妄想代理人のアニメOPが怖い?不気味なオープニングの登場キャラと意味を考察

2004年に放送された今敏のアニメ「妄想代理人」のアニメOP(オープニング)が怖い?今もなお、怖いといった感想が多くあがっている人気アニメです。「妄想代理人」のアニメ放送から時間が経っているのにも関わらず、今も話題を集めている「妄想代理人」のOPに登場するキャラクターや、OPに込められた意味について詳しく考察します。また、OP以外の不気味な謎についても、ネタバレを交えて紹介!

妄想代理人のアニメOPが怖い?不気味なオープニングの登場キャラと意味を考察のイメージ

目次

  1. 妄想代理人とは?
  2. 妄想代理人のアニメOPが怖い?意味を考察
  3. 妄想代理人のOPに登場するキャラ
  4. 妄想代理人のその他の謎を考察
  5. 妄想代理人のOPに関する感想や評価
  6. 妄想代理人のOP(オープニング)まとめ

妄想代理人とは?

妄想代理人の概要

OPが怖いといった感想が多くあがっているアニメ「妄想代理人」について、OPに登場するキャラや、OPに込められた意味などを考察する前に、作品情報を簡単に紹介します。

  • 作品名:妄想代理人(もうそうだいりにん)
  • 原作:今敏(こんさとし)
  • アニメーション制作:マッドハウス
  • 放送局:WOWOW
  • 放送期間:2004年2月〜5月

妄想代理人のあらすじ

アニメ「妄想代理人」は、人気の癒やしキャラ「マロミ」のデザイナーの鷺月子が主人公の物語です。月子は、マロミが人気を獲得することを嬉しいと感じながらも、心の闇を抱えていました。そんな中、少年バットという通り魔に襲われてしまったことがきっかけになり、様々な登場キャラたちが少年バットの恐怖にさらされていくといったサスペンスアニメです。

妄想代理人 | アスミック・エース

妄想代理人のアニメOPが怖い?意味を考察

考察①OPで伝えたかったこと

怖いといった感想が多くあがっているアニメ「妄想代理人」のOPの意味について考察しながら、ネタバレします。妄想代理人のOPの考察の1つ目が、「OPで伝えたかったこと」です。

妄想代理人が放送されていた時間は深夜帯であり、OPは起きろ・EDは寝ろという意味を込めて制作したといったコメントなどが残っています。そういった点から、アニメを見た人に起きてほしいといった思いが込められているのでは?と推測されています。

また、アニメの初回から最終回までの全体をイメージした・印象に残るようなOPになるように作ったといった監督の発言もあります。そういった点からも、OPを見るだけでアニメの内容が伝わるようにしたかったのでは?といった感想が多いです。

考察②キャラクター達が笑顔になっている理由

妄想代理人のOPの考察の2つ目が、「キャラクター達が笑顔になっている理由」です。怖いといった感想が多い理由の1つに、異様でとても笑えるような状況ではないのにも関わらず、キャラクターが笑顔な点が上げられています。

OPで伝えたかったことにもあるように、アニメを見るために起きてほしいといった意味がこの理由にも繋がっています。そして、どこか不気味だからこそ目が冴えてしまう・続きが気になるように制作されたのではないか?といった声が多いです。

考察③立ったまま笑っている理由

妄想代理人のOPの考察の3つ目が、「立ったまま笑っている理由」です。立ったまま笑っている理由に関しては、何も意味が含まれて無いのではないか?といった考察が有力視されています。妄想代理人の制作時期に、他にもアニメ映画を制作していたため、枚数をなるべく少なく制作する方法を考えていたようです。

そのため、画像が少なくてすむ現在のOPになったのではないか?と考えられており、その説を裏付ける点もあります。同時期に制作されていた映画「東京ゴッドファザーズ」で使用されていた画像を加工したシーンが使われています。

考察④きのこ雲の意味

妄想代理人のOPの考察の4つ目が、「きのこ雲の意味」です。妄想代理人のOPには、キャラクターが立っている背景のシーンで、きのこ雲が登場します。きのこ雲は戦争を意味しているのではないか?といった考察が多く上がりました。しかし、監督は歌詞に合わせてきのこ雲を書いただけで意味はないと明かしており、これといった深い意味はありません。

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妄想代理人のOPに登場するキャラ

キャラ①鷺月子

アニメ「妄想代理人」のオープニング登場キャラの1人目が、OPで高いビルの上に立っている鷺月子(さぎつきこ)です。鷺月子は、22歳とは思えない童顔な妄想代理人の主人公で、黒のロングヘアをしています。鷺月子は、M&Fという会社に勤務しているアニメのキャラデザイナーで、ピンクのイヌのような人気癒やしキャラ「マロミ」をデザインした作者です。

マロミが人気キャラクターになり、気の弱い鷺月子は、思ってもいなかった成功と名声を手に入れたことで、周囲の妬みや期待に押しつぶされそうになっています。鷺月子は、とにかくドジな不思議ちゃんであり、少年バットという通り魔に襲われてしまった最初の被害者です。

鷺月子は、10年前に少年バットのような通り魔に襲われたと狂言を言った過去を背負っています。これは愛犬を不注意で交通事故に遭わせて死亡させてしまったことを、なんとか隠そうとしてついた嘘でした。そして、鷺月子がこのことを悔やむ負の感情によって、少年バットを蘇らせてしまった張本人です。

キャラ②鯛良優一と牛山尚吾

アニメ「妄想代理人」のオープニング登場キャラの2人目は鯛良優一(たいらゆういち)と、牛山尚吾(うしやましょうご)です。2人は、OPでは二人で氾濫した川や、洪水で崩壊した家の上で笑っています。鯛良優一は、クールでナルシストな性格をした高学年の男子小学生です。スポーツも勉強もそつなくこなす人気者の男子でしたが、少年バットと風貌が似ていたため、少年バットと疑われていじめられてしまいます。

その後、牛山尚吾がクラスの人気者になっていきます。その後、牛山尚吾が少年バットに襲われてしまったことが原因で、自分が疑われてより一層いじめられるのではないか?と思い、引きこもりになってしまったキャラクターです。そうして、少年バットの4人目の被害者になってしまいます。

牛山尚吾は、鯛良が通っている小学校に、いじめられたことが原因で転校してきた男子小学生です。転校した小学校では心機一転し、積極的に何事にも挑戦して児童会会長に立候補したりと前向きになったことで、人気者になっていきます。そんな中、下校中に少年バットに襲われた3人目の被害者です。しかし、結果的に少年バットに被害に遭ったのではなく、男子中学生の狐塚誠に襲撃されたことが後日発覚しました。

キャラ③蛭川妙子

アニメ「妄想代理人」のオープニング登場キャラの3人目の蛭川妙子(ひるかわたえこ)は、OPでは水の中で笑っています。蛭川妙子は、蛭川雅美の一人娘で、父親が警察官でありながら犯罪に手を染めていたことを知り、家出をした精神的に不安定なキャラクターです。台風の日に少年バットに襲われた7人目の被害者であり、記憶喪失になってしまいます。

キャラ④馬庭光弘

アニメ「妄想代理人」のオープニング登場キャラの4人目が、空から逆向きに笑いながら落ちる馬庭光弘(まにわみつひろ)です。馬庭光弘は、少年バットの事件を担当する刑事で、無線マニアといった趣味をもち、今どきな性格をしています。聖戦士に詳しい狐塚と親しかったことで刑事の職を失い、退職した後は、赤いマントと帽子を羽織り、妄想の世界でレーダーマンに変身しているキャラクターです。

キャラ⑤川津明雄

メガネを置く人

アニメ「妄想代理人」のオープニング登場キャラの5人目は川津明雄(かわづあきお)で、OPでは荒廃した街で電話をしながら笑っています。川津明雄は、少年バットの事件を追っている37歳の男性ルポライターです。川津明雄は、少年バットの2人目の被害者で、交通事故を起こしお金が必要になったため、少年バットの事件を暴こうと調査しているところを、襲撃されてしまいます。

キャラ⑥蝶野晴美

アニメ「妄想代理人」のオープニング登場キャラの6人目は蝶野晴美(ちょうのはるみ)で、ゴミ袋の山の上に立って登場します。蝶野晴美は、メガネをかけたおとなしい性格の女性で、優一の家庭教師です。しかし、二重人格でマリアというホテトル嬢として、自由奔放で希少の激しい性格も持ち合わせています。蝶野晴美はまりあと対峙している最中に、少年バットに襲撃されてしまった5人目の被害者です。

キャラ⑦猪狩美佐枝

アニメ「妄想代理人」のオープニング登場キャラの7人目は、荒れた家の中に立っている猪狩美佐枝(いかりみさえ)です。猪狩美佐枝は生まれつき身体が弱い45歳の女性で、出産に耐えきれず子どもを流産した過去があります。

猪狩美佐枝は、手術をした方が良い状態ですが、手術費用がかかるため手術をせずに、通院治療をしています。そんな中、少年バットに襲撃されそうになりますが、逆に少年バットを精神的に追い込んで、退けたキャラクターです。

キャラ⑧蛭川雅美

アニメ「妄想代理人」のオープニング登場キャラの8人目の蛭川雅美(ひるかわまさみ)は、OPで薄着で雪山に立っている姿で登場します。蛭川雅美は、家族思いな中年の警察官です。一方で、ホテトルの常連であり、ホテトル嬢に自分のことをお父さんと呼ばせたり、娘の部屋に監視カメラを仕掛けて着替えを盗撮するといった性癖のあるキャラクターです。

あくどいことばかりをしていましたが、ヤクザに脅されてしまい、お金を得るためにひったくりをしたり、薬物に手を出してしまったキャラクターです。少年バットの6人目の被害者で、少年バットに扮していた狐塚に襲撃されますが、反撃して狐塚を逮捕することが出来ました。しかし、家族でマイホームで暮らすといった夢は台風で無残に壊されてしまい、娘が記憶喪失に陥ってしまいます。

キャラ⑨老人

アニメ「妄想代理人」のオープニング登場キャラの9人目は老人で、地球に何かが起こっているような背景のシーンで登場します。老人は、総白髪で病院に入院しており、いつも一心不乱に数式のようなものを描き続けている、とにかく謎めいた雰囲気をまとった見た目が怖いキャラクターです。老人は亡くなっており、最期は真庭に見守られて行きを引き取っています。

キャラ⑩老婆

影のある男性

アニメ「妄想代理人」のオープニング登場キャラの10人目は老婆で、OPではテーブルの上に立っています。老婆は、月子が少年バットに襲撃された周辺でゴミを漁っていたホームレスです。父親の会社が倒産したことがきっかけでホームレスになり、天涯孤独になりましたが、台風で川に流され病院に運ばれた先で、孫と再会を果たしました。

キャラ⑪少年バット

アニメ「妄想代理人」のオープニング登場キャラの11人目は少年バットで、OPでは晴れた日の草原の上で立っています。少年バットは、金のローラーブレードを履き、野球帽を被っている小学生のような少年です。

金属バットを持って、ニヤニヤしながら襲いかかってくる通り魔で、必ず悩みを抱えていたり、追い詰められた人の前に出現します。怖いと人々に恐れられていた少年バットの正体は、10年前に月子が創造した妄想のキャラクターです。その後、月子が自分の中で亡くなった愛犬の死と向き合うことができると、消滅していきました。

妄想代理人のその他の謎を考察

考察①眠っているEDの意味

妄想代理人は、OP以外にも様々な謎があり、多くの考察があがっています。そこで、話題にあがる謎についての考察をネタバレしていきます。考察の1つ目が、「眠っているEDの意味」です。OPは不気味にキャラクターたちが笑っていて怖いと感想を集めていますが、EDはマロミを中心にしてキャラクターたちはみんな眠っています。

EDには眠れという意味が込められていることや、あえてOPに少年バットを出して、マロミをEDに出すことで二人に関係性があることを匂わせているのではないか?と考えられています。

考察②少年バット事件の謎

アニメ「妄想代理人」の謎の考察の2つ目が、「少年バット事件の謎」です。少年バットは元々はマロミのデザイナーの月子が生みだした妄想のキャラクターですが、このことはアニメの中盤まで明らかになりませんでした。

アニメの中盤になり、ようやく少年バットの正体が明らかになり、精神的に追い詰められた人々が、妄想によって襲われていたことが判明します。その一方で、狐塚という模倣犯が出現し、牛山と蛭川を襲撃する悲惨な事件を巻き起こしています。

考察③第8話「明るい家族計画」の謎

アニメ「妄想代理人」の謎の考察の3つ目が、「明るい家族計画の謎」です。妄想代理人のアニメには少年バットの事件が一連で描かれているにも関わらず、8話だけは少年バット事件とは関係がないエピソードだったため、注目を集めました。

このエピソードは、老人と少女とホモセクシャルの男性が自殺志願サイトで知り合い、3人で過ごしていく姿が描かれました。中々自殺出来ずにいた3人でしたが、実際はすでに死亡してしまっているといった伏線が多数張られていました。最終的に3人には影が無いため、最初から死亡しており、今までの物語は妄想なのではないか?と考察されています。

考察④最終話と1話は共通点が多い?

アニメ「妄想代理人」の謎の考察の4つ目が、「最終話と1話は共通点が多い?」です。妄想代理人の1話と最終回は、街は全く代わり映えをしておらずそのままの世界でした。しかし、唯一異なっている点は流行っているキャラクターがマロミとは違っていました。

また、1話で謎な数式を書き少年バット事件の予想をしていた老人が、最終回では刑事の馬庭が数式を老人と同じような姿で書いています。そういった1話を連想するような最終回から、また少年バットと同じようなものが登場し、同じような運命を辿るのでは?と考察されています。

妄想代理人のOPに関する感想や評価

アニメ「妄想代理人」は、とにかくOPが怖いった感想が多くあがるアニメです。OP曲「夢の島思念公園」を聞いて怖くて無理と思ってしまう人も多いですが、始めは怖いと思ったが聞いていくうちに好きと思うようになったといった声もあがっています。

アニメ「妄想代理人」は、OPが怖いといった感想が多くあがっていますが、OP通りでアニメの内容も怖いといった感想も多いです。怖いので1話しか見ていないといった感想もあがる一方で、怖いけど見ていくうちにハマってしまったといった感想も多くあがっています。

アニメ「妄想代理人」は、2004年に放送されていたアニメで、今もなおOPが怖いと注目されている作品です。放送当初は面白いと思って何も考えずに見ていたけれど、今もう一度気になって見てみるとすごく怖いといった声や、意味がよく分かるといった声や、奥が深いといった声が多くあがっています。

妄想代理人のOP(オープニング)まとめ

アニメ「妄想代理人」は、怖いけど面白い・クセになるといった感想があがる人気作品です。また、放送から何年もたった今もなお、OPが怖いといった感想があがる注目作品です。OPの謎や、OPに登場するキャラ一覧などを見て気になった方は、一度「妄想代理人」を見てみてはいかがでしょうか?

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