【呪術廻戦】黒井さん（黒井美里）は死亡した？最後のシーンや生きてる可能性は？

呪術廻戦の黒井さん（黒井美里）は、五条悟と夏油傑が高校生の時に出会った人物です。過去エピソードでの登場人物であるため、現在の話には出てきません。黒井さんは過去エピソードの中ですでに死亡したとされていますが、まだ生きてると考える読者もいます。本記事では、呪術廻戦の黒井さんの生死や、最後のシーンについてまとめます。

呪術廻戦は、芥見下々さんによるダークファンタジー漫画です。2018年から、週刊少年ジャンプで連載が始まりました。連載開始直後から人気が高い作品で、「全国の書店員が選んだおすすめマンガ2019」と「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019」で1位を獲得しています。2020年にアニメ化され、2023年時点で第2期までが制作されています。

高校生の虎杖悠仁は、学校に眠っていた呪物を発見します。呪術師の伏黒恵は呪物を回収しに向かいますが、呪物の封印が解けたことで学校には呪霊が現れました。虎杖は呪物の力を得ようと、呪物を飲み込みました。その瞬間、特級呪物の両面宿儺が虎杖に受肉し、現世に復活します。しかし、虎杖は自分の意思で、両面宿儺を抑え込みました。虎杖は呪術師の五条悟が預かることとなり、虎杖は呪術高専で呪術師になるための勉強を始めます。

呪術廻戦の黒井さん（黒井美里）とはどのようなキャラかを知るために、まずは基本的なプロフィールをチェックしておきましょう。黒井さんは天内理子に仕えているメイドで、登場時の年齢は31歳です。長い黒髪をお団子にしてまとめ、シニヨンキャップを被せています。好物はスイカで、苦手な物はシャコです。黒井さんの実家は代々星漿体に使える家系であるため、細井さんも星漿体である天内のメイドとして働いています。

しかし、黒井さんは天内に出会う前、星漿体に仕えることを嫌がっていました。一時期は家の方針に逆らって短大へ進学し、普通の職につくことを目指していました。ところが、実際に天内に出会ったことで、その考えが変わります。天内に会った黒井さんはその人柄に惹かれ、彼女のメイドとして生きていくことを決めたのです。天内の両親が亡くなってからは黒井さんが天内の世話を引き受け、家族のように支え合って生きてきました。

呪術廻戦に登場する呪術師たちは、術式と呼ばれる技で呪霊を祓ったり戦ったりしています。では、黒井さん（黒井美里）も術式を使えるのでしょうか？黒井さんが非術師であるという明確な描写はありませんが、作中で術式を使ったことはありません。

呪詛師が襲撃してきた際にモップを武器にしていたことからも、おそらく術式が使えない非術師であると推察されます。ただ、黒井さんは体術を得意としているため、呪詛師相手に怯む様子もなく戦いを挑みます。黒井さんの戦う姿を見ていた夏油傑は、彼女のことを「強い」と評していました。

呪術廻戦で黒井さん（黒井美里）が最後に登場したシーンは、原作9巻第73話の「懐玉-玖-」に出てきます。たったひとコマですが、血を流して倒れている姿が描かれていました。ただ、黒井さんの最後の姿は後ろ向きであったため、本当に死亡しているかどうか明確にはわかりませんでした。呪術廻戦のアニメでも、このシーンは原作通りに登場します。

呪術廻戦のアニメでも、このシーンは原作通りに登場します。呪術廻戦のアニメで黒井さんの最後のシーンが見られるのは、アニメ28話「懐玉−肆−」のAパートです。この話数は、呪術廻戦のアニメ1期から続けてカウントした場合のものです。アニメ2期の話数だけでカウントすると、「懐玉−肆−」はアニメ2期の4話目に当たります。

呪術高専の2年生だった当時、五条悟と夏油傑は担任の夜蛾正道から新たな任務を与えられました。その任務とは、星漿体である天内理子の護衛でした。日本の結界と要となっている天元は、不死の術式で死ぬことはありません。しかし、老いだけは避けられず、ある程度老いが進むと呪霊に近い存在になってしまうのです。それを防ぐため、天元は定期的に星漿体と呼ばれる存在と同化する必要がありました。

天元は数日後に星漿体の天内と同化する予定になっていましたが、その同化を快く思っていない団体が2つ存在していました。その団体は、呪詛師の集まりであるQという団体と、天元を崇拝している宗教団体の盤星教でした。天内はこの2つの団体から命を狙われており、五条と夏油は同化の日まで天内を護る役目を任されたのです。任務を受けた五条と夏油は、さっそく天内のマンションへと向かいました。

しかし、そこにはすでにQの戦闘員が待ち受けており、五条と夏油はさっそく呪詛師を迎撃することになります。2人はあっさりとQの戦闘員を倒し、天内と対面しました。天内と一緒にマンションにいた黒井さん（黒井美里）も、この時初めて五条と夏油に会いました。その後、五条は呪術高専で天内を匿おうとしますが、天内は学校に行くと言ってききません。

天元から「天内の要望にはすべて応えるように」という指示が出ていたため、五条は天内の言う通りにするしかありませんでした。不満をこぼす五条に、黒井さんは天内の身の上を語ります。天内にはすでに家族もなく、星漿体であるため自由な行動も制限されていました。黒井さんは普通の少女らしい生活を送れない天内を憐れみ、せめて友人との時間を大事にしてほしいと思っていたのです。

天内の好きなようにさせてほしいと頭を下げる黒井さんに、夏油は「あなたが家族だ」と言いました。夏油のその言葉に、黒井さんは涙ぐみながら「はい」と肯定しています。このシーンから、黒井さんが天内のことをいかに大事に思っているかがわかります。五条も仕方なく天内の通学を認めますが、危惧していた通り学校には呪詛師が現れました。

この頃天内の首には3000万円の懸賞金がかけられており、呪詛師たちは懸賞金目当てで襲ってきたのです。この懸賞金をかけたのは、盤星教に雇われていた伏黒甚爾でした。伏黒甚爾はフリーの呪詛師たちを捨て駒として使い、五条たちの体力と気力を削る作戦を立てていたのです。五条や夏油だけでなく、黒井さんも天内を護るために呪詛師と戦います。

学校に呪詛師が襲撃をかけた時、五条悟は天内理子を護りながら相手を圧倒的な力でねじ伏せました。黒井さん（黒井美里）は夏油傑と一緒にいましたが、天内のことを心配し、夏油を先に天内のもとへと向かわせます。1人になった黒井さんは、そこで盤星教の手の者によって拉致されました。天内の携帯に拘束されている黒井さんの写真が届き、そこで一同は黒井さんが拐われたことを知ります。

黒井さんを誘拐した相手は、おそらく天内との人質交換を持ちかけてくるだろうと五条は予想します。五条は天内を高専に置いて自分たちだけで黒井さんの救出に向かう予定でしたが、天内がそれを拒否します。黒井さんのことを心配した天内は自分も取引場所へ向かうと言い出し、五条は条件付きで天内の同行を許します。

そして、3人は取引場所である沖縄へと向かいました。沖縄では五条と夏油があっという間に黒井さんを取り返し、4人はそのまま沖縄旅行を楽しみます。その日のうちに帰る予定だった五条ですが、落ち込む天内を見て予定を変更します。そして、4人はそのまま沖縄に1泊し、天元との同化当日に高専へ戻ることにしました。

沖縄旅行を楽しんだ翌日、4人は高専へと戻ってきました。五条悟は沖縄観光の間もずっと術式を発動し続けていたため、すでに疲労がピークに達していました。高専の結界内に入ったことで五条は緊張を解き、術式を解除します。伏黒甚爾が狙っていたのは、この瞬間でした。五条が油断した一瞬の隙をつき、伏黒甚爾は五条を刀で突き刺します。

五条は天内理子を夏油傑に任せ、負傷したまま伏黒甚爾と戦うことになりました。夏油は五条を信じ、天内と黒井さん（黒井美里）を連れて先を急ぎました。伏黒甚爾は天内がいないことに気づきましたが、五条を放置するわけにもいきません。一撃で仕留められなかったことを残念に思いつつも、伏黒甚爾は五条との戦闘を開始しました。

伏黒甚爾から逃げ出した夏油傑たち3人は、無事に天元のいる薨星宮へとたどり着きます。しかし、本殿は天元が招いた人物しか入れないため、黒井さん（黒井美里）はこれ以上ついていくことができませんでした。黒井さんは参道で「私はここまでです」と言い、天内理子に別れを告げます。

天内は黒井に抱きつくと、「大好きだよ」と言いながら涙を流しました。天内の言葉に、黒井さんは「私も大好きです」と泣きながら最後の言葉を返したのでした。夏油と天内と別れたことで、黒井さんはこの場に1人で残ることになります。

黒井さん（黒井美里）と別れた後、天内理子は夏油傑とともに本殿へとやって来ます。そこで夏油から本当の気持ちを尋ねられた天内は、本当はもっと皆といたいと泣きながら叫びました。夏油は天内に手を差し伸べ、「一緒に帰ろう」と言います。天内がその手をとろうとした瞬間、天内は伏黒甚爾が放った銃弾によって頭を撃ち抜かれます。夏油は激しい怒りを見せ、伏黒甚爾に攻撃を仕掛けました。

伏黒甚爾との対戦中、夏油は黒井さんのことを尋ねます。伏黒甚爾は大して興味もなさそうに、「多分死んでる」と答えました。このセリフに夏油はさらに怒りを募らせ、殺意をみなぎらせます。「多分」という表現から黒井さんが確実に死亡したとは言い切れませんが、伏黒甚爾の襲撃にあったことは確かだといえます。

呪術廻戦では、生死がはっきりしないキャラがいます。黒井さん（黒井美里）も死亡したかどうか定かではなく、ファンの間ではまた生きてると言われることもあります。黒井さんはまだ生きてる可能性があるのか、最後のシーンのその後を考察してみましょう。

黒井さん（黒井美里）の最後のシーンは、前述したように後ろ向きで描かれていました。血溜まりに倒れていたため、重傷を負ったことは確かであるといえます。しかし、本当に死亡したのかまだ生きてるのかは、最後のシーンだけではわかりません。その後、黒井さんは作中に姿を現さず、黒井さんの話題が上がったこともありません。黒井さんが死亡したという明確な描写がないことから、黒井さんはまだ生きてる可能性もあります。

呪術廻戦には公式ファンブックが存在しており、このファンブックにはキャラたちのプロフィールの詳細などが載っています。ファンブックは15巻までの内容が記載されているため、天内理子や黒井さん（黒井美里）のプロフィールも見ることができます。15巻までに死亡した人物は、プロフィールの年齢の欄に享年が明記されています。

しかし、黒井さんは年齢が「31歳」と書かれているだけで、享年とは記載されていませんでした。黒井さんが最後のシーンで完全に死亡したのであれば、ファンブックには享年と記載されるはずです。しかし、その記述がないということは、黒井さんはまだ生きてると推察することができます。

夏油傑に黒井さん（黒井美里）の安否を尋ねられた伏黒甚爾は、「多分死んでる」と答えました。しかし、その後に「運がよきゃ生きてる」とも発言しています。伏黒甚爾のこのセリフから、彼は黒井さんが死亡したかどうかをはっきり確認していないことがわかります。伏黒甚爾にとって、黒井さんの生死はどうでも良いことです。そのため、倒れて邪魔をしなくなった時点で、興味を失ったのでしょう。

伏黒甚爾がとどめを刺していないのであれば、黒井さんはまだ生きてる可能性があります。伏黒甚爾との戦闘では、夏油傑も重傷を負っています。しかし、夏油は家入硝子の治療により、回復することができました。黒井さんが最後のシーンで完全に死亡していなかった場合、同じように家入の反転術式で助かった可能性もあるでしょう。

呪術廻戦の世界では、呪術師や呪詛師が呪力以外の方法で殺された場合、呪いの姿に変わってしまいます。伏黒甚爾には呪力がまったくないため、黒井さん（黒井美里）を攻撃した際も呪力は使っていないと推察されます。もしも黒井さんが呪術師であれば、呪いの姿となって再登場する可能性もあるでしょう。

しかし、呪術廻戦の作中では、黒井さんが呪術師であるという描写は見られませんでした。呪詛師と戦う時もモップで攻撃していたため、黒井さんは普通の人間であると推察されます。そのため、黒井さんが呪霊となって再登場する可能性は低いでしょう。

呪術廻戦の黒井さん（黒井美里）は、天内理子の家族として、ずっと天内のことを支えてきました。作中でも天内のことを心配している描写が多く、怪しい気配は一切ありませんでした。それにも関わらず、黒井さんには黒幕説が浮上したことがあります。なぜ黒いさんは、黒幕だと言われるようになったのでしょうか？ここでは、黒井さんの黒幕説を考察してまとめます。

黒井さん（黒井美里）は天内理子の学校で、盤星教によって拉致されました。ただ、黒井さんがどのようにして拐われのか、詳細な描写はありません。また、黒井さんは救出された後、拉致された時の記憶がはっきりしないと夏油傑に語っています。これらのことから、黒井さんの拉致事件には、何か不自然めいたものを感じる読者が多かったようです。そして、黒井さんの拉致事件に裏があると考えた読者により、黒井さん黒幕説は広まりました。

黒井さん（黒井美里）の拉致事件では、拐われたシーンだけでなく、救出されたシーンもありません。五条悟たちが黒井さん救出を決めた次の瞬間、場面は沖縄観光のシーンにまで飛びました。この唐突な場面転換に戸惑った読者は多く、何か意味があるのではと考察した人も大勢いました。

救出シーンが丸ごとカットされていたことで、黒井さんが黒幕ではと考える人も現れたようです。しかし、呪術廻戦のアニメでは、ほんの少しですが黒井さんの救出シーンが登場しました。黒井さんを拘束していたのは非術師だったため、丁寧に描くほどの戦闘はなかったのでしょう。

呪術廻戦の中でも人気が高いエピソードである懐玉・玉折編は、アニメ2期で放送されました。懐玉・玉折編がアニメになると発表されてから、天内理子や黒井さん（黒井美里）の声優が誰になるかがファンの間で話題となりました。さまざまな声優の名前が上がっていましたが、実際に黒井さん役に選ばれたのは清水理沙さんです。ここでは、清水理沙さんのプロフィールと、これまでの主な出演作品などを紹介します。

黒井さん（黒井美里）役の清水理沙さんは、1988年9月9日生まれのB型です。出身地は神奈川県で、所属事務所はアクセントです。赤ちゃんの頃にモデルとしてスカウトされたのがきっかけで、芸能界に入りました。

4歳の時に劇団ひまわりに入団し、子役として舞台や時代劇などに出演してきました。1999年に海外アニメの吹き替えを担当し、それ以降声優活動も行うようになります。趣味は歌舞伎鑑賞で、特技はピアノ、歌、ダンス、将棋、三味線などです。

清水理沙さんが声優として出演した作品と演じたキャラは、『神撃のバハムート GENESIS』のアーミラ、『ポケットモンスター サン＆ムーン』のジョーイ、『進撃の巨人』のリーネなどです。その他、『おしりたんてい』のホシヨ、『デリシャスパーティ♡プリキュア』の芙羽ここね（キュアスパイシー）、『それでも歩は寄せてくる』のサマンサなども担当しています。

呪術廻戦の黒井さん（黒井美里）に関しては、「かっこいい」「強い」というコメントが上がっていました。黒井さんは術式を使わず、モップ1本で呪詛師を撃退しています。黒井さんの戦闘シーンに魅了された人は多く、一気にファンも増えたようです。

呪術廻戦の黒井さん（黒井美里）には、「美人だ」という感想が寄せられています。「美人」だけでなく、「かわいい」という感想も見られました。黒井さんの三白眼や、メイド服姿に魅力を感じる人もいるようです。

黒井さん（黒井美里）の拉致事件では、近くに夏油傑がいながら黒井さんがあっさり捕まったことに、疑問を抱く人が大勢いました。黒井さんの誘拐事件は詳細な描写が少ない分、読者の空想をかきたてるようです。

呪術廻戦の黒井さん（黒井美里）の最後のシーンや、生きてる可能性についてまとめました。黒井さんは死亡したシーンが明確に描かれておらず、本当に死亡したかどうか謎に包まれていました。伏黒甚爾のセリフや曖昧な描写から、生きてる可能性があると考える読者も少なくありませんでした。

しかし、呪術廻戦の236話で、黒井さんの生死に関する描写が出てきました。呪術廻戦の236話では五条悟が死亡し、五条は走馬灯の中ですでに死亡した仲間たちと出会います。その走馬灯の中に黒井さんの姿もあったことで、黒井さんの死亡が確定したと噂されています。本当に黒井さんが死亡したかどうかは、読者それぞれの捉え方で変わってくるといえるでしょう。