王家の紋章の作者は死亡した?細川智栄子・芙〜みんの現在の年齢や完結の可能性は?

『王家の紋章』の作者は、細川智栄子さんと芙〜みんさんの2人です。長く続いている漫画であるため、読んだことはなくても名前だけは知っているという人も多いでしょう。王家の紋章の作者には死亡説が流れることがありますが、本当に死亡しているのでしょうか?本記事では、王家の紋章の作者の死亡説の真偽や、細川智栄子さんと芙〜みんさんの現在の年齢などをまとめます。王家の紋章が完結する可能性や、漫画の面白い魅力についても解説します。

王家の紋章の作者は死亡した?細川智栄子・芙〜みんの現在の年齢や完結の可能性は?のイメージ

目次

  1. 王家の紋章とは?
  2. 王家の紋章の作者は死亡した?現在の年齢は?
  3. 王家の紋章の最新刊や完結の可能性
  4. 王家の紋章の面白い魅力
  5. 王家の紋章に関する感想や評価
  6. 王家の紋章の作者の死亡まとめ

王家の紋章とは?

『王家の紋章』は何十年も前に始まった少女漫画で、長期連載漫画として名前が上がることが多い作品です。連載が長く続いているため、作者はすでに死亡したといわれることもあります。本記事では、王家の紋章の作者が本当に死亡したのどうかを解説します。まずは、王家の紋章とはどのような漫画か、概要や簡単なあらすじをチェックしておきましょう。

王家の紋章の概要

『王家の紋章』は、秋田書店の「月刊プリンセス」で連載されている漫画です。作者は細川智栄子さんと芙〜みんさんで、1976年から連載が始まりました。王家の紋章は1990年に、第36回小学館漫画賞の少女向け部門を受賞しました。テレビアニメにはなっていませんが、1996年にはイラストストーリービデオが東映から発売されています。

また、単行本の60巻と62巻の限定特装版には、ドラマCDが付属されました。2016年にはミュージカルが公演され、原作の4巻までが舞台化されました。王家の紋章のミュージカルは大盛況となり、2017年に再演、2021年に再々演されています。王家の紋章は2021年に連載45周年を迎え、その記念として帝国ホテルプラザ東京で「王家の紋章ミュージアム」が開催されました。

王家の紋章のあらすじ

アメリカ人のキャロル・リードは、考古学を学ぶためにエジプトに留学していました。その頃、キャロルの父親の会社は、事業の一環として古代エジプト王・メンフィスの墓を発掘します。メンフィスの姉であるアイシスは呪術によって現代に蘇り、「王家の呪い」としてキャロルの父親を殺します。さらにアイシスはキャロルを古代エジプトへと連れ去り、キャロルは大きな歴史の渦に巻き込まれていくのでした。

王家の紋章 | 秋田書店

王家の紋章の作者は死亡した?現在の年齢は?

王家の紋章の作者をインターネットで検索すると、関連キーワードに「死亡」という文字が出てきます。このキーワードだけを見て、王家の紋章の作者は死亡したと思う人もいるでしょう。では、本当に王家の紋章の作者は死亡したのでしょうか?ここでは、王家の紋章の作者の死亡説の真偽についてまとめます。また、王家の紋章の作者とはどのような人か、死亡説とあわせて解説します。

王家の紋章の作者は細川智栄子と芙〜みん

まずは、王家の紋章の作者について詳しく見ていきましょう。王家の紋章の作者は、細川智栄子さんと妹の芙〜みんさんの2人です。姉の細川智栄子さんの生年月日は1935年1月1日で、出身地は大阪府大阪市です。妹の芙〜みんさんは10月9日生まれで、姉の細川智栄子さんより5歳年下であることがわかっています。細川智栄子さんが漫画家としてデビューした作品は、1958年に発表された『くれないのばら』です。

そのときの名義は、「細川千栄子」になっています。その後、名義を「細川知栄子」に変更し、最終的に「細川智栄子」名義に固定されました。細川智栄子さんは王家の紋章が連載されている「月刊プリンセス」だけでなく、「りぼん」や「花とゆめ」など数々の少女向け雑誌に漫画を掲載してきました。妹の芙〜みんさんと共同執筆するようになってからは、作者名のクレジットを「細川智栄子あんど芙〜みん」に変えています。

王家の紋章の作者は死亡した?

王家の紋章は40年以上も続いているため、作者はもう死亡したと思う人もいます。では、王家の紋章の作者は、すでに死亡しているのでしょうか?王家の紋章の作者である細川智栄子さんと芙〜みんさんは、すでにかなりの高齢であることは確かです。しかし、死亡したとの情報はなく、現在でも漫画家活動をしているようです。月刊プリンセスでも王家の紋章の連載は続いているため、王家の紋章の作者死亡説は完全に否定して良いでしょう。

王家の紋章の作者の現在の年齢

王家の紋章の作者の細川智栄子さんと芙〜みんさんの、現在の年齢について説明します。前述したように、細川智栄子さんの生年月日は1935年1月1日です。王家の紋章の連載が始まったのは1976年であるため、連載開始時の年齢は41歳だったことがわかります。2024年の現在では、すでに89歳となりました。

妹の芙〜みんさんの年齢は細川智栄子さんより5つ年下であるため、2024年の誕生日を迎えた時点で84歳になります。王家の紋章の連載を始めた年齢がすでに40歳を過ぎていたため、2人とも現在では90歳近い年齢となっています。

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王家の紋章の最新刊や完結の可能性

王家の紋章の作者である細川智栄子さんと芙〜みんさんは、現在でも死亡せずに漫画の連載を続けています。しかし、かなり高齢であることから、王家の紋章は完結するのかと不安に思う人も多いでしょう。ここでは、王家の紋章の最新刊の情報や、完結の可能性について解説します。

王家の紋章の最新刊は何巻?

王家の紋章は、2023年6月に最新刊の69巻が発売されました。2024年1月現在では、まだそれ以降の単行本は出ていません。王家の紋章は、以前は月刊プリンセスにほぼ毎月掲載されていました。しかし、最近は不定期連載となっており、何ヶ月か休載することがほとんどです。そのため、単行本が発売される間隔もだいぶ長くなりました。王家の紋章の70巻は、2024年6月15日頃に予定されているようです。

王家の紋章は完結する?今後最終回を迎える可能性は?

続いて、王家の紋章が完結する可能性について見ていきましょう。最新刊の69巻では、まだまだ完結する様子はありません。王家の紋章は40年以上もの間、キャロルがさらわれてメンフィスが助けるというパターンを延々と続けています。特に着地点がないため、物語を続けようと思えばいつまででも続けられるのです。また、作者の細川智栄子さんは週刊誌において、王家の紋章を生涯書き続けると発言しています。

インタビューでは王家の紋章を「見果てぬ夢」だと表現するなど、完結させる意思がなさそうです。細川智栄子さんも芙〜みんさんも年齢が90歳近いため、執筆活動は続いてもあと数年でしょう。年齢が要因となって最終回を迎えたとしても、王家の紋章の物語自体は完結しないと推察されます。

王家の紋章の面白い魅力

王家の紋章は、何十年もファンから愛され続けている普及の名作です。では、王家の紋章のどのようなところが、ここまでファンを惹きつけるのでしょうか?ここでは、王家の紋章の面白い魅力を3つピックアップして紹介します。

面白い魅力①個性的なキャラ

王家の紋章には、さまざまな個性的なキャラが登場します。主役のキャロルは美しいだけでなく、好奇心旺盛なところや正義感溢れた性格が非常に魅力的です。キャロルは末っ子として甘やかされてきたためか甘え上手で、かわいくおねだりするシーンもたびたび登場します。メンフィスや兄のライアンなどはかわいいキャロルに敵わず、結局キャロルの要求をのんでしまいます。

キャロルは普段は「ナイルの姫」として崇め奉られているため、どこか遠い存在に感じます。しかし、時たま見せる年相応な姿によって、読者はキャロルに親近感を抱くことができるのです。王妃としての凛とした姿とただの女子学生としての姿のギャップが、キャロルをさらに魅力的なキャラへと仕上げています。続いて、王家の紋章のもう1人の主人公である、メンフィスについて見ていきましょう。

メンフィスは古代エジプト帝国の王(ファラオ)で、まるで女性のような美貌の持ち主です。しかし、気性は激しく獰猛で、他国からも恐れられています。メンフィスはキャロルのことを情熱的に愛するようになり、この激しい愛情表現が読者の心を鷲掴みにしています。キャロルを一途に愛するメンフィスに、心惹かれる読者も多いでしょう。王家の紋章では、悪役のキャラたちもそれぞれに違った魅力を持っています。

王家の紋章で欠かすことができない悪役は、メンフィスの姉のアイシスです。アイシスはメンフィスの異母姉で、幼い頃からメンフィスと結婚することを夢見てきました。しかし、キャロルにメンフィスを奪われてしまったことで、激しくキャロルを憎むようになるのです。アイシスはキャロルを古代へ連れてきた張本人でもあり、アイシスがいなければ王家の紋章の物語は始まらなかったといえます。

アイシスは作中で何度もキャロルの命を狙い、物語を盛り上げてくれました。王家の紋章には他にも、敵対する国の王族など、数多くの個性的なキャラが登場します。敵対キャラの中でも特に登場回数が多いのは、執拗にキャロルを追い続けるヒッタイト王国のイズミル王子です。

イズミル王子はキャロルのことを愛し、隙あらば自分の妃にしようと狙っています。イズミル王子はメンフィスのライバルキャラとして、不動の人気を誇っています。こういった個性的なキャラたちによって、王家の紋章はいつまでも色褪せない面白い作品になっているのです。

面白い魅力②転生もの

日本の漫画界やアニメ界では、2010年代頃から「なろう系」と呼ばれる作品が人気を集めるようになりました。なろう系は主人公が異世界に転生するというストーリーが多く、「異世界もの」「転生もの」とも呼ばれています。王家の紋章は現代人のキャロルが古代エジプトにタイムスリップするという、異世界ファンタジー漫画です。キャロルは転生しているわけではありませんが、話の構造的に転生ものの先駆けといっても良いでしょう。

キャロルが現代の知識を使って成り上がるという展開は、近年の異世界転生ものと通づるものがあります。キャロルが古代に連れて行かれるという当時としては珍しい展開に、当時の読者は強い衝撃を受けました。現在でも人気の「異世界転生」に似たストーリー展開が、王家の紋章が長年愛される要因のひとつであるといえます。

面白い魅力③民族・考古学を取り入れている

王家の紋章の舞台は古代エジプトで、古代エジプトの文化や文明の発達などが詳しく描かれています。民俗学や考古学などを取り入れた重厚な世界観が、読者の興味をかきたてます。王家の紋章に登場するのは、古代エジプトだけではありません。エジプトの周囲にあるヒッタイト王国やバビロニア帝国、アッシリア帝国なども登場します。

王家の紋章では、新たな国や用語が登場するたびに、キャロルの口から読者にわかりやすく説明が入ります。キャロルを通して国同士の関係や用語などを解説してくれるため、読者も王家の紋章の世界を楽しく理解することができます。また、物語に史実を混ぜたリアリティのあるストーリー展開が、読者の興味を惹く一因となっています。

王家の紋章に関する感想や評価

王家の紋章のストーリーは、基本的に同じパターンの繰り返しが続きます。話の内容自体はもちろん違いますが、メンフィスとキャロルが離れ離れになり、困難を乗り越えて再会するという流れはほぼ同じです。それにも関わらず、王家の紋章には「飽きない」という感想が上がっています。「何度読んでも飽きない」という感想からも、王家の紋章の面白さが伝わってきます。

王家の紋章の読者からは、「メンフィスがかっこいい」という感想が寄せられています。見た目だけでなく、キャロルを一途に愛しているところもかっこいいと評判です。メンフィスを理想の恋人と考える人は多く、「メンフィスと結婚したい」というコメントも見られました。

王家の紋章は原作だけでなく、ミュージカルも人気です。王家の紋章のミュージカルに行った人からは、「沼にはまった」とのコメントが上がっていました。軽い気持ちでミュージカルを観に行った人も、あまりの素晴らしさに王家の紋章の魅力に取り憑かれてしまったようです。王家の紋章のミュージカルは原作ファンからも評価が高く、「再現度が高い」と絶賛されています。

王家の紋章に関しては、「完結してほしい」という感想がいくつも見られました。王家の紋章は読者もすでに高齢であることが多く、「生きているうちに完結してほしい」というコメントも上がっています。また、作者の年齢を知って、元気なうちに完結してほしいと願う人も大勢いました。

王家の紋章は歴史ロマン漫画で、ギャグ漫画ではありません。コミカルなシーンはありますが、基本的にはシリアスなシーンが多い漫画です。それにも関わらず、王家の紋章には「笑える」という感想が上がっています。独特な絵のタッチやキャラたちの大げさな感情表現などが、読者の笑いを誘うようです。

王家の紋章の作者の死亡まとめ

王家の紋章の作者の年齢や死亡説、面白い魅力などをまとめました。王家の紋章の作者である細川智栄子さんと芙〜みんさんは、長年王家の紋章を描き続けています。ただ、近年は連載のペースが遅くなり、新刊も1年に1冊程度しか発売されていません。そのため、王家の紋章の作者が死亡したと勘違いする人も出てきました。

しかし、細川智栄子さんと芙〜みんさんはどちらも健在で、現在でも王家の紋章は月刊プリンセスで連載されています。ただ、高齢であることは確かであるため、数年のうちに連載が終了する可能性もあります。王家の紋章が完結するかは定かではありませんが、連載が終わるときまで読者に夢を与え続けることでしょう。

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