転生賢者の異世界ライフのネタバレあらすじ！主人公ユージの活躍を簡単に解説

『転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜』の原作は、進行諸島さんによるライトノベルです。小説家になろうで始まった小説で、2018年から書籍版も刊行されるようになりました。その後、マンガUP！でコミカライズ版の連載が始まり、2022年にはアニメにもなりました。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜の作者である進行諸島さんは、ライトノベル作家やシナリオライターとして活躍しています。商業デビューした作品は、『異世界転移したのでチートを生かして魔法剣士やることにする』です。転生賢者の異世界ライフ以外の代表作は『失格門の最強賢者』で、こちらも2022年にアニメ化されています。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜のアニメは、原作とは違う始まり方をしました。漫画では主人公のユージが異世界に転生するところから始まりますが、アニメではユージがすでに異世界で暮らしている状態でした。スライムとプラウドウルフをテイムしたユージは、ファスタンという町で暮らしていました。ある日ユージが冒険者ギルドにいると、森から大量の魔物が町に向かっているという報告が入ってきます。

ユージはドラゴンの炎を再現できると嘘をつき、それで魔物を一掃すると申し出ました。冒険者たちが魔物たちを足止めしている間にユージが魔法を創造していると、森にいるドライアドから連絡が入ります。森には、魔石を持った怪しげな男がうろついていました。ユージはその男が魔物を生み出した人物だと予測し、男を捕まえて魔石の解呪をします。そしてユージは新たに作った結界で町を覆い、終焉の業火で魔物を焼き尽くしたのでした。

キリアの町を訪れたユージは、ある冒険者パーティーに加わることになりました。一行はアースドラゴンの調査に向かい、森の中で一夜を過ごします。ユージがテントで休んでいると、スライムからパーティー仲間のロディスがいなくなったという報告を受けます。

同じくパーティー仲間であるティナとリーサは、ロディスを怪しんで後をつけていました。ロディスは仲間の盗賊と合流し、人身売買の相談をしていました。しかし、その事実を知ったユージの氷魔法により、一瞬で凍らされてしまったのでした。

ユージたちが引き続きアースドラゴンを探していると、森にいきなり青いドラゴンが出現しました。一行がデライト渓谷を抜けてキリアの町へ戻ろうとすると、なんとそこにアースドラゴンが現れます。しかし、ユージは極滅の業火を使い、一発でアースドラゴンを倒してしまいました。

ギルドへ戻ったユージは、青いドラゴンの対策会議に参加させられます。ユージは会議の後、シュタイル司祭からケシスの短剣というアイテムを譲り受けました。ユージは他の冒険者に犠牲を出さないためにも、1人で青いドラゴンを倒すことを決意します。

青いドラゴンのもとへ向かったユージは、まず極滅の業火で様子を見ます。青いドラゴンにはまるで効き目がないと悟ったユージは、ケシスの短剣を使い終焉の業火を一点に集中させました。しかし、その攻撃でも青いドラゴンは倒れません。そのとき、時間限定でいきなり「天撃」という魔法を使えるようになりました。ユージは天撃を使い青いドラゴンにダメージを与え、終焉の業火の力を集中させた短剣でドラゴンにとどめを刺しました。

その後ユージはリクアルドという町に向かい、途中で霧の中にある怪しげな村に足を踏み入れいました。ただの迷い人だと思われたユージは何事もなく村を出て、目的地であるリクアルドに到着します。しかし、楽しみにしていたリクアルドは一面の雪景色で、どこからどう見ても異常事態に見舞われていました。

リクアルドで美味しいご飯を食べようとしたユージでしたが、雪のせいで薪が足りずに料理が作れないと言われてしまいます。どうにかして料理を食べようと思ったユージは、薪を調達して店に戻りました。その店の料理が気に入ったユージは、調理に必要な食材のために魔物退治に出かけます。魔物探索の途中、スライムが球状の怪しげな石を見つけました。ユージは、それが呪いの魔石のもとだと予測します。

また、ドライアドの話により、リクアルドの異常気象もこの石のせいだとわかります。ユージはその石を解呪すると、他の石もスライムに探させました。石が分布していた中心部に何かあると感じたユージは、怪しい場所を終焉の業火で焼き尽くします。そして、何かの入り口を発見したユージは、潜入を試みるのでした。

ユージが怪しげな施設に入ると、そこには魔物を生み出していた魔石が並んでいました。スライムたちが施設の奥へ進むと、その先にあったのは以前に迷い込んだメシアス村でした。メシアス村にいたのは救済の蒼月という組織の人間たちで、廃村になったメシアス村を拠点としていたのです。呪いの原石を回収に出た組織の人間をユージが捕まえると、彼らはすべて自害してしまいました。

何者かの攻撃に気づいた残りのメンバーは、「すべてを浄化する炎」を作動させるために一斉に自害します。ユージは絶界隔離の封殺陣という結界を作り出し、すべてを浄化する炎を覆いました。ユージはこの結界で炎を抑え込むことに成功し、リクアルドの寒波も去って町は平和を取り戻しました。

救済の蒼月の暗殺対象リストに載ってしまったユージは、町の人を巻き込まないためにリクアルドを去りました。ユージはボギニアを訪れると、暗殺対象リストから外れるためにわざとお金がない情けないテイマーのフリをします。この作戦は功を奏し、暗殺者たちはユージを暗殺対象から外しました。

次の暗殺対象者がシュタイル司祭だと知ったユージは、2人を氷漬けにして瞬殺しました。暗殺者の件がひとまず落ち着いたところで、ユージはスライムたちの防具を買いに行きました。

ユージはスライムたちに適した防具を作ってもらうため、レッサーファイアドラゴンの宝玉を集めに行きます。ユージは放水の魔法でレッサーファイアドラゴンを倒し、順調に素材の宝玉を集めていきます。続いて現れたブルーファイアドラゴンはやや手強い相手でしたが、ユージの氷魔法により倒すことができました。大量の宝玉を手に入れたユージは、無事にスライムたちの防具を作ってもらうことができました。

ユージが宿で休んでいると、火山からマグマが吹き出してファイアドラゴンが現れました。するといきなり雨が降り出し、ファイアドラゴンは怒って町に向かい始めました。ユージは氷魔法でファイアドラゴンを倒そうとしますが、ファイアドラゴンにはまったく効き目がありません。

そこでユージは結界で溜めておいた水を一気に放出させ、ファイアドラゴンに大量の水をぶつけました。それでもファイアドラゴンを倒せなかったため、ユージは永久凍土の呪詛という強力な氷魔法を使います。これでようやくファイアドラゴンは倒れ、ユージはファイアドラゴンの宝玉を手に入れることができました。

ユージはオルダリオンという町に着くと、ギルドにスライムを忍ばせて早々に立ち去りました。スライムを通じて聞いた話から、オルダリオンが救済の蒼月に乗っ取られていることを知ります。酒場にいたユージはシュタイル司祭と再会し、彼の過去を聞かされます。

そして、救済の蒼月のヴァルターが、もともとシュタイル司祭の仲間だったことを知りました。翌朝、ユージに黙ってヴァルターに会いに行ったシュタイル司祭は、ずっと一緒にいたヨハンに裏切られて殺されそうになります。シュタイル司祭のピンチを救ったのは、彼のあとを追ってきたユージでした。

ユージはスライムとプラウドウルフに魔導防具をつけ、魔物化したヴァルターと戦います。そして、極滅の業火を使い、ヴァルターを倒すことができました。しかし、ヴァルターが死んだことで神のお告げの通りとなり、賢者が姿を現しました。終焉の業火を使ってくる賢者に、ユージはスライムたちを強化して対抗しようとしました。

ユージは魔力消費を抑えるため、火球などの魔力消耗が少ない魔法で攻撃を続けます。しかし、賢者が極滅の業火×10を撃ってきたため、ユージも同じく極滅の業火×10で対抗しました。ユージは力と力の押し合いに勝ちましたが、賢者にはノーダメージでした。そして賢者は人工降雨装置を利用し、世界中に呪いをばらまいたのでした。

ユージと賢者は、極滅の業火を撃ち合います。ユージは賢者と戦いつつ、各地で暴れている魔物たちも倒していきました。しかし、これまでに出会った人たちが自らの力で魔物討伐に立ち上がる姿を見て、ユージは賢者との戦いに専念することができました。ユージは魔力復帰薬を飲み、改めて賢者と対峙します。

再び極滅の業火の撃ち合いになったとき、ユージは天撃を使えるようになりました。ユージは天撃の連打で、賢者にダメージを与えます。そして、ケシスの短剣に天撃の力を集め、賢者にとどめを刺しました。ユージは騒ぎにならないうちにオルダリオンを去り、新たな町に向かうのでした。

ユージは、転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、最強になりました〜の主人公です。もともとは現代世界で生活していた日本人で、本名は佐野ユージです。なぜかいきなり異世界に召喚され、テイマーと賢者という2つの職業を持つようになりました。ユージは基本的にやる気がなく、異世界でも目立たずのんびり暮らしたいと思っています。現代社会でブラック企業に勤めていたユージは、異世界のホワイト体質にいつも感激しています。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜のドライアドは森の精霊で、困っているところをユージに助けられます。それからユージの仲間となり、何かあれば知恵や知識を授けています。基本的には森に住んでおり、ユージに呼ばれたときだけ植物を使って移動してきます。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜の漫画では、テイムしたスライムには個体名がありません。しかし、アニメ化されたときに、メインとなるスライムたちには名前がつきました。スラは特徴がないオーソドックスなスライムで、いつもユージの肩に乗っています。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜のアニメに出てきたスラパッチは、眼帯で右目を隠しているスライムです。漫画では、よく左目に眼帯をつけたスライムが登場しますが、たまに右目に眼帯をつけたスライムが描かれていたこともありました。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜のマユスラは、眉毛が太いスライムです。他のスライムに比べても特に食べることが好きな、食いしん坊キャラです。スラパッチと違って漫画ではあまり登場しないため、アニメオリジナルのキャラであると推察されます。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜のスラハッパは、髪飾りのような葉っぱを頭につけたスライムです。素直でかわいい性格で、思ったことはそのまま口に出します。漫画では葉っぱだけでなく、リボンや花をつけたスライムもいました。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜のユージ役を務めたのは、小林千晃さんです。小林千晃さんは2021年に第15回声優アワードを受賞した、期待の若手声優です。小林千晃さんはユージの他に、『氷属性男子とクールな同僚女』の氷室くんや、『地獄楽』の画眉丸などを担当しています。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜のアニメでドライアドを演じたのは、和氣あず未さんです。和氣あず未さんは声優としてだけでなく、歌手としても活躍しています。和氣あず未さんはこれまでに、『ウマ娘 プリティーダービー』のスペシャルウィークや、『東京リベンジャーズ』の橘日向などを演じています。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜のアニメのスラ役は、遠野ひかるさんです。遠野ひかるさんは響の新人声優発掘プロジェクトのオーディションに合格し、声優となりました。主な出演作品と担当キャラは、『耐え子の日常』の姉崎ちゃんや、『ウマ娘 プリティーダービー Season2』のマチカネタンホイザなどです。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜の漫画にも登場するスラパッチの声を担当したのは、菅野真衣さんです。菅野真衣さんはもと劇団日本児童の団員で、現在はマウスプロモーションに所属しています。菅野真衣さんがスラパッチ以外に担当したメインキャラは、『IDOLY PRIDE』の川咲さくらです。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜のアニメのマユスラ役は、三川華月さんです。三川華月さんは特に演技などの経験がなく、独学で技術を磨いてきました。三川華月さんはマユスラ以外に、『それでも歩は寄せてくる』の香川凛を担当しています。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜のアニメでスラハッパを演じたのは、久遠エリサさんです。久遠エリサさんはフィリピン出身の声優で、現在では紙芝居師としての活動も行っています。久遠エリサさんは、『MIX』や『かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』、『ぼっち・ざ・ろっく！』などに、名前のない脇役として出演しています。

転生賢者の異世界ライフのユージは、自分が強いという自覚がないまま異世界での生活を始めます。無自覚に周囲を圧倒していく、ユージの天然さが面白いという感想が上がっていました。

転生賢者の異世界ライフのアニメに関しては、違和感を抱いた人が大勢いました。転生賢者の異世界ライフのアニメはユージの顔が漫画と違っていて、どちらかというと小説版のユージに似た顔になっていました。転生賢者の異世界ライフの漫画ファンにとっては、ユージの顔の違いが受け入れ難かったようです。また、漫画よりも生き生きとしてキリっとしたユージに、「ユージのイメージが違う」というコメントも上がっていました。

転生賢者の異世界ライフの感想を見ると、ドライアドやスライムがかわいいというコメントが多く上がっていました。ただ、ドライアドはスライムよりも出番が少ないため、登場回数を増やしてほしいという声も見られました。

転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜のあらすじネタバレをまとめました。転生賢者の異世界ライフは漫画とアニメで多少内容が異なりますが、それぞれに違った面白さがあります。ぜひ漫画とアニメの両方を見て、転生賢者の異世界ライフの魅力を探してみてください。