【イチケイのカラス】原作漫画が打ち切りになった理由は？ドラマ設定の違いも調査

裁判官を題材とした本格漫画として、世間で話題を集めた漫画といえば、『イチケイのカラス』です。そんな『イチケイのカラス』とは、一体どのような作品なのでしょうか？まずは、『イチケイのカラス』の概要とあらすじについてチェックしてみましょう。
 

『イチケイのカラス』は、『モーニング』（講談社）にて、2018年24号から2019年14号まで連載された浅見理都による漫画です。そんな『イチケイのカラス』は、2021年4月〜6月にかけてテレビドラマが放送され、2023年1月には映画・『イチケイのカラス』が公開されました。

エリート意識がとても高い判事補・坂間真平はある時、地方裁判所の第一刑事部（通称・イチケイ）に配属されました。そこで出会ったのは、癖のある裁判官達でした。坂間真平は癖のある裁判官達に翻弄されつつ、裁判官として成長していく姿を見せてくれます。

テレビドラマ化・実写映画化もされている『イチケイのカラス』。テレビドラマ化や実写映画化など、メディア展開を広げていった『イチケイのカラス』ですから、とても人気のある漫画だと思われますが、実は打ち切りで漫画連載が終了してしまっているようです。

テレビドラマ化や実写映画化などもされている『イチケイのカラス』の原作漫画が打ち切りになった理由は一体なぜなのでしょうか？また、『イチケイのカラス』の原作漫画打ち切りは一体いつ頃だったのでしょうか？お次は、『イチケイのカラス』の原作漫画打ち切りがいつだったのか、『イチケイのカラス』の原作漫画が打ち切りになった理由はなぜなのかについてチェックしてみましょう。

『イチケイのカラス』の原作漫画が打ち切りになった理由はなぜなのかについてチェックする前に、『イチケイのカラス』の原作漫画打ち切りがいつだったのかチェックしてみましょう。『イチケイのカラス』の原作漫画打ち切りがいつだったのかというと、『イチケイのカラス』は、『モーニング』にて、2018年24号から2019年14号まで連載されています。

『モーニング』2019年14号は2019年3月7日に発売されたので、この日が『イチケイのカラス』の原作漫画打ち切りとなったことになります。単行本は4巻でした。これらのことからわかるのは、『イチケイのカラス』の原作漫画打ち切りは、ドラマ化される2年前に原作漫画は打ち切りになってしまったという事実です。

これまでにドラマ化・映画化もされてきている『イチケイのカラス』ですが、実は、原作漫画が打ち切りとなった後に、ドラマ化・映画化が発表されています。原作漫画は打ち切りになったはずの『イチケイのカラス』ですが、ドラマ化に続き、映画化もされているとなれば、評判もそれほど悪いものではないはずだと考えられる方も多いでしょう。

それなのに一体なぜ、『イチケイのカラス』の原作漫画は打ち切りになったのか、理由はなぜなのか気になるものです。『イチケイのカラス』の原作漫画打ち切りになった理由はなぜなのか、その理由はいくつかあげられるようです。まず1つ目の打ち切り理由ですが、内容が難しすぎるということです。

『イチケイのカラス』は裁判官の在り方に重きを置いているため、なかなか聞きなれない専門用語だったり、話の内容も少しわかりにくいということが関係しているようです。裁判官を題材にしていることから、万人ウケすることが少し難しく、好き嫌いが別れてしまったようです。

実際に、『イチケイのカラス』が打ち切りとなった際、「なぜ打ち切りなんだ！」と抗議の声もたくさん挙げられていたようで、読者にとってはとても面白い作品だと評価されていたのでなぜ打ち切りになるのかわからないと疑問視する声もあったほどです。そして、2つ目の打ち切り理由が、セリフが多すぎることです。

なぜ、この理由で打ち切りになるのかと感じてしまう方もいるでしょうが、漫画にとってセリフはとても重要な要素です。裁判官を題材とした『イチケイのカラス』は、前述したように、聞き慣れない専門用語もたくさん登場します。また、リアリティなお話が多数登場するので、セリフがズラーッと長々と書かれているシーンや、専門用語がたくさん書かれたシーンもたくさんあります。

近年の漫画傾向としては、読みやすさやわかりやすさがヒットに繋がっている傾向があるので、聞き慣れない専門用語が多かったり、セリフがぎっしりと書かれて内容が難しく感じられるような『イチケイのカラス』は、とっつきにくいと感じてしまった方も少なくなかったようです。

そして3つ目の打ち切り理由が、内容が重すぎることです。『イチケイのカラス』は裁判官が題材となっているので、裁判のシーンが当然ながら、たくさん登場します。そんな裁判シーンの内容は重いため、気軽に漫画を楽しもうとしている方にとっては面白さを感じられなかったようです。

漫画を息抜きとして楽しもうとしている方も多いでしょうから、リアリティ溢れる本格派な『イチケイのカラス』は少し内容が重すぎてきついという方もいらっしゃったようです。このような理由が重なり、『イチケイのカラス』の原作漫画はなかなか万人ウケした人気を集めることができず、打ち切りとなったのではないかと考えられています。

竹野内豊を主演に迎え、テレビドラマ化された『イチケイのカラス』。そんな『イチケイのカラス』の原作漫画とドラマには、ある設定の違いがあるようです。『イチケイのカラス』の原作漫画とドラマは一体どのような点が違うのでしょうか？お次は、『イチケイのカラス』のドラマ詳細や、原作漫画とドラマの違いについてチェックしてみましょう。

『イチケイのカラス』のテレビドラマは、原作漫画の連載が終了した約2年後の2021年4月〜6月にかけてフジテレビ系・『月9』枠にて放送されました。『イチケイのカラス』のテレビドラマキャッチコピーは「法廷イチのくせ者は裁判官でした。」です。2023年1月には、『イチケイのカラス スペシャル』と題したスペシャルドラマがフジテレビ系の土曜プレミアム枠で放送されました。

こちらのスペシャルドラマでは、竹野内豊演じる入間みちおがイチケイを去ってから1年後の物語が描かれました。さらに、『イチケイのカラス〜井出伊織、愛の記録〜』と題したスピンオフドラマが2023年1月10日、11日、12日、13日、14日に5日間連続でフジテレビ（関東ローカル）で放送されています。

『イチケイのカラス』の原作漫画とドラマの違いについてですが、原作漫画での主人公は、特例判事補の坂間真平です。しかし、テレビドラマでは、原作者了承のもと、原作漫画で脇役であった入間みちおを主人公に据えています。

また、小太りでメガネをかけた中年裁判官という風貌をおしゃれ髭を生やすイケメン裁判官に変更し、原作漫画での主人公だった坂間真平も、女性の坂間千鶴に人物設定が変更されたうえ、物語が再構築されています。

2021年4月〜6月にかけて放送されたテレビドラマ版・『イチケイのカラス』。そんなテレビドラマ版の『イチケイのカラス』は好評で、のちにスペシャルドラマやスピンオフドラマなども放送され、2023年には映画かも公開されているほどです。

そんな大好評となったテレビドラマ版・『イチケイのカラス』に出演したドラマキャストは一体どのような俳優たちがいらっしゃるのでしょうか？お次は、テレビドラマ版・『イチケイのカラス』のドラマキャストを一覧でチェックしてみましょう。

• 本名：竹野内豊
• 生年月日：1971年1月2日（52歳）
• 出生地：埼玉県所沢市
• 身長：179cm
• 血液型：O型
• 職業：俳優
• ジャンル：テレビドラマ、映画、CM
• 活動期間：1994年 -
• 事務所：研音（1995年〜2021年）、フリーランス（2022年〜）

竹野内豊演じる入間みちおは、ドラマ・『イチケイのカラス』の主人公です。入間みちおは第一刑事部の右陪席で、最終学歴が中卒でありながらも元弁護士という異色の経歴の持ち主です。しがらみや偏見、先入観に一切とらわれないことから弁護士・検察の双方から恐れられているようです。

• 本名：黒木華
• 生年月日：1990年3月14日（33歳）
• 出身地：大阪府高槻市
• 身長：164cm
• 血液型：B型
• 職業：女優
• ジャンル：映画、ドラマ、舞台
• 活動期間：2010年〜
• 事務所：パパドゥ

黒木華演じる坂間千鶴は、事件の処理件数が信じられないほど少ないイチケイを立て直すため、日高の意向で赴任してきた特例判事補です。坂間千鶴は東大法学部出身で、エリート意識が非常に高く、冗談が通じないタイプです。

• 本名：小日向文世
• 生年月日：1954年1月23日（69歳）
• 出身地：北海道三笠市
• 身長：164cm
• 血液型：O型
• 職業：俳優
• ジャンル：舞台・映画・テレビドラマ
• 活動期間：1977年〜
• 事務所：ファザーズコーポレーション

小日向文世演じる駒沢義男は、イチケイの部総括判事であり、任官から30年以上、刑事事件一筋のベテラン判事です。そんな駒沢義男は、入間みちおが弁護士から裁判官に転身するきっかけとなった12年前の裁判に関わり、入間みちおを裁判官に誘った張本人です。

• 本名：三井進一
• 別名義：中村まなぶ（初名）
• 生年月日：1955年12月12日（67歳）
• 出生地：東京都武蔵野市
• 血液型：AB型
• 職業：俳優・ベーシスト・作曲家
• ジャンル：テレビドラマ・映画・舞台
• 活動期間：1965年〜
• 事務所：土屋企画

中村梅雀演じる川添博司は、自称「ついていない男」のイチケイ主任書記官です。川添博司は、同期のほとんどが管理職の中、自身が出世できないのはペアを組む裁判官の引きが悪く、入間みちおと組んでいることから評価が低いためと考えているようで、川添博司にとってのイチケイは墓場で、このまま滞りなく定年を迎えることができれば…と思っているようです。

• 本名：前田真剣佑
• 別名義：新田真剣佑
• 生年月日：1996年11月16日（26歳）
• 出生地：アメリカ合衆国カリフォルニア州 ロサンゼルス
• 身長：176cm
• 血液型：B型
• 職業：俳優
• ジャンル：映画・テレビドラマ・ショートフィルム
• 活動期間：2005年〜
• 事務所：アジアン・シネマ・エンターテインメント（アメリカ）

新田真剣佑演じる石倉文太は、イチケイの書記官であり、人懐っこい性格で入間みちおに振り回されるイチケイメンバーの橋渡し役です。そんな石倉文太は坂間千鶴に好意を抱いており、思わせぶりな素振りを見せるものの、生真面目な坂間千鶴には毎度怪訝な顔をされています。

• 生年月日：1987年2月10日（36歳）
• 出生地：大分県
• 身長：163cm
• 職業：女優
• ジャンル：映画・テレビドラマ・舞台・CM
• 活動期間：2011年〜
• 事務所：スターダストプロモーション

桜井ユキ演じる浜谷澪は、イチケイの書記官であり、三つ子（のあ、みあ、弥原ぜん）の母です。浜谷澪は、入間みちおを「残念なイケメン」と評しています。浜谷澪は芯が強く、裁判官の入間みちおや上司の川添博司に意見することも多々あります。

原作漫画は打ち切りとなったものの、テレビドラマ化や映画化もされている人気作品・『イチケイのカラス』。そんな『イチケイのカラス』に対して、世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、『イチケイのカラス』に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

『イチケイのカラス』は原作漫画とドラマに大きな違いがあり、原作者了承ありとはいえ、原作漫画で脇役であった入間みちおが主人公になっていたり、原作漫画での主人公だった坂間真平も女性の坂間千鶴に変更されていることから、原作というのかどうか単純に疑問を抱いている方もいました。

万人受けしないことから打ち切りとなってしまった『イチケイのカラス』の原作漫画ですが、リアリティな内容が特徴であるため、ロー生や修習生には勉強になるという声も挙げられていました。それ故に、打ち切りを残念がる方もたくさんいらっしゃるようでした。

実写ドラマ化が放送されている『イチケイのカラス』について、原作漫画も読んでいる方は、原作漫画とドラマがかけ離れていると感じていながらも、1話1話丁寧で良いドラマだと評価されているようでした。『イチケイのカラス』は原作漫画とドラマの設定が大きく異なるため、原作漫画とドラマを別物として楽しんでみるのもありかもしれません。

『イチケイのカラス』の打ち切りの理由まとめについて今回はご紹介しました。打ち切りの理由はいくつかあるようでしたが、最も濃厚と考えられる打ち切り理由は、裁判官を題材にしていることから万人ウケしなかったことと思われています。とはいえ、『イチケイのカラス』はかなりリアリティな内容で、法律や社会勉強にもなる作品ですから、気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。