青の祓魔師がひどいし面白くない？原作漫画とアニメの違い・矛盾や見た人の評価は？

こちらの記事では、『青の祓魔師』のアニメと漫画の感想・評価について紹介しています。青の祓魔師が、漫画読者やアニメ視聴者から「ひどい」「面白くない」「矛盾している」という感想・評価が浮上している理由が気になっている人は、こちらの記事でその理由を確認してみてください。

青の祓魔師の漫画・アニメに、「ひどい」「面白くない」「矛盾している」という感想・評価が寄せられている理由の他にも、「設定が矛盾している」という疑問についての考察も紹介しています。まずは、下記の項目で青の祓魔師の作品概要と物語のあらすじを紹介しています。青の祓魔師がどのような作品なのか、情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

青の祓魔師は、漫画家の加藤和恵先生によるダークファンタジー漫画および、漫画を原作とするアニメ・小説作品です。アニメや小説の原作である漫画は、2009年からジャンプスクエアにて連載されており、2024年1月時点ではコミックスが29巻まで刊行されています。青の祓魔師は、本編の他にスピンオフ漫画『サラリーマン祓魔師 奥村雪男の哀愁』も制作されており、こちらの作品は全4巻となっています。

青の祓魔師の漫画は、2500万部を突破する人気作品となっており、2011年からはアニメも放送されています。青の祓魔師のアニメは、2024年1月時点で第3期まで制作されており、原作漫画同様にアニメも人気となっています。

奥村燐と双子の弟・雪男は、藤本獅郎という神父に育てられました。中学生になった燐は、ある日、自分の親が悪魔の王・サタンであることを知ります。悪魔の力を持つ息子を取り戻しに来たサタンによって、燐を守ろうとした獅郎は死亡します。その後、獅郎の友人・祓魔師のメフィストと葬儀で出会った燐は、メフィストに殺されそうになります。そこで燐は、獅郎の仇を討つため、「自分も祓魔師になる」と宣言するのでした。

ここからは、青の祓魔師の漫画・アニメに「ひどい」「面白くない」という感想・評価がついている理由を紹介していきます。青の祓魔師に「ひどい」「面白くない」という感想・評価がついている理由1つ目は、「キャラの個性が弱い」です。青の祓魔師のメインキャラクターとして活躍している燐や雪男は、それぞれ個性が際立っていますが、脇役キャラクターは「推しがつくほどの魅力がない」という感想・評価となっています。

キャラクターの個性は、漫画やアニメが人気となるための重要な要素です。キャラクターに感情移入したり、応援する魅力がなければ、作品を途中で見飽きてしまう人も少なくないでしょう。青の祓魔師の登場キャラクターは、「他の作品で見たことがあるようなキャラクター」という印象の人物が多いため、「ひどい」「面白くない」という感想・評価が寄せられているようです。

青の祓魔師が「ひどい」「面白くない」と言われている理由2つ目は、「ストーリーの盛り上がりに欠ける」です。物語の展開は、漫画やアニメの最も重要な部分です。主人公たちが、立ちはだかる困難に立ち向かい、それに打ち勝つ様子が漫画やアニメの醍醐味といえるでしょう。また、どのようにして困難を乗り越えるのかという部分も、物語を面白くする要素です。

青の祓魔師は、主人公の燐に降りかかる困難や、問題の解決方法がワンパターンとなっている傾向にあります。そのため、青の祓魔師を見た人からは「ひどい」「面白くない」という声があがっているようです。燐が降魔剣に宿るサタンの力を使わずに戦おうとするものの、最後には降魔剣の力に頼ってしまうという流れが、青の祓魔師の読者や視聴者から不評となっているようです。

青の祓魔師に「ひどい」「面白くない」という感想・評価が寄せられている最大の理由は「アニメのオリジナル要素」のようです。青の祓魔師に限らず、アニメ化した作品は、アニメオリジナルのエピソードが挟まれることがあります。章の合間に展開されるアニメオリジナルエピソードは受け入れられる傾向にありますが、青の祓魔師のアニメは、オリジナル回のシナリオによって原作漫画ストーリーから脱線しています。

そのため、「原作漫画の内容がアニメ化される」と楽しみにしていた読者からは「ひどい」「面白くない」という評価を受けています。また、アニメ独自の展開となっていることで、原作漫画のストーリーと比べると、物語に矛盾が生まれています。そのような結果も、「ひどい」「面白くない」と言われている理由となっています。

青の祓魔師は、アニメがオリジナル展開となっていることから「原作の内容と矛盾している」という感想が出ています。また、原作漫画のストーリーにも、読者から「初期設定と矛盾している」と言われている点がいくつかあります。青の祓魔師は2009年から連載されており、2024年1月時点では29巻まで刊行されている長期連載漫画です。

そのため、読者から「物語の連載が開始された当初の設定が忘れられているのでは？」と感じられている部分があるようです。次の項目では、青の祓魔師の漫画を読んだ読者が「物語初期の設定と矛盾しているのでは？」と感じている設定を紹介します。

青の祓魔師の漫画を読んだ読者が「初期設定と矛盾している」と感じている点1つ目は、「物質界と虚無界の関係」です。青の祓魔師の物語序盤では、物質界と虚無界はお互いに干渉することができず、サタンが作った"ゲヘナゲート"を使用することで物質に憑依できるとされていました。しかし、近年の青の祓魔師では、祓魔塾にゴブリンが出現するという描写があります。

これについて、読者からは「物語序盤の設定と矛盾している」という声があがっています。しかし、この現象はゴブリンが物質界に実在しているのではないことが判明しています。このゴブリンは、物質界の動物にゴブリンが憑依した状態で、ゴブリンの実物が物質界に出現しているわけではないようです。作中ではゴブリンの姿で描写されているため、「矛盾している」と感じる人も多いようです。

しえみの家に咲いていた花に憑依していた悪魔も、読者から「設定が矛盾している」と言われています。しえみの家の門には、悪魔が侵入できないようにする魔除けが設置されていました。しかし、なぜかしえみの家の中には悪魔が入っていました。この状況について、「矛盾している」と思った人もいたのではないでしょうか？

しかし、この悪魔の侵入を拒む門は「外からの侵入を防ぐ」とされているため、もともと家の中にあった物に憑依すれば、門をくぐる必要がありません。この悪魔は、家の中に咲いていた花に憑依したことで、魔除けが付与されている門をくぐらずにしえみの家に入れたのだと予想されます。

こちらの記事では、青の祓魔師が「ひどい」「面白くない」と言われている理由を紹介してきました。累計発行部数2500万部を突破する人気作の青の祓魔師ですが、読者の中には「雰囲気は良いけれど、ストーリーが面白くない」と感じる人も少なくないようです。

また、こちらのかたのように「ギャグがあまり面白くない」という感想を持った人もいたようです。青の祓魔師は戦闘シーンは好評となっていますが、ギャグ要素については「思ったよりも面白くない」と感じる読者もいるようです。

原作漫画とはストーリーの展開が違うことで、不評となっている青の祓魔師のアニメですが、アニメから見始めた人には好評となっています。ストーリーのテンポが良いことや、作画の動きも良いと評判です。原作漫画を知っている人からは不評のストーリーも、アニメから見始めた人からは「面白い」と受け入れられています。

以上、青の祓魔師が「ひどい」「面白くない」と言われている理由を紹介してきました。青の祓魔師が不評となっている主な理由は、アニメのストーリーや設定が、原作漫画と大きく変わっていることが原因となっているようです。

また、脇役キャラクターの個性が薄いことや、原作漫画のストーリー展開がワンパターンになっていることも理由としてあげられていました。2024年1月からはアニメ3期が放送予定となっているので、気になった人はチェックしてみてはいかがでしょうか？