【惑星のさみだれ】アニマの正体は何者？目的やアニムスとの関係も解説

「惑星のさみだれ」に登場する精霊アニマは、アニムスと過去から戦い続けている重要なキャラです。無表情なことが多く、何を考えているのか分からないイメージがあります。また、主人公のさみだれも「アニマは寝てる」としか説明しておらず、彼女は謎の多い精霊です。本記事では、アニマの正体やどういう能力を持っているかなどを、くわしく解説していきます。

精霊アニマが登場する誘惑のさみだれは、水上悟志先生による日本の漫画作品です。地球の未来をかけた超常の戦いを巡り、少年少女が自分たちの皮を破って成長していく姿が描かれています。2005年6月号～2010年10月号にかけて、少年画報社の「ヤングキングアワーズ」にて連載されました。

また、アニメ制作会社のNAZによって、テレビアニメ化されています。2022年7月から半年間で連続2クールという形で、毎日放送やTBSほかにてテレビ放送されました。

ある朝、雨宮夕日は「世界を救う騎士の1人」として選ばれたことを、言葉をしゃべるトカゲから知らされます。ごく普通の大学生である夕日は、たいして興味を持ちませんでした。しかし、刺客である泥人形から突然に襲撃を受けます。絶体絶命の状況になったとき、隣に住む少女の朝日奈さみだれが救ってくれたのです。そして、さみだれは地球征服を企む魔王だったことが発覚します。

惑星のさみだれに登場するアニマは、プリンセスとも呼ばれる少女の姿をした精霊です。美しい顔をしていますが、無表情でいることが多く、プリンセスとは思えない存在でした。非常にマイペースな性格で何を考えているか掴めず、不思議な服装をしているのが特徴です。2体の獣の従者と12人の指輪の騎士を指揮しており、世界をかけた戦いの根幹を司る存在となっています。

また、選ばれた指輪の騎士のみアニマを見ることができて、普通の人間にはまったく見えません。姫のさみだれと同調することで、エネルギーなどを吸収しています。そのため、さみだれが体調を崩せば、アニマも同様に元気がなくなってしまうのです。基本的には、アニマが契約者の意識を乗っ取ってるはずでした。しかし、アニマの意識は眠っているため、さみだれの自由意志で力を振われています。

アニマの正体はサイキック能力の持ち主です。浮遊するのはもちろんのこと、時間を超越したり天変地異まで操ることができます。また、超回復能力もあり、人間からしたら神の領域と思えるほどの高度な超能力です。アニマはサイキック能力を封印して、普通の人間として過ごしたいと思っていました。しかし、アニムスが地球を破壊しようと企んでいることを知ります。そのため、サイキック能力を使いながら、阻止しようとしていました。

惑星のさみだれのアニマの正体は、アニムスの双子の妹でもあります。アニムスと同等の力を持っており、過去は仲の良い兄妹だったのです。彼女の頭上に浮いている輪っかの「0Gリング」は、アニムスが誕生日にくれたものでした。超能力はアニマよりアニムスのほうが強力で、彼は自身を神だと思い込んでいたようです。

また、非常に強い好奇心が原因で、地球を破壊してしまいました。アニムスは、地球が壊れる感触を知りたかったのです。そして、過去へ行く能力も覚醒させます。彼は過去の地球が粉砕するのを、何度も楽しみました。しまいには、宇宙の最初を見てみたくなり、時間を遡らせようとします。アニマは兄の無謀な目的を止めようと、自身のサイキック能力を使いました。

惑星のさみだれのアニマとアニムスは、約100年もの間戦い続けています。負けても絶対に諦めず、命尽きるまで目的を達成するために戦うと言っていました。アニマが直接アニムスと戦えば、獣の騎士団たちが巻き込まれずに済んだのです。しかし、その時代の者が生きようとする意志を持ち、アニムスと戦うべきだと彼女は考えました。したがって、どの時代が戦場になったとしても、指輪の騎士が出現すると考察できます。

精霊アニマは無謀な兄の行動を阻止する目的で、自身の持つサイキック能力を使用します。アニムスが作ったビスケットハンマーとは、地球を打ち砕くことができる巨大なハンマーのことです。地球を破壊することを目的として作られました。アニムスが容易にビスケットハンマーを使用できないように、ルールで兄を縛って対抗したのです。

しかし、これまでに兄は幾度となくアニマのルールを突破して、ビスケットハンマーを発動させています。ちなみに、ビスケットハンマーの発動条件は、12体の泥人形が全滅することでした。しかも、アニムス自身が戦闘に参加しなくても良かったのです。

アニムスのビスケットハンマーに対抗しようと、アニマはブルース・ドライブ・モンスターを作ります。しかし、騎士の中にブルースを目視できた者が、これまでに存在しなかったため、発動する機会はありませんでした。ブルース・ドライブ・モンスターが目視できるのは、ビスケットハンマーを認識しても、希望が持てる者に限ります。

彼女はブルースを認識できる者が出現することを、ずっと期待していました。そして、夕日たちの騎士団はブルースの存在が見えたため、初めて発動されることになります。

精霊アニマの正体は、朝比奈氷雨（あさひなひさめ）と東雲半月（しののめはんげつ）の子孫だったことが判明しています。アニマが誕生した世界の過去で、朝比奈氷雨と東雲半月が出会いました。そして、子から孫へと子孫が未来へと繋がっていき、アニマが生まれたことになります。

彼らの先祖の中には、教科書に記載されるような医学者や物理学者、スポーツ選手がいたようです。27歳で博士号を取得するほどの優秀さや、抜群の運動神経を持つ半月の遺伝子が、受け継がれたのでしょう。

惑星のさみだれのアニマは、過去に月面シャトルの事故で両親を亡くしています。幼少期はサイキック能力者という正体を、隠しながら過ごしていました。しかし、生存不可能な凄まじい状況で生き残り順調に回復できたため、病院の関係者たちは宇宙人なのかと疑ったほどです。過去にシャトルを破壊させたのはアニムスでした。幼い頃から兄の知識欲は人一倍強く、このときもシャトルの壁に触ってみたいという欲を抑えきれません。

そして、壁に触れてしまったのです。兄妹は事故の生存者となり、病院に入院します。院長はサイキック能力がある正体を見抜き、養子にならないかと声をかけました。この頃から、院長が神のような存在と2人を崇めていたため、アニムスが調子にのって暴走し始めます。それをアニマが止めるという戦いを、ひたすら続けているのでした。

精霊アニマの正体は32世紀の未来人で、宇宙で暮らす人間です。惑星のさみだれは、アニマの能力を使って過去にタイムスリップしたときの物語になります。彼女は、夕日のいる時代を戦場として選びます。ただ、今回の世界で半月は、ビスケットハンマーを巡る戦いで命を落としました。

このことから、今回の世界でアニマが生まれることはないのでしょう。同時に朝比奈氷雨と東雲半月が結ばれて、問題なく幸せになれる未来もあったことを意味します。

精霊アニマの目的は何だったのでしょうか？彼女の目的は、アニムスを倒すことでした。アニムスの正体は魔法使いで、地球を破壊する目的でビスケットハンマーを作ります。サイキック能力を使いながら時間を逆行して、何度もビスケットハンマーで地球を破壊し続けました。

アニマは地球が破壊する度に、その時代の人間と契約を交わします。そして、その時代の人間と契約を交わした獣の従者と指輪の騎士と共に、アニムスと戦いました。しかし、アニムスに勝ったことはなく、未来の地球は破壊されていたのです。

惑星のさみだれの精霊アニマとさみだれは、いつ頃出会ったのでしょうか？それは、さみだれの幼少期で、重い病にかかり入院生活を送っていたときでした。アニマが突然に現れて、さみだれの願いを一つ叶えてあげると言います。その代わりに、地球を守るために戦ってほしいと提案しました。

まだ幼いさみだれは、アニマの言っている意味が理解できません。しかも、叶えたい願いも欲しい物も、まったく思いつかなかったのです。そして、契約の願いとは別に、病院の外へ出たいと願いました。外の世界へ出たさみだれは雨宮夕日と出会い、それからすぐにアニマとの契約付きの願いを決めます。

さみだれは、治療法もないような重い病にかかっており、これまで病院の外へ出たこともなかったのです。希望を持てない彼女は、全ての欲求を失っていました。契約付きの願いごとは、病気を完治させることをアニマが提案します。しかし、さみだれには欲求というものがなかったため、病気の完治は必要なかったのです。

その後、さみだれは健康な身体になっています。なぜなら、アニマとの契約したことで、彼女によって生かされているためです。そのため、アニムスとの戦いに勝てても、アニマが消滅すれば、さみだれも余命の少ない元の状態に戻ってしまうことになります。

惑星のさみだれのアニマが叶えてあげた契約の願いは、夕日と再会することです。さみだれは病院の外へ出た際に、夕日と出会います。夕日は優しくて勇敢な少年で、さみだれは再会したい気持ちが強くなりました。そして、お隣さんになることと、姫と指輪の騎士という関係になる契約で、さみだれの願いが叶えられたのです。

惑星のさみだれのアニマ役を演じたアニメ声優は、M・A・O（まお）さんです。2010年に女優としてデビューしました。同年8月に週刊少年ジャンプの読者投稿コーナー「ジャン魂G!」の4代目アシスタントに抜擢されます。また、2011年2月からは、スーパー戦隊シリーズ「海賊戦隊ゴーカイジャー」にて、ルカ・ミルフィ / ゴーカイイエロー役で出演しました。

そして、2012年4月には、「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」のキラキラ役で、声優としてのデビューを果たします。それ以降、声優として活動する際はM・A・O、女優としては本名の市道真央という名前を用いています。女優として活動していた際に、「ゴーカイジャー」で変身後の姿へのアテレコを経験したことで、声優業にも興味を持ったそうです。

• 本名：市道真央（いちみちまお）
• 出身地：大阪府
• 生年月日：1992年2月1日
• 血液型：O型
• 職業：女優、声優
• 事務所：イエローキャブNEXT
• 趣味：漫画、アニメ、絵画
• 特技：ソフトボール、ダンス
• 好きな食べ物：果物

• 2012年：クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!（～2013年 キラキラ役）
• 2013年：帰宅部活動記録（あざらし役）
• 2014年：俺、ツインテールになります。（桜川尊役）
• 2015年：ISUCA（島津須世璃役）
• 2016年：聖戦ケルベロス 竜刻のファタリテ（サラート役）
• 2017年：ひなこのーと（桜木ひな子役）
• 2019年：魔法少女特殊戦あすか（タマラ・ヴォルコワ役）
• 2021年：迷宮ブラックカンパニー（ランガ役）
• 2022年：惑星のさみだれ（アニマ役）
• 2023年：冒険大陸 アニアキングダム（ハート役）

惑星のさみだれは、地球を破壊しようとするアニムスと、それを阻止しようとするアニマの物語です。しかし、アニマは100年かけて阻止しようとしても、未だに敵わずにいます。読者からは、地球を一回破壊する度に、何年過去へ戻るのだろうかという声が上がっていました。遡った過去が人なのか猿人なのか分からないような歴史の地点でも、まだ戦い続けるのだろうかという感想もあります。

惑星のさみだれのアニマは、何が目的で契約付きの願いを叶えると言ったのか、疑問の声が上がっています。他にも、アニマとアニムスがどういう存在で、何の目的があって戦いを始めたか、想像以上の規模間でビックリしたという感想もありました。 ネタバレすると、アニマは兄のアニムスを倒すことが目的で、さみだれと契約を交わしました。

惑星のさみだれのアニマが、あまりにも好きなキャラデザインだという感想もありました。精霊、姫、アニムスの妹など、彼女の正体は多いです。中でも、妹キャラだった頃が非常にかわいいという声も上がっています。また、コスプレのように着替えてくれるアニマのファッションが、毎回楽しみで期待していたというファンもいました。

惑星のさみだれのアニマの正体は、朝日奈氷雨と東雲半月の子孫であり、アニムスの双子の妹です。自分を神だと勘違いしたアニムスが、地球を破壊しようとする行為を、阻止するために戦い続けていました。アニマとアニムスの戦いの結末はどうなるのか、今後の惑星のさみだれの展開にも注目しておきましょう。