【王家の紋章】ネタバレあらすじと漫画の魅力!キャロルとメンフィスの恋の行方は?

漫画「王家の紋章」のあらすじを、ネタバレ特集します。王家の紋章とは、1976年の連載開始から2024年1月現在までストーリーが続いている大長編漫画です。少しネタバレしますと、現代に生きる主人公の少女キャロル・リードがタイムスリップを繰り返す物語で、大河ドラマ的な面白さや登場人物の魅力などで人気と支持を獲得してきました。この記事では、王家の紋章のあらすじをネタバレを交えて取り上げながら、キャロルとメンフィスほか主要登場人物やストーリー内に出てくる用語などを紹介していきます。

【王家の紋章】ネタバレあらすじと漫画の魅力!キャロルとメンフィスの恋の行方は?のイメージ

目次

  1. 王家の紋章とは?
  2. 王家の紋章の漫画あらすじネタバレ
  3. 王家の紋章の主な登場人物・キャラ一覧
  4. 王家の紋章のその他登場人物・キャラ一覧
  5. 王家の紋章のドラマCD版の声優
  6. 王家の紋章の用語をネタバレ
  7. 王家の紋章に関する感想や評価
  8. 王家の紋章のネタバレまとめ

王家の紋章とは?

「王家の紋章」とは、「パタリロ!」や「ガラスの仮面」と並ぶ大長編少女漫画です。二世代、あるいは三世代に渡るファンも多いといわれ、現在も多くの新規ファンを獲得し続けてきました。この記事では、王家の紋章のコミックス1巻から5巻のあらすじ紹介を中心に、同作品の概要と原作者、キャロル・リードやメンフィスなどの登場人物一覧、王家の紋章に登場する用語を取り上げるため、王家の紋章を読む際の参考にしてください。

王家の紋章の概要

王家の紋章は、秋田書店の少女漫画雑誌月刊プリンセス誌上にて、1976年に連載が開始され、2024年1月現在連載中です。同作品のコミックスは既刊69巻で、累計発行部数が4000万部を突破しました。また、文庫版も25巻まで刊行されています。王家の紋章は、1990年に第36回小学館漫画賞少女向け部門を受賞しました。

王家の紋章は、同じく大長編少女漫画のパタリロ!やガラスの仮面とは異なり、長い連載期間の中でアニメ化やドラマ化が行われていません。ようやくのメディアミックスとして反響を呼んだのが、2016年に上演されたミュージカル版でした。ミュージカル版は好評を博し、計3度上演されています。

王家の紋章の作者

王家の紋章の原作者は、「細川智栄子あんど芙~みん」とクレジットされています。パーソナルデータが長らく謎だとされてきた細川智栄子は、2006年にインタビューで1935年生まれの女性漫画家で、芙~みんは彼女の5歳下の実妹細川芙美子と明らかにしました。1958年に「くれないのばら」でデビューした彼女は、一貫して女性向け漫画雑誌で活躍しています。王家の紋章の他には、「伯爵令嬢」などをヒットさせました。

王家の紋章 第1巻 | 秋田書店

王家の紋章の漫画あらすじネタバレ

あらすじ イメージ画像

王家の紋章は、2024年1月現在連載期間が50年に迫ろうとしている大長編少女漫画です。そのため、これから同作品を読みたいと考えている人たちの間では、「序盤のあらすじを知りたい」や「読む前にある程度登場人物を知っておくと良いかも」などの意見が見受けられました。この章では、王家の紋章のストーリーの基盤であり、核とも評されているコミックス1巻から5巻までのあらすじを、各巻ごとにネタバレを交えて紹介します。

1巻あらすじネタバレ

王家の紋章の1巻のあらすじは、次の通りです。主人公のキャロル・リードは、アメリカ大富豪の娘で、考古学を学ぶためにエジプトのカイロ学園高等部に留学しました。恵まれた学園生活を送っているキャロルに、在る出来事が起こります。父親の事業PRの一環として行われている「王家の谷」の発掘作業で、新たに王墓が発見されました。そして、墓室の奥にある秘密部屋に安置されていたミイラが、突如若い女性の姿で蘇ったのです。

王家の紋章の1巻あらすじの続きです。ミイラの名前はアイシスといい、弟メンフィスの墓を荒らされたとして暴れ出しました。ところが、王墓の粘土板が修復されたことでアイシスは元の時代に強制的に戻され、彼女はライアン・リードを苦しめるためキャロルを道連れにしたのです。ここからキャロルの長い旅が始まります。

2巻あらすじネタバレ

王家の紋章の2巻あらすじ紹介です。20世紀のカイロでは、失踪したキャロルの捜索が懸命に行われていました。当の彼女は、3000年前のエジプトのゴセン村にタイムスリップしたのです。事情を呑み込んだキャロルは、何とかして現代へ戻ろうと行動を開始しますが、その過程でメンフィスと出会いました。実はメンフィスは実姉のアイシスと婚約していたものの、当時のエジプトにはいなかった金髪碧眼のキャロルに次第に惹かれます。

3巻あらすじネタバレ

王家の紋章のコミックス3巻のあらすじは、以下の通りです。キャロルは一度現代に戻りましたが、古代エジプトでの記憶は有していません。学友たちとテニスをするなど、学園生活を謳歌する彼女のもとに、自分の所へ戻ってきてほしいというメンフィスの声が聞こえました。キャロルがメンフィスの元へ行くと、彼女は彼に反抗して現代の知識を使って周囲の人々を救います。キャロルは、「ナイルの娘」と崇められるようになりました。

4巻あらすじネタバレ

王家の紋章の4巻あらすじ紹介です。メンフィスの想いに気づいたキャロルは、やがて彼のことを愛するようになりました。しかし、ヒッタイト国のイズミル王子が彼女のことを狙っており、ついに連れられてしまったのです。キャロルを取り戻さんとするメンフィスは、軍勢を率いてヒッタイトへと攻め入りました。キャロルは、自分の存在と現代の知識が、戦争を引き起こしてしまったことに愕然としながら、傷ついたメンフィスを見ます。

5巻あらすじネタバレ

王家の紋章の5巻あらすじを、ネタバレ紹介します。キャロルはメンフィスの想いを受け入れ、古代エジプトで生きていく決心をしました。しかしながら、20世紀の人間であるキャロルにとって、古代エジプトの生活様式や考え方は異質なものなのです。ある日、キャロルは、メンフィスが王家の墓荒らしをした犯人を斬殺した場面を目の当たりにしました。キャロルは絶叫してメンフィスを責めますが、この時代の墓荒らしは重罪なのです。

王家の紋章の主な登場人物・キャラ一覧

登場 イメージ画像

2024年1月現在、連載期間が47年を超えている大長編少女漫画の王家の紋章は、大河ドラマ的なストーリー展開の面白さに加えて、登場人物たちの魅力が人気の理由だといわれています。特に、主人公のキャロル・リードと相手役のメンフィスは、二人の恋愛模様も相まって高い人気と支持を得てきました。この章では、人気少女漫画の王家の紋章について、キャロルとメンフィス、そして主な登場人物、キャラクターを紹介していきます。

登場人物①キャロル・リード

王家の紋章の主人公キャロル・リードは、初登場時16歳でした。エジプトのカイロ学園に留学中の彼女は、金髪碧眼で白い肌の美少女に描かれています。リード・コンツェルンの社長令嬢として生まれたキャロルは、エジプトで考古学を学んでいましたが、王墓の発掘をきっかけにアイシスの恨みを買うようになり、古代エジプトへとタイスリップさせられました。そして、メンフィスと運命的な出会いを果たし、過去と現代を行き来します。

登場人物②メンフィス

メンフィスはキャロルの相手役で、もう一人の主人公ともいえるキャラクターです。メンフィスは古代エジプト王国の王で、初登場時17歳でした。彼は黒髪のロングヘアが特徴で、女性に間違う可能性があるほどの美少年ですが、気性が極めて荒く勇猛果敢な若き王なのです。また、容赦なき冷酷さを持ち合わせている、頭脳明晰な切れ者に描かれていました。メンフィスは、自分に靡かず、民のことを気遣うキャロルに惹かれていきます。

登場人物③アイシス

アイシスは、キャロルの敵役ともいえる存在のキャラクターです。彼女は、古代エジプト王国の第一王女にしてメンフィスの婚約者でした。実はメンフィスの異母姉でもあるのですが、古代エジプトでは近親結婚は珍しいものではありません。アイシスは、現代でメンフィス墓が荒らされたとして蘇り、原因であるリード家に復讐をします。やがて、メンフィスがキャロルに惹かれていくと彼女を目の敵にして、幾度も彼女を追い込みました。

登場人物④イムホテップ

イムホテップは、古代エジプト王国の名宰相です。彼の容姿は、ソバージュのような白髪の長髪に、顎髭をたくわえた目つきの鋭い男性に描かれていました。宰相としてメンフィスの政策を支えており、時には彼に進言することもあります。当時の人物としては先進的な思考の持ち主であり、キャロルがメンフィスの王妃になることを、「王家に新しい血が入る」として賛成しました。彼は、実在したピラミッドの建設者がモデルとのことです。

登場人物⑤ミヌーエ

大ヒット長編少女漫画王家の紋章に登場するミヌーエは、古代エジプト王国の将軍です。ウナスとルカの上官にあたり、自身は女官長ナフテラの息子であることが明らかにされました。彼の容姿は、黒髪ロングソバージュが特徴的で優しそうな雰囲気をまとっていますが、武勇に優れエジプトの民にもその存在を広く知られています。ミヌーエは、メンフィスの片腕的存在であり、彼の遠征には必ず付き添って護衛役を担っているのです。

登場人物⑥ウナス

ウナスは、古代エジプト王国の武官です。ミヌーエの部下であることは部下であることは先述しましたが、メンフィスの忠臣として活躍してきました。おかっぱ頭の黒髪が特徴的に描かれているウナスは、幼少期に処刑されかけたことがあり、そこをメンフィスに救われて以来彼に絶対的忠誠を誓っているのです。ストーリーの中において、彼はキャロルの護衛役を担うことがあり、彼女の英知を目の当たりする機会が多いことがわかります。

登場人物⑦ルカ

ルカは、古代エジプト王国の武官で、メンフィスの命を受けてキャロルの護衛兼召使いをしています。しかしながら、彼の正体は古代ヒッタイト王国のスパイであることが後に明らかにされました。ウナスとは気の置けない仲を装っており、彼をはじめとして周囲の人間はルカのことをヒッタイトの人間であるとは知りません。イズミルに絶対的な忠誠を誓っている一方で、キャロルの人柄を知ったことで自分の任務との葛藤に揺れています。

登場人物⑧ナフテラ

ナフテラは、古代エジプト王国のミヌーエ将軍の母親です。自身は女官長という立場で、エジプトの宮廷侍女たちを統率している様子が描かれていました。また、王族の身支度や食事の管理なども担当しています。ナフテラは、キャロルが奴隷の身分だった頃から彼女のことを気にかけており、この時代におけるキャロルの母親のような役割を果たしてきました。ミムタン王女失踪事件の真相を知る数少ない人物であり、そのことで葛藤します。

登場人物⑨テティ

王家の紋章に登場するテティは、古代エジプト王国でキャロルの侍女を務めている女性キャラクターです。ふくよかな身体の持ち主で、好奇心旺盛な彼女は、同作品のコメディーリリーフを担う人物とされていますが、他の侍女たちから「テティ様」と呼ばれるなど、侍女の中では身分が高いことが示唆されました。キャロルのことを守る気構えはあるものの、好奇心に負けてしまい彼女とともに危険につながる行動をすることもあります。

登場人物⑩ハサン

ハサンは、砂漠を渡り続ける古代の商人で、どこの国にも属していません。彼は、長身でやせ型の青年男性に描かれていました。立場上身軽なハサンは、当初金儲けのためにキャロルに近づきます。ところが、彼女の優しい人柄に触れたことで改心し、以降は彼女に忠誠を誓うようになりました。基本的にキャロルの命令しか聞かない彼は、旅人の商人という職業柄得た豊富な経験や薬草の知識などを駆使しして、何度も彼女の危機を救います。

王家の紋章のその他登場人物・キャラ一覧

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細川智栄子あんど芙~みん原作の大ヒット大河少女漫画の王家の紋章は、「あらすじを読んでみて興味が湧いた」という意見があるとのことです。また、「登場人物が多い」という感想も寄せられており、「人物相関図のようなものがあると便利だ」ともいわれていました。同作品には、どのようなキャラクターがいるのでしょうか?この章では、王家の紋章のその他の登場人物、キャラクターを一覧にまとめて取り上げていきます。

登場人物①カレブ

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王家の紋章のカレブは、髭面で小柄な太めの体格をした商人です。初登場時はハサンの兄貴分を気取っていた彼は、元々アッシリア王宮に出入りしており、アルゴン王から高い評価を受けていました。金儲けを企て、ハサンとともにキャロルに近づいています。しかし、キャロルの人柄に心酔したハサンのことを疎んじて、アッシリアやバビロニアに内通未遂をしたこともありました。商人らしい手腕で、キャロルを救ったこともあります。

登場人物②アリ

細川智栄子あんど芙~みん原作の大ヒット大河少女漫画の王家の紋章に登場するアリは、アイシスの乳母であり、現在は彼女の忠実な腹心となっています。毒の知識に長けた彼女は、毒物を用いて幾度もキャロルを殺害しようとしたものの、ことごとく失敗に終わりました。アリはアイシスが幸せになることを望んでおり、彼女がメンフィスと結ばれるよりも、彼女のことを愛してくれるラガシュとの仲が上手くいくことを願っています。

登場人物③カプター

カプターは、古代エジプト王国の神官長(大神官)であり、禿げ頭が特徴的な中年男性に描かれています。予言や神事の正確さから部下や民衆から厚い信頼を得ている一方で、出世欲の強い人物であり、自らの出世のための彼の行動でキャロルや国は振り回されていました。また、黄金に目がなく、キャロルのことを我がものにせんと考えていますが、その感情が伝わっているのか、キャロルからひどく恐れられ、嫌われているのです。

登場人物④セフォラ

月刊プリンセスに連載中の大長編少女漫画の王家の紋章に登場するセフォラは、古代エジプト王国の奴隷女性です。キャロルがアイシスによって古代エジプトに連れて来られた際、彼女のことを助けました。キャロルが奴隷として使役することになった時は、彼女に様々なアドバイスを与えています。不幸な出来事が重なるキャラクターであり、神殿工事にて滑車に足を挟まれ大怪我を負った後に、病に倒れてそのまま亡くなりました。

登場人物⑤セチ

セチは、古代エジプト王国の奴隷男性で、セフォラの息子です。セフォラとともに古代エジプトへ初めて連れて来られたキャロルを救いました。セフォラの死後は、ヒッタイトに攫われたキャロルを助けるためメンフィスの軍に参加しましたが、捕虜になっています。そこでキャロルと再会し、彼女ともに脱獄したものの、イズミルに発見されて刺されました。亡くなる寸前にセフォラの死をキャロルに伝え、そのまま息を引き取りました。

登場人物⑥ネバメン

ネバメンは、王家の紋章の中でも屈指の悪役キャラクターとして知られており、ファンの評価も高くありません。元々は死刑囚だった彼は、脱獄に成功するとメンフィスの弟と騙って古代エジプト王国内に出入りするようになりました。そして、カプターに見出されて出世を重ね、やがて将軍の地位に上り詰めたのです。下品で野心家、容姿もメンフィスに似ていない彼の出自を疑う者も多く、キャロルはネバメンのことを気味悪がっています。

登場人物⑦ベルト

片膝をつく人形 イメージ画像

細川智栄子あんど芙~みん原作の大ヒット少女漫画王家の紋章に登場するキャラクターの中で、ファンから良く思われていないとされているのがベルトです。ベルトも元死刑囚であり、脱獄して生き延びてきました。ネバメンとは知り合いで、彼の計画に乗って王宮入りしたのです。無知蒙昧で下品な性格のベルトは、後述するメクメクから激しく嫌われてきました。ベルト自身はキャロルに魅せられており、野卑な視線を向けています。

登場人物⑧メクメク

メクメクは、古代エジプト王国の奴隷女性でした。美貌の持ち主である彼女は、容姿と奴隷という地位とのギャップに不満を感じていたのです。侍女になりたいと考えた結果、カプター大神官にすがりつき、没落した貴族の娘と身分を偽って彼の侍女となりました。その後も出世欲は衰えることなく、メンフィスやネバメンに色仕掛けで取り入ろうとしています。また、キャロルを軽んじる数少ないキャラクターであり、彼女を侮っていました。

登場人物⑨イズミル

イズミルは、古代エジプト王国の近接国古代ヒッタイト王国の第一王子です。彼の容姿は、聡明そうな美少年であり、長髪が印象的に描かれていました。また、武人としてのスキルも、秀でたものがあります。冷静な人柄で知られるイズミルですが、妹のミタムンの失踪事件を機にエジプトとは険悪な関係になり、やがてキャロルを巡って戦争に発展しました。一度は彼女を誘拐するも、その後は彼女を愛し、ひたすら想い続けているのです。

登場人物⑩ミムタン

若い王女 イメージ画像

ミムタンは、古代ヒッタイト王国の第一王女で、イズミルの実妹です。彼女は戴冠式のために出向いたエジプトで出会ったメンフィスに好意を寄せますが、失恋に終わりました。その後、強引に彼との縁談を進めたものの、アイシスの逆鱗に触れて、お供の者たちを皆殺しにされて幽閉されます。牢からの脱出に成功すると、アイシスを殺害しようとするも、キャロルが声を上げてことで失敗し、逆にアイシスによって焼死させられました。

登場人物⑪ヒッタイト王

エジプトの王様の石像 イメージ画像

古代ヒッタイト王国の国王は、イズミルとミムタンの実父でもあります。好色な人物であり、残忍で冷酷な性格が前面に出ているヒッタイト王は、キャロルのことを我が手中に収めようと画策していて、その点でイズミルと対立することもしばしばでした。しかしながら、イズミルがライアンに撃たれて重傷を負った際には、キャロルの殺害を命じて報復しようとするなど、息子に対する父親としての一定の愛情を持ち合わせてもいます。

登場人物⑫ヒッタイト王妃

王女のドレス イメージ画像

古代ヒッタイト王国の王妃は、イズミルとミムタンの実母です。冷血漢の夫とは違い、非常に思いやりのある女性に描かれていました。また、子ども思いの母親であることも前面に出ており、ミムタンを失った悲しみを憎しみに変えてキャロルのことを恨んでいましたが、そのことを長く引きずることはなかったのです。極めて聡明で周りのことが見えている王妃は、どのような手段に出てもキャロルと結ばれようとするイズミルを嗜めました。

登場人物⑬ミラ

青いドレスを着た女性 イメージ画像

45年以上ロングヒットを続けている少女大河漫画の王家の紋章に登場するミラは、ヒッタイト王妃のお付きを務める女性です。とてもおとなしい女性に描かれており、王妃の信頼を集めていることが示唆されました。やがて、王妃からイズミルの結婚相手に推され、自身も彼のことを好きでしたが、キャロルの存在を気がかりにしていたのです。しかしながら、キャロルを殺害したり陥れようとはせず、彼女の脱走に協力していました。

登場人物⑭ムーラ

黄色いドレスを着た女性 イメージ画像

ムーラは、古代ヒッタイト王国の女性です。彼女は、古代エジプト王国におけるナフテラと同じような役割をしている様子が、示唆されました。また、ヒッタイト王と王妃の信頼が厚く、イズミルの幼少期から彼の養育係を務めていたのです。イズミルのことを何よりも第一に考えているため、キャロルに対しても厳しい態度を取りますが、「ナイルの娘」や「エジプトの神の娘」と呼ばれる彼女への一定の敬意は忘れていません。

王家の紋章のドラマCD版の声優

CDプレーヤーとソフト イメージ画像

月刊プリンセス誌上にて連載中の大人気少女漫画の王家の紋章は、連載期間が48年目に突入しようとしている大長編作品でありながら、過去に一度もアニメ化されていません。イラストストーリーと称したVHSビデオや、サントラ盤、そしてドラマCDが発売されたことがあり、その各々で声優が異なるキャラクターも見られました。この章では、王家の紋章のドラマCD版で、メインキャラクターを演じた声優キャストを取り上げます。

キャロル・リード役/沢城みゆき

  • 名前:沢城みゆき(さわしろ みゆき)
  • 生年月日:1985年6月2日
  • 出身地:長野県生まれの東京都育ち
  • 身長/体重/血液型:154cm/非公表/O型
  • 所属事務所:青二プロダクション
  • 趣味:読書
  • 特技:料理(予定)、英語少々

王家の紋章のドラマCD版でキャロル・リード役を演じたのは、沢城みゆきです。沢城みゆきは、1999年に「デ・ジ・キャラット」のプチ・キャラット役で声優デビューしました。彼女の主な出演作品には、「ルパン三世シリーズ」の峰不二子役(3代目)や、「ゲゲゲの鬼太郎(第6作)」の鬼太郎役などがあります。

メンフィス役/梶裕貴

  • 名前:梶裕貴(かじ ゆうき)
  • 生年月日:1985年9月3日
  • 出身地:東京都生まれの埼玉県坂戸市育ち
  • 身長/体重/血液型:170cm/非公表/O型
  • 所属事務所:ヴィムス
  • 趣味並びに特技:旅行

王家の紋章のドラマCD版にて、メンフィス役を演じた声優キャストは梶裕貴です。梶裕貴は、2004年に声優デビューすると、一躍人気声優の仲間入りを果たしました。彼の主な出演作品には、「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役、「七つの大罪」のメリオダス役などがあります。

アイシス役/朴璐美

  • 名前:朴璐美(ぱく ろみ)
  • 生年月日:1972年1月22日
  • 出身地:東京都江戸川区
  • 身長/体重/血液型:非公表/非公表/AB型
  • 所属事務所:LAL(同社代表)
  • 趣味並びに特技:スキューバダイビング、少林寺拳法、水泳、ピアノ、韓国語

朴璐美は、元々演劇集団円の一員として女優活動をしていましたが、1998年のアニメ作品「ブレンパワード」でカナン・ギモス役を好演し、以降は声優と女優活動を並行して行うようになりました。主な出演作品には、「∀ガンダム」のロラン・セアック役や、「鋼の錬金術師」のエドワード・エルリック役などがあります。

王家の紋章の用語をネタバレ

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細川智栄子あんど芙~みん原作の大ヒット少女漫画の王家の紋章には、あらすじの章でも触れたように、様々な国が登場しました。この章では、王家の紋章に出てくる国々を、用語として取り上げていきます。

用語①エジプト国

王家の紋章に登場する古代エジプト王国とは、ファラオ(王)であるメンフィスが統治している国です。ストーリーにおける主舞台であり、上エジプトと下エジプトに分かれていて、前者をメンフィス後者をアイシスが管理していました。大変豊かな国であるが故に、他国を含めた陰謀が渦巻いている国でもあります。ちなみに、古代エジプトは実在しました。

用語②ヒッタイト国

古代ヒッタイト王国は、事実では紀元前1600年頃にあった国であり、現在のトルコに位置していました。王家の紋章に登場する同国は、イズミルが第一王子を務め、ミムタン失踪(殺害)事件を機に、古代エジプトとは険悪な関係になります。両国は、やがてキャロルの存在を巡って、メンフィスとイズミルを中心にした戦争に発展しました。

用語③アッシリア国

アッシリア国とは、かつて実在した王国のことで、現在のイラク、メソポタミアの北部に位置していました。王家の紋章におけるアッシリア国は、残虐な国として描かれています。特にアッシリア国王は、好色で残虐非道な人間性で悪名を轟かせており、エジプト王国を狙っていました。国王の真の狙いはキャロルにあり、どんな手段を用いてでも妃にせんと画策したものの、そのことがメンフィスの激しい怒りを買ったのです。

用語④バビロニア国

バビロニア国も、実在した国であり、現在のイラク、メソポタミアの南部に位置していました。王家の紋章で描かれたバビロニア国は、ラガシュが治めています。西の大国として知られるバビロニアの王ラガシュは、非常に頭の切れる人物で、キャロル殺害を請け負うこと条件にアイシスを妃として迎え入れました。一見政略結婚に見えたこの婚姻でしたが、ラガシュは彼女のことを真に愛しており、懐妊の時は大喜びしたのです。

用語⑤ミノア国

ミノア国は、史実ではミノア文明として栄えた土地のことで、現在のクレタ島に位置していました。王家の紋章のストーリーの中では、若干14歳の少年王ミノスが治めています。ミノスは病弱な少年であり、王国に招いたキャロルの手厚い看護によって体調を回復した経緯がありました。しかし、その結果彼女のことを想ってしまい、強引に妃にしようと行動に出たのです。

用語⑥アマゾネス

細川智栄子あんど芙~みん原作の大ヒット少女漫画の王家の紋章に登場するアマゾネスとは、女性だけの王国を指しています。アマゾネスを治めている女王は、名前などは明かされていません。彼女は、美貌の持ち主でありながら、男勝りの勇猛なキャラクターに描かれていました。ストーリーの中で、女王はキャロルのことを2度助けたことがあります。また、キャロルに全幅の信頼を置いており、重体の実妹ヒューリアを彼女に託しました。

用語⑦古代アテネ

月刊プリンセス誌上にて好評連載中の大長編少女大河漫画の王家の紋章には、謎に包まれた国があるとのことです。古代アテネは、ミノアのさらに北方に位置する国であり、強国であることが示唆されていました。しかしながら、これまでほとんどストーリー内に登場していません。今後の進展次第では出てくる可能性があると推察されていて、熱心なファンの注目を集めているとのことです。

王家の紋章に関する感想や評価

この章では、大長編少女漫画の王家の紋章に関するX(Twitter)でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。王家の紋章は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?

こちらは、漫画ファンだと思われる方のツイートです。推し漫画の一つに王家の紋章を挙げており、タイムスリップするストーリー展開が面白いため、多くの人に漫画を読んでもらいたいとつぶやいていました。

こちらは、少女漫画の大ファンだと思われる方のツイートです。これまで読んでこなかった王家の紋章を読んでみたところ大変面白く、なぜ今まで読んでこなかったのかと思ったことと、アイシスに泣けてくるという感想を持っています。

こちらは、王家の紋章の大ファンだと思われる方のツイートです。同作品のことを面白い漫画だと書いており、特に初期はノンストップで読ませる力がある作品だと高評価していました。

Thumb王家の紋章の最終回を予想!長期連載タイムスリップ少女漫画が完結するのはいつ? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

王家の紋章のネタバレまとめ

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この記事では、王家の紋章について、序盤のあらすじと登場人物を中心に特集してきました。現在そのストーリー展開が最も注目される少女漫画である同作品を、この機会に是非一度読んでください。

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