【わたしの幸せな結婚】ネタバレあらすじと感想!和風シンデレラストーリー漫画

『わたしの幸せな結婚』は、恵まれない環境で生きてきた女性が冷酷無慈悲と噂される男性に嫁ぐことから始まる、和風シンデレラストーリー。原作は小説ですが、その人気から漫画化され、実写映画化やアニメ化も予定されています。ここでは、『わたしの幸せな結婚』の漫画版のネタバレあらすじと感想を紹介。また『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクターもまとめて紹介していきます。ネタバレが苦手な人、これから作品を楽しむ予定の人はご注意ください。

【わたしの幸せな結婚】ネタバレあらすじと感想!和風シンデレラストーリー漫画のイメージ

目次

  1. わたしの幸せな結婚は和風シンデレラストーリー漫画
  2. わたしの幸せな結婚の1話~10話あらすじネタバレ
  3. わたしの幸せな結婚の11話~19話あらすじネタバレ
  4. わたしの幸せな結婚の最終回を予想!おすすめの人は?
  5. わたしの幸せな結婚の見どころ
  6. わたしの幸せな結婚の原作やカクヨムへの移行
  7. わたしの幸せな結婚の登場人物・キャラクター
  8. わたしの幸せな結婚に関する感想や評価
  9. わたしの幸せな結婚のネタバレまとめ

わたしの幸せな結婚は和風シンデレラストーリー漫画

わたしの幸せな結婚の概要

『わたしの幸せな結婚』は、顎木あくみによって生み出された日本の小説作品。元々は「小説家になろう」で連載されていた小説で、後に富士見L文庫というレーベルから書籍が刊行されるようになりました。2022年時点で、小説は6巻まで刊行されています。2018年12月にコミカライズ作品が連載されるようになっており、2022年9月時点で絶賛連載中です。

わたしの幸せな結婚の作者

『わたしの幸せな結婚』の原作者である顎木あくみは、長野県出身の小説家。小説投稿サイト「小説家になろう」で作品を発表し始め、2019年に『わたしの幸せな結婚』でデビューを果たしました。『わたしの幸せな結婚』以外に、『宮廷のまじない師』という作品も発表しており、ポプラ文庫ピュアフルから書籍が刊行されています。

アニメ『わたしの幸せな結婚』公式サイト

わたしの幸せな結婚の1話~10話あらすじネタバレ

1話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』1話あらすじネタバレ。主人公の美世は、異能者の家系である歴史的名家・斎森家の長女。彼女は生まれたときこそ両親から可愛がられていましたが、母親が亡くなり、父親が再婚してからは全てが変わってしまいました。異能者の家系の長女でありながら異能を持たない美世は、継母と異母妹である香耶から虐げられるようになったのです。

良家の令嬢でありながら、下僕のように働かされて生きてきた美世は19歳になりました。そんな彼女に、ようやく縁談が舞い込みます。相手は名家の当主・久堂清霞。良家の女性が彼と婚約をして3日ともたずに逃げ出すという冷酷無慈悲と有名な人物でした。自分と清霞の結婚が上手くいくはずがない。しかし美世に拒否権はなく、彼女は暗い気持ちで清霞のもとへ向かいます。

2話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』2話あらすじネタバレ。久堂家で暮らすことになった美世に、清霞は「ここでは自分の言うことに絶対に従え」と命じました。清霞が「死ね」と言えば、死ななくてはいけないというのです。冷たい言葉ですが、美世にとってはこれまでの生活と何ら変わりありません。

ろくな教育を受けさせてもらえていない美世にできることは、家事くらい。美世は優しい使用人・ゆり江の存在に少しだけほっとしながら、清霞の朝食を作りました。早速、ゆり江と共に清霞のもとへ朝食を運んだ美世。しかしその食事は毒を盛ったのではないかと疑われ、清霞の口に入ることはありませんでした。

3話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』3話あらすじネタバレ。美世が作った朝食を置いて出てきた清霞は、職場で書類仕事をしていました。清霞は帝国陸軍の少佐で「対異特務小隊」を率いています。高い地位に就いている彼ですが、そんな彼の存在を疎ましく思う家がありました。それが美世の生家である斎森家です。

斎森家の人間から良い感情を向けられていないことを知っている清霞にとって、斎森家から送られてきた美世は警戒すべき人物でした。しかし、これまでの嫁候補と違って美世はゆり江に優しかったため、清霞は美世をすぐに追い出すことはせず、ひとまず様子を見ることにします。仕事から戻った清霞は美世に対する自身の態度が冷たかったことを反省し、彼女と向き合う姿勢を見せました。

4話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』4話あらすじネタバレ。清霞から頼まれ、改めて朝食を作ることになった美世。彼女はゆり江と共に朝食を作り、清霞と3人揃って食事をすることになります。初めて美世の料理を口にした清霞は、素直に「美味い」と美世の料理を褒めました。これまで自分の料理を褒められたことなどなかった美世は、思わず涙を零します。

その姿は、清霞が知る名家の令嬢とはかけ離れたものでした。清霞は美世が斎森家でどのような扱いを受けていたか知らないのです。一方その頃、斎森家では、美世の父と辰石家当主の言い争いが起こっていました。実は美世は「薄刃家の異能」の血を継ぐ貴重な人物で、辰石家は彼女を狙っていたのです。美世が久堂家に嫁いでしまうと、辰石家としては非常に困るのでした。

5話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』5話あらすじネタバレ。清霞に褒められ、思わず涙を流してしまった美世。彼女は泣いてしまったことを悔いていました。実家で暮らしていた頃は泣くとさらに虐げられてしまったため、泣くことは良くないことだと刷り込まれていたのです。ゆり江は泣くことは悪いことではないと慰めますが、美世の不安はなくなりません。

清霞は悪い人ではなく、ゆり江も優しい人です。しかし美世にとって、自分は学もなく異能も持たない役立たず。いずれは追い出されてしまう身だという認識なのです。そんな中、美世は清霞から休日に街に出かけようと誘われました。美世は久しくしていなかった精一杯のおしゃれをして、清霞と共に出かけます。

6話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』6話あらすじネタバレ。出かけた清霞と美世は、車を置くために清霞の職場である帝国陸軍本部に向かいました。隊員の1人である五道と少し話したあと、2人は街に繰り出します。清霞は美世がお出かけを楽しめているか気にかけながら、彼女を呉服屋に連れていきます。

清霞は少ない着物しか持たせてもらえなかった美世のために、新しい着物を仕立ててあげようと考えたのです。清霞は美世に美しい桜色の着物を贈ることにしました。これまで、嫁候補の女性に何かを贈ることなどなかった清霞。彼は自分自身の変化に戸惑いながらも、美世に着物を贈ることはやめませんでした。

7話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』7話あらすじネタバレ。呉服屋を出て、甘味処にやってきた清霞と美世。清霞は美世に、美世の笑った顔が見てみたいという予想外の言葉を告げます。誰かにそんなことを求められたことがない美世は、つい「旦那様は変わっている」という本音を零してしまいました。

失言であったと謝罪する美世でしたが、清霞は気にしていない様子。むしろ、いずれ結婚するのだから、本音を口にしてくれたほうが良いと考えているようです。自分との未来を見てくれる清霞に、美世は自分が異能を持たないことを告げなくてはと考えますが、それを口にした先の別れを恐れて、美世は真実を告げることができませんでした。

8話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』8話あらすじネタバレ。初めてのデートのあと、清霞から櫛を贈られた美世。彼女は自分に優しくしてくれる清霞に贈り物がしたいと考えるようになりました。ゆり江からのアドバイスを受け、美世は清霞に手作りの組紐を贈ることを決意しますが、組紐を作るにはまず材料を買いにいかなくてはいけません。美世は清霞に、1人で買い物にいかせてもらえるよう頼みます。

清霞は心配しながらもそれを了承。美世にお守りを持たせ、彼女を見送りました。一方その頃、辰石家では緊迫した空気が漂っていました。美世が斎森家にいた頃、彼女の数少ない味方であった辰石家の次男・幸次と、美世の異母妹・香耶の縁談が進んでいたからです。斎森家の長女である美世が必要だった辰石家当主にとって、この縁談は不本意なものでした。

9話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』9話あらすじネタバレ。買い物のために外出した美世は、そこで香耶と幸次に遭遇してしまいました。相変わらず、美世を貶す香耶。そこに現れて美世を助けたのは、一緒に出かけていたゆり江でした。ゆり江は香耶に対し、美世は清霞の未来を妻であることを宣言します。

きっと美世は清霞に捨てられて絶望している。そう思っていた香耶は、自分の想像と違って久堂家で上手くやっているらしい美世が気に入らない様子。結局、香耶は幸次を伴ってその場を去っていきました。その頃、清霞は美世を妻にするべく、斎森家を訪れていました。帰ってきた香耶は、怜悧な美貌の清霞の姿を見て、ひと目で心を奪われます。

10話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』10話あらすじネタバレ。香耶との遭遇がきっかけで、すっかり気落ちしてしまった美世。ゆり江から美世が落ち込んでいる理由を聞いた清霞は、彼女のことを心配します。愛されずに育ったため自己肯定力が極端に低い美世の心を救うには、深い愛情で満たしてあげる以外にありません。しかし今の美世には、その愛情を受け止める余裕すらない様子。

清霞は美世に寄り添おうとしますが、美世は1人きりで塞ぎ込んだまま1周間が経ちました。自分の殻にこもりながら、それでも美世は清霞を想って組紐を作っていました。そんな美世の前に、かつて斎森家で美世の味方をしてくれていた元使用人の花が現れます。行方知れずだった花を美世のもとに連れてきてくれたのは、美世の心を案じた清霞でした。

わたしの幸せな結婚の11話~19話あらすじネタバレ

11話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』11話あらすじネタバレ。自分を励ますために花を遣わしてくれた清霞。彼の優しさに心を打たれた美世は、清霞に全てを告げることを決めました。清霞に、自分が誇るべきものは何も持っていないことを告白した美世。頭を下げた美世が差し出したのは、清霞のために作った組紐でした。

そんな美世に対する清霞の返事は、正式に美世と婚約するつもりであるということ。清霞は異能が使えないから、何も持たないからといって、美世を追い出すような気は微塵もなかったのです。組紐は無事、清霞に渡りました。自分が作った組紐で髪を結い、「美世」と優しく名前を呼んでくれる清霞を前に、美世は初めて心からの笑顔を浮かべます。

12話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』12話あらすじネタバレ。組紐の礼にと、清霞は美世に初デートの際に仕立てた着物を贈りました。いくつかある着物のうち1つは、清霞が美世に似合うだろうと選んだもの。その着物は美世の母の形見にそっくりで、美世は嬉しさに胸を弾ませます。その後、美世は清霞の部下である五道をもてなしました。美世が花と再会できたのは、五道の協力があったから。

美世は清霞だけでなく、五道にもお礼がしたかったのです。五道が帰宅したあと、机に伏せて眠っていた美世は悪夢に魘されていました。清霞に起こされた美世は、彼に胸に巣食う不安の一端を打ち明け、自分が清霞に相応しい人間だと思わないけれど、できるだけ長く清霞の傍にいられるよう努力することを告白します。清霞はそれを受け入れながら、美世に何らかの異能が使われた気配を感じていました。

13話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』13話あらすじネタバレ。母親の影響で、ずっと美世を見下してきた香耶。彼女は式を飛ばして久堂家で生活している美世の様子を盗み見るのですが、想像とは全く違う美世の姿に驚愕します。清霞とゆり江に大切にされている美世は少しずつ本来の輝きを取り戻しており、とても幸せそうでした。

何事においても自分は美世より上でなければならないと思いこんでいる香耶は、美世に対して劣等感と嫉妬心を抱きます。そこからの香耶の行動は素早いものでした。香耶は義父に、自分こそが久堂家の嫁に相応しいのだから、美世ではなく自分を清霞の縁談相手にしてほしいと頼みます。しかし義父はそれを受け入れませんでした。香耶は幸次にも婚約者の取り替えを勧めましたがそれも却下され、苛立ちを募らせます。

14話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』14話あらすじネタバレ。清霞に差し入れを持っていった帰り、いつも持ち歩いている清霞からもらったお守りがないことに気がついた美世。不安になった彼女を、何者かが誘拐しました。美世がさらわれたことを知り激昂する清霞の前に現れたのは、辰石家の次男・幸次。

彼は清霞に美世を救い出してほしいと懇願します。美世の誘拐は、久堂家の嫁になりたい香耶と美世を辰石家に取り入れたいという辰石家当主の身勝手な欲望によって起こされたことなのです。すぐに美世を捜すため行動を起こした清霞。彼の表情は冷静に見えましたが、心の中は激しい怒りで荒れ狂っていました。

15話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』15話あらすじネタバレ。目を覚ました美世は、斎森家の蔵の中に閉じ込められていました。そんな美世の前に姿を現したのは、継母と香耶。美世は継母から激しい暴行を受け、傷だらけになります。満身創痍の美世に、継母は清霞との婚約を破棄するよう命じ、香耶も久堂家の嫁という立場を自分に譲れと告げました。

いつもであれば、黙って耐えて全てを諦めていた美世。しかし彼女にとって、清霞とゆり江との日々は諦められない、大切なものになっていました。美世は清霞との婚約は破棄しないと宣言。当然、継母は怒り狂います。その頃、清霞と幸次は斎森家に踏み込んでいました。美世を助けにいこうとする清霞を美世の父と辰石家当主が止めようとしますが、清霞はそれを振り払い、美世のもとへ急ぎます。

16話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』16話あらすじネタバレ。久堂家との縁談を断れと言いながら暴力を振るい続ける継母に必死に抵抗する美世。そこに清霞が現れました。美世は初めて自分の意思を貫けたことを誇りに思い、清霞に微笑みかけながら意識を失います。一方、香耶と継母は美世への不満をぶちまけたり自らの正当性を主張したりと騒がしく、清霞は怒りを隠せません。

清霞は自分がいかに美世より優れているかを主張し続ける香耶に冷めた視線を向け、鋭い言葉で彼女の主張をはねのけると、その場を立ち去りました。美世が助かったことを見届けた幸次は、燃え盛る屋敷から香耶を連れ出します。幸次は美世のことを想っており、香耶に対しては嫌悪感すら抱いています。しかし美世のために、香耶を見殺しにするわけにはいかなかったのです。

17話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』17話あらすじネタバレ。美世が目を覚ますと、そこは久堂家でした。傷を負ったものの、美世は清霞のもとに帰ってくることができたのです。美世は清霞から、斎森家の屋敷が全焼したことを教えられました。しかし死人は出ておらず、美世はそのことに安堵します。斎森夫妻は地方に移り住んで貧しい生活を送り、香耶は有名な家に奉公に出されることになったそうです。

そして騒動に関わっていた辰石家当主は責任を取って長男に家督を譲ることになり、辰石家は久堂家の麾下に入ることが決まりました。それを聞いた美世は清霞に頼み、焼け落ちた斎森家へと連れていってもらいます。美世はそこで幸次と遭遇。2人は僅かな言葉を交わして別れ、美世は清霞と正式に婚約しました。

18話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』18話あらすじネタバレ。美世を苦しめていた斎森家の問題が片付き、正式に清霞の婚約者となった美世は、久堂家で穏やかな生活を送っていました。ある日、久堂家に清霞の姉・久堂葉月がやってきます。

彼女が弟の家にやってきた理由は、美世の先生をするためでした。美世は清霞の妻に相応しい自分であるため、良家の令嬢が受ける淑女教育を受け直したいと考えていました。美世の願いを叶えるために清霞が呼んだのが葉月だったのです。こうして、葉月を先生とした美世の淑女教育が始まりました。

19話あらすじネタバレ

漫画『わたしの幸せな結婚』19話あらすじネタバレ。清霞の姉・葉月は一度結婚に失敗しているものの、淑女教育の基本くらいなら美世に教えられる様子。葉月は2ヶ月後にあるパーティーを目標に勉強を頑張ろうと美世を励まします。ただでさえ人と関わるのが苦手なのにパーティーに出るなんて想像もできない美世はパニックになりますが、葉月と清霞に背中を押され、やる気になったようでした。

清霞の傍にいるために努力できることを喜ぶ美世。しかし穏やかな生活にありながら、美世の顔色は相変わらず良くありません。それは彼女が毎晩見る悪夢に原因がありました。襲い来る悪夢と、家族に関する辛い記憶。それらが今でも美世の心を苛みます。

わたしの幸せな結婚の最終回を予想!おすすめの人は?

わたしの幸せな結婚の最終回を予想

美世と清霞はお互いを大切に思っており、婚約者という関係です。しかし両想いだからすぐにハッピーエンドとはいかない点が、本作の魅力であり見どころ。美世に流れる「薄刃家」の血など不安要素が物語のそこかしこにあり、美世と清霞の頭上には未だ暗雲が立ち込めています。

しかし、タイトルが『わたしの幸せな結婚』であるため、最後には美世と清霞が全ての困難を乗り越えて幸せな結婚に辿り着き、ハッピーエンドで終わるのではないかと考えられています。

わたしの幸せな結婚がおすすめなのはどんな人?

『わたしの幸せな結婚』は和風シンデレラストーリーといわれています。継母と姉妹に虐げられていたヒロインが高い地位に就いている男性に見初められて幸せへの一歩を踏み出す、というストーリー展開はまさにシンデレラ。可哀想な境遇のヒロインが素敵な男性に愛されて幸せになる、という展開が好きな人は『わたしの幸せな結婚』を大いに楽しむことができるでしょう。

わたしの幸せな結婚の見どころ

見どころ①応援したくなるヒロイン

『わたしの幸せな結婚』の見どころその1、応援したくなるヒロイン。本作のヒロインである美世は、家族から理不尽に虐げられ、辛い思いをしていました。彼女が望むのはほんの僅かな幸せのみ。しかし美世には様々な困難が降りかかり、ささやかな幸せすらなかなか満足に得ることができません。だからこそ、読者は美世のことを応援したくなります。

見どころ②ヒロインに恋していく久堂

『わたしの幸せな結婚』の見どころその2、ヒロインに恋していく久堂。冷酷無慈悲といわれ、これまで送り込まれてきた数々の婚約者候補を追い出してきた清霞。しかし彼は純粋な心を持つ美世に興味を持ち、彼女に恋していくようになります。美世を大切にする清霞の姿は、本作の大きな見どころの1つとなっています。

見どころ③物語の中にある伏線

『わたしの幸せな結婚』の見どころその3、物語の中にある伏線。本作には数々の伏線が張り巡らされています。美世に流れる「薄刃家」の血や、美世にかけられた繰り返し悪夢を見る異能など、伏線の多くは不穏なもので、読者の不安を煽るでしょう。

わたしの幸せな結婚の原作やカクヨムへの移行

わたしの幸せな結婚の原作者は小説家になろうで連載していた?

記事の冒頭で軽く触れましたが、『わたしの幸せな結婚』の作者である顎木あくみは、元々小説投稿サイト「小説家になろう」で作品を発表していました。『わたしの幸せな結婚』も「小説家になろう」で連載されていたのですが、規約違反によって垢BANされてしまったらしく、『わたしの幸せな結婚』はサイトから消去されてしまっています。

作者は何度かアカウントを作り替えていたようなのですが、以前のアカウントが残ってしまっており、それが複数アカウント所持という「小説家になろう」の規約違反に引っかかってしまったそうです。

わたしの幸せな結婚はカクヨムに移行?

「小説家になろう」から消去されてしまった『わたしの幸せな結婚』は、後にKADOKAWAと株式会社はてなが共同開発した小説投稿サイト「カクヨム」で連載していくことになったそうです。とはいえ、2020年11月に『わたしの幸せな結婚』の番外編がアップされて以降、目立った動きはありません。本編を読むには、発売されている小説を買うしかないようです。

わたしの幸せな結婚の登場人物・キャラクター

登場人物①斎森美世

『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクター一覧その1、斎森美世。斎森美世は、本作の主人公。異能者の家系である名家・斎森家の長女として生まれましたが、実母を早くに亡くし、継母と異母妹に虐げられる日々を送っていました。血の繋がりだけでなく、異能を持たないという点も、彼女が虐げられていた理由の1つです。

登場人物②久堂清霞

『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクター一覧その2、久堂清霞。久堂清霞は名家・久堂家の当主。軍人として働いており、性格は冷酷無慈悲だといわれています。婚約者候補の女性たちが度々送り込まれましたが、彼女たちは皆3日と持たずに逃げ出してしまいました。しかし、心を開いた相手に対して優しく愛情深く接します。

登場人物③ゆり江

『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクター一覧その3、ゆり江。ゆり江は清霞の身の回りの世話をしている使用人の女性。清霞から信頼されている数少ない人物です。久堂家にやってきた美世に優しく接し、美世の心の支えとなっているキャラクターです。

登場人物④斎森香耶

『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクター一覧その4、斎森香耶。斎森香耶は、美世の異母妹。美世を毛嫌いし蔑む母親の影響で、自身も美世を見下し虐げていました。見鬼の才を持つ美少女で、性格は非常にわがままです。辰石幸次と婚約していましたが、後に清霞に一目惚れしてしまい、清霞に大切にされている美世に嫉妬心を抱くようになります。

登場人物⑤辰石幸次

『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクター一覧その5、辰石幸次。辰石幸次は、辰石家の次男。美世と香耶とは幼なじみという関係です。幸次は美世に好意を抱いており、彼女の数少ない味方でした。しかし家の取り決めによって香耶の婚約者にされてしまい、美世も久堂家に嫁ぐことになったため、美世と結ばれることはありませんでした。

登場人物⑥薄刃澄美

『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクター一覧その6、薄刃澄美。薄刃澄美は、美世の実母。「人心に干渉する力」を受け継ぐ家系「薄刃家」の出身で、物語開始時点ですでに故人となっているキャラクターです。傾いた家を救うために斎森家の当主・斎森真一と政略結婚し、美世を儲けました。

登場人物⑦花

『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクター一覧その7、花。花は斎森家に仕えていた使用人の女性。虐げられていた美世の味方でしたが、美世の継母である斎森香乃子にクビにされ、行方知れずになっていました。後に清霞のおかげで美世との再会を果たします。

登場人物⑧幸次の兄

『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクター一覧その8、幸次の兄。幸次の兄は辰石家の長男。フルネームは辰石一志です。真面目な幸次と違い、軽薄で飄々とした雰囲気の男性。父である辰石家当主が事件を起こした責任を取って当主の座を退いたため、彼が辰石家の当主になりました。

登場人物⑨五道

『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクター一覧その9、五道。五道は帝国陸軍に所属している清霞の部下。フルネームは五道佳斗です。お調子者ですが異能者として高い実力を持っており、清霞からも信頼されています。信頼関係がしっかりできているからか、度々清霞をからかっては怒られている、コミカルなキャラクターです。

登場人物⑩斎森真一

『わたしの幸せな結婚』の登場人物・キャラクター一覧その10、斎森真一。斎森真一は斎森家の当主で、美世と香耶の父親。彼は元々、香耶の母親である香乃子と交際していたのですが、政略結婚によって別れさせられ、澄美と結婚しました。

澄美が亡くなったあと香乃子と再婚し、香乃子と香耶のことだけを気にかけ、美世には見向きもしないようになります。美世を積極的に虐げていたわけではありませんが、香乃子と香耶が美世を虐げることを止めようともしませんでした。

わたしの幸せな結婚に関する感想や評価

『わたしの幸せな結婚』に関する感想や評価その1。『わたしの幸せな結婚』の魅力は、美世と清霞が少しずつ心を通わせていくラブストーリー展開だけではありません。異能の描写や美世の成長など、見どころがたくさんあります。そこが面白いという感想を抱いている読者は多くいるようです。以上、『わたしの幸せな結婚』に関する感想や評価その1でした。

『わたしの幸せな結婚』に関する感想や評価その2。『わたしの幸せな結婚』のアニメ化に関する感想。『わたしの幸せな結婚』のアニメ化が発表され、キャラクターのキービジュアルも公開されました。

コメント主は、このキービジュアルの絵柄が原作小説とも漫画版ともかなり違っていて違和感がある、という感想を抱いたようです。コメント主と同じ感想を抱いている人は少なくありません。以上、『わたしの幸せな結婚』に関する感想や評価その2でした。

『わたしの幸せな結婚』に関する感想や評価その3。『わたしの幸せな結婚』の実写映画化に関する感想。小説や漫画の実写映画化は、読者の中でキャラクターのイメージが固まっているのでとても難しいもの。

『わたしの幸せな結婚』でも、キャラクターとキャストのイメージが合わない、という感想が上がっています。多くの読者が原作小説や漫画をリスペクトしているからこそ、否定的な感想はどうしても出てきてしまうようです。以上、『わたしの幸せな結婚』に関する感想や評価その3でした。

『わたしの幸せな結婚』に関する感想や評価その4。『わたしの幸せな結婚』の実写映画化に関する感想。実写映画化に否定的な感想が多く上がっていますが、一方で実写映画化を楽しみにしているという感想も少なからずあります。

人気のある若手2人が主演なので、2人のファンだという人たちは映画の公開日を楽しみに待っているようです。小説や漫画を知らない人たちが、映画をきっかけに小説と漫画を手に取り、新たなファンとなってくれるかもしれません。以上、『わたしの幸せな結婚』に関する感想や評価その4でした。

わたしの幸せな結婚のネタバレまとめ

『わたしの幸せな結婚』のネタバレあらすじや感想、登場人物・キャラクターなどを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。『わたしの幸せな結婚』は、ヒロインの美世がいかにして幸せになるかを見守る和風シンデレラストーリーです。序盤は美世にとって辛い展開が続きますが、だからこそ美世を大切にする清霞やゆり江とのシーンは心温まるものとなっており、読者の心を掴んでいます。

『わたしの幸せな結婚』はアニメ化も予定されており、これからますます盛り上がることが予想されている作品です。あらすじネタバレやキャラクターを見て興味を持った人はぜひ、原作小説・漫画を手に取ってみてください。以上、『わたしの幸せな結婚』ネタバレあらすじと感想!和風シンデレラストーリー漫画についてでした。

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