【わたしの幸せな結婚】甘水直は異能心教の祖師！美世の母との関係は？

「わたしの幸せな結婚」とは、顎木あくみ原作のライトノベルです。異世界ファンタジーものが隆盛を極めているライトノベル界において、ファンタジー色を湛えつつも大正時代の日本を舞台にしていることで他の作品とは一線を画しており、高い人気を獲得しました。この記事では、わたしの幸せな結婚の大ボス的なキャラクターの甘水直を特集します。異能心教の祖師の甘水直の異能や、斎森美世との関係などを取り上げていきます。

わたしの幸せな結婚の原作ライトノベルは、作者の顎木あくみが「小説家になろう」に投稿連載したものが母体となっています。好評を得たことで商業作品化されており、2019年に富士見L文庫より月岡月穂のイラストを加えた単行本1巻が刊行されました。単行本は2023年8月現在既刊7巻で、コミカライズ版を合わせた累計発行部数が700万部を突破しています。なお、わたしの幸せな結婚の原作版は、電子書籍版も刊行されました。

わたしの幸せな結婚は、原作ライトノベルが大反響を巻き起こしたことを受けて、様々なメディアミックスが展開されています。コミカライズ版は、高坂りとが作画を担当し、ガンガンON LINEにて連載中です。コミックスは、4巻まで刊行されました。また、目黒蓮と今田美桜主演の実写映画版が、2023年3月に公開されています。映画版は、円盤が発売されました。

さらに、2023年7月より、テレビアニメ版がTOKYO MXなどの地上波局で放映中です。アニメ版は、他にもAmazon Prime VideoやABEMA TVなどで視聴することができます。

わたしの幸せな結婚の舞台は、大正時代の日本です。古より鬼や妖などの人間に害や災いをもたらす異形のものを退治する異能者が存在しました。異能者には超常的な能力が備わっており、特異な家系として連綿と続いているのです。斎森真一と薄刃澄美は、ともに異能者の家系で政略結婚しました。ところが、長女の美世は異能者ではありません。澄美が亡くなった後真一は再婚し、異能者の香耶が生まれると美世の居場所がなくなりました。

各種メディアミックスが成功していると評判の和風ファンタジーライトノベルわたしの幸せな結婚には、異能者をはじめとする個性的なキャラクターが多数登場します。その中で、大ボス的な役割になるだろうとされているのが、ストーリーの途中から登場する甘水直でした。甘水直とは、どのような人物なのでしょうか？この章では、わたしの幸せな結婚の甘水直のプロフィールと異能について、ネタバレを含めながら取り上げていきます。

わたしの幸せな結婚に登場する甘水直とは、「うすいなおし」と読みます。甘水直の容姿は、丸眼鏡をかけた男性として描かれました。彼の年齢や血液型などのプロフィールは、2023年8月時点で一切明らかにされていません。その見た目から、年齢は40代から50代ではないかと推察されました。

甘水直のことをよく知っている鶴木新は、彼のことを「非常に残忍で酷薄な性格をしている」と形容していました。甘水直は、現在異能心教という宗教の祖師となっており、多くの信者から崇め奉られているのです。甘水直は、国家転覆の思想を持っているといわれており、目的のためには手段を選ばない卑劣漢の一面も描かれていました。

甘水直は、異能者です。彼の異能とは、「人間の五感を操作する異能」と呼ばれています。その能力とは、異形を捕らえるばかりではなく、何人もの人間に異形を取り込ませて異能者を作り上げるというものでした。さらに、見鬼の才を持たない人間にも見える異形を作るという離れ業のような能力も有しており、ファンの間では「異能者の中でも飛び抜けて強いのではないか」という意見が多く見受けられるのです。

また、甘水直は、人々の五感を操ることも可能にしています。その結果、現実を歪めることを実現しました。酷薄な冷血漢であることも、彼の能力にはプラスに作用しているようで、彼は常に冷静沈着に世界を見つめて、異能者の存在を育む鍵のような役割を果たしているのです。自らが祖師に君臨している異能心教にて、信者を増やす際にも甘水直の異能が大きな効力を発していると考察されていました。

顎木あくみ原作のローファンタジーライトノベルわたしの幸せな結婚に登場する甘水直は、ストーリーの進捗とともに、その存在感を増してきたと評されています。そして、斎森美世や久堂清霞の前に立ちはだかる大ボスのようになっていくのでした。甘水直が斎森美世にこだわる理由とは、いったいどこにあるのでしょうか？この章では、わたしの幸せな結婚の甘水直と斎森美世との関係や、彼のその後についてネタバレ紹介していきます。

甘水直については、ストーリーの進展に合わせて正体が明らかにされていきました。実は彼の正体は、薄刃家の分家である甘水家の長男だったのです。つまり、斎森美世の母親である澄美と縁がありました。澄美は、薄刃家が困窮していたことで、斎森家に嫁ぎ美世を産みましたが、娘が幼い時に重い病にかかってしまい、早々に亡くなっています。そして、甘水直は、縁のあった澄美に並々ならぬ感情を抱いていることが示唆されました。

甘水直についてさらにネタバレしますと、彼は澄美の元婚約者候補でした。美世の母方の従兄である鶴木新は、甘水直が澄美に対して婚約者候補以上の愛情を抱いていたと分析、回想しています。美世は夢の中で母と甘水直の様子を見ていて、二人の仲は決して悪くなかったことを認めました。政略結婚が決まった時に、甘水直は駆け落ちを提案しましたが、澄美は薄刃家の存続のために断り、二人は別れたようです。

澄美の結婚後、甘水直は薄刃家から離反しました。そして異能心教を開き、信者たちを率いて国家の転覆を画策しようとしています。その過程で、澄美が亡くなったことを知り、一時期は何も手につかないほど絶望の淵に立たされていました。しかし、澄美の忘れ形見である美世の存在を知るに及ぶと、今度は彼女を自分の思想に染めようと暗躍しているのです。母娘に対する異常なこだわりが、甘水直という人間を形成しています。

異能心教の教祖として君臨している甘水直は、国家転覆の思想と斎森美世に対する強い感情という2つのこだわりを持って、ストーリーに大きく関わっていきます。その結果、彼は大ボス的存在と化し、美世と久堂清霞の前に立ちはだかりました。想いを寄せ合っている美世と清霞が幸せな結婚をするためには、甘水直の存在が大きな障害、壁でもあり、二人がどのようにして彼に立ち向かっていったのかが、俄然注目されたのです。

この章では、わたしの幸せな結婚に登場する甘水直に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。甘水直は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、わたしの幸せな結婚の原作小説の大ファンだと思われる方のツイートです。4巻を読んで、甘水直が今後ストーリーにどのような形で絡んでいくのかが楽しみだとつぶやいていました。

こちらは、わたしの幸せな結婚を熱心に読んでいると思われる方のツイートです。原作小説6巻を読んで、美世と清霞と甘水直との戦いにやっと決着がついて嬉しかったという感想を持っています。

こちらは、小説と声優ファンだと思われる方のツイートです。わたしの幸せな結婚の原作小説を読んで、テレビアニメ版では甘水直役を、諏訪部順一に演じてほしいとつぶやいていました。

この記事では、わたしの幸せな結婚に登場する甘水直にスポットを当ててきました。甘水直は、テレビアニメ版での登場も期待されている大ボス的な人物です。彼に注目して、わたしの幸せな結婚を見てください。