【ワンピース】キビキビの実はお玉の悪魔の実の能力！カイドウにも洗脳の効力がある？

ワンピースは尾田栄一郎が週刊少年ジャンプで連載中の漫画で、コミック発行部数は海外も合わせると5億部を超え、2023年11月には107巻が発売されました。テレビアニメ版はフジテレビ系列で20数年という長きにわたって放送している長寿番組です。また、2022年公開の第15作目「FILM RED」は、日本国内の興行収入が203億円という記録を出すなど、大ヒット作品となりました。

ワンピースは主人公の少年ルフィが大海原で数々の冒険を繰り広げる海洋冒険漫画です。ワンピースは日本のみならず海外でも人気を集めており、多くの国の言葉に翻訳されたコミックが販売されています。さらに、アニメ版は各国で字幕放送が行われています。また、一人の作者によるコミックシリーズで最多発行部数を記録し、ギネス世界記録に認定されています。

東の海フーシャ村の少年、モンキー・D・ルフィは、子どものころに出会った海賊シャンクスに憧れ、海賊王を目指して旅立ちます。目指すは伝説の海賊王ゴールド・ロジャーの「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」があるという偉大なる航路です。ルフィは冒険の途中で出会った仲間と共に「麦わらの一味」を結成し、様々な島で多くの出会いと別れを経験します。そして、大海賊へと成長したルフィは新たなる進化を遂げます。

ワンピースのワノ国編に登場するお玉は、ワノ国九里に住む少女で8歳、誕生日は3月3日、星座はうお座です。初登場はコミック91巻911話「侍の国の冒険」です。出身は編笠村ですが、村は滅亡し、今は刀鍛冶の天狗山飛徹と笠を作り、それを売ることで生活しています。天狗山飛徹は高齢ですが、高下駄のまま天狗のように木々を飛び回る身体能力を備えています。実はくノ一を目指しているお玉は、彼の指導を受けています。

ワノ国に住む少女、お玉は悪魔の実「キビキビの実（超人系）」の能力者です。キビキビの実の能力は、自分の体から出した団子を動物に食べさせて洗脳するというものです。使い方は、まず自分の頬を指で丸くつねって「き～び～だ～んごっ」と言います。すると、お玉の頬から丸い団子のような物が出てきます。この団子を動物が食べると、お玉を唯一のご主人様と認識するようになり、お玉の命令だけを聞くようになります。

お玉はこの団子を出すとき「きびだんご」と言っていることから、昔話の「桃太郎」がモチーフだと思われます。桃太郎からきび団子をもらった犬、サル、きじが桃太郎に従ったように、お玉も自ら出したきび団子で相手を洗脳し、自分に服従させることができます。お玉のキビキビの実の能力は絶大で、激しい剣幕で威嚇してきた動物でもお玉のきび団子を食べると、あっという間にお玉に従うようになります。

キビキビの実の能力は、他の者がお玉の頬をつねったとしてもきび団子は出ません。また、キビキビの実の能力は動物だけに効力があり、人間には無効です。ただし、SMILE（人造悪魔の実）の能力者には効果があるとのことです。SMILEは体の一部が動物と化すという特徴があります。百獣海賊団のスピードはSMILEの能力者で、きび団子を食べたため、お玉に服従します。

そして、スピードのすすめで百獣海賊団の中でSMILEの能力者であるギフターズは次々ときび団子を食べました。その後もお玉は大量のきび団子を作って鬼ヶ島へ上陸し、きび団子を食べさせました。戦いが始まり、お玉は戦場に姿を現しますが、クイーンの威嚇によって一瞬、気絶します。お玉が気絶しても効力が無くなることはありません。意識が戻ったお玉がギフターズにルフィの味方をするよう命令すると、彼らは従順に従いました。

こうして、鬼ヶ島での戦いは、お玉のキビキビの実の能力によって300名の百獣海賊団のメンバーが味方になり、勝利に貢献することができました。キビキビの実の能力の効果は1ヶ月ほどで無くなりますが、効力が無くなっても、居心地の良さを感じる者はそのままお玉に従うということです。

キビキビの実がSMILEの能力者に有効なら、カイドウにも効果があるのでしょうか？カイドウといえば「ウオウオの実」の能力者です。ウオウオの実は動物（ゾオン）系幻獣種でモデルは青龍です。カイドウはこの能力で獣型と人獣型に変身します。SMILEは動物化する遺伝子が体に組み込まれると考えられており、動物（ゾオン）系の能力を持つカイドウもお玉のきび団子で洗脳することができるかもしれないと思われました。

しかし、ワンピースの1011話で、ウソップがお玉のきび団子が百獣海賊団の飛び六胞で、ゾオン系の能力者ページワンには効果がないことに気づきます。この事から、キビキビの実の能力で、カイドウを洗脳することはできないことが分かりました。

お玉とルフィの出会いはルフィがワノ国に上陸してすぐの頃でした。お玉がカイドウの部下たちと小競り合いになったとき、助けに入ったのがルフィでした。お玉はお礼にルフィを自分の家に連れていき、ご飯をごちそうしますが、お玉自身はもうずっと食べておらず、空腹です。そこで、お玉は川の水を飲むことでお腹を満たそうとしました。

しかし、その川にはカイドウの工場からの汚染水が流れており、お玉は倒れてしまいます。この時、ルフィはお玉がエースを待っていることを知り、エースが死亡したことをお玉に話しました。ショックを受けたお玉は気絶し、ルフィは自分もエースの死を受け入れるのに長い時間が必要だったことを思い出します。お玉は、ルフィが簡単にエースの死を告げたことに腹を立てます。

それでも、ルフィの姿にエースの面影が重なって見えたお玉は、ルフィに「エースみたいでやんした」と言います。また、ルフィがおこぼれ町で食べ物を振舞ったとき、4年前にエースがお玉に言った言葉と同じようなことを言ったので、お玉は感動して涙があふれます。

お玉とエースの出会いは4年前、エースがスペード海賊団の船長だったときでした。ワノ国にやって来たエースは食料難で苦しむ村で村人に襲われ、食べ物を奪われます。しかし、この出来事はエースが村人たちに食べさせてあげるために、わざと捕まったということでした。エースは村人たちから感謝され、しばらく村に留まることになり、お玉ともすっかり仲良くなります。

エースがワノ国を出航するとき、お玉は一緒に連れて行ってほしいと言います。エースはまだ幼いお玉を船に乗せるわけにはいかないと考え、お玉が妖艶なくノ一になったら、と言います。さらに、エースは「今度ワノ国に来たときにはみんなが腹いっぱいメシを食える国にする」と約束しました。

その後、エースは頂上戦争で死亡してしまいましたが、ワノ国は鎖国をしており、情報が入ってこなかったということです。そのため、お玉はエースの死を知らずに、再会できる日を楽しみに待ち続けていたのでした。ここまで、お玉とルフィの出会いや関係、エースとの出会いや関係についてみてきました。

悪魔の実キビキビの実の能力は、動物を洗脳することができるというものです。お玉はキビキビの実の能力で百獣海賊団のギフターズを従わせています。キビキビの実の能力者が、お玉のような純粋な子で良かったという感想です。

キビキビの実の能力によって動物たちは洗脳されていきますが、この能力だけではなく、お玉の優しさがそうさせるのかと思うという感想です。キビキビの実はきっかけであり、みんなお玉のことが好きになっていくのかもしれないということです。クイーンがキビキビの実の能力者でも、お玉と同じようにはいかないのでは？ということです。

キビキビの実の能力の効果は、1ヶ月ほど続くということです。効果が解けた後について、お玉を守るようなイベントが欲しいという感想です。

ワンピースのワノ国に登場するお玉は悪魔の実キビキビの実の能力者です。お玉が頬を丸くつねってきび団子を出して動物に食べさせると、その動物はお玉に服従するようになります。鬼ヶ島討ち入りでは、この能力でギフターズを洗脳し、勝利に貢献しました。また、お玉とルフィ、エースとの出会いや関係も紹介しました。

エースを慕っていたお玉はエースの死を知らずに待ち続けていましたが、ルフィからエースの死を知らされました。エースの意思を継ぐルフィにエースの面影を見て、お玉は感動しました。ここまで、お玉のキビキビの実の能力についての紹介でした。