【ガチアクタ】エンジンはルドの命の恩人！強さや人器の傘「アンブレーカー」も紹介

エンジンは、漫画『ガチアクタ』に登場する主要キャラクターの1人です。ここでは、エンジンの強さや彼の人器「アンブレーカー」について紹介していきます。エンジンは人器「アンブレーカー」を使いどのような技を繰り出すのか、詳しくチェックしていきましょう。

またここでは、『ガチアクタ』のエンジン以外のキャラクターについても紹介していきます。エンジン以外のキャラクターの人器や強さについても、まとめて確認しておきましょう。エンジンについて紹介していく前に、まずは『ガチアクタ』の基本情報について解説していきます。

『ガチアクタ』は、講談社から発行されている週刊誌『週刊少年マガジン』にて連載されている漫画作品です。作者は漫画家の裏那圭とグラフィティアーティストの晏童秀吉で、2022年から連載が開始されました。2023年3月時点で、単行本は5巻まで刊行されています。

『ガチアクタ』は裏那圭にとって初めての連載作品です。初連載とは思えないほどの圧倒的な画力が話題となり、『ガチアクタ』は徐々に注目を集めるようになりました。『ガチアクタ』は「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門にてGlobal特別賞をしており、アニメ化されるのもそう遠くはないのではないか、と考えられています。

天界には、一般市民が暮らす地域と、犯罪者の子孫が集まっているスラム街があります。スラム街に暮らす者は「族民」と呼ばれ、一般市民から差別されていました。主人公は、族民の少年であるルドです。彼は育ての親であるレグトと共にスラム街で暮らしていたのですが、ある日、レグトが何者かによって殺されてしまいました。その罪を被せられたルドは、犯罪者として巨大な穴「奈落」に落とされてしまいます。

エンジンは、犯罪者として奈落の底に落とされたルドが初めて出会った人間です。ツーブロックヘアと大きなリングピアス、首元や腕に描かれたタトゥーのような模様が特徴的な男性です。彼は天界の者たちからは「奈落」と呼ばれている場所・下界で暮らす人間で、ゴミの化け物「斑獣」を駆除する組織「掃除屋」に所属しています。斑獣を倒すには、大切にされた物に思念が宿ることで生まれる武器「人器」が必要です。

人器を扱うことができる特殊な能力者のことを、下界（奈落）では「人通者（ギバー）」と呼びます。エンジンは人通者（ギバー）の1人で、使用する人器は傘です。その傘には「アンブレーカー」という名前がつけられていました。エンジンは、ゴミで汚染された「汚染域」の中でも更に危険なエリア「禁域」でルドと出会いました。エンジンはルドに人通者（ギバー）の才能があることを見いだし、彼を掃除屋にスカウトします。

ここからは『ガチアクタ』に登場するエンジンとルドの関係について紹介していきます。エンジンは、ルドが下界（奈落）に落とされて最初に出会った人間でした。エンジンとルドの出会いをきっかけに、ルドの下界（奈落）での冒険が動き出します。エンジンとルドがどのように出会い、どう関わっていくことになるのか、詳しくチェックしていきましょう。

天界で犯罪者の烙印を押されたルドは、奈落に落とされました。奇跡的に無事であったルドでしたが、彼の前に突如ゴミの化け物が現れます。ゴミの化け物たちは、明らかにルドを狙っていました。ルドは並外れた身体能力でゴミの化け物の攻撃を回避しますが、逃げ切ろうにも安全そうな場所はどこにも見当たりません。周囲にはゴミしかなく、汚れた空気はルドの肺を蝕みました。ルドは血を吐きながら、それでも立ち上がります。

全ては、育ての親を殺した犯人に復讐するためでした。ルドはゴミを使って化け物と戦い、やがて絶体絶命のピンチに陥ります。そこに現れたのがエンジンでした。エンジンは自身の人器であるアンブレーカーを使い、ルドをゴミの雨から救いました。エンジンはルドにガスマスクを渡し、ルドが倒し切れなかった化け物を、アンブレーカーを使った技で倒します。エンジンの強さがわかる、初登場シーンでした。

ルドを救ったエンジンは、彼をある男たちに引き渡しました。彼らはルドを売り払おうと企みます。天界人の体は、下界（奈落）で高く売れました。下界人は、天上からゴミを降らせる天界人を憎んでいるため、売り払われた天界人がどうなろうとも気にしません。売り払われそうになったルドは激昂し、不思議な力を使って男たちを撃退しました。そこに、エンジンが戻ってきます。

エンジンがルドを男たちに引き渡したのは、ルドが人通者（ギバー）なのかを見極めるためでした。男たちとの戦いを見てルドが人通者（ギバー）であると確信したエンジンは、下界（奈落）やルドが振るった力について教える代わりに、掃除屋に入れと勧誘します。ルドは人通者（ギバー）の中でも特殊な力を持っていました。ルドの力が掃除屋には必要であると、エンジンは判断したようでした。

ここからは、エンジンの強さや彼が使う武器「アンブレーカー」について紹介していきます。また、エンジンがアンブレーカーを使って繰り出す技についても見ていきます。連載が開始されて間もないため、エンジンの戦闘シーンはそれほど多くありません。その中でわかっている彼の強さや技名をチェックしておきましょう。

エンジンが操る人器は傘で、名前は「アンブレーカー」です。通常時はどこにでもあるような普通の傘ですが、エンジンが人通者（ギバー）としての能力を解放すると、鋭利な刃物が幾枚もついた傘型の武器に変化します。初めてアンブレーカーの強さが描かれたのは、エンジンとルドが出会った第2話でした。エンジンは、ルドを狙っていた複数体の斑獣を1人で一掃しました。禁域の斑獣は巨大かつ特殊です。

それが複数体いたにもかかわらず、エンジンは一瞬のうちに無傷で戦闘を終わらせました。このシーンによって、彼の強さの片鱗に触れることができます。エンジンはアンブレーカーを回転させて竜巻を発生させる技を使ったり、閉じたアンブレーカーを振るって対象に打撃を与えたりして攻撃していました。アンブレーカーの先端には一際鋭い刃がついており、この先端の刃を敵に突き刺す技も見せています。

人通者（ギバー）の能力が発動したあとのアンブレーカーの強さは当然ですが、能力発動前のアンブレーカーの強さも馬鹿にできません。エンジンはルドの頭上に降ってきたいくつもの巨大なゴミを、普通の傘状態であるアンブレーカーで防ぎました。エンジンの人器であるアンブレーカーは、能力発動時はもちろん、通常時でも相当な強さを誇っているようです。

エンジンは『ガチアクタ』の第2話で、閉じた状態のアンブレーカーを槍のように敵に突き刺す「八裂き（やざき）」という技を披露しました。この技は突き刺した瞬間に傘が開き、ダメージが広範囲に及ぶようになっています。少年誌のバトル漫画としては珍しいことに、作中で技名らしい技名を口にしているのは現状エンジンのみです。

ルドはもちろん、他の人通者（ギバー）も戦闘中に技名を口にすることはありません。エンジンも技名がついているのは今のところ「八裂き」だけであるようです。まだ登場していないだけで、他の人通者（ギバー）も技名を口にすることがあるのか、またエンジンが他の技にも名前をつけているのかは不明です。

ここからは『ガチアクタ』に登場するエンジン以外のキャラクターをまとめて紹介していきます。主人公のルドや、エンジンと同じ掃除屋に所属するメンバーについて、詳しく見ていきましょう。エンジンは非常に魅力的なキャラクターですが、その他のキャラクターにもそれぞれ個性があり、魅力があります。エンジン以外の気になるキャラクターを探してみるのもいいでしょう。

『ガチアクタ』の主人公であるルドは、毛先の黒い白髪と目の下のくま、常に身に着けているボロボロのグローブが特徴的な少年です。常にグローブを着けているのは、両手が真っ黒であるためです。この両手は生まれつきのもので、ただ黒いだけでなく時折激痛が走ります。グローブを着けていれば、周囲から奇異の目で見られることもなく、また痛みも和らぐため、ルドはグローブを着けたままにしています。

ルドにグローブをくれたのは、育ての親であるレグトです。ルドはレグトを慕っていたのですが、ある日、彼は何者かによって殺害されてしまいました。レグト殺害の罪を着せられたルドは、ゴミや罪人が落とされる巨大な穴「奈落」に落とされてしまうことになります。奈落に落とされながらも一命を取り留めたルドはそこで、自分が人器という特殊な武器を操る「人通者（ギバー）」であることを知りました。

ルドの人器は大切にしていたグローブで、その能力は「壊れて使えなくなった物の価値を最大限引き出して消費する」というものです。当初は、触れた物を人器に変える能力であると思われていましたが、それは誤りでした。ルドは「大事にされた物には魂が宿る」という考え方を信じており、捨てられた物を見るとどうしても放っておけない性質でした。ルドが使う能力や技には、ルドの物を大切にする気持ちが表れています。

レグトはルドの育ての親です。彼はスラム街でルドと2人きりの生活を送っていました。犯罪者として奈落に落とされたルドの父親に代わり、ルドが赤ん坊の時から彼の世話をしています。レグトとルドは血こそ繋がっていませんが、深い絆で繋がった家族です。レグトはルドを心から大切に思っており、様々なものをルドに惜しみなく与えてきました。

ルドの両手を守るグローブも、「大事にされた物には魂が宿る」という考え方も、他人への歩み寄り方も、全てレグトがルドに教えたものです。ルドにとって、レグトがどれほど大きな存在であったかがわかるでしょう。そのレグトが殺害されたことで、ルドはレグトを殺害した犯人と、自分を犯人だと決めつけた人々に強い恨みを抱くようになりました。

チワは、ルドと同じスラム街で暮らす族民の少女です。スラム街の人間は不気味な手を持ち、ゴミをあさってばかりいるルドのことを蔑んでいましたが、その中で唯一チワはルドに優しく接してくれていました。ルドはチワに好意を抱いており、彼女にぬいぐるみを贈っています。

ぬいぐるみを受け取ったチワは、嬉しそうに笑っていました。しかし、ルドが犯罪者にされたことをきっかけに、チワは態度を変えました。彼女は「やはりルドは人殺しの子供だった」という旨の言葉を呟き、ルドの目の前でぬいぐるみを捨ててしまいます。

ザンカ・ニジクは、掃除屋で戦闘員として活動している青年です。彼はエンジンが率いるチーム「アクタ」に所属しており、エンジンからの指名を受けてルドの教育係になりました。ザンカがルドの教育係として指名されたのは、掃除屋の戦闘員の中でも特に人器の扱いに長けているのが彼であるためです。エンジンに強い憧れを抱いているザンカに、指名を断るという選択肢はありませんでした。

ザンカの人器はただの棒で、彼はその棒を「愛棒」と呼んでいます。人器は、人通者（ギバー）が最も大切にしている物です。どの人通者（ギバー）も自分の人器を大切にしていますが、ザンカの人器への愛着は凄まじいレベルです。ザンカは愛棒の重さや匂い、質感を完璧に記憶しており、毎日の手入れを怠りません。ザンカが人器の扱いに長けているのは、自分の人器を知り尽くしているためです。

リヨウは、掃除屋で戦闘員として活動している少女です。彼女はエンジンが率いるチーム「アクタ」に所属しています。リヨウは明るくマイペースで、面倒見の良い人物です。掃除屋にやってきたばかりのルドを何かと構い、女性との交流に慣れていないルドを翻弄していました。

リヨウの人器は、ザ・リッパーという名前のハサミです。ザ・リッパーは、通常時は一般的なサイズのハサミですが、リヨウが人通者（ギバー）としての力を解放すると巨大化します。リヨウは巨大化したザ・リッパーを足に装着して操ります。刃を閉じた状態で振り回せば対象に打撃を与えることができ、開いて使えば刃物として敵を切り裂くことができます。

セミュは、掃除屋本部で受付を担当している女性です。褐色の肌と大きな丸メガネが特徴的です。彼女も人通者（ギバー）で、常に身に着けているメガネが人器です。彼女のメガネには、セミュの動体視力を引き上げる能力があります。本気を出せば、人の本質を見抜くことも可能です。

そのため、掃除屋本部に入る人間は、必ず彼女に「視て」もらわなければなりません。セミュは掃除屋本部のセキュリティの役割も果たしています。また彼女は、新しく掃除屋に入ろうとしている人物を見極める役割も担っています。ルドもセミュと顔を合わせ、彼女のポテンシャルチェックを受けました。

ボスはその名の通り、掃除屋のトップを務めている男性です。掃除屋のメンバーたちからはボスと呼ばれていますが、アルハ・コルバスという名前があります。ボスは人通者（ギバー）ですが、人器とその能力は明らかになっていません。掃除屋のメンバーも、ボスの人器と能力については全く知らないようです。

謎の多いボスですが、彼は人格者であるため、掃除屋のメンバーたちから慕われています。ルドは掃除屋への入団許可をもらうため、そして情報通であるボスに天界へと戻る方法を訊くため、ボスに会うことになりました。しかし、ルドが初めて掃除屋本部に足を踏み入れた際、ボスは留守でした。ルドがボスと顔を合わせるのは、22話のことです。

グリス・ルビオンは、掃除屋でサポーターとして活動している男性です。顔の左側にある大きな傷が特徴的で、性格は穏やかで面倒見が良い兄貴肌です。サポーターは人通者（ギバー）のような能力者ではありません。斑獣を倒す力はないため、人通者（ギバー）である戦闘員たちをフォローする役割を担っています。人通者（ギバー）からは非能力者ということで下に見られることもあったようですが、彼は決して弱くありません。

とどめこそ刺せないものの、グリスには素手で斑獣の外装をへし折ることができるほどの握力があります。ルドが下界（奈落）に来て間もない頃、人器を上手く扱えずに落ち込んでいた彼を励ましたのは、このグリスでした。彼は非常に仲間想いで、皆が無事に帰還できるよう、仕事前にはお守りに祈りを込めています。

ここからは、漫画『ガチアクタ』のあらすじをネタバレありで紹介していきます。どの巻にどのようなストーリーが描かれているのか、大まかな流れをチェックしておきましょう。巻を追うごとに、ストーリーは加速していきます。

主人公のルドは、育ての親であるレグトを殺害した犯人だとされ、ゴミや罪人を捨てる奈落へと落とされました。奈落の底でルドは掃除屋を名乗る男エンジンと出会い、彼から奈落について教えてもらいます。奈落には天界と同じように人間が住んでおり、奈落の人間はこの場所のことを下界と呼んでいました。下界（奈落）にはゴミで汚染された「汚染域」と人間が暮らす「安全域」があり、汚染域には斑獣という化け物が棲んでいます。

斑獣を倒せるのは人器を操る人通者（ギバー）という能力者のみで、ルドは珍しい天界人の人通者（ギバー）でした。ルドが人通者（ギバー）であることを見抜いたエンジンは、復讐のため天界へと戻りたがっている彼を掃除屋に勧誘します。ルドは天界へ戻る方法を見つけるまで、掃除屋に身を置くことになりました。

掃除屋に勧誘されたルドは、入団許可を得るために掃除屋のボスがいる掃除屋本部へと連れていかれました。しかしボスが不在であったため、ルドはひとまず見習いということになり、リヨウの誘いで斑獣退治の見学に向かいます。そこでルドは戦闘に参加するのですが、思ったように人器を扱うことができませんでした。結果的に足手まといになってしまったルドは、自身の無力さを痛感し打ちひしがれます。

そのような中、掃除屋にある依頼が舞い込みます。それは、斑獣に襲われ奪われた荷物を取り戻してほしい、というものです。荷物というのは、天界から落ちてきた生者のことでした。この件は天界人であるルドが確認したほうが良いということで、ルドは仲間たちと共に依頼人のもとへと向かいます。しかしそれは、ルドをおびき出すために荒らし屋が仕組んだ罠でした。

エンジンが傘で戦う戦闘シーンに関するコメントです。颯爽と現れ、瞬く間に斑獣を一掃してしまったエンジンの強さに心を掴まれた読者は少なくありません。彼が口にした「掃除屋」という肩書きも、かっこいいと好評でした。

傘を武器にするキャラクターが登場するということで、単行本の購入を決めたファンのコメントです。剣や銃のようなわかりやすい武器ではなく、一見戦いには向かなそうな傘が武器として登場するという点に魅力を感じた読者は、少なからず存在しているようです。

漫画『ガチアクタ』3巻の表紙となっているエンジンに一目惚れをして、単行本を全巻購入したという人のコメントです。『ガチアクタ』の大きな魅力の1つに、オシャレなキャラクターデザインが挙げられます。どのキャラクターのデザインも人気ですが、特にエンジンのキャラクターデザインは人気が高いようです。

ここでは『ガチアクタ』に登場するエンジンの強さや人器について紹介してきました。エンジンは主人公ルドに救いの手を差し伸べる重要なキャラクターです。その強さから、今後のさらなる活躍が期待されています。漫画『ガチアクタ』を読む際は、ルドだけではなくエンジンの動向にも注目してみましょう。