【聖剣伝説LOM】セラフィナの能力と目的は？シャイロやサンドラとの関係は？

こちらの記事では、2022年に放送されたテレビアニメ『聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-（聖剣伝説LOM）』に登場する、セラフィナの情報を紹介していきます。詳しくは『セラフィナのプロフィール』『聖剣伝説LOMのセラフィナの強さや能力』の項目の中で紹介しているので、セラフィナがどのような人物なのか気になっている人は参考にしてみてください。

他にも、セラフィナの旅の目的や、シャイロやサンドラといった登場キャラクターとの関係性についても紹介しています。まずは、下記の項目でテレビアニメ聖剣伝説LOMの作品概要と物語のあらすじを紹介しているので、作品情報をおさらいしたい人は目を通してみてください。

聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-（聖剣伝説LOM）は、2022年10月から12月の間に、TBS系列の放送局にて放送されたテレビアニメです。テレビアニメ聖剣伝説LOMは、1999年に発売されたRPGゲーム『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』を原作としています。

原作ゲームである聖剣伝説LOMは、カスタマイズ形式のゲームとなっており、複数あるシナリオをプレイヤーが自由に進めていく形式となっています。テレビアニメ聖剣伝説LOMでは、原作ゲーム聖剣伝説LOMのメインシナリオの1つである『宝石泥棒編』がアニメ化されました。主人公は、シャイロという名前の男主人公で、女主人公もセラフィナという名前で登場しています。

テレビアニメ聖剣伝説LOMは、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ！』『へやキャン△』などのアニメで監督を務めた神保昌登さんが、総監督・構成・脚本を担当しています。また、アニメ制作は劇場アニメ『HELLO WORLD』を制作したグラフィニカと、『天才王子の赤字国家再生術』のアニメ制作会社・横浜アニメーションラボが共同で制作しています。

少年シャイロは、のどかな田舎町・ドミナの町にほど近い場所に住んでいました。ある日、町の酒場でウエイトレスをしている少女レイチェルが、見知らぬ男に詰め寄られている現場に遭遇します。友人と共にレイチェルを助けに入ったシャイロは、男の目的が仲間を探しであることを知ります。男の事情を知ったシャイロは、彼の目的である人探しを手伝うことにします。

セラフィナは、テレビアニメ聖剣伝説LOMの主人公・シャイロが真珠姫探しの途中で出会う少女です。原作ゲームでは女性主人公として活躍していたキャラクターですが、テレビアニメ聖剣伝説LOMでは、シャイロたちをサポートする助っ人キャラクターとして登場しています。性格は社交的で明るく、シャイロたちについていくフットワークの軽さも持ちあわせています。

テレビアニメ聖剣伝説LOMでの初登場は3話となっており、珠魅という種族を探しに断崖の町ガトにやって来たシャイロと出会いました。魔法都市ジオに住んでおり、そこに住む珠魅の少女エメロードとは親友の関係にあります。一時はシャイロの仲間として、彼の「珠魅探し」という目的に付き合います。しかし、なぜ彼女がシャイロたちの手伝いをするのか、その真の目的が作中で徐々に明かされていきます。

テレビアニメ聖剣伝説LOMの中では、珠魅たちの心臓ともいえる核を盗む怪盗サンドラと深い関係にあります。セラフィナとサンドラの関係については、『セラフィナとサンドラの関係』の項目で詳しく紹介しているので、そちらにも目を通してみてください。また、テレビアニメ聖剣伝説LOMでセラフィナの声優を担当した早見沙織さんについても、『聖剣伝説LOMのセラフィナのアニメ声優』の項目で別途詳細を確認してください。

原作ゲームの聖剣伝説LOMでは、大剣やロッド、弓など様々な武器を使用することができます。原作ゲームを遊んだことのある聖剣伝説LOM好きの人は、テレビアニメ聖剣伝説LOMで、セラフィナがどの武器を使用するのか気になっていたのではないでしょうか？テレビアニメ聖剣伝説LOMで使用していたのは槍でした。セラフィナの武器が槍になった理由については、原作ゲームのパッケージが関わっていると予想されます。

テレビアニメ聖剣伝説LOMの原作となる、ゲームのテレビアニメ聖剣伝説LOMのゲームパッケージでは、女主人公が手に槍を持っています。そのため、セラフィナにも槍を持たせたと考えられます。同じように、テレビアニメ聖剣伝説LOMの主人公・シャイロも、原作ゲームのパッケージ同様、大剣を専用武器として使用しています。

テレビアニメ聖剣伝説LOMの原作であるゲームでは、槍や大剣などの武器別に、いくつもの必殺技があります。槍の必殺技でいうと「疾風龍突」「百花乱舞」「ルナティックダンク」などがあげられます。テレビアニメ聖剣伝説LOMのOPムービーでは、セラフィナが槍の必殺技の1つ「スターダストスロー」と思われる技を使用しているシーンがありました。

このことから、聖剣伝説LOMをプレイしたことのある原作ゲームファンからは、「セラフィナの必殺技シーンが観れるのではないか？」と期待されていました。しかし、テレビアニメ聖剣伝説LOMでは、戦闘シーンは細かく描かれていません。そのため、必殺技の名前を口にする描写や、特定の技だと分かるシーンはありませんでした。

聖剣伝説LOMの原作ゲームは、シナリオも秀逸な作品ではありますが、当時のアクションRPGとして高く評価されていた作品です。そのため、必殺技やバトルシーンに力を入れていなかったことにがっかりする原作ファンが多かったようです。

テレビアニメ聖剣伝説LOMの主人公は、原作ゲームの男主人公であるシャイロとなりました。しかし、女主人公であるセラフィナもテレビアニメ版に登場する運びとなり、原作ゲームファンからは喜びの声があがりました。こちらの項目では、シャイロの旅の仲間の1人として加わったセラフィナの目的や、シャイロとの関係について紹介します。セラフィナの真の目的とは何だったのでしょうか？

テレビアニメ聖剣伝説LOMのアニメで、初めてセラフィナが登場したのは第3話の「ルビー」の回でした。主人公であるシャイロは、珠魅という種族の男・瑠璃の仲間探しを手伝うことになります。そして、珠魅の目撃例があったことを手がかりに、断崖の町ガトにやってきました。そこでシャイロは、洞窟の中で妖精と話していたセラフィナと出会います。

その後、シャイロとセラフィナはいくつか言葉を交わし、セラフィナが街を案内すると申し出ます。目的の場所に案内してもらったシャイロは、そこにいた人々に「珠魅のいる場所を知らないか」と質問します。その言葉を聞いたセラフィナは、シャイロに「なぜ珠魅を探しているの？」と意味深に尋ねるのでした。珠魅の話に興味を持った様子のセラフィナは、その後もシャイロと交流を深めていきます。

セラフィナは明るく社交的な人柄のため、初めはシャイロも特に気にせずに接していました。セラフィナとシャイロは、断崖の町ガトの町で別れた後も、お互いの旅の行く先で度々顔を合わせることになります。時には、顔見知りであるシャイロのことを手助けする様子を見せるセラフィナですが、とうとう彼女の真の目的が判明する日がきます。その目的とは、怪盗サンドラに珠魅の核を集めさせることでした。

セラフィナは、シャイロたちの目の前で珠魅から核を奪ったサンドラを庇います。そして、サンドラと共に姿をくらましてしまいました。セラフィナは、瑠璃に「敵なのではないか？」という疑いを元々かけられていました。シャイロは、そのような立場にあるセラフィナの誤解を解こうとしていました。しかし、自分たちに尽力していたセラフィナの真の目的が、珠魅の核をサンドラに渡すことだと判明し、シャイロは悩みます。

セラフィナの真の目的は、サンドラに珠魅の核を渡すことでした。魔法都市ジオにいたダイアモンドの珠魅・ディアナの核をサンドラが奪う際に、セラフィナがその助け船を出したことで、セラフィナの裏切りが発覚しました。セラフィナは、元々自分を怪しいと睨んでいた瑠璃だけではなく、シャイロからの信頼も失うことになってしまったのでした。

しかし、以前の優しかったセラフィナは、偽りの顔ではなく、本当の彼女の姿だったのではないかと考えられます。セラフィナは、テレビアニメ聖剣伝説LOMの第4話「サファイア」で、シャイロのことを助けています。港町ポルポタで、シャイロはサンドラに追い詰められ、ピンチに陥りました。

サンドラがシャイロに剣を突き立てようとした時、セラフィナが身を挺してシャイロを庇ったのでした。セラフィナの目的はサンドラのために珠魅の核を集めることなので、もしセラフィナがシャイロをただ利用していただけなのであれば、そのままサンドラにとどめを刺させていたのではないでしょうか？

また、他のシーンでも、セラフィナは珠魅の核を集めることに対して、後ろめたい気持ちを見え隠れさせています。そのような姿から、セラフィナはサンドラの力になりたいとは思いつつも、他人を犠牲にすることに疑問を抱いていたのではないかと予想されます。

テレビアニメ聖剣伝説LOMのラストシーンでは、セラフィナとシャイロが心を交わし、2人でシャイロの家に戻るという結末を迎えました。その後、セラフィナとシャイロはどのような関係を辿ったのでしょうか？テレビアニメ聖剣伝説LOMの作中では、セラフィナがシャイロのことを恋愛対象として意識しているようなシーンがあります。

もし、セラフィナのシャイロに対しての恋心がラストシーンのその後まで続いていれば、2人が結ばれる可能性は高いと予想されます。しかし、セラフィナはこれまでにエメロードの核を奪ってシャイロの信頼を裏切ったり、シャイロの腹に槍を突き立て殺害しようとしました。2人が石化する直前に、セラフィナが「シャイロたちを裏切ったり、エメロードを殺すのは嫌だった」と告白していました。

シャイロはその気持ちに寄り添う素振りを見せていましたが、セラフィナの裏切りによって、シャイロは深く傷ついています。セラフィナにも「珠魅たちを復活させるサンドラの目的を手伝う」という目的があったとはいえ、シャイロの中には、彼女に対する不審感も僅かばかりでも残っている可能性が高いでしょう。そのため、セラフィナとシャイロが結ばれるには、信頼を再度構築するための期間がしばらく必要となるかもしれません。

セラフィナとサンドラの関係は、聖剣伝説LOMの最終話「ティアストーン（後編）」で明かされています。作中では、セラフィナがサンドラのスパイとしてシャイロたちに接触していました。なぜセラフィナがそこまでしてサンドラの肩をもつのかというと、その理由はサンドラがセラフィナの家族だったからです。

サンドラが蛍姫を復活させるための核として自ら犠牲になった時、セラフィナはサンドラとの出会いを思い出します。町の隅に捨てられていた赤児のセラフィナを、サンドラが拾って育てたのでした。料理から戦い方まで教えてくれたサンドラは、セラフィナにとって母親のような存在だったのではないでしょうか？

珠魅の仲間たちを救うという目的がありながら、捨て子だった自分を育ててくれたサンドラに、セラフィナは様々な想いを抱いていたことでしょう。そのような関係から、セラフィナは友人であるエメロードやシャイロを裏切ってでも、サンドラの目的を果たしてあげたいと思ったのではないかと予想されます。

セラフィナは初め、シャイロの友人ということで、瑠璃や真珠に同行することになりました。しかし、後にセラフィナがサンドラのスパイということが発覚し、珠魅である瑠璃や真珠の核を狙うために近づいたことが判明します。セラフィナがエメロードの核を奪った際には、セラフィナはサンドラの変装だと装い、再びシャイロたちの前に現れました。しかしその時、瑠璃はセラフィナに対しての警戒を解かず、不審感を露わにしています。

しかし、ラストシーンでセラフィナとシャイロが、珠魅たちのために石化した際には、瑠璃も2人のために力を尽くしていました。その様子から、最終的には瑠璃はセラフィナの裏切りを許したのかもしれません。一方で真珠姫は、初めから最後までセラフィナのことを「お姉さま」と呼んで純粋に慕っています。

こちらの項目では、テレビアニメ聖剣伝説LOMでセラフィナの声優を務めた、早見沙織さんについて紹介しています。早見沙織のプロフィールや、声優として出演した作品を2項目に分けてまとめました。声優・早見沙織さんがどのような声優なのか知りたい人は、こちらの項目にも目を通してみてください。

テレビアニメ聖剣伝説LOMでセラフィナの声を演じたのは、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の新垣あやせの声優や、『鬼滅の刃』の胡蝶しのぶの声優としても活躍している、早見沙織さんです。早見沙織さんはアイムエンタープライズ所属の人気声優です。生年月日は1991年5月29日で、出身は東京都です。

2016年に開催された『第10回声優アワード』にて助演女優賞を獲得したりと、近年のアニメ声優の中でも特に高く評価されている声優の1人です。早見沙織さんは、中学生の時に日本ナレーション演技研究所のジュニア声優クラスに入所しており、2006年に現在の声優事務所・アイムエンタープライズのオーディションを受けました。その後、声優として採用され、2007年に『桃華月憚』の川壁桃花役で声優デビューしています。

軟らかく透明感のある声質の声優で、お淑やかな女性や、精霊や天使といった神秘的なイメージを持つキャラクターの演技をすることも多いのが特徴です。早見沙織さんは、声優業の他に歌手活動もされており、テレビアニメ聖剣伝説LOMのOP曲とED曲も歌われています。

セラフィナの声を演じた早見沙織さんは、『早見沙織のプロフィール』で紹介したキャラクターの他にも、『SPY×FAMILY』のヨル・フォージャーや『魔法科高校の劣等生』の司波深雪などの多くのヒロインキャラクターを演じられています。下記では、早見沙織さんがこれまでに演じた代表作キャラクターをまとめました。早見沙織さんの過去作が気になる人はチェックしてみてください。

• 鶴見知利子（あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない）
• 花海ことは / キュアフェリーチェ（魔法つかいプリキュア！）
• ハクア（神のみぞ知るセカイ）
• サチ（ソードアート・オンライン）
• 斧乃木余接（物語シリーズ）
• 雪ノ下雪乃（やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。）
• 青山ブルーマウンテン（ご注文はうさぎですか？）
• 小笠原晴香（響け！ユーフォニアム）
• 蛇喰夢子（賭ケグルイ）
• うずまきヒマワリ（BORUTO）

テレビアニメ聖剣伝説LOMは、ゲームを原作としたアニメ作品です。そのため、原作ゲームの聖剣伝説LOMをプレイしたことがある人からも注目されている作品でした。しかし、女主人公ことセラフィナが悪役としてキャスティングされていたことに、不満を覚える原作ファンも少なくなかったようです。

こちらの方も、テレビアニメ聖剣伝説LOMにおいての、セラフィナの役所が微妙だったと感想を述べられています。原作ゲームの聖剣伝説LOMには、アニメ化された『宝石泥棒編』の他にも、『エスカデ編』『ドラゴンキラー編』という2つのメインシナリオが存在します。原作ファンの中には、「残り2つのシナリオもアニメ化されるのではないか？」と期待している人も多いようです。

しかし、セラフィナを宝石泥棒編のメインキャラクターであるサンドラの家族に設定してしまったことで、他のシナリオに登場させる必要性が薄くなってしまいました。そのようなテレビアニメ聖剣伝説LOMの脚本に対して、「設定ミスなのではないか」と不満を持つ人もいるようです。

テレビアニメ聖剣伝説LOMは、作品を見た人から厳しい評価をうけることも多いようです。しかし、「セラフィナがかわいかった」という声も多く見られています。原作ゲームではセリフがほとんど無い主人公たちですが、テレビアニメ聖剣伝説LOMでは多くの言葉を交わしていました。原作ファンの人も、このサプライズには高評価を見せています。

以上、テレビアニメ聖剣伝説LOMに登場するセラフィナについて紹介してきました。セラフィナは、テレビアニメ聖剣伝説LOMの原作であるゲームの女主人公で、アニメでは主人公・シャイロのサポートキャラとして登場しました。アニメの作中では、目立った戦闘シーンがないため、必殺技や能力は明らかとなっていません。使用武器においては、原作ゲームのパッケージ同様、槍を使っている姿が描かれています。

作中では、珠魅という種族を探しているシャイロたちの手伝いをしていましたが、その後、珠魅の核を狙う怪盗サンドラの仲間であることが判明します。サンドラに組みしていた理由は、サンドラがセラフィナの育ての親だったためでした。「珠魅の核を集める」というサンドラの目的を達成させるため、シャイロたちに近づき、最後には彼らを裏切ることになりました。

セラフィナが活躍するテレビアニメ聖剣伝説LOMは、現在動画配信サイトにて視聴が可能となっています。また、聖剣伝説LOMの原作ゲームも、現在Nintendo Switchやスマホゲームで遊ぶことができます。聖剣伝説LOMがどのような作品なのか気になった人は、原作ゲームもダウンロードして遊んでみてはいかがでしょうか？