【ガチアクタ】ザンカはかっこいいルドの教育係！強さ・能力やどこの方言なのか考察

ザンカは、漫画『ガチアクタ』に登場するキャラクターの1人で、主人公・ルドの教育係です。ここでは、ザンカの強さや能力、ルドとの関係や彼が話す方言などについて紹介していきます。ザンカについて詳しく知り、『ガチアクタ』の世界をより深く楽しみましょう。ザンカについて詳しく見ていく前に、まずは『ガチアクタ』の基本情報から解説していきます。

『ガチアクタ』は、2022年から講談社が発行する『週刊少年マガジン』にて連載中の漫画作品です。主な作画を漫画家の裏那圭が担当しており、背景デザインやキャラクターの服の装飾などをグラフィティアーティストの晏童秀吉が担当しています。2022年5月に『ガチアクタ』のコミックス1巻が発売されました。2023年3月時点で、コミックスは5巻まで刊行されています。

犯罪者の子孫たちが集められたスラム街で暮らすルドは、壊れた物やゴミにも価値を見出すことができる少年です。彼は育ての親であるレグトと共に倹しい暮らしを送っていました。ある日、レグトが何者かによって殺害され、ルドはその犯人だと決めつけられてしまいます。

犯罪者となったルドは死刑を宣告され、誰もが恐れる巨大な穴「奈落」に落とされました。奇跡的に助かったルドは、奈落の底で掃除屋という組織に所属しながら、レグト殺害の犯人に復讐する方法を模索します。

ザンカは、下界（奈落）にある斑獣駆除組織・掃除屋に所属する戦闘員です。フルネームはザンカ・ニジク。両耳につけた大きなピアスと、方言のような独特の喋り方が特徴的な人物です。彼は同じ掃除屋のエンジンによって、ルドの教育係に任命されました。ザンカの人器は棒で、彼はこの棒に「愛棒」という名前をつけて大切にしています。自分の人器に対する理解の深さは、掃除屋の中でもトップクラスでしょう。

下界（奈落）はゴミだらけの場所であるため、そこで暮らす人々は汚い環境に耐性があります。しかしザンカは、下界（奈落）の中では育ちが良いほうであるため、少々潔癖であるようです。彼ははっきりと表には出しませんが、自分が所属するチームアクタを率いるエンジンに憧れを抱いています。普段はクールに振る舞っていますが、エンジンに褒められると嬉しそうな顔をして心の中で喜んでいます。

ザンカはエンジンによってルドの教育係に任命された掃除屋のメンバーです。教育係に任命されたということは、新人を預けても問題ない程度の強さ・能力があるということです。ここからは、ザンカの強さや能力、ルドとの関係について紹介していきます。

ザンカとルドは、教育係と掃除屋の新人という関係です。2人の出会いは最悪なものでした。出会ってすぐにとある誤解から喧嘩になってしまったのです。2人の互いへの認識は「反りが合わない」というものでした。しかし、そのようなことがあってもザンカはルドの教育係を降りませんでした。憧れのエンジンに指名されたためというのも理由の1つであると考えられますが、何より彼自身が責任感のある性格なのでしょう。

ザンカはルドの強さや能力をきちんと観察して見極め、教育係らしく彼に助言を与えています。ルドもザンカの言葉を聞き入れ、感謝の言葉を口にすることもありました。ザンカとルドは仲が良いわけではありませんが、互いのことを仲間として認め合っているようです。エンジンがザンカを教育係として指名したのは、正しい判断だったのでしょう。ザンカとルドの素直ではないやり取りも『ガチアクタ』の魅力の1つとなっています。

ルドのように、触れた物を人器にできる特別な能力を持った人間を「天才」というのなら、ただの棒を人器として扱っているザンカは「凡人」です。しかしザンカはただの凡人ではなく「超凡人」を自称しています。彼は自分の強さと能力に自信を持っています。自信の源になっているのは、人器に対する強い愛情でしょう。

ザンカの人器である愛棒は、ザンカが人通者（ギバー）としての能力を発動すると棘がついた刺股状の武器に変わります。ザンカはこの愛棒を毎日愛情込めて手入れしており、重さや匂い、質感を完璧に記憶しています。それゆえに、どの程度の力でどのように振れば攻撃対象にどのようなダメージを与えられるのかがわかるのです。

自分の人器を細かく分析しているからか、ザンカは他人の人器の能力を分析することにも長けています。エンジンがザンカをルドの教育係に指名したのは、ザンカの強さだけでなく分析能力も高く評価していたためでしょう。

エンジンはザンカのことを「下界の中ではまあまあなおぼっちゃん」と言っていました。一人称が「オレ」であり、体型にも柔らかさが見受けられないことから、ザンカは男性キャラクターで間違いないと考えられています。

ザンカは、現実世界でいうところの標準語ではなく方言を使って喋ります。「～だぞ」を「～やぞ」、「いいんじゃないか」を「ええんやないか」、「～だろう」を「～じゃろう」などと言うことから、彼の方言は西日本方面の方言ではないかと考察されていました。

その後、作中でザンカが「ぼれダルい」と口にしたことにより、ザンカの方言は広島県の方言ではないかと考察されるようになります。「ぼれ」というのは「とても」「非常に」を意味する言葉で、広島の中でも岡山寄りの地域で使われているようです。

ここからは、漫画『ガチアクタ』に登場するザンカとルド以外のキャラクターを一覧で紹介していきます。ザンカとルドの仲間である掃除屋のキャラクターや、ルドと関わりのあるキャラクターをチェックしておきましょう。

一覧で紹介する『ガチアクタ』のキャラクター1人目は、レグトです。レグトは天上界にあるスラム街で暮らしていた族民の男性。赤ん坊の頃に捨てられたルドを拾い面倒を見てくれた育ての親です。レグトは親に捨てられ空っぽだったルドに愛情を注ぎ、ルドの真っ黒な両手を隠し守るためのグローブを与えました。レグトが与えたグローブはルドの支えとなり、ルドが大切に使い続けた結果、彼の人器となります。

ある日、レグトはルドが出掛けている間に何者かに襲われてしまいました。彼はルドに「逃げろ」と告げ、息を引き取ります。その現場を警官に見られたため、ルドはレグトを殺害した犯人として捕まり、下界（奈落）に落とされてしまいました。以降、レグトを殺害した犯人への復讐が、ルドの原動力となります。

一覧で紹介する『ガチアクタ』のキャラクター2人目は、チワです。チワは天上界にあるスラム街で暮らしている族民の少女です。外ハネのショートボブが特徴的な可愛らしい容姿をしており、同じ族民からも蔑まれるルドに唯一優しく接してくれた存在でした。彼女が「親が犯罪者でもルドは違う」と信じてくれていることが、ルドにとっては救いだったのです。

ルドはチワに好意を抱いており、チワもルドに好意を抱いているように見えました。しかし、チワが心の奥底ではルドのことを信じていなかったことが、レグトの事件をきっかけに明らかになります。ルドが下界（奈落）に落とされる直前に見せたチワの態度は、ルドの心に大きな傷を残しました。

一覧で紹介する『ガチアクタ』のキャラクター3人目は、エンジンです。エンジンは、下界（奈落）に落とされたルドが最初に出会った人間です。ツーブロックヘアとリングピアスが特徴的で、首や腕にタトゥーのような模様が描かれています。彼は下界（奈落）で掃除屋に所属しており、掃除屋のチームの1つである「アクタ」を率いています。エンジンの人器は、アンブレーカーという名前の傘です。

エンジンは下界（奈落）の禁域で斑獣に襲われているルドを見つけ、アンブレーカーを使って斑獣を撃退しルドを救いました。さらに彼はルドが人通者（ギバー）であることを見抜き、ルドを掃除屋にスカウトしています。ルドにとってエンジンは、命を救い進むべき道を示してくれた恩人です。下界（奈落）について何も知らないルドに、下界（奈落）のことを教えてくれたのもエンジンでした。

一覧で紹介する『ガチアクタ』のキャラクター4人目は、エイシア・スティルザです。エイシア・スティルザは掃除屋の医療チームに所属している少女です。彼女は掃除屋唯一の治癒能力を持つ人通者（ギバー）で、掃除屋メンバーから非常に頼りにされています。しかし、本人は引っ込み思案で、自分が頼りにされており実際に役立っているという自覚がありません。

彼女がどのように負傷者を治療するのか、その詳細は明らかになっていませんが、エイシアは重傷を負ったサポーター・グリスの命を救いました。彼女には掃除屋の装備を作っているオーガストという兄がおり、また下界（奈落）の医療界隈では有名な医師の祖母がいます。

一覧で紹介する『ガチアクタ』のキャラクター5人目は、ジャバー・ウォンガーです。ジャバー・ウォンガーは、人通者（ギバー）で構成された盗賊団・荒らし屋に所属している人物です。彼は長いドレッドヘアが特徴的な戦闘狂で、人器は両手の五指につけたリング。彼が人通者（ギバー）としての力を発動させると、リングは「マンキラ」という名の鋭い爪に変わります。

この爪には毒があり、右の爪には対象の動きを封じる神経毒が、左の爪には上手く使えば痛みを消すことができる毒が仕込まれています。毒に慣れていない者に右の爪を使うと、最低でも30分は動けなくなります。ジャバーは荒らし屋のボスの命令でルドを連れ去るために現れ、ルド・ザンカと戦闘を繰り広げました。

一覧で紹介する『ガチアクタ』のキャラクター6人目は、リヨウです。リヨウはザンカやエンジンと同じ掃除屋のチーム「アクタ」に所属する少女。横向きにまとめられた長い髪と、ショートパンツにニーハイソックス姿が特徴的な人物です。彼女は掃除屋の戦闘員として活動している人通者（ギバー）で、人器はザ・リッパーという名のハサミです。リヨウが人通者（ギバー）としての力を発動させると、ハサミは巨大化します。

リヨウは巨大化したザ・リッパーを足に装着して戦います。ザ・リッパーはハサミであるため斬ることもできますし、刃を閉じた状態で敵に打撃を与えることもできます。リヨウは明るく前向きな性格で、問題が起こってもうじうじと悩むことはありません。しかし順風満帆な人生を送ってきたというわけではなく、過去にはつらいこともあったようです。彼女の過去については、今後明らかになっていく可能性があります。

一覧で紹介する『ガチアクタ』のキャラクター7人目は、グリス・ルビオンです。グリス・ルビオンは掃除屋に所属するサポーターの1人です。顔の左側に大きな傷を持った男性で、非常に面倒見が良く仲間たちから慕われています。彼は人通者（ギバー）ではないため、斑獣を倒すことはできません。しかし、斑獣を一時的に無力化できるほどの強い握力を持っています。

斑獣を無力化してとどめを戦闘員に任せたり、斑獣退治以外のことで戦闘員のフォローを行ったりするのがグリスたちサポーターの仕事です。グリスは仲間想いの人間で、仕事に行く前にはお守りに「皆が無事に帰れるように」と願いを込めていました。彼のお守りが、後にルドを救うことになります。作中、重傷を負って危険な状態になりましたが、エイシアのおかげで無事復活を果たしました。

一覧で紹介する『ガチアクタ』のキャラクター8人目は、掃除屋の受付嬢であるセミュです。セミュは主に、掃除屋本部で電話の対応などを行い、依頼人から話を聞く役割を担っています。依頼内容を掃除屋のメンバーに説明するのも彼女です。セミュは戦闘員ではありませんが、人通者（ギバー）であるため戦うこともできます。

セミュの人器はメガネで、そのメガネには動体視力を上げる力があるため、セミュに銃弾などの攻撃は当たりません。彼女には全ての攻撃を避け、反撃をする力があります。またセミュのメガネには、本気を出せば人の本質を見抜くことができるという力も備わっています。そのため、掃除屋本部に入る人間は必ずセミュに「視て」もらうことになっています。

一覧で紹介する『ガチアクタ』のキャラクター9人目は、掃除屋の頂点に君臨するボスです。ボスにはアルハ・コルバスという名前がありますが、掃除屋のメンバーは皆、彼のことをボスと呼んでいます。色黒の肌と自由に跳ねた髪型、後頭部からうなじにかけて描かれている目の模様が特徴的な男性で、総勢約100人の部下たちから慕われている人格者です。

ボスも人通者（ギバー）なのですが、彼の能力や人器については明らかになっていません。ボスは下界（奈落）きっての情報通で、ありとあらゆる情報を持っています。ボスは仲間になったルドに、下界（奈落）と天界を行き来する人間を見た可能性がある女についての情報を提供しました。

一覧で紹介する『ガチアクタ』のキャラクター10人目は、掃除屋に所属するサポーターの1人であるフォロです。フォロは、主にグリスと行動を共にしている少年。キャップとゴーグルが特徴的です。彼は斑獣を一掃するという目標を達成するため、掃除屋に入団しました。今は非能力者ですが、人通者（ギバー）になるために「大事な物」を育てています。

素質はあるようなので、そう遠くないうちに人通者（ギバー）になる可能性があります。彼は非能力者であるサポーターを見下す人通者（ギバー）に思うところがあるようです。非能力者であるという理由でサポーターを見下していた者たちを見返すため、人通者（ギバー）として覚醒したとしても、サポーターを続けていくつもりです。

ここからは、漫画『ガチアクタ』の面白い魅力について紹介していきます。『ガチアクタ』の人気は徐々に高まっています。読者が作品のどのような点を高く評価しているのか、詳しくチェックしていきましょう。

漫画『ガチアクタ』は、ダークファンタジーというジャンルに分類される作品です。ダークファンタジーは、シリアスな雰囲気やキャラクターを襲う悲劇的な展開、不条理な世界観が特徴的なジャンルです。主人公のルドは育ての親を殺され、その罪をかぶせられました。このストーリー展開は、まさにダークファンタジーです。下界（奈落）に落とされたルドは、そこで多くの不条理・理不尽を目の当たりにします。

重苦しい展開が続きますが、そこが『ガチアクタ』という作品の大きな魅力でもあります。『ガチアクタ』で描かれるのは重苦しい話だけではありません。ルドには仲間ができ、彼らとの明るいやり取りも描かれています。重苦しい展開とキャラクターの前向きさの加減が丁度良く、ストーリーを読み進めやすいところも多くの読者から高く評価されています。

『ガチアクタ』の特徴は、登場キャラクターたちが人器という特殊な武器を使って戦う点です。人器は、長い間大切にされた物に思念が宿ることで生まれる武器です。人が大切にしていた物であれば、何でも人器という武器になり得るという設定が『ガチアクタ』の面白いところでしょう。

刀や銃など、そもそも武器である物を使った戦いは、漫画やアニメに触れる人であれば見慣れた光景です。しかし『ガチアクタ』では人器の設定があるため、読者は傘やハサミなど、本来は武器ではない物を使った特殊な戦闘シーンを楽しむことができます。キャラクターたちがそれぞれどのような人器を使い、どのような戦い方をするのかに注目してみましょう。

『ガチアクタ』の大きな魅力の1つは、謎が多く考察しがいがあるという点です。レグトを殺害した犯人の正体や、世界が天界と下界（奈落）に分かれている理由。下界（奈落）に落とされた人間は死ぬはずなのにルドはなぜ生きていたのか、など様々な謎が次々と浮上します。謎の答えを知るために、読者はストーリーを読み進めたくなるのです。

ザンカの強さに関する感想・コメントです。人通者（ギバー）の強さは、人器の形状や人器そのものの強さ・能力だけでははかれません。人通者（ギバー）の強さで何より重要なのは、自分の人器をどれだけ理解し、使い方を熟知して能力を引き出せるかということです。ザンカには、誰よりも人器を上手く使いこなすことができるという強さ・能力があります。

ザンカの方言に関する感想・コメントです。ザンカが使う方言がどこの方言なのか気になっている人は少なくありません。ザンカが使う方言は、広島や岡山で使われる方言に似ているようです。広島や岡山に住んでいるファンが、聞き馴染みのある方言だとネットでコメントしています。

ザンカとルドの共闘シーンに関する感想・コメントです。ジャバーとの戦いでのことです。毒により弱っていたザンカは、ルドの能力を活かすことで体を動かしジャバーに攻撃をしていました。教育係としてルドの能力を冷静に見極め、上手く利用しているところにザンカの強さが表れています。

ザンカが方言で喋ることに親近感を覚えている人の感想・コメントです。ザンカが口にする方言は、広島周辺で使われている方言にも見えますし、関西地方で使われている方言にも見えます。

『ガチアクタ』に登場するキャラクター・ザンカは、人器の扱いに長けた頼りになる人物です。クールで素直ではないところ、エンジンに憧れている可愛い一面などが彼の魅力で、ストーリーが進むごとに人気が高まっています。ザンカに興味を持った人は、漫画『ガチアクタ』を読んで、ザンカの活躍をチェックしてみるといいでしょう。