【わたしの幸せな結婚】薄刃家とはどういう家系?美世との関係や異能者について考察

「わたしの幸せな結婚」に登場する薄刃家についてまとめています。美世との関係や、薄刃家を知ることになったきっかけもネタバレ解説!薄刃家が謎の多い理由や、厳しいしきたりなども考察していきます。また、美世はなぜ異能を持たないと思われていたのか、夢見の力とはどのような能力であるのかも説明します。薄刃家に関する感想や評価も載せているため、気になる人はチェックしてみてください。

【わたしの幸せな結婚】薄刃家とはどういう家系?美世との関係や異能者について考察のイメージ

目次

  1. 薄刃家が登場するわたしの幸せな結婚とは?
  2. 薄刃家とは?異能者も解説
  3. 薄刃家と美世の関係や異能を考察
  4. 薄刃家に関する感想や評価
  5. 薄刃家まとめ

薄刃家が登場するわたしの幸せな結婚とは?

わたしの幸せな結婚の概要

薄刃家が登場する「わたしの幸せな結婚」は、顎木あくみ先生による日本の小説です。原作イラストは月岡月穂先生が担当しています。株式会社ヒナプロジェクトの提供する小説投稿サイト「小説家になろう」にて、連載が開始されました。また、2019年1月にKADOKAWAの富士見L文庫より書籍化されています。2023年3月時点では、シリーズ累計発行部数(電子書籍とコミック含む)が、700万部を突破しました。

わたしの幸せな結婚のあらすじ

斎森家は、特殊能力である「異能」を持つ名家の1つでした。異能の血を濃く受け継ぐために戦略結婚をした両親は、子供を授かります。しかし、子供の美世には異能が備わっていませんでした。その後、美世の母親は病で命を落とし、父親はかつての恋人だった女性と再婚をします。やがて、異能が備わっている異母妹の香耶が誕生しました。しだいに、異能のない美世は、義母や義母妹に見下されて嫌がらせを受けることになるのです。

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薄刃家とは?異能者も解説

私の幸せな結婚に登場する薄刃家とは、何者なのでしょうか?古くから薄刃家の人々は、存在を知られないように、ひっそりと生きてきました。ここでは薄刃家の人々がどのような能力を持っているのか、異能者へのしきたりなどを具体的に解説します。

薄刃家とはどういう家系?

薄刃家とは「人心に干渉する力」を受け継いでいる家系です。使う人や使い方によって、国をも滅びる可能性のある危険な能力といわれています。もちろん、薄刃家の人々も、いかに危険な能力かを認知していました。そのため、薄刃家の能力を他人から悪用されないように、「薄刃」の姓を隠して、周囲に警戒をしていたのです。そのことからも、薄刃家は有名な家系にも関わらず、謎に包まれた存在となっています。

薄刃家を知ることになったきっかけ

美世が薄刃家の存在を知ることになったのは、鶴木新(つるきあらた)と出会ったためです。スーツ姿がバッチリ決まっており、見るからに好青年の鶴木新の本名は薄刃新でした。そして、彼は美世のいとこであることが、のちに判明します。美世が体調を崩した際、新は婚約者の清霞に「健康管理もできていない」と強く非難しました。おそらく、美世を想う新の嫉妬心からきた発言だったのでしょう。

薄刃家の異能

薄刃家の異能とは、具体的にどのような能力なのでしょうか?先述のように薄刃家は、「人心に干渉する力」を持っており、相手の思考を読むことができます。また、記憶操作や相手の自我を消すことも可能です。他にも、幻覚を見せて錯乱させる能力もあります。これらの能力が悪用されれば、国さえも滅びるといわれているのです。

薄刃家の異能者へのしきたり

薄刃家の異能者に対して、特別なしきたりが存在しています。しきたりとは、異能を使用する者を、薄刃家の家族で守るというものです。新が美世に近づこうとしてきたのも、薄刃家のしきたりによるものでしょう。他にも、薄刃家のしきたりには、本当の苗字を名乗らない、外で異能を使わないなどがあります。

また、結婚相手も親族の中から選び、親友や恋人を作ることも許されません。高額なものを購入するときは、必ず許可が必要です。家の中以外で飲酒も禁止されており、厳しいしきたりが多く存在しています。

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薄刃家と美世の関係や異能を考察

美世の家系は薄刃家

19歳で久堂清霞の婚約者となった美世は、異能者の家系である斎森家の長女です。しかし、美世は特殊な異能を持っていませんでした。そのことが理由で、使用人同然の扱いを受けて育ちます。美世の母親の名前は鶴木澄美でしたが、実は薄刃家の人物だったのです。しきたりによって、薄刃澄美という本名を隠していました。したがって、美世は薄刃家の血を引いていることが判明します。

美世の異能・能力は夢見の力だった?

美世は異能を持っていないことで、多くの嫌がらせを受けて育ちました。ところが、彼女は「夢見の力」という異能を持っていることが判明します。夢見の力とは、人の夢に入り込んで、精神を直接的に作用させることが可能です。また、夢見の力は、薄刃家の血を引いている女性のみが使えます。完全に夢見の力が覚醒すれば、自他問わず夢を操れて、過去や未来までも見通せるのです。

そして、夢見の力が覚醒する女性には、母親の異能が精神にテレパシーを送ることもあります。美世の母親である澄美は、テレパシーの異能を持っていました。死んでしまってもテレパシーを送れる異能とは、どれほど強い能力かが分かります。

美世の異能は母親によって封印されていた

なぜ長い間、美世には異能が現れなかったのでしょうか?母親の死後、斎森家の人々は、彼女のことを価値がないと言い続けていました。実は美世に夢見の力があることを母親が気付いて、悪用されないために封印してしまったのです。美世に夢見の力があることを知られてしまうと、斎森家に悪用されると考えました。母親は政略結婚をしており、斎森家のことも信用していなかったのでしょう。

美世の異能の封印解除

封印が解除されて、美世の夢見の力が出現します。美世が見ていた夢の中には、母親の近くにある桜の木が出てきました。美世にとっても、非常に思い出深い桜の木だったようです。その桜の木が、封印を解くカギとなっていました。ある日、斎森家の解体のきっかけとなる火災が起きます。

その後、美世は清霞と斎森家へ訪れました。彼女は母親を思い出しながら、桜の木に触れます。その際に、少し違和感を覚えたようでした。まさにこのときが、封印解除の瞬間だったようです。

薄刃家の夢見の力には見鬼の才は必要ない?

わたしの幸せな結婚の世界では、異能と見鬼の才がある者は、優れた人とみなされています。美世は見鬼の才もないと、軽視されていました。しかし、薄刃家の「夢見の力」には、見鬼の才がなくても問題ないのです。異能者は、異形という一般人では見えないものと戦います。しかし、薄刃家の能力は人を対象にしているため、見鬼の才は必要ありません。

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薄刃家に関する感想や評価

わたしの幸せな結婚は、バランスが良くて完成度が高いという読者の評価が上がっています。 美世の謎や、ルーツである母と薄刃家に言及するなど、良い感じにシリアスへシフトしていて、楽しみだという感想もありました。また、美世の葛藤や思い悩む姿に悲しく心が痛むという声もあります。努力をする姿や前へ進もうとする気持ちに心惹かれるなど、美世を応援するファンも多いようです。

薄刃家の血とは、いったいどのような異能が潜んでいるのか、非常に気になるという感想が上がっています。美世への扱いがひどすぎて、彼女が幸せになることをより強く祈るようになったという声もありました。まだまだこれからも美世の試練は続きそうですが、清霞に守ってもらいたいというファンもいます。

薄刃家の話をしてるときに、清霞が手に持ってる鶴木の名刺を、グシャっと握りつぶしてポケットにしまうシーンがありました。表情こそクールでしたが、美世のことになると、沸点が低くなるところが好きだという感想も上がっています。他にも、薄刃家や美世の血について明かされた際に、清霞が向ける彼女への優しさにキュンとした気持ちになったという声もありました。

初デートのシーンで、美世の心の傷を癒やす気満々の清霞が、微笑ましいという感想が上がっています。浮き気味だった異能設定を、美世の血筋に絡めてきたのも悪くないという評価もありました。薄刃家の異能を欲しがる辰石父が、どのように動くのか気になると、今後の展開を期待する声もあります。

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薄刃家まとめ

わたしの幸せな結婚に登場する薄刃家は、「人心に干渉する力」を受け継いでいる家系です。斎森家の長女として育った美世は、薄刃家の血を引いていることが判明します。異能を持っていない美世は、斎森家から見下されて、嫌がらせを受けてきました。しかし、実は彼女にも異能の力があったのです。

母親によって封印されていましたが、美世が持っている夢見の力が目覚めます。謎の多い薄刃家ですが、物語が進むにつれて徐々に明かされていくため、注目しておきましょう。

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