【静かなるドン】鳴戸竜次は死んでない？復活までの経緯や最後をネタバレ

鳴戸竜次とは、新田たつお原作のメガヒット漫画「静かなるドン」のメインキャラクターの一人です。彼は、同作品の中でも屈指の人気を誇り、多くのファンを獲得しました。この記事では、静かなるドンの鳴戸竜次にスポットを当てます。死亡したと思われた鳴戸竜次が実は死んでない、生きてた経緯、ドンファンとして復活した理由、実写版で鳴戸竜次役を演じた俳優キャストなどを紹介するため、参考にしてください。

静かなるドンは、原作漫画がメガヒットを記録したことはもとより、過去に何度も映像化されていることから、連載終了後10年以上経った現在でも、多くの新規ファンを獲得し続けています。また、ヤクザの抗争を描いた漫画でありながらコメディタッチであり死んでない、生きてたキャラクターも多数おり、ファンから高評価されました。この章では、静かなるドンの概要と簡単なあらすじなど、作品情報を取り上げていきます。

静かなるドンは、週刊漫画サンデー誌上で1988年から2013年まで連載されました。静かなるドンの単行本は全108巻で、累計発行部数は4500万部を突破しています。また、第42回日本漫画家協会賞大賞を受賞しました。静かなるドンの原作者は、新田たつおです。新田たつおは、青年漫画誌や大人漫画誌を中心に活動しており、同作品の他に「こちら凡人組」や「ビッグマグナム黒岩先生」など、映像化されたヒット作を描きました。

静かなるドンは、原作漫画が記録的な大ヒットを収めたことを受けて、何度も映像化されました。最も有名だとされるのは、中山秀征主演のテレビドラマ版と、香川照之主演のVシネマ・実写映画版です。両作品とも2023年4月現在、円盤または動画配信サービスにて観ることができます。その他にも、袴田吉彦主演のVシネマ・実写映画版や、OVAなども発表されており、原作漫画を知らない新規ファン層の開拓に成功しました。

静かなるドンの主人公である近藤和也は、関東最大の暴力団新鮮組の三代目です。二代目総長の父親勇足が、銃撃を受けて休止したことで、跡目を継ぎました。しかし、近藤静也はヤクザが嫌いで、普段は下着メーカーのデザイナーをしています。そこでの彼は、月給20万円のうだつが上がらないサラリーマンでした。それでも、彼は周囲の反対を押し切って、昼の務めを辞めることなく夜は新撰組三代目として生きていくのです。

鳴戸竜次は、新鮮組のナンバー2である貸元頭です。静かなるドンのストーリー開始時点では、組の金を持ち逃げしたとして命を狙われていましたが、その金を元手にギャンブルで大勝ちして組への復活を許されました。鳴戸竜次の容姿は、眉間の古傷と後ろに結んだ長髪が特徴の男らしい顔つきをしています。彼が率いている鳴戸組は、新鮮組きっての武闘派集団として有名で、部下たちを圧倒的な実力とカリスマ性で束ねていました。

コメディタッチのヤクザ漫画静かなるドンに登場するキャラクターたちは、個性派揃いだとされています。その中でも、ぶっ飛んだ性格の持ち主でありながら、決める時には決める鳴戸竜次はファンの間で「かっこいい」と作品屈指の人気者になりました。実は、彼は抗争中に死亡したと思われた時期があります。この章では、静かなるドンの鳴戸竜次が死んでない、生きてたという経緯について、彼の活躍を交えながら取り上げていきます。

静かなるドンの鳴戸竜次の死んでない、生きてたに至る経緯は、次の通りです。鳴戸竜次は、組の金をギャンブルで増やして組へと復活しました。その際に、三代目である近藤静也と初めて会い、その日のうちに意気投合しています。生倉新八や肘方年坊など、およそヤクザらしくない考えや行動をする近藤静也に反発する新鮮組内勢力が多い中で、鳴戸竜次は一貫して総長に忠誠を誓っており、公私ともに彼を支え続けました。

鳴戸竜次は、ヤクザらしい破天荒な部分と、お茶目な性格が同居した人物です。多くのファンの間では、近藤静也に忠誠を誓う姿勢を含めて好かれていました。しかし、あまりにも自由奔放に生きていることから、新鮮組の幹部内での評判は決して良くありません。組織内で浮いているという部分では、近藤静也に共通するものがあると評されています。しかし、鬼州組との抗争が激化しつつある中で、鳴戸竜次も巻き込まれていきました。

近藤静也は、鬼州組に命を狙われていましたが、死んでないので生きてた状況でストーリーが展開していきます。東京侵攻を開始した鬼州組は、近藤静也を囚われの身にするなど追い込みました。最終決戦の場となった転生寺で、鳴戸竜次は死んでない、生きてた総長を救い出すと、鬼州組の万間猛と一騎打ちをします。ここで、彼は万間猛の頭部を刺して殺害しましたが、自身も深手を負ってしまい、死亡したと思われました。

静かなるドンに登場する鳴戸竜次についてネタバレしますと、死亡したと思われましたが死んでないことが明らかになりました。生きてた鳴戸竜次は、後に復活を果たします。しかし、死んでない、生きてた彼は、転生寺の抗争終結後しばらくの間は、全くストーリーに登場していません。このストーリーをリアルタイムで読んでいた当時のファンは、「鳴戸竜次が死んでないとは思えない」という感想を多く持っていたとのことです。

鳴戸竜次の葬儀の場において、近藤静也は彼のことを馬鹿呼ばわりして、冷たい態度を見せていました。その様子に、参列していた理江は怒りの態度を露わにしたのです。近藤静也は、理江の罵倒を受けとめました。そして、心の中で「総長のために死ぬのではなく、自分自身が生き延びることこそが任侠である」とつぶやいて涙を流したのです。このように、鳴戸竜次が死亡したと思われた一件は、新鮮組に大きなダメージを与えました。

ファンが、実は生きてた鳴戸竜次の死亡を確信せざるを得なかった理由とは、先述の通り彼の葬儀が執り行われたシーンが描かれたからです。実際には死んでない生きてた鳴戸竜次には、当然遺体が存在せず、そのまま葬儀を挙行した形でした。新鮮組のナンバー2である鳴戸竜次の不在は、近藤静也を窮地に立たせることになるのですが、彼は鳴戸竜次の思いを確信しているかのように、独自路線を歩んでいくことになります。

新田たつお原作のメガヒットヤクザ漫画静かなるドンに登場する鳴戸竜次は、死んでいたとされていましたが、実際には死んでないことが判明しています。また、生きてた鳴戸竜次の復活が、ドンファンというキャラクターとして描かれたことが、多くのファンにインパクトを与えました。この章では、静かなるドンの死んでない生きてた鳴戸竜次が、ドンファンとして復活した経緯や、ドンファンの活躍などをネタバレ紹介していきます。

静かなるドンに登場する鳴戸竜次は、実は死んでない人物です。生きてた鳴戸竜次が再登場したのは、ドンファンという人物になりすますという意外な形でした。ドンファンとは、シシリアンマフィアのドンであるロベルト・コルレオーネのボディーガードであり、目の部分を怪傑ゾロのように隠しているキャラクターです。ドンファンの側には、いつも理江がいたことから、早くにファンの間で正体が生きてた鳴戸竜次だと推察されました。

ドン・コルレオーネが来日した際、日本のヤクザ組織は多大なる衝撃を受けました。なぜなら、シシリアンマフィアが、日本へとその勢力を拡大することを目的にしていると考えたからです。しかし、ドン・コルレオーネの本当の目的は、自分の両頬にできたコブを取るためでした。そして、彼は表向きは下着メーカーの経営者で、自身も下着デザイナーであることから、日本の下着メーカープリティに大きな関心を持っていたのです。

ドン・コルレオーネは、当初近藤静也と敵対していましたが、それは誤解から生じたものでした。誤解が解けた後の二人は、下着デザイナーや極道という共通点があったことで仲良くなりました。やがて。ドン・コルレオーネは、近藤静也のことを「マイ・サン」と呼ぶようになるのです。そして、彼の傍らには、実は生きていた鳴戸竜次が、ドンファンの姿でおり、ドン・コルレオーネのみならず近藤静也の身辺も守っていました。

ドンファンとして復活した鳴戸竜次は、当初は自身の正体を誰にも打ち明けません。ドン・コルレオーネの仲間たちとポーカーに興じているドンファンを見て、鳴戸竜次がその正体だと想像たファンが多かったとのことです。正体を隠していたドンファンは、やがて近藤静也と龍宝国光を助ける素振りを見せるようになりました。このことで、ドンファンの正体は決定的になり、ドンファンは自身の正体を打ち明けることになるのです。

ドンファンが自身の正体を明かした相手は、自分の忠実な子分だった龍宝国光でした。ドンファンと龍宝国光の戦闘中に、鳴戸竜次であると語ったのです。近藤静也も、ドンファンの正体に気づいており、本人の前で尋ねたことがありました。この時の鳴戸竜次は、「ドン（総長）のファン」と語っていて、自分が鳴戸竜次であることを直接ではなく、間接的に匂わせたのです。静かなるドンの名シーンの一つとして知られています。

シシリアンマフィアの帰国後も、鳴戸竜次は正体を隠して近藤静也を守ったことがあります。アメリカンマフィアのビトー・アレキサンダーたちが来日した時、彼らは日本のヤクザ組織に軍門に下るように迫ってきました。この際に、近藤静也がピンチに陥りましたが、アラビアンナイトとして復活した鳴戸竜次が助けたのです。近藤静也は、鳴戸竜次に新鮮組に戻るように言ったものの、彼はその誘いを断って、三度旅に出ました。

週刊漫画サンデーに連載されていたメガヒットヤクザ漫画静かなるドンに登場する鳴戸竜次は、死んだと思われましたがドンファンとして復活して、多くのファンを喜ばせました。やがて、彼は本格的に新鮮組に復活することになります。復活後の鳴戸竜次は、どのような活躍を見せ、最後にどうなったのでしょうか？この章では、静かなるドンの鳴戸竜次の復活と最後について、二項目に分けながらネタバレ紹介していきます。

鳴戸竜次は、転生寺の決闘において死亡したと思われた時まで、新鮮組三代目総長の近藤静也に忠誠を誓い続けていました。それは、ドンファンやアラビアンナイトに姿を変えた時も変わらず、一貫して総長を守り続けていたのです。鳴戸竜次が、近藤静也のことを一点の曇りもない状態で忠誠心を見せていた理由には、近藤静也の型破りでありながら、組員のことを気遣っていた点にありました。それは、自分自身に共通する部分なのです。

鳴戸竜次はある時、近藤静也が新鮮組三代目総長になって以降、組員が死んでないことに気がつきました。そして、「本当の親分は戦いを避ける親分」であると悟ったのです。鳴戸竜次は、武闘派でしたが、組員を思いやる気持ちを人一倍持っていました。金に執着するのも、亡くなった組員たちの家族を養うためにしていたことです。そのことも近藤静也にあっさりと見破られたため、彼は総長の器の大きさに敬意を表するのでした。

しかしながら、一度出た新鮮組に戻ることには踏み出せません。自身の葬儀などが執り行われたからです。長らく躊躇したまま、近藤静也を守ってきました。その彼が、ついに新鮮組に復活することになります。新鮮組と鬼州組の抗争は長期化、激化の一途を辿っており、鬼州組七代目組長白藤龍馬は強敵でした。この状況に居ても立っても居られなくなった鳴戸竜次は、新鮮組に復帰し、さらには鳴戸組の組長の座にも就いたのです。

静かなるドンのストーリーは、やがて世界皇帝リチャード・ドレイク5世の日本侵攻作戦が本格化してクライマックスを迎えました。この時の近藤和也は、白藤龍馬と盃を交わして、新鮮組と鬼州組連合軍としてマフィアたちと激闘を繰り広げています。何とか相手方の侵攻を防ぐことに成功した日本のヤクザたちですが、白藤龍馬が死亡するなと犠牲も多く、全てが終わった時に近藤静也は、ある一大決心をしました。

近藤和也は、鬼州組八代目組長の骨手牛昇と盃を交わしてヤクザ組織の日本統一に成功しました。そして、静かにヤクザ組織を解体させていきます。自身の子分である「鳴戸うずしお軍団」が、マフィアとの抗争で全滅した鳴戸竜次は、総長の思いを感じ取って堅気になる決心をしました。とはいえ、根が破天荒な性格の彼は、ギャンブラーになると言い残して組を畳みました。

鳴戸竜次の忠実な子分である龍宝国光も、堅気になり鳴戸竜次を探す旅に出ました。そして、「当方腕利きの用心棒リュウ」を広告を出します。すると雇い主として、理江を伴った鳴戸竜次が現れます。こうしてラスベガスで合流した三人は、世界を転々とする旅に出ました。

概要の項でも触れましたが、静かなるドンは、何度も映像化されたことで有名なヤクザ漫画です。特に実写版は、原作漫画に劣らぬ人気と知名度を獲得しました。実写版における鳴戸竜次役を演じた俳優は、2023年現在5人います。この章では、その中の3人の俳優である鹿賀丈史、長谷川初範、永倉大輔について、彼らのプロフィールや経歴、主な出演作品などを紹介していきます。

静かなるドンのテレビドラマ版（1994年-1995年）で、鳴門竜次役を演じた俳優は鹿賀丈史です。鹿賀丈史は、1950年10月12日に、石川県金沢市で生まれました。2023年4月現在、ホリプロに所属しています。浪人中に友人の勧めでオーディションを受けたことがきっかけで、1972年に劇団四季に入団した鹿賀丈史は、代表の浅利慶太に芸名を付けてもらい、1980年に退所するまで同所の看板俳優として活躍しました。

劇団四季退所後の鹿賀丈史は、活躍の場を舞台、映画、テレビドラマに求めました。映画では「悪霊島」の金田一耕助役、「麻雀放浪記」のドサ健役などが知られています。テレビドラマにおいても、NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」の大久保利通役や、「Gメン'75」の草鹿刑事役などで人気を得ました。舞台では、「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン役、ジャベール役が当たり役です。また、「料理の鉄人」の司会も有名です。

Vシネマ・映画版（1991年-1996年、2000年-2001年）で鳴門竜次役を演じた俳優は、長谷川初範です。長谷川初範は、1955年6月21日に、北海道紋別市で生まれました。ケイダッシュに所属しています。学生時代に剣道やレスリングで輝かしい成績を収めた長谷川初範は、1975年に横浜放送映画専門学院（現在の日本映画大学）に入学し、1978年に長谷川憬の芸名で俳優デビューを果たしました。

長谷川初範は、1980年の特撮作品「ウルトラマン80」で、主人公の矢的猛を演じたことで一躍注目されました。また、1991年の大ヒットテレビドラマ「101回目のプロポーズ」で、真壁芳之役と藤井克己役を演じ、俳優としての地位を確立させています。以降は、NHK大河ドラマ「葵 徳川三代」の前田利家役、映画「TAKAMINE～アメリカに桜を咲かせた男～」の高峰譲吉役など、多くの作品に出演して現在に至ります。

もう一つのVシネマ・映画版（2009年、2011年）で鳴門竜次役を演じた俳優は、永倉大輔です。永倉大輔は、1963年8月19日に、東京都で生まれました。リガメントに所属しています。永倉大輔の趣味は、野球、サーフィン、競馬、登山、油絵と所属事務所のプロフィールにて明かしました。永倉大輔は、1988年の映画「極道渡世の素敵な面々」にて本名の長倉大輔名義で俳優デビューしています。

永倉大輔は、2001年に現在の芸名に改名しました。ヤクザ映画を中心に出演していましたが、近年では癖のある役柄を映画やテレビドラマ、そして舞台で演じており、存在感を示しています。主な出演作品には、映画「ガチバンシリーズ」、テレビドラマ「BG～身辺警護人～第2章」の大木義典役などがありました。また、菅田俊主宰の劇団東京倶楽部にて、唐十郎作「秘密の花園」など多数の舞台に出演しています。

この章では、静かなるドンに登場する鳴戸竜次に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。鳴戸竜次は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、静かなるドンの大ファンだと思われる方のツイートです。ロン毛の男性キャラクターが好きとのことで、静かなるドンの中では鳴戸竜次がかっこ良くて推しているとつぶやいていました。

こちらは、静かなるドンを読み込んでいると思われる方のツイートです。同作品に登場する鳴戸竜次について、龍宝国光が自分の言うことを何でも聞いてくれることを知りつつ、そのような素振りを見せないズルい一面がかっこいいと高評価しています。

こちらは、静かなるドンの原作漫画を読んでいた方のツイートです。同作品の中で、早い段階で鳴戸竜次が死んだこととされ、後に復活した展開が激アツだという感想を持っています。

この記事では、静かなるドンに登場する鳴戸竜次について特集してきました。同作品の中でも屈指の人気キャラクターとされる鳴戸竜次に注目して、静かなるドンを見てください。