展開としても注目を集めました。

以下では、独創的な世界観や個性的な登場人物が目を引く、シャングリラ・フロンティアの漫画あらすじネタバレを紹介します。

デジタル機器の発展により、フルダイブVR型ゲームが全盛を迎えた頃、サンラクこと陽務楽郎は、伝説と称されたクソゲーの攻略にどっぷりハマっていました。そんな中、ゲームショップの店員に勧められ、総プレイヤー3000万人を超える、フルダイブVR型ゲームの神「シャングリラ・フロンティア」を購入します。

ゲームを起動し、キャラクター作成やプレイヤーネームを設定したサンラクは、VRならではのリアルな世界観や、従来のゲームでは味わえない手ごたえのあるプレイに魅了されていきます。敵キャラの圧倒的な強さに押されつつも、「シャンフロ」の世界観を少しづつ理解し、ウサギ型モンスターに導かれるまま「ラビッツ」に向かい、ユニークシナリオを発生させます。

魔術兎エムルを仲間に迎えたサンラクは、エリアボスの討伐に向かい、エムルの力や持ち前のゲームセンスを駆使して泥堀り（マットディグ）を攻略、目的地・サードレマに到着します。しかし、街に入る門の前で、あるプレイヤーに待ち伏せさせられ、ティム方法の開示を迫られます。そんな中、サンラクは、クソゲー仲間・鉛筆戦士こと、アーサー・ペンシルゴンに救出されます。

しかし、ある情報を手に入れるべく、サンラクの元へ次々とプレイヤーが押し寄せる中、今度はサイガ-0に助け出されたサンラクは、隙を見てラビッツへ転送され、ユニークシナリオの攻略に挑みます。修行クエストで提示されたモンスターとの戦いは、サンラクの予想を上回る攻撃範囲・強さで苦戦を強いられながらも、着実にクエストをこなしていき、新たなゲーム世界を楽しむようになります。

修行クエストの最後の砦・妄執の樹魔（ルーザーズ・ウッド）の攻略を制したサンラクは、ユニークシナリオを達成し、千紫万紅の樹海窟を目指します。しかし、密かにサンラクの後を追っていたサイガ-0に見つかったことで、他のプレイヤーもサンラクを追い始めます。サンラクは、彼らに別ルートを教えることで追っ手から逃れることに成功するも、目的地にはすでにサイガ-0が待っていました。

サイガ-0の目的は、サンラクへのフレンド申請であり、サンラクは申請を受理します。そして、エリアに突入したサンラクは、モンスターから戦利品を回収し、エリアボス・クラウンスパイダーの巣の攻略に挑み、一人で初見ノーダメージの完全攻略を成功させます。その後、サンラクは、アーサー・ペンシルゴンから連絡を受け、ゲーム仲間でプロゲーマーのオイカッツォと出会います。

召集の目的は、シャングリラ・フロンティアの七つの最強種に数えられる墓守のウェザエモンの討伐は、純粋なプレイヤースキルが攻略の鍵となり、サンラクとオイカッツォが選ばれました。ユニークモンスター攻略戦に向けた準備が進められる中、シャンフロを甘く見ていたサンラクは、思わぬトラブルや痛恨のミスに直面します。

以下では、サンラクと共にシャングリラ・フロンティアの攻略い挑む、登場人物・キャラ一覧を紹介します。

「シャングリラ・フロンティア」の主人公で、本名:陽務楽郎、重度のゲーマーで、特にクソゲーが好きな高校2年生です。ゲームショップの店員に勧められ、「シャンフロ」を始めるようなります。また、ゲーム内のクランは、旅狼（ヴォルフガング）で、当初はゲーム仲間3人で結成されたものの、後にサイガ-0をはじめとするプレイヤーも加わり、シャンフロの重要クランに上り詰めていきます。

「シャングリラ・フロンティア」のヒロインで、本名:斎賀玲、サンラクに片思いする女子高生です。実家はお金持ちで、全てにおいて恵まれたお嬢様である一方、サンラクを凌ぐゲーマーという顔も兼ね備えています。「シャンフロ」では、いかつい鎧騎士のプレイキャラを使用し、当初はストーカーと思われる行為をしていたが、旅狼（ヴォルフガング）に所属し、サンラクの仲間になりました。

サンラクとは腐れ縁のような関係にあるゲーム仲間で、本名:天音永遠、現実世界では人気カリスマモデルとして活躍しています。また、「シャンフロ」では、プレイヤーキラークラン・阿修羅会のナンバー2にあり、旅狼(ヴォルフガング) のオーナーです。

サンラクのゲーム仲間で、本名:魚臣慧、マルチプロゲーミングチーム「爆薬大隊」に所属する、日本屈指のプロゲーマーです。サンラクの影響で「シャングリラ・フロンティア」をはじめ、女性的な容姿から、男性でありながら女性アバターを使用しています。

旅狼(ヴォルフガング)のメンバーの少女で、本名:隠岐紅音、明るく快活な性格の持ち主で、陸上にて全国大会クラスの実力を誇る、スポーツ少女です。コミュニケーション能力が高い一方で、まっすぐ過ぎる性格から、旅狼のライトサイドとも称されています。

旅狼(ヴォルフガング)のメンバーで、本名:佐備夏蓮、無口で感情を表に出すことが少ない一方、好戦的かつ短気な一面ものぞかせる女子高生です。ゲーマーであるが、口下手で他人に対する興味が薄いことから、キャラの好感度を稼ぐものは苦手とするものの、好きなものや興味のあるものに対してはどこまでも突き詰めるタイプで、いわゆるオタク気質です。

旅狼(ヴォルフガング)のメンバーで、本名:鹿尾野葉、ルストの幼馴染の女子高生です。ルストとは、「ネフィリム・ホロウ」でコンビを組むゲーム友達で、口下手で強引な性格のルストを支える良き相方です。

サイガ-0の従妹で、本名:龍宮院京極、龍宮院流剣道の継承者と言われる剣道少女です。剣道の修行の一環として「シャングリラ・フロンティア」を始め、一時は阿修羅会に所属していたものの後に脱退、フリーとなります。旅狼・黒狼のクラン同士の戦いにて、旅狼として参戦するも、サンラクが自分より先に龍宮院流を習得したことから、一方的にライバル視します。

以下では、VRゲーム世界を舞台にした作風や、異色の主人公が織りなす展開が注目される、シャングリラ・フロンティアの面白い魅力を紹介します。

これまでにも、ゲーム世界を舞台にした作品が発表されてきましたが、「シャングリラ・フロンティア」は、VRゲームを題材にした作品で、本当にVRゲームをプレイしているような感覚が面白い魅力です。これまでは、画面越しでしか体験できなかったゲーム世界に入り、様々な街を自分の脚で巡ったり、モンスターと死闘を繰り広げたり、他プレイヤーとの交流など、新たなゲーム漫画として注目を集めています。

「シャングリラ・フロンティア」は、いわゆる主人公最強系の物語ではなく、序盤から苦戦を強いられ、時には呪いのせいでプレイが出来ない状況に追い込まれています。しかし、クソゲーで鍛え上げたスキルを駆使して「シャンフロ」を攻略し、スキルアップのために修行に出るなど、神ゲーも全力楽しむサンラクの姿は、ゲーマーの理想像と呼べるでしょう。

不二涼介先生によるコミカライズ版「シャングリラ・フロンティア」は、圧倒的なシャンフロの世界観や迫力ある戦闘シーン、魅力あふれるキャラデザなど、作画が綺麗なことも、作品の人気を高めています。バトル系漫画では、臨場感を高めるために絵も複雑になりがちですが、あえて作画に手を加え過ぎないことで読みやすくなり、迫力あるシーンが生み出されました。

以下では、小説投稿サイトから異例のコミカライズ化となった、シャングリラ・フロンティアに関する感想や評価を紹介します。

漫画「シャングリラ・フロンティア」の特徴であるフルダイブVR型ゲームは、まるで自分がゲーム世界のプレイヤーになったようなリアルな展開が、人気を火を付けました。従来の作品では、ゲーム世界死ぬと現実でも死ぬなど、現実世界とのリンクが多く見られましたが、「シャンフロ」では、純粋にゲームを楽しむという設定が面白いとの感想が寄せられています。

「シャングリラ・フロンティア」は、小説投稿サイト・小説家になろうよにて人気を博す注目の作品で、「シャンフロ」のファンの中には、調べもの中に作品と出会い、読み始めたらハマってしまったとの感想も見られます。また、「シャンフロ」に関する感想の中には、作品の面白さを共に語りたいなど、「シャンフロ」の魅力にどっぷりハマった方もおり、小説・コミカライズ版ともに、更なる人気を集めています。

原作小説・コミカライズ版共に、高い人気を誇る「シャングリラ・フロンティア」は、男女問わず幅広いファン層を獲得しており、アニメ制作を期待する感想も寄せられています。RVゲームをプレイしているような世界観や、個性豊かな登場人物の活躍は、読み手を興味を惹き付けています。

「シャングリラ・フロンティア」の認知度は、物語に関してはやや低い一方、「シャンフロ」など題名なら聞いたこともある方は多く見られ、何気なく読み始めたら、すっかり作品の面白さに魅了されてしまったとの感想が寄せられています。他作品にはないゲーム世界だけでなく、魅力的な登場人物によるバトルや、ラスボス戦など、物語に引き込まれるような感覚が楽しめてよいとの感想も見られます。

「シャングリラ・フロンティア」のあらすじや登場人物、作品の面白い魅力・感想をネタバレ紹介しました。小説投稿サイトから異例のコミカライズ化が実施された「シャンフロ」は、現実世界での実用化が期待されるフルダイブVR型ゲームを題材にした作風や、クソゲーを愛する異色の主人公たちの活躍など、独創的な世界観が面白いとの感想や評価が寄せられています。