ゆるキャン△に登場したハンバーグは実在する？三種類とも同じ商品？

『ゆるキャン△』は女子高生たちがキャンプを楽しむ様子を描いた作品で、作中には美味しそうなキャンプ飯の数々が登場します。ゆるキャン△の11巻では「うまうま100％ハンバーグ」というキャンプ飯が登場し、これが大きな話題となりました。本記事では、ゆるキャン△で登場したハンバーグのモデルとなった商品や、通販で買えるのかどうかなどを調べてまとめています。

ゆるキャン△は、まんがタイムきららフォワードで連載が始まった漫画です。作者はあfろさんです。まんがタイムきららフォワードでは、2015年7号から2019年4号までの約2年間連載されました。その後、COMIC FUZに移籍し、現在でも連載が続いています。単行本は14巻まで発売済みで、累計発行部数は700万部を超しています。ゆるキャン△はアニメだけでなく実写版ドラマにもなり、どちらも人気の作品となりました。

ソロキャンプを楽しんでいた高校生の志摩リンは、キャンプ先で遭難しかかっていた各務原なでしこと出会います。なでしこはリンのソロキャンプに混ぜてもらい、キャンプに興味を持つようになります。その後、なでしこは学校の野外活動サークルに入部し、メンバーとともにキャンプに夢中になっていきます。基本的に1人が好きなリンは野クルのメンバーとは距離を置きつつも、たまに一緒にキャンプをするなどして交流を深めていきます。

ゆるキャン△で登場したうまうま100％ハンバーグは、「さわかや」という店のハンバーグに似ているといわれることがあります。さわやかという店は、静岡県を代表するハンバーグレストランです。静岡県にしか出店していないため、静岡県以外の人にはピンとこない名前でしょう。しかし、静岡県民には馴染みが深いレストランで、さわやかのハンバーグは非常に人気があります。

さわやかではげんこつハンバーグが有名で、このげんこつハンバーグがゆるキャン△に登場したハンバーグに似ているといわれています。作中の「浜松で有名な例のハンバーグを持ってきた」というセリフからも、さわやかを連想した人が多いようです。ただ、さわやかのハンバーグは、店頭販売や通販などは行なっていません。そのため、ゆるキャン△で登場したハンバーグは、さわやかで提供しているハンバーグではないことは確かです。

ゆるキャン△に登場したハンバーグはさわやかのハンバーグに似ていますが、さわやかのハンバーグそのものではないことがわかりました。では、ゆるキャン△に登場したハンバーグの実在モデルは、どの商品でしょうか？うまうま100％ハンバーグのモデルだといわれているハンバーグは、三種類存在しています。

これらのハンバーグは「ジェネリックさわやか」とも呼ばれており、さわやかのハンバーグの味が楽しめると評判です。ここでは、うまうま100％ハンバーグのモデルとなった、三種類のハンバーグについて詳しく説明します。

うまうま100％の実在モデルのひとつ目は、すぎもとミートから販売されている「ジューシーくんハンバーグ」です。ジューシーくんハンバーグはつなぎを一切使わず、牛肉とオリジナルスパイスのみで作られています。静岡県の浜松市にある、すぎもとミート販売株式会社で購入することができます。

販売コーナーの近くにはゆるキャン△のうまうま100％ハンバーグのイラストが掲げられており、ゆるキャン△で使われたことがあるとPRされています。すぎもとミート株式会社は卸売が専門であるため、ジューシーくんハンバーグの販売コーナーはそれほど大きくありません。静岡県や山梨県内の一部のファミリーマートでは、ジューシーくんハンバーグの取り扱いがあります。

また、浜松市内ではその他の店でも扱っていることが多いため、いろいろな店を探してみるのも良いでしょう。ジューシーくんハンバーグは浜松市を中心に販売されているため、ゆるキャン△では浜松市在住の土岐綾乃がジューシーくんハンバーグを買ったと推察できます。中を開けると真空パックにされた俵型のハンバーグが3個並んでいて、オニオンソースが3つ入っています。

続いて紹介するうまうま100％ハンバーグのモデルといわれている商品は、スーパーサンゼンで販売されている「満点ハンバーグ」です。スーパーサンゼンは、静岡県掛川市にあるローカルスーパーです。満点ハンバーグもジューシーくんハンバーグと同じく、俵型の牛肉100％ハンバーグです。ただ、1個ずつ個包装になっているところが、ジューシーくんハンバーグとの大きな違いです。

また、ソースは備え付けられておらず、別売りとなっています。ゆるキャン△の作中では、キャンプの帰りに各務原なでしこが掛川でうまうま100％ハンバーグを購入しています。このハンバーグは、掛川市のサンゼンで売られている満点ハンバーグの可能性が高いです。

最後に紹介するうまうま100％ハンバーグの実在モデルは、肉の卸問屋アオノの「そのまんま肉バーグ」です。アオノのそのまんま肉バーグは、ジューシーくんハンバーグと見た目がそっくりです。ただ、パッケージには少し違いがあり、アオノのそのまんま肉バーグは真ん中に「そのまんま肉バーグ」と書かれた丸いシールが貼られています。

このパッケージがゆるキャン△のうまうま100％ハンバーグとそっくりであるため、ゆるキャン△のハンバーグのモデルとして最も名前が上がりやすいです。そのまんま肉バーグは、自社工場であるシズオカミート前の自販機でも販売されています。その他、静岡県と山梨県の一部のファミリーマートや、伊豆半島にある宇久須キャンプ場でも買うことができます。

ゆるキャン△のうまうま100％ハンバーグのモデルといわれている三種類のハンバーグは、どれも似たような製品になっています。では、これらのハンバーグの製造元はそれぞれどうなっているのでしょうか？まず、ジューシーくんハンバーグの製造元は、先述した通りすぎもとミートです。次に、アオノのそのまんま肉バーグの製造元は、シズオカミートという会社です。

シズオカミートとすぎもとミートは、どちらともアオノグループの仲間です。つまり、ジューシーくんハンバーグとそのまんま肉バーグは、両方とも製造元がアオノグループだということになります。そのため、この2つの商品は、ハンバーグとソースの原材料がまったく一緒です。

では、残りひとつのモデルであある、満点ハンバーグの製造元はどこでしょうか？満点ハンバーグは、マルマツ食品というところで作られています。マルマツ食品はアオノグループと関係ないですが、満点ハンバーグは以前はすぎもとミートで作られていました。

そのため、ハンバーグの製法は、アオノグループとほぼ同じである可能性が高いです。ハンバーグとソースの原材料はやや異なりますが、それほど大きな違いでもありません。製造元に共通点が多いこれらのハンバーグは、商品名が違うだけで中身はほぼ一緒だということができるでしょう。

うまうま100％ハンバーグのモデルといわれているアオノのそのまんま肉バーグなどは、静岡県や山梨県以外ではなかなか手に入れることができません。しかし、通販サイトで販売されていれば、全国のどこに住んでいても手軽に購入することができます。では、うまうま100％ハンバーグと同じハンバーグは、通販で買うことができるのでしょうか？

まずは、モデルとして名前が上がりやすい、アオノのそのまんま肉バーグから見ていきましょう。アオノのそのまんま肉バーグは、Amazonや楽天市場、Yahooショッピングなどの主な通販サイトで購入することが可能です。他にもさまざまな通販サイトで取り扱っているため、比較的手に入れやすいでしょう。アオノのそのまんま肉バーグが欲しい場合は、自分が普段から利用している通販サイトで一度検索してみると良いでしょう。

続いて、すぎもとミートのジューシーくんハンバーグが通販で買えるか見ていきましょう。すぎもとミートのジューシーくんハンバーグは、楽天市場で購入することが可能です。通販とは違いますが、静岡県浜松市のふるさと納税の返礼品としてもらうこともできます。

最後に、サンゼンの満点ハンバーグの通販での取り扱い状況を紹介します。サンゼンで売られているマルマツ食品の満点ハンバーグも、楽天市場で買うことができます。このように、三種類のハンバーグはどれも通販サイトで簡単に買うことができます。静岡県や山梨県から離れた場所に住んでいる人は、ぜひ通販を利用してゆるキャン△の気分を味わってみてください。

ゆるキャン△のうまうま100％ハンバーグのモデルであるハンバーグには、それぞれ公式が推奨している調理方法があります。まずは、すぎもとミートのジューシーくんハンバーグの調理方法から紹介します。凍っているジューシーくんハンバーグを、袋のまま冷蔵庫で8時間ほど解凍します。解凍したら、油をひいたフライパンに乗せて表面を焼きます。表面に焦げ目がついたら、ハンバーグをフライパンの上で半分に切ります。

切った面を下にして、中心温度が75℃以上になるように1分以上焼いたら完成です。熱いフライパンで短時間で焼くことで、ジューシーなハンバーグに仕上がるようです。続いて、サンゼンの満点ハンバーグの調理方法を紹介します。満点ハンバーグも、まずは冷蔵庫でゆっくりと解凍します。目安として書かれている解凍時間は、15時間です。後の調理方法は、ジューシーくんハンバーグとまったく一緒です。

フライパンで表面に焦げ目をつけてから半分に切り、切れ目を下にして焼いたら完成です。では最後に、アオノのそのまんま肉バーグの調理方法を見ていきましょう。凍ったそのまんま肉バーグを冷蔵庫で解凍したら、手の平で潰して小判型にします。俵型のままでも焼くことは可能ですが、平たく潰すことで火が通りやすくなります。成形したハンバーグをフライパンに並べ、片面を中火で2分ずつ焼きます。

表面に焦げ目がついたら蓋をして、弱火で4分ほど加熱してください。蓋を開けたらフライパンの上でハンバーグを半分に切り、切った面を下にして焼いたら完成です。アオノのそのまんま肉バーグも、基本的には他の2つとほぼ同じ作り方です。どのハンバーグも、中心温度が75℃以上になるように注意して焼きましょう。

ゆるキャン△のうまうま100％ハンバーグのモデルであるハンバーグは、どれも公式ではフライパンで焼く調理方法を推奨しています。しかし、ゆるキャン△では、各務原なでしこが別の方法でハンバーグを調理していました。ここでは、ゆるキャン△の作中でなでしこが実践した、うまうま100％ハンバーグの調理方法を紹介します。まずは鍋などにお湯を沸かし、お湯の温度を63℃になるように調整しましょう。

お湯の準備ができたら、ハンバーグを真空パックのまま鍋の中に入れます。そのまま入れてしまうと真空パックが溶けてしまうこともあるため、鍋底に網やお皿を敷いておくのがおすすめです。お湯の中にハンバーグを入れたら、お湯の温度を63℃に保ったまま30分間湯煎します。

時間になったら真空パックを取り出し、端に切れ目を入れて肉汁を取り出しましょう。最後にハンバーグに串を刺し、直火で炙れば完成です。直火で炙るのが難しい場合は、フライパンで表面を焼いてもOKです。なでしこが実践した方法は、肉をできるだけ固くしない低温調理法です。

ただ、低温調理法は温度の調節が難しく、周りの温度やハンバーグの温度などで加熱時間がかなり変わってきます。63℃で30分湯煎しても、中まで火が通らないこともあります。なでしこと同じ方法を試す場合は食べる前に中を確認して、火がしっかり通っているか必ず確認するようにしましょう。

うまうま100％ハンバーグのモデルである三種類のハンバーグは、ホットサンドメーカーを使って料理することもできます。まずはハンバーグを解凍し、ホットサンドメーカーに並べて入れます。くっつきやすいホットサンドメーカーの場合は、油をひいてからハンバーグを入れましょう。また、火が通りやすいようにあらかじめ半分に切ったり、平らに押し潰しておいてもOKです。

ハンバーグを並べて蓋を閉めたら、弱火から中火程度で5分ほど焼きましょう。焼き目がついたらひっくり返し、さらに10分ほど焼きます。竹串などでハンバーグを刺し、赤い汁が出てこなければ完成です。ホットサンドメーカーはフライパンよりも底が浅いため、肉汁が溢れてしまうこともあります。ひっくり返すときは肉汁を器に移すなどして、こぼさないように気をつけましょう。

ゆるキャン△のようにキャンプでハンバーグを食べるのであれば、バーベキューコンロで調理するのがおすすめです。バーベキューコンロで焼く場合も、基本的にはフライパンで焼く方法と同じです。解凍したハンバーグを網の上に置き、表面に焦げ目がついたら半分に切ります。そして、切った面を下にして置き、中に火が通るまで焼いたら完成です。

そのまんま肉バーグなどを炭火で焼くと、さらにさわやかのハンバーグの味に近づけることができます。ただ、バーベキューコンロでハンバーグを焼くのは意外と難しく、慣れていないと失敗することもあります。初心者におすすめなのが、アルミホイルでハンバーグを包んでから焼く方法です。アルミホイルを使うことで肉汁もこぼれず、火が燃え上がることもありません。

解凍したハンバーグをアルミホイルで包んだら、網の上に並べて炭火で焼きましょう。1〜2分ごとにひっくり返しながら、全体に火を通していきます。10分ほど焼いたら網から外し、アルミホイルに包んだまま余熱で火を通します。10分休ませたらアルミホイルを外し、網の上でハンバーグの表面に焦げ目をつけて完成です。アルミホイルを使うことで蒸し焼き状態になり、火が通りやすくなるとともにふっくらと仕上がります。

ハンバーグの低温調理法は、ゆるキャン△の作中で各務原なでしこが実践していた方法です。低温調理法は時間がかかりますが、成功すればふわふわの美味しいハンバーグを作ることができます。ただ、温度管理が非常に難しいため、低温調理器を使うのがおすすめです。低温調理器を使うことで、簡単に温度を一定に保つことができます。ゆるキャン△では63℃で調理していましたが、65℃くらいでもふっくら仕上げることができます。

ただ、それより高温になると肉が固くなる可能性が高いため、63℃〜65℃くらいの間で調節すると良いでしょう。ゆるキャン△ではうまうま100％ハンバーグを湯煎してから、最後に表面を炙っていました。しかし、自宅でハンバーグを低温調理する場合は、先に表面をフライパンで焼くのがおすすめです。あらかじめ表面の肉を固めておくことで、肉汁の流出を最小限に防ぐことができます。

表面をカリっとさせたい場合は、湯煎した後にもう一度表面をさっと焼きましょう。焼きすぎると固くなってしまうため、加熱しすぎには注意が必要です。また、なでしこはゆるキャン△の作中で30分湯煎していましたが、30分の湯煎ではハンバーグの中まで火が通らないことが多いです。ハンバーグの低温調理の湯煎時間は、65℃でも1時間以上かかることがほとんどです。

特にうまうま100％ハンバーグのモデルとなったハンバーグは厚みがあるため、30分では火が通らない可能性が高いです。低温調理のレシピサイトには、低温調理をするときの加熱時間基準表などが載っていることもあります。そういったサイトを参考にしながら、加熱時間を調節しましょう。

ゆるキャン△の影響で初めてうまうま100％ハンバーグの実在モデルを食べた人からは、「最高だった」「肉感がすごい」という感想が多く上がっていました。うまうま100％ハンバーグといわれている商品は三種類ありますが、どれも美味しいと評判です。中には、ステーキよりも美味しいと感じた人もいたようです。

静岡県のハンバーグレストランである「さわやか」の味を知っている人からは、「うまうま100％ハンバーグはさわやかの味そのもの」という感想が寄せられています。さわやかに並ばずに食べられるため、店で食べるよりも家で調理するほうが好きだという人もいました。

ゆるキャン△ではうまうま100％ハンバーグを低温調理しているため、真似して同じ方法で調理する人も多いです。しかし、低温調理は難しく、食中毒の危険性を指摘するコメントもありました。公式ではフライパンで焼く方法を推奨しているため、低温調理に慣れていない人はしっかりと焼いて食べたほうが良いでしょう。

ゆるキャン△で登場した、うまうま100％ハンバーグについてまとめました。うまうま100％ハンバーグは、静岡県などで売られている「そのまんま肉バーグ」や「ジューシーくんハンバーグ」などがモデルとなっています。通販でも買えるため、離れた場所に住んでいても購入することが可能です。ぜひ一度実際に食べてみて、美味しいと評判の味を確かめてみてください。