【聖剣伝説LOM】レディパールの正体とは？真珠姫との関係・過去や声優も紹介

こちらの記事では、テレビアニメ『聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-』に登場したキャラクター『レディパール』の情報を紹介していきます。レディパールのプロフィールや声優、真珠姫との関係や過去について気になっている人は参考にしてみてください。

他にも、テレビアニメ聖剣伝説LOMでのレディパールの結末や、作品を見た人の感想・評価などについても紹介しています。まずは、下記の項目でテレビアニメ聖剣伝説LOMの作品概要と物語のあらすじを紹介しているので、作品情報をおさらいしたい人は目を通してみてください。

聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-は、1999年に発売されたテレビゲーム『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』を原作としたテレビアニメです。テレビアニメ聖剣伝説LOMは原作ゲームにおける3大シナリオの1つ、「宝石泥棒編」をアニメ化した作品です。アニメの作中には、原作でメインになっている種族"珠魅"のキャラクターが登場しています。

テレビアニメ聖剣伝説LOMにはレディパールや真珠姫、蛍姫といったキャラクターが総出演しており、ストーリーも宝石泥棒編のシナリオに沿ったものとなっています。テレビアニメ聖剣伝説LOMを制作したのは、アニメ制作会社のグラフィニカと横浜アニメーションラボで、2社の共同制作となりました。また、監督には映画『五等分の花嫁』や『へやきゃん△』の神保昌登監督を迎えています。

聖剣伝説LOMの主人公は、ドミナの町の近くに住むシャイロという少年です。真珠姫という少女を探している瑠璃という青年と出会い、シャイロは彼の仲間探しの手伝いをすることになります。その先で、シャイロはかつて煌めきの都市という場所か存在したことや、レディパールや蛍姫という珠魅一族の過去を知ることになっていきます。

テレビアニメ聖剣伝説LOMに登場するレディパールは、かつて世界に存在した煌めきの都市という場所に住んでいた女性です。胸に宝石の核を持つ"珠魅"という種族で、名前の通り黒真珠の核を持っています。珠魅は"姫"と"騎士"という役割に分かれており、姫は仲間を癒やし、騎士は姫を守るという役目を持っています。

レディパールは、珠魅の中でも最も強い力を持つ騎士で、最も階級の高い姫である蛍姫とパートナー関係にあります。また、レディパールは一族の中で最も長齢で、他の珠魅たちからの信頼も厚い人物です。テレビアニメ聖剣伝説LOMの原作であるゲーム版にも登場しており、原作ゲームにおいては、仲間になると必殺技が撃ち邦題になるチートキャラとして活躍しています。

戦闘の際に使用する武器はハンマーで、自分の背丈ほどもあるバトルハンマーで敵を殴りつけます。テレビアニメ聖剣伝説LOMでは、『.hack//Roots』の志乃、『交響詩篇エウレカセブン』のエウレカなどの声を演じた名塚佳織さんが声優にキャストされています。

レディパールは、テレビアニメ聖剣伝説LOMのメインキャラクターとして活躍しました。作中では、真珠姫と特に関係の深い人物として描かれています。こちらの項目では、レディパールと真珠姫がどのような関係にあるのか、また、どのような過去を持っているのかを紹介します。

怪盗サンドラは、珠魅たちの核を強奪する悪役として登場しました。このサンドラとレディパールには、因縁があります。その関係性は、戦争によって消失した煌めきの都市が存在した頃にまで遡ります。当時、サンドラはアレクサンドルという男性の見た目をしており、騎士として珠魅の仲間たちと共にありました。

その頃レディパールは、珠魅の最も高い階級の姫として君臨していた蛍姫のパートナーでした。戦渦が治まらないために癒しの力を使い続け、蛍姫の命は徐々に削られていました。蛍姫の体が蝕まれていることを知りつつも、レディパールは彼女を煌めきの都市に残し、癒しの力を使い続けさせるという判断を下します。

一方で、レディパールと同じように蛍姫のことを大切に思っていたアレクサンドルは、蛍姫に癒しの力を使わせたくないと考えていました。このような意見の対立から、レディパールとアレクサンドルはそれぞれ別の道を歩むことになります。そして、聖剣を探すためにレディパールが煌めきの都市を後にすると、アレクサンドルは蛍姫を煌めきの都市から連れ出してしまいます。

その後、アレクサンドルは蛍姫の命がこれ以上削られないよう、蛍姫を宝石箱の中に閉じ込めました。宝石箱の中は外とは時間の流れが違うため、蛍姫の寿命が縮むことはありません。しかし、蛍姫がいなくなったことで、煌めきの都市は壊滅し、多くの珠魅の命が失われることになってしまったのでした。

テレビアニメ聖剣伝説LOMの物語が進んでいくと、レディパールの正体が真珠姫であることが判明します。さらに詳しくいうと、レディパールの正体が真珠姫だったのではなく、元々の正体がレディパールだったのでした。真珠姫の正体であるレディパールは、煌めきの都市が存在していた頃、最も長寿の珠魅として一族の者たちから信頼を寄せられる人物でした。

しかし、レディパールの核である黒真珠に傷がついてしまったことで核が変化し、白真珠へと変わります。そしてレディパールは姿も真珠姫へと変化し、記憶を失ってしまいます。そのため、真珠姫は自分の正体を知らなかったのでした。自分の正体がレディパールだと知らない真珠姫は、その後瑠璃と出会い、正体を隠したまま瑠璃と旅をすることになります。

真の正体であるレディパールの時は騎士の珠魅でしたが、真珠姫になった際には姫の役割を課せられているという違いがあります。また、正体であるレディパールの時はクールな性格をしていますが、真珠姫の時には正体であるレディパールとは真逆の感情豊かな性格に変わります。

はじめは真珠姫として登場したレディパールでしたが、アニメの第8話で、真珠姫は自分の正体であるレディパールに戻ります。正体であるレディパールに戻ったきっかけは、瑠璃とシャイロがサンドラに殺されそうになったことでした。戦闘不能となった瑠璃がサンドラに核を奪われそうになったことで、真珠姫の感情が高ぶり、真の正体であるレディパールの姿へと変化しました。

サンドラも真珠姫の正体がレディパールだったことを知らなかったようで、驚きの表情を見せます。騎士の珠魅の中で最強の力を持つレディパールに勝てないと悟ったのか、サンドラはそのまま逃走しました。その後、レディパールは瑠璃とシャイロの前から姿を消し、レイリスの塔へ向かいます。瑠璃とシャイロがレディパールを追ってレイリスの塔に辿り着くと、そこには2人に分離したレディパールと真珠姫の姿がありました。

こちらの項目では、テレビアニメ聖剣伝説LOMでレディパールの声優を務めた人物を紹介します。テレビアニメ聖剣伝説LOMでレディパールの声を演じた声優は、『.hack//Roots』の志乃の声優や、『交響詩篇エウレカセブン』のエウレカの声優もしていた名塚佳織さんです。名塚佳織さんは1985年4月24日生まれの声優で、出身は東京都です。

声優活動をされる前には、子役俳優として舞台やミュージカルにも出演されていました。名塚佳織さんが声優デビューされたのは、アニメ『おじゃる丸』で、ゲストキャラの声優として出演されています。その後。2000年に『だぁ！だぁ！だぁ！』の光月未夢の声優として、初主演を果たしました。

その後も『レ・ミゼラブル 少女コゼット』のゼットの声優や、『ゴーストハント』の谷山麻衣の声優などを担当し、様々な作品で主演声優として活躍されています。上記で紹介した作品以外にも、名塚佳織さんは下記のような作品で声優を務めているので、気になった人はチェックしてみてください。

声優の名塚佳織は、上記の項目で紹介した『.hack//Roots』の志乃の声優や、『交響詩篇エウレカセブン』のエウレカの声優として活動されています。元気な主人公キャラクターから、ツンデレヒロイン、おっとりしたキャラクターまで、様々な演技をされています。名塚佳織さんがこれまでに演じた代表作には、下記の様なものもあるので、気になった作品があれば視聴してみてください。

• ララ・ルゥ（今、そこにいる僕）
• 草摩杞紗（フルーツバスケット）
• チィ（ツバサ・クロニクル）
• ナナリー・ランペルージ（コードギアスシリーズ）
• 小野妹子（ギャグマンガ日和3）
• 中務椿（ソウルイーター）
• リネット・ビショップ（ストライクウィッチーズ）
• 古手川唯（ToLOVEる）
• 鮎川天理/ディアナ（神のみぞ知るセカイ）
• 清水潔子（ハイキュー‼）

レディパールは始め、真珠姫としてテレビアニメ聖剣伝説LOMの物語にしました。真珠姫は心優しく臆病なところもある性格をしています。一方で、レディパールの姿になった際には、真珠姫とは真逆の性格となります。勇猛果敢でクール、口数が少ないところも真珠姫と正反対といえるでしょう。

また、真珠姫は珠魅を癒やす力を持つ"姫"という役職を持っていますが、レディパールになると、姫を守る"騎士"の役職に変化するのも特徴です。レディパールの過去である煌めきの都市のシーンでは、蛍姫を大切に思いながらも、多くの珠魅のために蛍姫の命を削る選択をしました。その後、蛍姫という犠牲が無くても済むよう、レディパールはマナストーンの力を借りるため聖剣探しの旅に出ます。

この様子から、レディパールは厳しくも優しい一面を持っており、責任感も強いキャラクターであることが分かります。煌めきの都市の仲間たちがレディパールを慕っていたのは、彼女が長寿の珠魅であるという理由だけではなく、このような頼りになる性格もあってのことだと考えられます。

レディパールは、原作ゲームの聖剣伝説 LEGEND OF MANAでも、仲間になると必殺技を使い放題になるというチート級の強さを見せました。その強さはテレビアニメ聖剣伝説LOMでも健在で、レディパール1人でシャイロと瑠璃に深手を負わせる姿を見せています。また、レディパールが同族の中でも最も強い力を持っている人物だと知っているサンドラは、真珠姫がレディパールに姿を変えた際に急いで退散しています。

この時、サンドラは足止めのために3体のジュエルビーストを召喚していますが、レディパールは1人でこの敵を倒しています。このことからレディパールは、煌めきの都市にいた頃と変わらないほどの強さを持っていたと予想されます。

レディパールは、原作ゲームと同様に、テレビアニメ聖剣伝説LOMの作中でも巨大なハンマーを武器として使用しています。テレビアニメ聖剣伝説LOMでは必殺技の名前を叫んだり、必殺技の使用時に個別のエフェクトが発現されたりという演出はありませんでした。そのため、テレビアニメ聖剣伝説LOMの中では、レディパールが必殺技を使っていたのかということは不明となっています。

原作ゲームでは、パワーを溜めた後にダッシュをしながら敵を叩きつける『スーパースラッガー』、ハンマーを真横に振り回して周囲の敵を退かせる『爆殺』など、様々なハンマー技を使用しています。また原作ゲームには、レディパール専用の必殺技として、『シャドーウォール』という技があります。このシャドーウォールは広い範囲に大きなダメージを与えられるため、レディパールの戦力となる技として重宝されています。

上記では、テレビアニメ聖剣伝説LOMに登場したレディパールの情報について紹介してきました。こちらの項目では、テレビアニメ聖剣伝説LOMのレディパールの元ネタとなった、原作ゲーム聖剣伝説LOMに登場するレディパールのラストシーンを紹介します。アニメでは描かれなかった原作シナリオについて知りたい人は、こちらの項目にも目を通してみてください。

蛍姫は、死の間際に「1度だけ何でも切ることができる」という力を持つ"運命の剣"をレディパールに授けます。レディパールはその剣を受け取りますが、瑠璃へ渡しました。そして、運命の剣はさらに瑠璃からシャイロへと渡されます。そして主人公は、運命の剣を手にして瑠璃と共に、敵であるサンドラが待ち構えている煌めきの都市へと向かうことになります。

原作ゲームでは、運命の剣の行方はこのようになっています。しかし、テレビアニメ聖剣伝説LOMでは、物語冒頭から瑠璃が運命の剣を持っていました。アニメ版は原作ゲームを元に制作されていますが、このように原作とは違う部分も度々見かけられます。

テレビアニメ聖剣伝説LOMでは、主人公のシャイロは瑠璃と共にサンドラの元へと向かいます。しかし、原作ゲームでは瑠璃とレディパールのどちらと最終決戦を共にするか選べるようになっています。この選択でレディパールと共に戦うことを選ぶと、別行動をしていた瑠璃がサンドラに倒され、核である宝石を奪われてしまいます。

それを知らない主人公とレディパールがサンドラのいる宝石の間に訪れると、サンドラがレディパールたちの目の前で瑠璃の核を宝石王に捧げます。すると、宝石王は巨大な怪物へと変身し、レディパールに襲いかかります。その後、レディパールたちが宝石王に勝利すると、サンドラは最後の悪あがきに、自分の核を宝石王に吸収させます。これで宝石王が吸収した珠魅の核が1000個目となり、宝石王の体はさらに変化を遂げます。

そしてレディパールたちは、宝石王との2度目の戦闘を迎えます。その戦闘に勝利し、蛍姫の他に唯一涙石を作れる可能性があった宝石王が消滅すると、レディパールは「珠魅は滅びる運命なのか」と消沈します。そのような珠魅たちの末路を見ていた主人公は、彼女たちのこれからとこれまでを想い、涙を流してしまいます。

レディパールと共に宝石王を倒すことができたものの、主人公は珠魅一族が滅亡していく運命を目の当たりにし、涙を流してしまいます。すると、主人公の体は「珠魅たちを想って涙を流した者は石になる」という言い伝え通り、たちまち石へと変化してしまうのでした。その時、レディパールの周囲に幾つもの光が輝きます。すると、これまで宝石王が吸収した宝石の核の持ち主たちが、元の姿に戻っていました。

主人公が石になる直前に流した涙が涙石へと変化し、珠魅たちを蘇らせたのでした。そこには瑠璃をはじめとして、エメロードやディアナ、ルーベンスたちの姿がありました。そしてレディパールも、いつの間にか真珠姫の姿へと戻っていました。そして石化した主人公を元の姿に戻すため、珠魅たちは涙を流して涙石を作り出そうと一致団結します。

主人公が涙を流し、珠魅たちが蘇った瞬間、レディパールも真珠姫の姿にもどっていました。瑠璃たちが復活したことに喜ぶ真珠姫でしたが、主人公が石となってしまった悲しみは消えません。その真珠姫の姿を見た瑠璃は、珠魅たちに「少しずつでいいから命をくれないか」とお願いします。珠魅たちはその言葉を快く受け入れ、主人公を救うため涙を流しました。

すると、世界は嵐につつまれます。家の窓から外を覗いたバドは「珠魅が泣くと空も泣くんだって」と言い、コロナは「誰が泣いているのだろう？」と言葉を返します。2人は、なかなか家に帰ってこない主人公のことを心配していたのでした。そしてどれほどの時間が経ったのか、嵐が止んだことに気づいたバドとコロナは外に出てみます。そこには、瑠璃と真珠姫、そして主人公の姿がありました。

レディパールは、原作ゲーム版聖剣伝説LOMの宝石泥棒編の重要キャラクターとして登場しました。原作ゲームの作中には"聖剣"という重要アイテムが登場しますが、この聖剣にまつわる物語を一番体現していたキャラクターは、レディパールだったのではないかという感想が寄せられています。アニメ版では聖剣についてはあまり触れられていませんが、レディパールが旅に出るきっかけとなったアイテムの名前として登場しています。

こちらの方のツイートでは、原作ゲームやアニメなど、媒体によってレディパールの性格が違うとコメントされています。アニメ版は原作ゲームよりも圧が弱かったという意見も見られており、原作ゲームのレディパールが好きな人の中には、「アニメ版の性格は違和感があった」と評価している人もいるようです。

レディパールは、珠魅の種族の中で最も強いキャラクターという設定があります。そのため、テレビアニメ聖剣伝説LOMでセラフィナがレディパールを倒したことに驚く原作ファンも多かったようです。こちらの方は、「セラフィナが蛍姫を人質にとったのではないか？」という予想を立てられています。

以上、テレビアニメ聖剣伝説LOMの登場キャラクター・レディパールについて紹介してきました。レディパールは黒真珠を核に持つ珠魅で、核が傷ついたとこがきっかけで、真珠姫となりました。真珠姫になった際には、レディパールの時の記憶が無くなっていました。作中では、レイリスの塔でレディパールと真珠姫に分離するシーンが登場しています。レディパールの結末については、原作ゲームとアニメ版で違いがあります。

原作ゲームでの結末は、涙石によってレディパールから真珠姫へと姿を変えました。しかしアニメ版では、レディパールと真珠姫が分離したままとなっています。アニメでは声優の名塚佳織さんが声を担当しています。原作となる聖剣伝説LOMは、現在家庭用ゲーム機やスマホゲームで遊ぶことができるので、この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか？