ジャガーンが面白い！エログロバトルが魅力の神作画漫画のあらすじ・感想は？

「ジャガーン」はビッグコミックスピリッツ（小学館）にて、2017年10号から2021年49号まで連載された漫画です。平凡な日常をつまらなく感じていた主人公が半壊人化して、戦いに巻き込まれていくストーリーとなっています。内容が過激で面白いことから徐々に読者が増え、ダークヒーロー漫画として人気上昇中です。

名作漫画ジャガーンの原作者は金城宗幸先生です。アニメ化された「ブルーロック」や、実写ドラマ化された「僕たちがやりました」など、多くの人気漫画の原作を生み出した人物です。また、作画はにしだしんすけ先生が担当しています。

物語の導入が簡潔で読みやすいという点が、面白い魅力の一つです。わかりやすい設定のため、するすると内容が頭に入ってくるという評価も上がっていました。また、頭を使わずに夢中になって楽しめる漫画としても、評価を得ています。半壊人になった主人公が敵を倒していく点や、ボールを集めることで人を生き返らせる点など、既視感のある設定が馴染みやすい要因となっているのでしょう。

ジャガーンに登場する壊人の気持ち悪さが、独特で癖になるという点も面白い魅力となっています。また、登場人物が死んでいく描写も印象に残るものが多く、つい読み返してしまう人も多いようです。ジャガーンには多くの壊人が登場し、それぞれの癖が強くクレイジーさも半端ないため、ぜひ注目してみてください。

ジャガーンはよくあるダークヒーロー物語のイメージが強いですが、実は哲学的なテーマも含んでいます。人の欲望などに焦点を当てており、メッセージ性の強い作品です。「結婚して子供を持ち、普通に生きていき死んでいく人生に意味があるのか？」など、人生の哲学が物語の内容に含まれています。

本作のキャラクターの多くは、自分の欲望を解放してさらけ出していました。人生とは何か、何のために生きているのかなどを考えている人にも、おすすめの漫画です。

先述の通り、ジャガーンには哲学的なテーマもありつつ、Hな描写も豊富に盛り込まれています。いろいろな側面から楽しめるという点も、面白い魅力です。ただ、Hな描写が多いため、ジャガーンを人におすすめするのは抵抗があるという感想もありました。また、アニメ化や実写ドラマ化が難しいだろうと考察する人もいるようです。

ジャガーンの面白さと魅力は、絵がすごいところです。気持ちの悪い壊人の絵は、CGレベルだと評価されています。作画を担当したにしだけんすけ先生は、グロテスクな絵やHな絵、緊迫感のある絵が素晴らしいことでも有名です。ジャガーンのストーリーはもちろんこと、絵が好きだというファンも多くいます。

主人公の蛇ヶ崎晋太郎は、警察署で働く警察官です。彼は嘘笑いが得意で、内心を隠して平静を装うことが多くあります。しかし、正義感のある真面目で優しい性格です。彼には同棲中の彼女がおり、このまま普通に結婚して子供ができ一生を終えるのかと思うと、つまらないと感じているのでした。

そんなある日、キチガエルという人を壊人化させるカエルが、大量に降ってきます。晋太郎は偶然にもその場に居合わせ、自身も半壊人となり、気がつくと右腕が銃になっていたのです。このことにより、彼の非日常の生活が始まります。壊人になったことで、さまざまな戦いに巻き込まれていき、予測不可能な事態が次々に起こるのでした。

晋太郎以外にも、普通の人々が次々とキチガエルにとり憑かれて、壊人化して暴れまわります。幸いにも晋太郎にとり憑いたのは、オタマジャクシでした。そのため、壊人の能力を持ちながら、人間の自我を残した半壊人の状態を保ちます。

また、晋太郎は壊人を倒すという使命を、「ドクちゃん」から与えられました。彼は壊人化したことで、恋人の由利子を殺してしまったことに苦悩します。しかし、その一方で壊人が持つ能力を解放する快感に魅了され、戦いを続けていくのでした。

ジャガーンの3巻では、禊という新しいキャラクターが登場します。晋太郎は恋人を生き返らせるために、壊人を全滅させて報酬を得ることを決意しました。ある日、晋太郎とベルちゃんは、テレビで衝撃的な番組を目にします。そこには顔の半分を壊人に変えた、一人の大学生が映っていました。今話題になっている壊人について、語っている様子です。

その大学生は禊という名前で、自分は壊人戦士であり、他にも同じような人物が存在することを公言しています。そして、同じ壊人戦士たちに協力を求め、共に戦おうと呼びかけているのです。晋太郎はテレビでその様子を見ながら、禊に会ってみようと思いました。また、晋太郎に優しく接するベルちゃんは、ただ彼に惚れているのか、それとも何か裏があるのかについても、今後注目したいポイントです。

壊人戦士のヒーローチーム「トリプルH」に、晋太郎は参加しましたが、結局は脱退することを決意しました。彼は壊人を全滅させたあと、恋人を生き返らせて命尽きるまでは、ベルちゃんのために生きると決意したようです。禊は力づくで脱退を阻止しようとしましたが、晋太郎の気持ちは変わりませんでした。

ある日、舞羽市非常事態対策法案が発表され、これに対して事堂前では大規模デモが行われます。かなり多くの人が集まっており、壊人戦士の散春が警察に変装して、群衆の中に紛れ込んでいました。すると、散春は数えきれないほど多くのキチガエルを、空からデモでごった返す人ごみの中へばら撒いたのです。果たして、キチガエルの集団にトリプルHは立ち向かえるのかが、ジャガーン4巻の見どころでもあります。

散春がばら撒いたヒキガエルが原因となり、デモで集まっていた人々は次々と壊人化してしまいます。会場はみるみるうちに、悲惨な状況となりました。散春は禊をさまざまな言葉で挑発し、気持ちを揺さぶろうとします。しかし、禊は散春の挑発に全く動じません。禊には俺はヒーローだという確固たる存在意義があるため、「誰よりも強くあるということだ」と言い放ちます。

それを聞いた散春はお前の自己分析は甘いと言って、本来の力を発揮します。禊は散春によって磔にされて、動けなくなりました。そんな中、晋太郎が現れ禊を解放し、一緒に戦って散春を倒そうと声をかけます。しかし、禊は自身の腹を引き裂いて、自害しようとしたのです。すると、禊は完全なる壊人となってしまい、もう人間ではなくなりました。急展開となったトリプルHの今後に目が離せません。

晋太郎のおかげで、散春とトリプルHが起こした大惨事を収束することができました。晋太郎の最終目的は、恋人の由利子を生き返らせ自分は死ぬことです。しかし、一方で由利子のことを忘れて、このままベルと生きていくことが、幸せな選択かもしれないという気持ちもあります。晋太郎は久々に警察署へ出勤しました。

すると、今日から「特別壊人分析部隊（通称S.K.A.T）」の配属になることを伝えられます。ジャガーンの物語は新展開を迎え、これまでの壊人対壊人戦士から、壊人戦士対悪の壊人戦士という構図に変わっていくようです。今後の晋太郎がどのような戦いを展開していくのか、目が離せない状況となりました。

ジャガーンは、非常に面白くサクサクと読める漫画だったという感想が多いです。欲望や願望が力になるダークヒーローが、魅力的で良かったという評価も上がっています。どんな願望からどんな壊人が出てくるのか、毎回ジャガーンが楽しみだったという感想もありました。

ジャガーンは、ストーリーも絵もキャラも非常に面白いという感想が上がっています。最近読んだ漫画の中で、最も面白いという評価もありました。主人公の蛇ヶ崎晋太郎の人間臭さが好きという感想もあります。

ジャガーンに登場する壊人が、イイ感じに気持ち悪いところが刺さるという感想もありました。現代ならではの諸問題をモチーフにしており、今しかできない異色のヒーローっぷりが良いという評価も上がっています。また、ジャガーンの絵が途中から上手になり過ぎて、驚くという感想もありました。

ジャガーンは、読み始めると止まらなくなるほど面白い漫画と話題になっています。人間の欲がテーマとなっており、スリリングな展開と強烈なインパクトのある内容が人気です。ジャガーンの単行本は全14巻あるため、興味のある人はぜひ最後まで読んでみてください。