2023年12月22日公開
2023年12月22日更新
【あかね噺】練磨家からし(三明亭からし)は学生落語の天才!芸風や披露した演目は?
「あかね噺」に登場する練磨家からし(三明亭からし)は、学生時代から落語家として活動していたキャラクターです。「落語は伝統芸能である以前に大衆演芸である」という信念の持ち主であり、主人公の桜咲朱音に影響を与えていました。この記事では、落語漫画あかね噺のからしについて特集します。からしのプロフィールと芸風、「転失気」などの披露した演目、三明亭円相との関係などを紹介していきます。
あかね噺のからし(三明亭からし)は学生落語の天才
こんちわ!今週のあかね噺、久しぶりにジャンボとお茶をして近況報告する朱音。からしはからしでひかるとお茶を。そして、泰全師匠から今度の朝がお兄さんの開口一番のでき次第で、二ツ目への推薦をもらえることになり…。頑張れ!あかね!!来週も楽しみです!!
— とべちば(さわやか亭飛馬) (@chiba_tobe) December 18, 2023
写真は、ジャンフェスのサイン色紙。 pic.twitter.com/BTRAxUd8Uo
「あかね噺」に登場する三明亭からしは、学生時代に練磨家からしの名前で天才と称されたキャラクターです。からしは、主人公の桜咲朱音に影響を与えた人物の一人として、ファンの間で人気と支持を得ました。この記事では、人気落語漫画あかね噺のからしにスポットを当てます。からしのプロフィールと性格、彼の落語における芸風と「転失気」などの演目、そして三明亭円相との関係などを紹介するため、参考にしてください。
あかね噺の作品情報
・あかね噺 1巻
— ま た た び (@MttbRiken) June 9, 2022
理不尽な破門のされ方をした落語家の父の名誉を挽回すべく、一門の"真打"を目指す女子高生落語家あかねのお話。落語リベンジャーズ。
第一話で父が破門される件がガチ理不尽で胸糞なんだけど、それがキッカケで話に一気に引き込まれた。面白い。
#今日買った漫画 #電子書籍 pic.twitter.com/1M5zs72vE2
あかね噺は、落語を題材にした漫画です。「本来映像や音声を伴ってこそ面白い」と評される落語を、大胆にも静止した漫画にしたことで評判を呼び、漫画ファンのみならず落語のファンからも注目を集めてきました。また、落語打ち込む女子高生を主人公にしたことで、キャラクター人気も獲得している作品なのです。この章では、あかね噺の作品情報として、同作品の概要と序盤のシンプルなあらすじを取り上げていきます。
あかね噺の漫画の概要
あかね噺買った!もう9巻ですって!!今まであかねちゃんと絡んだ主要キャラが総出演して次の展開に進んだ感じだぜぃ👏新たに出て来た師匠がまた魅力的でな…本当ジャンプの王道展開でワクワクが止まらない🙌✨ pic.twitter.com/ihksq8HPo6
— 雨華(うか)🦦☕️ (@ucA_georgia) December 11, 2023
あかね噺は、週刊少年ジャンプ2022年11号より連載がスタートし、2023年12月現在連載中の漫画です。同作品のコミックスは、9巻まで刊行されました。あかね噺は、原作を末永裕樹が務め、作画を馬上鷹将が担当しています。末永裕樹にとって本作品が初の連載作品となり、馬上鷹将は2016年にサッカー漫画「オレゴラッソ」を発表しました。あかね噺は落語の監修を、林家木久扇の弟子で二ツ目の落語家林家けい木が務めています。
あかね噺のあらすじ
あかね噺は、女子高生の桜咲朱音が主人公です。朱音には、落語家の父親の徹がいて、彼は阿良川志ん太という高座名で活動していました。徹は入門から10年以上経過しても芽が出ず、それでも朱音は父親を一生懸命応援したのです。ところが、徹は真打昇格試験の場で、一門のトップの阿良川一生から破門を言い渡されてしまいました。落語家を廃業した父親を不憫に思った朱音は、徹の師匠の阿良川志ぐまへの弟子入りを決意するのです。
三明亭からし(練磨家からし)のプロフィール
ベスト仲間部門
— 真黒コスモス@ジャンプ読み (@axelmagro) January 3, 2023
三明亭からし(あかね噺)
ヒンリギ・ビガンダフノ(HUNTER×HUNTER)
ライオ・グランツ(マッシュル)
夜桜凶一郎(夜桜さんちの大作戦) pic.twitter.com/iZF0YpqqGE
人気落語漫画のあかね噺に登場する三明亭からしは、かつて学生時代に練磨家からしの名前で活動した落語家です。からしの本名は不明ですが、誕生日は6月18日で、三明亭円相に入門時の年齢は23歳と判明しています。からしは、練磨家からし時代から天才と評されており、当初は阿良川あかね(朱音)のライバル的な存在として出てきました。からしの容姿は、ストレートのロングヘアが特徴のチャラい雰囲気の青年に描かれています。
あかね噺のからしの落語の芸風や披露した演目
落語の世界では、いわゆる古典落語と新作落語があることが知られています。落語漫画のあかね噺に登場する三明亭からし(練磨家からし)は、独自の芸風や落語観を持ったキャラクターとして描かれており、「転失気」の解釈が、本格的な落語ファンをも唸らせました。からしとは、どのような落語家なのでしょうか?この章では、あかね噺の練磨家からしの落語家としての芸風や転失気などの演目を、ネタバレを含めながら紹介します。
からしの落語の芸風
阿良川朱音(桜咲朱音)「美味しく頂きます(!?)の呼吸」
— NewNes「笑」のx乗!? (@okakureha) January 15, 2023
阿良川朱音(桜咲朱音)が三明亭からし(練磨家からし)に対して『練り物からし』と美味しそうな言い間違いをする呼吸
(笑)
※画像「あかね噺」コミック第4巻136ページ2コマ目 pic.twitter.com/U1tw5jyJba
練磨家からし時代のからしは、「可楽杯」で2年連続優勝を果たすなど、天才学生落語家として名を馳せました。からしの芸風は、自由な発想と軽妙な語り口が大きな特徴であり、独特のフラ(芸人独得の形容しがたいおかしみ)の持ち主であることが窺えます。また、からしには「落語は伝統芸能である以前に大衆演芸であるべきだ」という確固たる信念があり、現代の人間に刺さらなければ落語とはいえないとまで深く考えていました。
からしが披露した落語の演目は転失気をアレンジしたもの?
落語には、古典と新作があることは先述しましたが、練磨家からしは古典落語をアレンジした改作落語を得意にしていました。そして、彼は古典落語の名作として名高い「転失気(てんしき)」を演目にしたのです。転失気とは、実在する古典落語であり、その内容は「医学用語を知らないのに知ったかぶりをして話したことで失敗する人々」を描いていました。10分程度の短い噺であり、前座の落語家の修行によく用いられるとのことです。
練磨家からしは、古典落語の転失気を、大胆にも大学院生と教授との会話にアレンジしました。そして、「BM」というタイトルにして、演目に加えたのです。からしのBMには、「可楽杯の観客にのみウケる」という意図があったとのことで、あかねの兄弟子である阿良川こぐまはそのことを見抜いていました。そして、実際に大ウケしたことで、可楽杯の出場者でライバルのあかねも大いに衝撃を受けて、発奮したとのことです。
ちなみに、実際の落語会で転失気を演目にしている落語家には三代目三遊亭金馬や、上方の桂九雀がいます。また、古典落語に広く通じ、古典と現代の剥離を深堀して熱狂的なファンを獲得した七代目立川談志も、転失気を披露したことがありました。
あかね噺のからしの性格や三明亭円相との関係
週刊少年ジャンプ誌上にて連載中の落語漫画のあかね噺は、通の落語ファンをも虜にする作品として高評価されているとのことです。また、「落語の新しい可能性を提示した」という意見も見受けられました。同作品に登場する練磨家からしは、後に三明亭からしとして活躍しますが、彼の存在は阿良川あかねを刺激し続けています。この章では、あかね噺のからしの性格と三明亭円相との関係を取り上げていきます。
からしの性格
あかね噺に登場するからしの性格は、自信家であることが描かれています。彼は自分の落語家としての才能とスキルに絶対的な自信を持っており、可楽杯でも三連覇することを信じて疑いませんでした。そして、あかねのことも「寿限無ちゃん」と見下しているようでした。しかし、相手のことを素直に称える一面も有していて、弥栄亭であかねと再会した時には、アドバイスをするなど先輩としての優しさと矜持を示したのです。
からしと三明亭円相の関係
三明亭円相師匠と言えばこの後ろ姿の煙突は円相師匠ですか?破門後 真打とかあとから強キャラとして登場しそう。#あかね噺 pic.twitter.com/D1Eq0sDyyc
— akihiko (@akihiko_aa) September 26, 2023
あかね噺に登場する三明亭とは、蘭彩歌と今昔亭の源流であり、明治時代から東京の落語会を牽引してきた一門として描かれていました。六代目三明亭円相は、落語連盟の一員にして「破邪顕正」の異名を持つ落語家です。彼は43名もの直弟子を取っていて、三明亭の大名跡である「止め名」を継承しているのです。ちなみに、三明亭円相のモデルは不明ですが、名人の誉れ高い六代目三遊亭圓生だと推察するファンが多くいます。
からしは、可楽杯で阿良川あかねに敗れた後、三明亭円相に弟子入りしました。そして、三明亭からしを名乗ってプロの落語家として前座デビューしています。からしは師匠のことを「煙突ジジイ」と呼んでおり、円相はからしを「蟻ん子」と呼んで方々へ連れ回しているのです。
あかね噺のからしに関する感想や評価
この章では、あかね噺に登場する三明亭からし(練磨家からし)に関するX(Twitter)でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。からしは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?
あかね噺、あかねと兄さん連中との関係も好きだけど、からしとの関係もむちゃ好き…。そこで会っただけとか気ぶりシーン入れないで(違う)となる。恋愛じゃないけど特別みたいな関係が1番好きなんだもの…。あとみんな頑張ってんだもんの後の雪をバックに紅潮してキラキラ前を見つめる顔、超可愛い。
— りりうむ (@yytanos12) December 17, 2023
こちらは、あかね噺の大ファンだと思われる方のツイートです。同作品を読んで、からしと阿良川朱音の関係が、恋愛ではないけれども特別な関係という雰囲気が感じられてとても良いとつぶやいていました。
・あかね噺
— 沙智 (@5910roll) December 12, 2023
あかねが活躍してる時よりもサブキャラ(特に男性キャラ、からしとかぐりことか)が湿度高い感情見せてる回の方が好きなんだよね
こちらは、漫画ファンだと思われる方のツイートです。あかね噺を読んで、主人公の阿良川あかねが活躍している時よりも、からしのような男性キャラクターが湿度の高い感情を見せている回の方が面白いと評していました。
あかね噺のからしは吉野裕行さんに声あててほしい
— 四宮 (@Shinomiya643) December 18, 2023
こちらは、アニメや声優のファンだと思われる方のツイートです。あかね噺の漫画がアニメ化されることを望んでいるようで、からし役を声優の吉野裕行に演じてほしいとつぶやいていました。
あかね噺のからしまとめ
この記事では、あかね噺に登場する三明亭からし(練磨家からし)について特集してきました。からしは、同作品の中でも隠れた人気があるキャラクターとのことです。彼に注目して、あかね噺の漫画を読んでください。