ジャガーンのあらすじをネタバレ解説!漫画の魅力や感想・評価をまとめて紹介

漫画「ジャガーン」は、正義感あふれる半壊人の主人公と、人間の欲望から生まれたモンスター・壊人の戦いを描いたアクション漫画です。作画はグロテスクかつ過激であるものの、正義や悪について考えさせられる奥深いストーリー展開となっています。本文では、「ジャガーン」の漫画あらすじをネタバレ解説します。その他漫画の魅力や登場キャラ、感想や評価も、あらすじを交えながらまとめて紹介します。

ジャガーンのあらすじをネタバレ解説!漫画の魅力や感想・評価をまとめて紹介のイメージ

目次

  1. ジャガーンとは?
  2. ジャガーンの漫画あらすじネタバレ
  3. ジャガーンの面白い魅力
  4. ジャガーンの主な登場人物・キャラ
  5. ジャガーンのその他登場人物・キャラ
  6. ジャガーンに関する感想や評価
  7. ジャガーンのあらすじまとめ

ジャガーンとは?

漫画「ジャガーン」の作品紹介・イメージ画像

漫画「ジャガーン」は、人間の欲望を擬態化したモンスター・壊人の登場や、正義と欲望に葛藤する主人公の活躍を描いたアクション作品です。以下では、正義とは悪とは何かを考えさせられる、漫画「ジャガーン」のあらすじネタバレを紹介します。その他にも、漫画の登場キャラや面白い魅力、感想や評価などもまとめて紹介します。

ジャガーンの概要

漫画「ジャガーン」は、金城宗幸原作・にしだけんすけ作画によるアクション漫画です。2017年2月~2021年11月にかけて「ビックコミックスピリッツ」で連載、単行本・全14巻で構成されています。

ジャガーンの作者

「ジャガーン」の作者のイメージ画像

漫画「ジャガーン」の原作者・金城宗幸先生は、数々の話題作を生み出した漫画原作者です。2022年にアニメシリーズが開始されたサッカー漫画「ブルーロック」をはじめ、「神さまの言うとおり」などの原作を手がけました。

ジャガーンの漫画あらすじネタバレ

「ジャガーン」の漫画のあらすじネタバレ・イメージ画像

漫画「ジャガーン」は、壊人化した人間の欲望だけでなく、己の正義を掲げる半壊人同士のバトルも見どころです。以下では、漫画「ジャガーン」から、漫画1巻~3巻のあらすじをネタバレ紹介します。

1巻あらすじネタバレ

駐在所勤務の警察官・蛇ヶ崎晋太郎は、刺激のない生活に退屈さを覚えていたものの、ある日を境に彼の生活は一変します。駅のホームの酔っ払いの対応中、成り行きで電車に乗ってしまい、部下を罵倒するサラリーマンに遭遇します。正義感の強い蛇ヶ崎が注意すると、怒りが最高潮に達したサラリーマンは壊人化し、電車内で暴れ始めます。

壊人による無差別攻撃に蛇ヶ崎も死を覚悟し、切断された指で銃のポーズを作ります。その時、断面からビームらしきものが発射、サラリーマンを直撃し、蛇ヶ崎の指も壊人化したように変形していました。状況を理解できない中、人語を話すふくろう・毒山田惨死郎(ドクちゃん)が現れ、右腕に起きた現象について聞かされます。

何が起こったか分からないまま自宅に戻った蛇ヶ崎でしたが、今度は同棲している恋人・石坂由利子にキチガイが寄生します。結婚を強く望む由利子の気持ちが壊人化を引き起こし、ヒスコルピオンとなって蛇ヶ崎を襲撃します。目の前の壊人が恋人だと理解しつつも、自分の命を守るため、由利子に立ち向かうことを決意します。そして、蛇ヶ崎の右腕の能力によって、由利子は殺されました。

そこへ、再びドクちゃんが現れ、蛇ヶ崎の右腕が変形した理由について聞かされます。蛇ヶ崎は、キチガエルがおたまじゃくしの状態で寄生されたため、半壊人として能力に目覚めました。しかし、壊人化は進んでおり、進行を抑えるにはドクちゃんが必要不可欠でした。壊人化した人間を倒すと、寄生したキチガエルが出現し、カエルはドクちゃんが捕食します。

捕食後、ドクちゃんからフンガーボールが吐き出され、それらを体内に取り込むことで、壊人化が抑えられます。正義のヒーローを夢見ていた蛇ヶ崎は、キチガエルの全滅を目指して壊人と戦うことを決意します。

2巻あらすじネタバレ

壊人を全滅できた報酬として恋人・由利子を生き返らせることを目指す蛇ヶ崎は、ドクちゃんを相棒に壊人との戦いに挑みます。勝つことの快感に酔いしれる蛇ヶ崎は、勝利こそ正義と考えるようになり、ゆがんだ思考に陥ります。同時に、戦いのたびに壊人化が進行し、同僚を助けに出た際に壊人化が解放されてしまい、危機的状況が蛇ヶ崎を襲います。

3巻あらすじネタバレ

目を覚ました蛇ヶ崎は、壊人化した右腕を同僚のベルちゃんに見せまいと隠そうとします。しかし、ドクちゃんから全てを聞かされたベルちゃんは驚くことなく、何事もなかったように接します。その頃、テレビでは大学生の禊が半壊人化を披露し、自分は壊人と戦う壊人戦士だと公表します。同時に、自分と同じ半壊人へ、共に戦って世界を救おうと呼びかけます。

壊人の絶滅を目指す半壊人のイメージ画像

蛇ヶ崎は、世の中は禊が考えているほど甘くはないと思いつつも、右腕が治ったタイミングで禊に会いに行くことを決意します。後日、指定の場所に向かうと、部屋には禊の呼びかけに反応した4人の男女が来ていました。それぞれ自己紹介を済ませ、順番が回ってきた蛇ヶ崎は、己の経験をもとに壊人戦士として活動をやめるように呼びかけます。

半壊人も、己の欲望が生み出した壊人であり、狂気をはらんだ自分たちが世界を救おうとするなんておかしい話だと指摘します。4人が黙り込む中、禊だけは納得がいきませんでした。そして、万が一、自分が壊人化して暴走した時には殺してほしいと言い放ちます。蛇ヶ崎は、禊の本気に戸惑いを覚えつつも、内面に潜む狂気も感じ取ります。

ジャガーンの面白い魅力

「ジャガーン」の面白い魅力を紹介・イメージ画像

以下では、壊人のユニークな名前と計り知れない強さとのギャップが面白い、漫画「ジャガーン」の魅力をネタバレ紹介します。

面白い魅力①主人公の能力

「ジャガーン」に出てくる壊人・半壊人の能力は、己の欲望にちなんだものであり、それぞれの欲望が壊人として反映されています。主人公・蛇ヶ崎の能力は、ありきたりな生活を「ぶっぱなしたい」という欲望から、銃をモチーフにした能力「ジャガーン」が開花しました。はじめは右腕を銃に変形させてエネルギー弾を放出するだけでしたが、ストーリーを追うごとに能力を向上させています。

面白い魅力②ネーミングセンス

壊人の名前の多くは、それぞれの欲望を元ネタにしたものであり、ギャグのような面白いネーミングセンスも魅力です。名前でクスっと笑ってしまいそうですが、いざバトルが始まると名前からは想像がつかないような強さを発揮し、蛇ヶ崎を追い込みます。

面白い魅力③過激なバトル描写

「ジャガーン」といえば、グロテスクな描写も多いことで知られ、大切な人を守るために戦う半壊人の主人公のバトルは、非常に過激なものです。正義のために戦いつつも、心のどこかではぶっぱなしたいという欲望も潜んでいます。果たして自分が戦うのは、大切な人を守るためか、それとも欲望を解放させた快感を得るためか、蛇ヶ崎の心の葛藤がバトルを過激にしているでしょう。

面白い魅力④半壊人の思い

半壊人は、人間としての理性を保ちつつも、蛇ヶ崎のように正義のために能力を使う者ばかりとは限りません。己の欲望を満たすため、復讐の手段として利用したり、己の正義を貫くために能力を暴走させる者もいます。「正義」とは「欲望」とは何か、半壊人の思いから自身の価値観について考えさせられるでしょう。

ジャガーンの主な登場人物・キャラ

「ジャガーン」の主な登場人物・キャラの紹介・イメージ画像

以下では、アクション漫画「ジャガーン」の主な登場人物・キャラを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

登場人物①蛇ヶ崎晋太郎

「ジャガーン」の主人公で、真面目で正義感あふれる警察官です。周囲に合わせてばかりの自分に嫌気がさし、退屈な日常を「ぶっぱなしたい」と思っています。キチガエルの幼虫が寄生したことで半壊人化し、壊人化した彼女を生き返らせるべく、壊人の全滅を目指します。

登場人物②毒山惨死郎

蛇ヶ崎のパートナーのフクロウで、「ドクちゃん」と呼ばれています。壊人やキチガエルの説明、倒された壊人のキチガエルの捕食を担っています。また、ドクちゃんから吐き出されるフンガーボールは、蛇ヶ崎の壊人化を抑えるために必要不可欠なアイテムです。

登場人物③石坂由利子

蛇ヶ崎との結婚を望む由利子・イメージ画像

蛇ヶ崎の彼女で、同棲生活を送っています。同棲して2年になるものの、彼氏が結婚を切り出さないことに焦っています。結婚したい欲求が壊人・ヒスコルピオンへの変身を促し、蛇ヶ崎の手で倒されました。

登場人物④松屋町散春

左腕に木の能力を宿した半壊人で、「ジャガーン」の敵キャラ的存在です。能力名は、左腕と樹木にちなんだ「ヒダリキッキー」で、樹木を発生させて攻撃します。

登場人物⑤呂場端求

蛇ヶ崎の中学時代の同級生で、通称・ロバちゃん、イベント関係のバイトで生計を立てる半壊人です。加恋に好意を寄せており、彼女の部屋に監視カメラを設置しているところを目撃され、半壊人化しました。能力は、相手に性的快楽を与えるものです。

登場人物⑥川本クララベル

蛇ヶ崎の後輩の警察官で、イギリス人と日本人のハーフ、ベルちゃんの愛称で親しまれています。壊人事件に巻き込まれた際に蛇ヶ崎に助け出され、彼の壊人化についても理解を示しています。

ジャガーンのその他登場人物・キャラ

「ジャガーン」のその他登場人物・キャラの紹介・イメージ画像

以下では、ユニークな能力が目を引く、漫画「ジャガーン」のその他登場人物・キャラをネタバレ紹介します。

登場人物①加恋

チェロ奏者を目指す加恋・イメージ画像

「ジャガーン」の登場キャラで、チェロ奏者を目指す音大生です。落ち込んでいる姿をロバに見られたことを機に親しくなるも、ある出来事をきっかけにロバに襲われました。

登場人物②禊白人

身体を機械に変える能力を持つ禊白人・イメージ画像

壊人の全滅を目指す半壊人の大学生で、身体を機械化する能力を持っています。幼いころからヒーローにあこがれを抱き、正義という欲望から半壊人化しました。己の正義に並みならぬ自信を持ち、他の半壊人と共に平和な世界を作ることを目指します。

登場人物③喜多太郎

喜多太郎のイメージ画像

「ジャガーン」の登場キャラで、禊の呼びかけに応じた半壊人です。自分の居場所がないと思いつめて飛び降り自殺をはかるも、生きたいという欲望が能力を呼び起こしました。バトルでは、身体をスライム化して戦います。

登場人物④今鹿もろは

今鹿もろはのイメージ画像

禊の壊人戦士の呼びかけに応じた女子高生であり、手や腕をソードに変形する能力を持っています。父親に対する嫌悪が半壊人化の引き金になり、かわいい外見で言葉が悪い点が玉にキズでしょう。

登場人物⑤三島淳平

小学校教師の三島淳平・イメージ画像

「ジャガーン」の登場キャラで、まっすぐな性格の小学校教師です。シェアハウスに暮らしており、愛理に成りすます億人に好意を抱きます。

登場人物⑥三日土竹光

警視庁・特別怪人分析部隊に所属する半壊人で、悪事を働く壊人を取り締っています。能力は肉体硬化で、あらゆる攻撃に対する防御力が高いです。また、蛇ヶ崎の能力を見抜いており、能力を解放するコツや戦い方を伝授しています。

登場人物⑦宿億人

「ジャガーン」の登場キャラで、個性のない自分に悩む配達員です。羨ましいと思った人間に成りすます能力を持ち、南沢愛理としてシェアハウスでの生活を始めます。

登場人物⑧南沢愛理

南沢愛理のイメージ画像

「ジャガーン」の登場キャラで、シェアハウスに暮らす就活中の女子大生です。実家はお金持ちで家族仲もよく、宿億人が壊人化する引き金となりました。

登場人物⑨有子織人

アルコールの能力に目覚めた有子織人・イメージ画像

「ジャガーン」の登場キャラで、禊の呼びかけに応じた清掃業の男性です。酒におぼれる日々を送るうちに半壊人の能力に目覚め、アルコールを摂取することで身体能力を高めて戦います。

登場人物⑩九條由麻

図書館司書として働く九條由麻・イメージ画像

「ジャガーン」の登場キャラで、禊の呼びかけに応じた図書館司書です。半壊人の能力は、人の細胞に手を加えることで怪我を直すものです。

登場人物⑪仲代

仲代のイメージ画像

「ジャガーン」の登場キャラで、蛇ヶ崎の監視のために舞羽駅前交番に配属されました。その正体は半壊人で、透明人間の能力を持っています。

登場人物⑫和地蒼汰

和地蒼汰のイメージ画像

「ワッチー」の愛称で親しまれる男子高校生の半壊人です。能力は、嫌なことを忘れさせる効果を持つワッチーの涙です。

登場人物⑬井本義一

井本義一のイメージ画像

「ジャガーン」の登場キャラで、いじめっ子の同級生への復讐をもくろむ半壊人です。能力は、人も溶かしてしまう強力な唾液です。

登場人物⑭竹村涼

竹村涼のイメージ画像

「ジャガーン」の登場キャラで、井本義一と共にいじめっ子への復讐をもくろんでいます。竹村も半壊人であり、毒針に変化した髪の毛を武器に戦います。

登場人物⑮チョンギロウ・ラビット

チョンギロウ・ラビットのイメージ画像

「ジャガーン」の登場キャラで、非常に大きな獣を彷彿させる外見が特徴の半壊人です。また、「DEADER LAND(デッターランド)」の「C」の守護者でもあります。

登場人物⑯イミナシ・ホーイチ

イミナシ・ホーイチの紹介・イメージ画像

「ジャガーン」の登場キャラで、長髪が特徴の半壊人です。ラビットと同様、デッターランド・Aの守護者でもあります。

登場人物⑰ピノ・ブラフマン

ピノ・ブラフマンのイメージ画像

天狗の面をつけた半壊人であり、デッターランド・Bの守護者でもあります。触れたものが壊死する能力を持っています。

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ジャガーンに関する感想や評価

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以下では、人間の欲望や心の闇に迫ったストーリーが高く評価された、漫画「ジャガーン」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:読む手が止まらない面白さ

「ジャガーン」は、人間の欲望を題材にした異色のアクション漫画であり、グロテスクでありながら面白いと評されています。欲望から生み出された壊人のユニークな設定はもちろん、名前からは想像がつかないような強さも物語を面白くしています。また、自身の欲望に苦悩する主人公の人間臭さも見どころであり、漫画を読み始めから読む手が止まらないとの感想も見られます。

感想2:画力に圧倒された

漫画「ジャガーン」は、ストーリーの面白さはもちろん、迫力ある作画も人気に拍車をかけています。特に主人公と壊人のバトルシーンは緊張感を漂わせ、見ごたえのある展開がストーリーを盛り上げています。また、壊人化の描写も細部にわたって丁寧に描かれており、グロテスクさや得たいの知れない不気味さを引き立てています。

感想3:「ジャガーン」が一番面白い

「ジャガーン」の漫画原作者・金城宗幸先生といえば、デスゲーム要素を含めた作品で知られており、多くの話題作を生み出しました。己の欲望を元にした能力が面白いと評される一方で、正義や欲望、命など、現代人の心の問題について考えさせられる作風も高く評価されています。また、漫画作品の中で一番面白いとの感想も寄せられています。

感想4:現代社会の問題をうまく描いた作品

「ジャガーン」では、人間が内に秘める欲望だけでなく、弱さや虚しさも物語の題材にしています。人の心の弱さを壊人というモンスターに具現化したアイデアが読者に受け、現代社会や人間の負の側面の描き方がうまいとの評価も見られます。アクション漫画でありながら、ヒューマンドラマにも思える作風がファンの評価を高め、面白いとの声が多数寄せられています。

ジャガーンのあらすじまとめ

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漫画「ジャガーン」のあらすじネタバレや漫画の魅力、感想や評価などをあらすじネタバレ紹介しました。欲望の爆発によって生み出された壊人との戦いは、バトル漫画さながらの白熱ぶりであり、見ごたえがあります。また、自分が壊人に変身したらどんな欲望が爆発するだろうか、など読者の想像を掻き立てるような作風も面白い魅力でしょう。

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