【スパイ教室】白蜘蛛の強さと能力は？蛇に加入した経緯や最後をネタバレ

この記事では、『スパイ教室』のキャラクターで、カルガド帝国のスパイチーム・蛇の一員、白蜘蛛を特集します。これから、白蜘蛛の強さや能力、そして蛇に加入した経緯や最後に死亡したのかどうかをネタバレ解説していきますが、まずはその前に『スパイ教室』の作品情報をお届けしましょう。最初に『スパイ教室』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

『スパイ教室』は、竹町による日本のライトノベルです。挿絵をトマリが担当し、KADOKAWAの富士見ファンタジア文庫にて2020年1月から刊行されています。この作品は、第32回ファンタジア大賞の大賞受賞作でもあります。2023年9月現在、シリーズ累計で110万部を超える売り上げを達成しています。

また、この作品のメディアミックス展開としては、せうかなめによる原作1巻のコミカライズが『月刊コミックアライブ』（KADOKAWA）にて2020年7月号から2022年6月号まで連載されました。さらに、べにしゃけによる原作2巻のコミカライズと、せうかなめによる原作3巻のコミカライズも、同じく『月刊コミックアライブ』にて2022年8月号から2023年11月号まで連載されています。

さらに、テレビアニメも制作され、1stシーズンは2023年1月から3月まで、その後2ndシーズンが同年7月から9月まで放送されました。

作品の舞台は、各国がスパイによる「影の戦争」を繰り広げる世界です。任務成功率100%を誇る凄腕スパイ・クラウスは、死亡率90%を超える「不可能任務」に挑むスパイ組織「灯」を創設します。しかし、「灯」のメンバーに抜擢されたのは、スパイ養成学校の落ちこぼれ生徒・リリィをはじめとする実践経験のない7人の少女たちでした。

ここからは、この記事のメインテーマである『スパイ教室』の白蜘蛛（しろぐも）の話題に移ります。白蜘蛛は、ガルガド帝国のスパイチーム「蛇」の一員です。本名をクリストハルトといい、きちんと整えられたマッシュルームヘアーが印象的です。かつてガルガド帝国陸軍の将校として活躍していましたが、高官との対立から退役を余儀なくされました。

ここからは、『スパイ教室』の白蜘蛛の強さや能力について具体的に見ていきます。スパイチーム・蛇の白蜘蛛にはどのような能力があるのでしょうか？

『スパイ教室』の白蜘蛛は、非常に優れた射撃の技術を持っています。特に、遠距離からの狙撃能力は超一流のプロ狙撃手に匹敵する能力を持っています。夜間、離れた建物の屋根から狙撃を試みて、狙った相手の眉間に的中させたり、自身で改造した小銃を用いて1km以上離れた標的を撃ち抜くこともあります。

通常、狙撃は一般的に100〜600m程度の距離から行われるとされています。1kmの距離から射撃できる銃もありますが、風や視界などの気象条件が精度に影響を与えるため、高い命中率を維持することは非常に困難です。その点で白蜘蛛は、卓越した技術を持つ狙撃のエキスパートと言えるでしょう。

『スパイ教室』の白蜘蛛は、まずスパイとしての基本能力が非常に高いと言うことができます。例えば、列車の中でのサラやリリィらとの銃やナイフを駆使した戦闘や、アメリが「蛇」を裏切る兆候を感じた瞬間に躊躇なく銃で制圧するなど、瞬時に的確な判断を下しています。

また、「蛇」の活動場所や資金の確保といったバックオフィス業務に関しても、酒飲みの小説家の家を拠点にして資金を吸い上げるなど巧妙な仕組みを作り上げ回しています。

さらに、彼は「蛇」のバックオフィス業務においても、酒好きの小説家の家を拠点にして資金を吸い上げるなど巧妙な手法を使っていました。各地で活動する仲間のもとに足しげく通い、必要に応じて支援するシーンも見受けられ、事実上の「蛇」のリーダーとして組織全体の運営を取り仕切っていました。

白蜘蛛の話し方は、ボヤキも多い印象ですが、単刀直入で回りくどくありません。また相手の弱点を決して見逃しませんでした。たとえクラウスのような相手でも、弱点を突かれて勝負を次回に持ち越さざるを得ませんでした。

かつて白蜘蛛は、「蛇」の2番目のメンバー「藍蝗（あいいなご）」に「ブルバスター」と名乗り、小さな公園を拠点にトラブル解決などの活動を行っていました。しかしある夜、公園で眠っていた際、再び藍蝗に声をかけられ、2人は意気投合します。その後、「蛇」のボスから「暁闇計画ノスタルジアプロジェクト」について聞かされた白蜘蛛は、計画を阻止するために「蛇」に参加することを決めました。

『スパイ教室』の白蜘蛛は世界中の著名なスパイたちを次々と「蛇」に勧誘することができましたが、その秘訣は何だったのでしょうか？原作によれば、彼は「人の弱さを理解し共感する力」を持っていました。相手の弱点を察知し、共感力という天性の能力を駆使します。

「蛇」のメンバー勧誘を担当することになった際、藍蝗からは「気の合う飲み仲間を見つけるつもりでやれ」と指示されました。白蜘蛛は自分の弱点を率直に認める性格のため、勧誘される相手も自然と警戒心を緩めたのかもしれません。

やがて、白蜘蛛が「組織内で孤立するような変わり者やダメな人間ばかり集まってしまう」とこぼすと、それを聞いた藍蝗は「それでいい」と了承しました。それ以降、白蜘蛛は少しでも実力を感じたスパイには積極的に声をかけて勧誘していきました。

その結果、銀蟬、紫蟻、蒼蠅、黒蟷螂、翠蝶が「蛇」に加入し、「暁闇計画ノスタルジアプロジェクト」中止に一役買いました。さらに「焔」と「鳳」を一掃した白蜘蛛は、「灯」との壮絶な戦いに挑みました。白蜘蛛の勧誘が成功した背後には、彼に相手を信頼させる能力があったことと、プロジェクトの中止が必要であるという彼の信念が相手にストレートに伝わったことが挙げられます。

『スパイ教室』の白蜘蛛の最後についてネタバレ解説します。白蜘蛛は、クラウスによって蹴り飛ばされ、リリィの毒泡に巻き込まれて死亡しました。最初はアメリと共謀し、クラウスを列車で護送するかのように装って、「灯」もろとも排除しようとしていました。しかし、アメリがクラウスに説得されることを恐れた白蜘蛛は、彼女の頭を撃って射殺してしまいます。突然の出来事に皆が驚いたことでしょう。

白蜘蛛は黒蟷螂と共にクラウスに立ち向かいましたが、黒蟷螂がランの後を追って列車を降りた後、白蜘蛛は単独でクラウスや「灯」メンバーとの対決に挑みました。ネタバレになりますが、最終的には炯眼の正体がバーナードであることに気づかず、「灯」に敗北し死亡したのです。

アニメ『スパイ教室』で白蜘蛛を演じた声優の下野紘（しもの・ひろ）を紹介します。下野紘は、1980年4月21日生まれ・東京都出身の男性声優で、現在はアイムエンタープライズに所属し、声優だけでなく歌手やタレント、ナレーターとしても活動しています。

日本ナレーション演技研究所に在学中、下野は事務所のオーディションを受け、アイムエンタープライズに所属することとなりました。2001年にゲーム『リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜』でテオ・モーンマイヤー役として声優デビューし、キャリアをスタートさせます。

2002年には、テレビアニメ『ラーゼフォン』の神名綾人役でテレビアニメデビューも果たしました。そして2021年3月、長年の声優業界での活動と実績が評価され、第15回声優アワードでMVS賞を受賞しました。

次に、アニメ『スパイ教室』で白蜘蛛を演じた声優・下野紘の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

• ラーゼフォン（神名綾人）
• 神のみぞ知るセカイ（桂木桂馬）
• バカとテストと召喚獣（吉井明久）
• 鬼滅の刃（我妻善逸）
• ヨスガノソラ（春日野悠）
• SKET DANCE（椿佐介）
• 進撃の巨人（コニー・スプリンガー）
• ダイヤのA（川上憲史）
• はたらく魔王さま！（漆原半蔵〈悪魔大元帥ルシフェル〉）
• うたの☆プリンスさまっ♪（来栖翔）

ここまで『スパイ教室』の白蜘蛛特集をお届けしてきましたが、最後に白蜘蛛に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

この記事でも取り上げましたが、白蜘蛛はスパイとしての総合力に優れています。その中には、コミュニケーション能力も含まれると考えられます。白蜘蛛にとどめを刺すことになるリリィとも、出会い方が違えば仲良くなれたのかも知れません。

白蜘蛛といえばマッシュルームヘアーが印象的な青年です。しかし、このツイートの投稿者が言うように、スパイが印象的な髪型ってどうなんだ？と疑問に思う方も多いことでしょう？スパイ活動を行う時には、髪型を変えたりするのでしょうか？

『スパイ教室』の白蜘蛛の感想・評価で多かったのは、声優の下野紘に関するものでした。こちらのツイートにあるように、下野紘の演技を絶賛するツイートが数多くありました。

この記事では、『スパイ教室』の白蜘蛛にスポットを当て、強さや能力、そして「蛇」に加入した経緯や死亡した後される最後についてネタバレで解説してきました。

『スパイ教室』の白蜘蛛は、ガルガド帝国のスパイチーム「蛇」の一員、クリストハルトのコードネームです。ガルガド帝国陸軍の将校として活躍していただけあり、非常に優れた射撃スキルを持ち、1km以上離れた標的を撃ち抜くことも可能です。また、瞬時の判断の正確さや敵との交渉術など、スパイに必要とされる能力全般が高い次元にあります。

そんな白蜘蛛にも、予期しない最後が訪れます。クラウスに蹴り飛ばされた上に、リリィの毒泡に巻き込まれて死亡しました。炯眼の正体に気付かなかったことが命取りとなってしまいました。