【ノケモノたちの夜】ネタバレあらすじと感想！最終回の結末や未回収の伏線は？

「ノケモノたちの夜」は小学館の週刊少年サンデーにて、2019年～2021年にかけて連載されていたSFファンタジー漫画です。舞台は19世紀末のロンドン、コミックは全8巻が刊行されています。さらに、テレビアニメは2023年1月8日～4月2日にかけて、全13話がTOKYO MXなどで放送されていました。

「ノケモノたちの夜」の作者は、漫画家の星野真先生です。星野真先生は主に小学館で活動しており、デビュー作は「週刊少年サンデーS」2018年1月号に掲載された「彼の星よりも高く」です。星野真先生の他の作品として、「サンデーうぇぶり」で連載されていた「男子の品格」全2巻があります。

以下では「ノケモノたちの夜」のコミック1巻から8巻までの各巻のあらすじや、最終回の結末をネタバレで紹介し、最終回のタイトルの意味を考察していきます。また、未回収の伏線や謎、完結後の特別連載の内容も紹介し、主要な登場人物やファンの感想、評価を紹介していきます。

次に「ノケモノたちの夜」のコミック1巻から、最終回結末の直前の7巻までの各巻のあらすじをネタバレでみていきます。

舞台は19世紀末のロンドン、貧しい村で育った少女ウィステリアは両親を亡くし、孤児となりました。その後、ウィステリアは、神父に引き取られます。しかし、その神父は裏で人身売買などの悪事を働いており、ウィステリアは奴隷のような扱いを受け、ロンドンで物乞いをしながら、教会の屋根裏で暮らしていました。ある日、いつも通り、物乞いをしていたウィステリアは、マルバスという大悪魔と出会います。

本来、悪魔は人間には視ることができない存在ですが、ウィステリアは生まれつき、悪魔を視ることができる目を持っていました。久々に自身の姿を視ることができる人間である、ウィステリアに興味を持ったマルバスは、毎晩のように彼女の元を訪れ、互いに癒しを与える存在となります。その後、ウィステリアが貴族に売られることが決まり、絶望した彼女はマルバスに助けを求めます。

しかし、悪魔には対価なしに人助けができないという決まりがありました。それでも、彼女を助けようとするマルバスでしたが、もしその決まりを破って彼女を助けたなら、マルバスもただでは済みません。そこで、ウィステリアは悪魔を視ることができる自身の目を対価に、マルバスと「共に生きる」という契約をします。その契約により、ウィステリアは盲目となりましたが、マルバスに助け出され、2人で旅に出るのでした。

ロンドンの街を離れたウィステリアとマルバスは、汽車に乗って辿り着いた街で、伯爵令嬢のレディ・ダイアナ・ブラックベルと、大悪魔のナベリウスと出会います。ウィステリアとダイアナはすぐに打ち解けました。さらに、ナベリウスはマルバスと同じく崩国の十三災と呼ばれる大悪魔の1人で、ダイアナと契約しており、マルバスとは腐れ縁の関係のようです。

その後、ウィステリアとマルバスは次の街を目指し、ウォリントンという街でスリをしている少女ハリエットと、悪魔のモリーと出会います。ハリエットは「ある対価」を差し出して、悪魔であるモリーと契約を結んでおり、互いに支え合って暮らしていました。そして、ウィステリアは自身と似た境遇のハリエットに、複雑な感情を抱くのでした。

ウィステリアたちはハリエットたちとお別れした後、次の街に行く途中でブラックベル家を訪れます。一方、その頃、剣十字騎士団の本部では、ブラックベル家の討伐の準備が進められていました。ブラックベル家は代々、悪魔との仲介を担っており、350年以上続く名家です。しかし、現在はその役目を果たすことができず、衰退していました。

そこで、王家はブラックベル家を悪魔と交流のある危険な存在として、粛清することを決めます。そのブラックベル家の中心人物こそダイアナであり、ブラックベル家を守るために彼女は剣十字騎士団と戦う覚悟を決めていました。その後、ブラックベル家と剣十字騎士団の戦いが始まり、偶然その場にいたウィステリアとマルバスもその戦いに巻き込まれます。

ブラックベル家との戦いの中で、剣十字騎士団は大悪魔アスタロトを秘密兵器として出してきます。しかし、マルバスの敵ではありませんでした。さらに戦いが続く中、剣十字騎士団によって、ブラックベル家の屋敷に火が放たれ、あっという間に燃え広がってしまいました。それを見たダイアナは絶句し、ショックで戦意喪失してしまいます。

そこで、ウィステリアがダイアナを励まし、ダイアナは正気を取り戻しました。しかし、戦いに戻ったダイアナに、剣十字騎士団の狙撃手が放った銃弾が直撃します。そのことで、ダイアナは瀕死の状態となり、それを見たナベリウスは正気を失い、崩国の十三災の真の姿へと変化するのでした。

真の姿になったナベリウスは暴走し、剣十字騎士団の団長も彼の前では成す術もなく、敗北します。それでも、暴走が止まらないナベリウスを止めたのは、ウィステリアとマルバス、さらに命を落としたと思われていたダイアナでした。

ブラックベル家と剣十字騎士団の戦いが終わり、その戦いで負傷したウィステリアとダイアナの傷もすっかり治りました。その後、彼らはそれぞれの目的のため、4人で旅に出ますが、新たな脅威が彼らに迫っていました。それはルーサーと崩国の十三災と呼ばれる大悪魔であるダンタリオン、シトリです。ここで、ウィステリアには幼い頃に生き別れた兄のスノウがいますが、彼がアフガン戦争のときの戦友だったのがルーサーです。

ルーサーは戦争で右腕と右目、さらにほとんどの記憶を失い、戦闘狂と化してしていました。また、ルーサーは崩国の十三災と呼ばれる大悪魔のダンタリオンと契約しており、2人は剣十字騎士団と戦争をするという陰謀を企てていました。そして、その陰謀の標的とされたスノウはルーサーたちに連れ去られ、監禁されていました。そのことを知ったウィステリアは兄を探すため、ベイカー街に住むホームズのもとへ向かいます。

しかし、その途中でウィステリアは崩国の十三災と呼ばれる大悪魔のシトリと出会い、襲撃されました。実はシトリはウィステリアとマルバス、ダイアナとナベリウス、ルーサーとダンタリオンのそれぞれの関係に不満を抱いていました。シトリはかつての崩国の十三災の仲間たちが、次々に人間と契約を交わす中、自分は誰とも契約していないため、みんなに置いてきぼりにされたような気分になっていたようです。

スノウの同僚のタケナミ（武波一隆）も、ルーサーたちの陰謀に巻き込まれます。そして、悪魔化してしまったタケナミとマルバスの戦いが始まり、そこに剣十字騎士団の団長も参戦しました。その結果、マルバスは悪魔化したタケナミと団長を相手に戦うことになります。悪魔化したタケナミの戦闘力は桁違いに上がっており、そこに騎士団で最強とされる団長まで加わったことで、マルバスも容易には勝てません。

そこで、マルバスは自身の魔力を解放します。そして、最強の姿で応戦したマルバスは、圧倒的な強さを見せつけました。さらに、ルーサーの過去が描かれ、彼は剣十字騎士団のアレックスと彼の部下のグレンと戦うこととなります。一方、ウィステリアはようやく探偵のホームズと会うことができ、ルーサーに連れ去られたスノウの情報を得ます。

そして、その情報をもとにマルバスがスノウ探しを続行し、スノウが捕まっているであろう場所を訪れました。しかし、そこにはルーサーとダンタリオンが待ち構えており、マルバスは彼らから、スノウは既に人間ではないという衝撃の事実を告げられました。

剣十字騎士団はルーサーとダンタリオンの居所を突き止め、総攻撃を始めます。そして、剣十字騎士団は団長の的確な指示により、ルーサーたちを追いこんでいきます。しかし、そこでダンタリオンが覚醒し、彼がカラミティレインを一撃放ったことで、剣十字騎士団側は大きな被害を受けました。

剣十字騎士団側の生存者数が不明な中、かろうじて助かった団長は団員の1人であるルシアに、生存者の救出と撤退を命じます。そして、団長が再びダンタリオンと戦う中、そこにマルバスたちが到着しました。団長はマルバスと共闘し、覚醒したダンタリオンに向かっていきます。しかし、ダンタリオンの相棒のルーサーの身体的が限界に近かっただったため、一時休戦となりました。

その後、今度は悪魔の軍勢を率いたルーサーとダンタリオンが、剣十字騎士団の本部に対して襲撃を仕掛けます。その襲撃を受け、副団長のイベルタは命がけで挑んでいきました。一方、その頃、悪魔化したスノウがウィステリアたちの前に姿を現しました。そのことで、ウィステリアはマルバスかスノウか、どちらかを選ばなければならない事態となるのでした。

ここまで「ノケモノたちの夜」のコミック1巻から、最終回結末の直前の7巻までの各巻のあらすじをネタバレでみてきました。次に「ノケモノたちの夜」の最終回が収録されている8巻のあらすじや、最終回の結末をネタバレでみていき、最終回のタイトルの意味を考察していきます。

ウィステリアはマルバスかスノウか、究極の選択を迫られていました。その事態を招いたシトリは、ウィステリアを試そうとしていたのですが、彼の策略はことごとく失敗します。そして、シトリの課した試練を乗り越えたウィステリアは、彼女にとって大切な存在であるマルバスとスノウを、2人とも守り抜くことができました。一方、ルーサーとダンタリオンの戦いも終結し、すべての問題が解決しました。

後日、ウィステリアたちは湖水地方でピクニックを楽しみます。食事中、ウィステリアとマルバスは、2人の出会いから現在までの軌跡を思い返し、互いが大切な存在であることを実感しました。その後、夜道を歩きながら、ウィステリアとマルバスがどこかへ向かうところで、終幕となりました。

「ノケモノたちの夜」の最終回には「You mean the world to me.」という、サブタイトルが付けられています。そのタイトルの意味は「私にはあなたがすべてです」や「私にとって、あなたはかけがえのない存在です」とされています。そして、そのタイトルについて、ウィステリアとマルバスの2人の関係性を表していると言われており、最終回にふさわしいタイトルが付けられていると好評です。

ここまで「ノケモノたちの夜」のコミック1巻から、最終回結末の直前の7巻までの各巻のあらすじをネタバレで紹介してきました。さらに、最終回収録の8巻のあらすじや結末をネタバレでみていき、最終回のタイトルの意味を考察してきました。次に「ノケモノたちの夜」の未回収の伏線や謎を紹介し、完結後の特別連載についてもみていきます。

ここまで「ノケモノたちの夜」のあらすじや結末をネタバレで紹介してきました。そして、コミック8巻にて最終回を迎えた「ノケモノたちの夜」ですが、未回収の伏線や謎があると言われています。回収されていない伏線や謎について「三ッ目の悪魔」や「団長との対決」、「十三災」や「マルバスの過去」などが挙げられています。

実はそれらの伏線や謎に関しては、シトリとの戦いが終わった後の物語で明らかになる予定だったと言われています。しかし、作者の星野真先生が体調不良のため、シトリとの戦いが終わったところで物語を完結させ、その結果、未回収の伏線や謎が描けなかったそうです。

「ノケモノたちの夜」の完結後には、特別連載「ノケモノたちの夜 フレイムナイト」が発表されました。その物語の中では、本編で未回収の伏線の1つとして挙げられていた、マルバスの過去が描かれています。

ここで、未回収の伏線の1つだったマルバスの過去が描かれた、特別連載「ノケモノたちの夜 フレイムナイト」は2023年1月8日に連載が始まりました。連載開始日の2023年1月8日は、同作のテレビアニメの1話が放送された日と同じです。そして、掲載先は小学館のウェブコミックサイト「サンデーうぇぶり」で、全9話が同年3月5日まで連載され、単行本も全1巻が刊行されています。

そのあらすじをみていくと、マルバスはウィステリアやスノウと一緒に、自身の同胞を探す旅に出ます。その途中、マルバスはかつての契約者だったオフェーリアの庭園を発見しますが、そこは今ではすっかり荒廃していました。そこで、マルバスたちはその庭園をそのような姿にした元凶と戦うことになります。

ここまで「ノケモノたちの夜」のコミック1巻から、最終回結末の直前の7巻までの各巻のあらすじをネタバレでみてきました。さらに、最終回収録の8巻のあらすじや結末をネタバレで紹介し、タイトルの意味を考察してきました。また、未回収の伏線や謎を紹介し、完結後の特別連載についてもみてきました。次に「ノケモノたちの夜」の主要な登場人物を一覧で紹介していきます。

ウィステリア・ラングレイは「ノケモノたちの夜」のヒロインで、アニメ声優は竹達彩奈さんです。銀髪に生まれつき悪魔を視ることができる目を持ちます。ウィステリアは幼い頃に両親を亡くした後、兄とも生き別れ、人身売買をしている神父のもとで物乞いをしながら孤独に暮らしていました。

その境遇の中で、ウィステリアはマルバスと出会い、彼の話を聞くことが彼女の唯一の生きがいでした。その後、貴族に売られそうになったウィステリアは、マルバスに助けを求めます。そして、自身の視力を対価に悪魔であるマルバスと「共に生きる」という契約をしました。その結果、盲目となったウィステリアですが、マルバスと一緒に世界中の様々なものを見るた旅に出ました。

マルバスは不老不死の大悪魔で、崩国の十三災の1人です。アニメ声優は小西克幸さんが務めています。また、マルバスは悪魔ながら良心的であり、礼儀正しく冷静沈着な性格です。そして、ウィステリアに出会うまで退屈な日々を過ごしていたマルバスですが、悪魔である自身の姿が見える人間を探してロンドンにやって来て、物乞いのウィステリアと出会いました。

それ以降、マルバスは夜になると彼女のところに行き、話し相手となりました。その後、貴族に売られそうになるウィステリアを対価なしで助けようとしますが、悪魔は対価なしで人助けはできず、彼の左腕にその拒絶反応が起きます。それを見たウィステリアが自身の視力を対価としたことで契約が成立し、彼女を救い出して一緒に旅に出ることになりました。

スノウはウィステリアの兄で、アニメ声優は逢坂良太さんです。中世的な顔立ちで、1つに束ねた髪は腰までの長さがあり、剣十字をモチーフにしたペンダントを着けています。そして、毒舌な青年ですが、妹を溺愛しています。

また、スノウは妹のウィステリアよりも先に売られたため、ウィステリアと生き別れの状態になっていました。現在は悪魔討伐部隊である銃剣騎士団に所属しており、マルバスをはじめとした悪魔を追っていました。その後、悪魔に憑依されたことで変化の姿となったスノウでしたが、シトリが敗北したことで元の姿に戻り、妹であるウィステリアと再会できました。

ダイアナ（右上の画像の女性）はブラックベル家の令嬢で、アニメ声優は今柳りささんが務めています。また、ダイアナはウィステリアに対して優しく、貴族令嬢らしい誇り高く凛とした性格です。また、ブラックベル家は先祖代々悪魔を見える家系で、ダイアナも大悪魔のナベリウスと契約しています。

ナベリウスはマルバスと同様に崩国の十三災の1人で、アニメ声優は諏訪部順一さんです。そして、ダイアナと契約しており、マルバスとは腐れ縁のようです。

ここまで「ノケモノたちの夜」のコミック1巻から、最終回結末の直前の7巻までの各巻のあらすじをネタバレでみてきました。さらに、最終回が収録されている8巻のあらすじや結末をネタバレで紹介し、タイトルの意味を考察してきました。また、未回収伏線や謎、完結後の特別連載の内容を紹介し、主要な登場人物をみてきました。次に「ノケモノたちの夜」に関するファンの感想や評価を紹介していきます。

「ノケモノたちの夜」に関して、最高に面白いと高く評価されており、おすすめの漫画だという感想となっています。

こちらも「ノケモノたちの夜」が最高だと絶賛されており、毎話涙を流すほど感動しているという感想となっています。

「ノケモノたちの夜」が非常に面白いという感想で、勢力同士が敵対したり、共闘したりするストーリーが好評となっています。

「ノケモノたちの夜」に心を揺さぶられ、非常に面白いという感想で、最高の作品に出会えたと絶賛されています。

「ノケモノたちの夜」に関して毎話面白いという感想で、非常に熱いストーリーが最高だと絶賛されています。

「ノケモノたちの夜」のストーリーや設定、キャラクターたちが高く評価されており、とても感情移入できるという感想です。そして、人生で出会った作品の中でトップクラスに好きな漫画であると、好評となっています。

「ノケモノたちの夜」の設定や、シリアスなストーリーの中にコメディや癒し要素が、散りばめられているところが高く評価されています。さらに、バトルシーンやマルバスたちが悪魔の能力を解放させ、姿が変わるところなどにワクワクするという感想となっています。

「ノケモノたちの夜」のテレビアニメに関する感想で、ストーリーや設定、舞台が19世紀末のロンドンであることなどが絶賛されています。

以上、人気漫画「ノケモノたちの夜」の各巻のあらすじをネタバレで紹介し、最終回の結末やタイトルの意味を考察してきました。さらに、完結しても未回収の伏線や謎をみていき、未回収の伏線の1つとして挙げられていた、マルバスの過去が描かれた特別連載「ノケモノたちの夜 フレイムナイト」についても紹介してきました。

また、ウィステリアやマルバスをはじめとした主要キャラを一覧で紹介し、ファンの感想や評価をみてきました。そして「ノケモノたちの夜」に関して、最高だという感想や面白いという感想が多数あがっており、特にストーリーや設定に関して高く評価されていることが分かりました。