【ちひろさん】あらすじと最終回の結末をネタバレ!登場人物や心に響く名言も紹介

映画化が発表された漫画「ちひろさん」は、海辺の町のお弁当屋で働く元風俗嬢・ちひろさんと周囲の人々の交流を描いた作品です。本文では、作者・安田弘之先生の思いが込められた漫画「ちひろさん」から、漫画のあらすじネタバレや最終回、登場人物・キャラ、人生の教訓にしたい「ちひろさん」の心の響く名言、漫画「ちひろさん」の面白い魅力等を、あらすじネタバレをまじえながら紹介します。

【ちひろさん】あらすじと最終回の結末をネタバレ!登場人物や心に響く名言も紹介のイメージ

目次

  1. ちひろさんとは?
  2. ちひろさんのあらすじネタバレ
  3. ちひろさんの登場人物・キャラ一覧
  4. ちひろさんの名言や名セリフ
  5. ちひろさんの面白い魅力
  6. ちひろさんが実写映画化!公開日やキャストは?
  7. ちひろさんに関する感想や評価
  8. ちひろさんのあらすじまとめ

ちひろさんとは?

漫画「ちひろさん」の作品紹介・イメージ画像

作者・安田弘之先生の話題作「ちひろさん」は、海辺の町を舞台に、風俗嬢からお弁当屋のパートに転身した主人公の日常を描いたヒューマンドラマで、「こんな人がいたらな」という作者の思いを反映させた主人公像が見どころです。以下では、漫画「ちひろさん」の漫画あらすじネタバレや、最終回のあらすじネタバレ、「ちひろさん」の登場人物や心に響く名言などを、あらすじネタバレ紹介します。

ちひろさんの概要

安田弘之先生の漫画「ちひろさん」は、2013年~2018年にかけて秋田書店刊行の漫画雑誌「Eleganceイブ」にて連載されていた作品で、単行本は2018年時点で計9巻が刊行されています。また、漫画「ちひろさん」の最終回にて、作者・安田先生から続編を匂わせるコメントが寄せられ、第2部の連載があるのではと注目されています。

ちひろさんの作者

漫画「ちひろさん」の作者のイメージ画像

漫画「ちひろさん」の作者・安田弘之先生は、1967年生まれ、新潟県出身の漫画家で、1991年に「月刊アフタヌーン・四季賞佳作」を受賞しデビューしました。作者・安田弘之さんの代表作「ショムニ」は、第27回講談社ちばてつや賞・準大賞に選ばれた作品で、1998年から4度にわたるドラマ化・映画化され、人気を呼びました。

ちひろさんのあらすじネタバレ

「ちひろさん」のあらすじネタバレ紹介・イメージ画像

漫画「ちひろさん」は、単行本9巻で最終回を迎えたものの、作者からのコメントの内容から、続編・第2部の連載も示唆されており、最終回で見知らぬ土地へ行ったちひろさんのその後が注目されています。以下では、最終回でちひろさんが向かった場所が気になる、漫画「ちひろさん」の漫画あらすじネタバレ、第1部の最終回のあらすじネタバレを紹介します。

ちひろさんのあらすじネタバレ

作者・安田弘之先生の前作・「ちひろ」を元に描かれた「ちひろさん」は、夜の街で絶大な人気を誇った風俗嬢・ちひろが、海辺の町のお弁当屋で働きながら、人々との交流を深めていく物語です。また、漫画「ちひろさん」は、ちひろさんのような人がいてくれたらという、作者・安田弘之先生の想いが込められた作品であり、みんなの姉貴的存在であるちひろさんの姿は、読者の心も和ませてくれます。

1巻あらすじネタバレ

海辺の町の弁当屋「のこのこ弁当」に、黒髪をなびかせたミステリアスな雰囲気の女性が訪れます。彼女の名は古澤綾、元風俗嬢であることを打ち明けると、ここで働かせてほしいとお願いします。そして、自身の源氏名であった「ちひろ」の名で働き始めたちひろさんは、風俗嬢時代に培ったトーク力で接客にいそしみ、そんな彼女の魅力にひかれ、お弁当屋には多くのお客さんが集まるようになります。

お弁当屋が繁盛する一方で、悩みを聞いてもらおうと、ちひろさんを訪ねるお客さんも増え始め、ちひろさんは彼らの悩みに真摯に向き合い、的確なアドバイスを送るようになります。ある日、ホームレスの初老の男性を助けたちひろさんは、彼と意気投合し「師匠」と呼び始めます。しかし、深夜の街を徘徊する師匠は、街の人からは人生の敗北者として見下され、ちひろさんとの親しい関係に嫉妬されていました。

一方、師匠に対する街の人々の評判を知らないちひろさんは、お店で余ったお弁当を師匠の元へ届けに出かけるも街で師匠の姿は見当たらず、街から少し離れた場所で、人知れず冷たくなった師匠を発見します。師匠の突然の死にちひろさんは悲しみ、師匠の遺体を埋葬しました。そして、街の人々から師匠の記憶が消えた頃、季節は梅雨に突入し、ちひろさんはお弁当屋で働き続けていました。

2巻あらすじネタバレ

その頃、のこのこ弁当への嫌がらせが発生するも、ネットへの悪口の書き込みまでは想定内と、最初こそあまり気にしていなかったちひろさんでしたが、お弁当屋のシャッターへ落書きをされたことは、さすがのちひろさんも頭に血がのぼります。ちひろさんは、お店に嫌がらせをしてきた男性の家に駆けこみ、二度とこのような真似をしないことを約束させ、本気で怒らせると恐いと言われたちひろさんの一面が描かれました。

昼夜問わず、街の人気者のちひろさんですが、彼女にもたまには1人になりたい日がありました。しかし、周りの人達はちひろさんを放っておけず、雪中盆踊りの司会を依頼します。ちひろさんは気が向いたらやると返事をするも、盆踊り当日は秘密の場所で静かな時間を過ごし、夜遅くになって盆踊りの幹事へ差し入れを持っていきました。

3巻あらすじネタバレ

バジルと縁日に向かうちひろさんは、自身の源氏名が入った浴衣を着ていました。自身の人生を変えてくれた二つ目「ちひろ」への感謝を語る中、ふと、以前働いていた風俗店の店長のことを思い出します。まだ、お店を続けているのかなと思っていた矢先、金魚すくいの屋台で店長と思わぬ再会を果たします。

ちひろさんの反応からバジルは、ちひろさん・店長が男女の仲ではと疑うも、2人はお店で一緒に働いていた頃から娘と保護者のような関係であり、バジルの予想は外れました。ちひろさんが風俗嬢をやめた後、店長も風俗店をやめ、今は内海観賞魚店の店長として働いていました。

栗ご飯に使う栗・イメージ画像

そして、季節は秋になり、お弁当屋でも栗や銀杏など秋の味覚を目当てにお客さんが集う中、店長の奥さんが退院してきました。目が悪い奥さんは、退院後も視力が回復しませんでしたが、ちひろさんと挨拶を交わし、手を握った時、ふと、娘のことを思い出し、ちひろさんと一緒に温泉旅行に向かいます。田舎が好きな奥さんとは対照的に娘さんは田舎が嫌いで、母娘で旅行に出かけた際にも娘さんは退屈そうでした。

しかし、ちひろさんとの旅行では、山遊びにはしゃいだり、「これいいね」とちひろさんと共感したりと、実の娘との旅行では出来なかったことを、ちひろさんとの旅行で叶えることができました。また、家族との良い思い出のないちひろさんにとっても、たえさんとの旅行はかけがえのないものとなりました。

4巻あらすじネタバレ

桜の季節になり、ちひろさんは友人たちと賑やかな花見を楽しむ一方で、最後は師匠など大切な人を偲ぶ静かな花見で締めくくりました。そんなある日、のこのこ弁当のお客さんで、自分の趣味に共感してもらえないことに悩む会社員・前田あっちゃんと仲良くなったちひろさんは、彼女と食品サンプルのお店へ行く約束をします。

そして、休みの日にお目当てのお店に向かった2人でしたが、近くにはちひろさんが好きな食器・台所用品のお店が連なっており、なかなか食品サンプルのお店に進めずにいました。この巻では、ちひろさんの会社員時代の苦悩や、女性として当たり前の幸せを求めるよりも、自分らしく生きることを大切にするちひろさんの人生観も語られ、ちひろさんとは価値観が異なる人々の心に響いていきました。

5巻あらすじネタバレ

弟から母親の死を聞かされたちひろさんでしたが、なぜか、母親の死を悲しむことができず、お葬式にも帰らないと告げてしまいます。師匠の死には涙を流せたのに、母親の死には涙が出てこない自分に情けなさを覚えるちひろさんでしたが、そんな自分を受け入れることで前を向き始め、母親の四十九日が過ぎた頃に、こっそり墓参りに訪れました。

また、ある夏の日、廃墟になった食堂を見つけたちひろさんは、その場所を秘密基地にしようと思いつき、先に使っていた5歳の男の子とスペースを分け合いながら、それぞれ自由に過ごします。一方、縁日での金魚すくいから店長に一目ぼれしたバジルは、店長が経営する熱帯魚屋で働き始め、彼女を目当てに来るお客さんが現れたり、美人のお客さんに笑顔で接客する店長に嫉妬するなど、賑やかな日々を送っていました。

6巻あらすじネタバレ

季節は再び秋に入り、秋の味覚を取り入れたお弁当がお店に並ぶ頃、ちひろさんの周囲の人々にも変化が現れます。仲の良かったグループから外され、教室に居場所がないと悩むオカジは、ちひろさんのように強くなりたいと願って髪を切り、バジルにも新たな恋が浮上してきました。そんな中、ちひろさんは人知れず引っ越しの準備を進めており、突然、自分がいなくなったら皆はどんな反応をするだろうと、空想を膨らませます。

7巻あらすじネタバレ

風俗嬢時代の店長とちひろさんの1日デートのエピソードが語られた後、ちひろさんは、本名である古澤綾を名乗りはじめ、ちひろさんの突然の宣言に、お弁当屋の従業員や常連さんは驚きを隠せませんでした。この街にきて、ちひろさんは父や母、妹・子供のように感じられる人々と出会い、家族のように大切に思う人からは名前で呼ばれたいという思いがこみ上げ、たえさんに関しては実の母親のように慕っていました。

8巻あらすじネタバレ

明日から栗ご飯を出すことになり、ちひろさんは1人で栗の皮むき作業にいそしみます。作業場はちひろさん1人だけなので、ビールを片手に作業をしていると、そこへ店長が入ってしまい、危ないからやめるようにと注意を受けます。その後、一緒に栗の皮むきを始めた店長は、のこのこ弁当の採用基準について話しはじめ、ちひろさんを採用した経緯を語りました。

そして、年末年始を迎え、本名である綾を名乗りはじめてからも、お弁当屋には、ちひろさんを慕って常連客が足しげく通っていました。そんな中、常連客の1人・池ちゃんに飲みに誘われたちひろさんは、普通の日常を送る中である不安を覚え始めていました。

ちひろさん第一部最終回結末ネタバレ

オカジとべっちんの通う学校の先生は、学校では生徒に慕われ、家庭生活も良好であり、傍から見れば順風満帆な人生を送っているように見えました。しかし、先生自身は順調で幸せな人生に疲れを感じており、偶然、飲み屋で居合わせたちひろさんに愚痴をこぼします。ちひろさんは、誰でも逃げ場は必要、またには誰かに愚痴を聞いてもらう時も大切だとアドバイスを送ります。

その頃、ちひろが父親のように慕う店長の元へ、彼の息子が訪れたり、マコトは母の日にカーネーションを送り、母子関係に改善の兆しが見えはじめるなど、ちひろさんの周囲では小さな変化が起きていました。そして、初夏のある日、ちひろさんは突然、街から去っていき、のこのこ弁当にはオカジがアルバイトとして入り、永井さんの毒舌に対抗するちひろさんの声が聞こえなくなったことに、店長は寂しさを覚えます。

廃墟で自分の時間を過ごすべっちん・イメージ画像

その頃、べっちんは、廃墟となった「食堂 いまい」を自身の隠れ家のようにして、夏休みの間はここで過ごしていました。マコトは、ひょんなことから野球部から勧誘を受けるも、その誘いを断り、母のファンである係員のおじさんがいるバッティングセンターで、打ち込みの練習に励みます。鑑賞魚店の店長・バジルは、金魚すくいの屋台を出しながら、お互いにちひろさんの写真を見せ合っていました。

物語は、ちひろさんが街を出ていく少し前、ちひろさんを実の娘のように可愛がり、彼女が突然、どこかに行ってしまうことを察していたたえさんは、自分と一緒に住むことを提案するも、断られてしまいます。しかし、ちひろさんが旅立った後も、彼女との交流は絶えることなく、今はメールやチャットを通じてちひろさんと繋がっていました。

とあるレストランに辿り着いたちひろさん・イメージ画像

一方、ちひろさんは、とある場所のレストランにおり、そこの店員さんの肩を揉んであげていました。あまりにも揉み方が上手なので、ちひろさんはマッサージ師ではと言われるも、自分はお弁当屋だと答えました。

ちひろさんの登場人物・キャラ一覧

ちひろさんの登場人物・キャラ一覧の紹介・イメージ画像

作者の理想を反映させたキャラクター・ちひろさんの周囲には、様々な悩みを抱えたキャラが登場し、ちひろさんとの交流を通じて、自分なりに解決策を見いだしたり、その人を考えを改めさせるきっかけを作っています。以下では、個性豊かなキャラクター性が目を引く、漫画「ちひろさん」の登場人物・キャラ一覧を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

登場人物①ちひろ

漫画「ちひろさん」の主人公で、本名は古澤綾、のこのこ弁当の奥さん・たえさんに惚れて、彼女の入院をきっかけにお弁当屋で働き始めます。かつては、夜の街で人気ナンバーワンをほこった経歴の持ち主であり、お弁当屋でも、持ち前の会話力を生かして接客にあたり、ちひろさんに悩みを聞いてもらいたくて、お弁当屋に足を運ぶお客さんも増えました。

普段は自由でマイペース、いつも明るく振舞うも、幼少期には家族に恵まれず、仕事に疲れて心が折れてしまった等、壮絶な過去を秘めており、街にきてからも時折、心の闇をのぞかせています。

登場人物②のこのこ店長

漫画「ちひろさん」の登場人物で、のこのこ弁当の店長です。愛妻家で、妻との間に一男一女をもうけるも、2人とも独立し、現在は妻と2人で暮らしています。

登場人物③永井さん

パート従業員として働く永井さん・イメージ画像

のこのこ弁当のパート従業員で、梅干しと漬物が絶品である一方、毒舌なのが玉にキズなおばちゃんです。普段は強面で恐いイメージがあるも、実際は優しい人物であり、家庭ではお嫁さんを気遣い、悪口1つ言わない穏やかな人だと評されています。

登場人物④たえ

のこのこ弁当の店長の奥さんで、ちひろが元風俗嬢と聞いても特に驚くことはありませんでした。事故によって視力を失うも、寛容な性格からちひろに実の母親のように慕われ、ちひろと一緒に温泉旅行に出かけるなど、実の母子のような関係を築いています。

登場人物⑤篠原さん

のこのこ弁当屋で働く篠原さん・イメージ画像

漫画「ちひろさん」の登場人物で、のこのこ弁当の従業員です。永井さんと同様、噂話が好きで、ふくよかな体型と穏やかな性格が特徴です。

登場人物⑥初音さん

初音さんのイメージ画像

永井さんの長男のお嫁さんで、ぎっくり腰になった姑のピンチヒッターとして入りました。料理上手で仕事でも手際が良く、毒舌な永井さんの家庭での意外な一面を語り聞かせ、弁当屋の従業員たちを驚かせました。

登場人物⑦ゆり

ちひろさんの後任として入ったゆりさん・イメージ画像

漫画「ちひろさん」の最終回で登場したキャラクターで、お弁当屋をやめたちひろの後任として入った女性です。実は、のこのこ弁当の常連さんだったことが明かされています。

登場人物⑧オカジ

眼鏡がチャームポイントの女子高生で、ちひろとの出会いをきっかけに、自分の意見を言えるようになるまで成長しました。物語終盤で、ちひろのように強い自分になるべく、後ろで束ねていた髪をバッサリ切りました。

登場人物⑨マコト

海辺の町に暮らす小学生で、当初はちひろにいたずらを仕掛けるなど、問題行動の多い少年でしたが、ちひろとの交流を通じて成長していきます。夜のお店で働く母親を良く思っておらず、普通の母親になることを求めるも、母の日にカーネーションをプレゼントするなど、母親のことを大切に思うようになります。

登場人物⑩師匠

師匠のイメージ画像

漫画「ちひろさん」の1巻で登場したホームレスの初老の男性で、ひょんなことからちひろと親しくなり、「師匠」と呼ばれます。ある日、人気のない木の下で亡くなっていたところをちひろに発見され、彼女の手で遺体が埋葬されました。

登場人物⑪べっちん

べっちんのイメージ画像

オカジの友達で、彼女の良き理解者である女子高生です。ちひろがよく訪れていた廃墟に来ており、学校へはあまり行けてない模様です。

登場人物⑫マコトの母

マコトの母親の紹介・イメージ画像

いわゆるぼったくりバーで働く、派手な出で立ちの女性で、息子がちひろ達の世話になっていることを快く思わず、息子との仲も上手くいっていません。ちひろとは犬猿の仲であるものの、母の日のプレゼントをきっかけに和解し、息子との関係も良くなりました。

登場人物⑬谷口

ちひろの飲み仲間で、工事現場で働く、スキンヘッドがチャームポイントのお兄さんです。登場初期は、とがった性格であったものの、ちひろとの交流を通じて穏やかになりました。

登場人物⑭古河さん

古河さんの紹介・イメージ画像

漫画「ちひろさん」の登場人物でマコトの同級生、我慢強く、笑顔が絶えない女の子です。マコトがなくしたネックレスを一緒に探してくれるなど優しい子です。

登場人物⑮マダム

漫画「ちひろさん」の登場キャラで、ちひろがかわいがっている雌猫です。野良猫であり、姿が見えない日が続くとマダムのことを心配しています。また、ちひろからは人間の女性のように慕われ、「マダムのような女性になりたい」と憧れの存在となっています。

ちひろさんの名言や名セリフ

ちひろさんの名言や名セリフ・イメージ画像

漫画「ちひろさん」と言えば、様々な悩みを抱える街の人々へ向けたちひろさんのアドバイスも魅力であり、壮絶な人生を経験してきたちひろさんだからこそ言えるセリフや、思わずハッとさせられる発想の数々が、読者を魅了しています。以下では、作者・安田弘之先生の想いが込められた、漫画「ちひろさん」の心に響く名言や名セリフを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

名言①「『風俗嬢でした』というあいさつ…」

「ちひろさん」の心に響く名言の1つ目は、風俗嬢として働いて過去を隠すことなく、堂々と打ち明ける、ちひろさんの清々しい性格が感じられる名セリフです。夜のお店への偏見から、相手が元風俗嬢だと聞いて、あまり良い印象を抱かない人も少なからずいる一方、ちひろさんはそのような反応は想定内であり、むしろ、相手の反応を楽しんでいるようにも聞こえるでしょう。

「風俗嬢でした」というあいさつに 人はうっかりその素顔を見せてしまうものだ

名言②「言い訳ときれいごとを…」

「ちひろさん」の名言の2つ目は、家族からの束縛から逃げ出したいものの、そこから抜け出す勇気がなく、思い悩むオカジへ送った、ちひろさんのアドバイスです。いつまでも行動に移せず、頭の中で考えることしか出来なかったオカジでしたが、ちひろさんとの会話を通じて勇気をもらい、はじめて親に対して本音を言うことができました。

言い訳ときれいごとを全部引き算していくと、最後に着色されていない肌の感覚が残るでしょ。 答えはもう出てるのよ。 あとはそれを飲みこむ覚悟ができるかどうかだけ

名言③「お酒に酔えなくても…」

「ちひろさん」の名言の3つ目は、親友のように慕うバジ姐ことバジルから恋をしないのかと問われた際の、ちひろさんの答えです。壮絶な過去を経験してきたちひろさんのモットーは、人生をいかに楽しむかであり、恋だって無理にしなくてもいいと考えています。何か楽しいことがあればそれでいい、作者・安田先生の想いが反映されたような名言でしょう。

お酒に酔えなくても、恋に酔えなくても、シラフで楽しいことしてりゃいいじゃん

名言④「愚痴も弱音も…」

漫画「ちひろさん」の名言4つ目は、居酒屋でオカジの高校の先生と出会い、仕事も家庭も上手く行き過ぎている人生に対して愚痴をこぼすことをためらう先生に対して、時には愚痴を吐くことも大事だと説く、ちひろさんの名セリフです。愚痴や弱音を吐くことは決して悪いことではない、時には自分に正直になることも大切だと訴えているでしょう。

愚痴も弱音もそれの全てが悪者じゃないよ 言う人次第で汚くもなるしきれいにもなるの

ちひろさんの面白い魅力

ちひろさんの面白い魅力を紹介・イメージ画像

作者・安田先生の想いを基に描かれた漫画「ちひろさん」は、最終回での作者コメント欄から第2部が示唆され、新たな街に到達したちひろさんと街の人々との交流や、ちひろさんの知られざる過去に期待が高まっています。以下では、男女問わず多くのファンを虜にした、漫画「ちひろさん」の面白い魅力について、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

面白い魅力①ちひろの感性や価値観

「ちひろさん」の主人公・ちひろは、街の人々がうらやむようなマイペースで自由きままな性格であるものの、元風俗嬢という経歴から人を見た目で判断しないなど、洞察力に優れています。他人の評価がどうであれ、自分の価値観というものを非常に大事にしており、彼女の的確なアドバイスは、人間関係に悩み、生きづらさを抱える人々の心の前向きにさせてくれます。

面白い魅力②人生の指標にできる人物

作者・安田弘之先生の理想を基に生み出された「ちひろさん」は、人生のバイブルにしたいような名言の多さも魅力であり、ちひろさんのような人間になりたいと思わせてくれます。ちひろさんのセリフからは、自分を変えるヒントが多く散りばめられており、人は考え方1つでも変わることができる、人生に大切なことを教えてくれているでしょう。

面白い魅力③人間味のあるキャラ

漫画「ちひろさん」と言えば、主人公のちひろさんが注目されがちですが、彼女を取り巻くキャラ達の人間味あふれる姿も見どころです。それぞれが様々な悩みを抱えながらも、ちひろさんとの交流を通じて悩みと向き合い、また、ちひろさん自身も街の人々との交流から自分の過去と向き合い、前に進もうとしています。

ちひろさんが実写映画化!公開日やキャストは?

「ちひろさん」の実写映画の公開日やキャストの紹介・イメージ画像

海辺の町を舞台にした、ちひろさんと人々の穏やかな交流や、心に響く名言・名セリフの数々で人気を集める漫画「ちひろさん」は、2023年に実写映画が公開されることが決定し、「ショムニ」の作者・安田先生の漫画が原作ということで、多くの注目が集まっています。以下では、「ちひろさん」の実写映画の公開日や、気になるキャストについて紹介します。

ちひろさんの実写映画の公開日はいつ?

最終回での意味深なコメントから原作漫画の続編が予想される中、漫画「ちひろさん」は、2023年に実写映画化されることが決定しました。作者・安田弘之先生にとって2作品目の実写化となった「ちひろさん」の実写映画は、2023年2月23日の公開予定で、動画配信サイト「Netflix」でも同時配信が予定されています。

ちひろさんの実写映画の主演は有村架純

作者の理想を基に誕生したちひろさんは、読者にとっても憧れの存在であり、「ちひろさん」の実写映画でのちひろさん役のキャストも気になるでしょう。マイペースな自由人であり、自分なりに人生を楽しむ術を見いだしたちひろさん役には、人気女優・有村架純さんが選ばれました。

一方、のこのこ弁当の店主など、原作漫画でのお馴染みのキャラの登場や、出演キャストの発表は2022年9月時点では非公表ですが、実写映画版ではちひろさんの日常がどのように表現されるのか、期待が高まっています。

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ちひろさんに関する感想や評価

ちひろさんに関する感想や評価・イメージ画像

風俗嬢からお弁当屋のパートに転身した主人公の日常を描いた「ちひろさん」は、作者の理想を反映させた主人公・ちひろさんの人間味あふれるキャラだけでなく、彼女との交流を通じて自分も変わっていく人々の姿も、作品の見どころです。以下では、最終回でちひろさんが向かった場所やレストランが気になる、漫画「ちひろさん」に関する感想や評価を、あらすじネタバレ紹介します。

感想1:ちひろのようなかっこいい女性に憧れる

漫画「ちひろさん」の魅力と言えば、主人公・ちひろさんのキャラクター性があげられ、他人の評価を気にすることなく、自分らしい生き方で人生を楽しむちひろさんの姿は、かっこいい憧れの存在として注目されています。また、ちひろさんだけでなく、ストーリーに関する評価も高く、漫画の世界に入り込むような、読者を夢中にさせるストーリー展開も、人気に拍車をかけています。

感想2:紙媒体で読み返したくなる漫画

漫画アプリの広告から漫画「ちひろさん」を知った方や、漫画アプリを使って作品を読み始めた読者もいる中、ファンの中には紙媒体にこだわる方もおり、単行本の購入を決めたとの投稿も見られます。また、紙媒体で、時々読み返したいとの感想も寄せられ、心が沈んでいる時や、前向きな気持ちになりたい時に読み返したい、おすすめ漫画です。

感想3:「ショムニ」と同じ作者と知って驚き

「ちひろさん」の作者・安田弘之先生は、大ヒットドラマ「ショムニ」の原作漫画の作者でもあり、「ショムニ」の作者と同一人物だと知って驚いた、「ちひろさん」が面白さに納得がいったとの感想が寄せられています。また、「ちひろさん」は、1巻から読者を夢中にさせるような展開が繰り広げられ、ちひろさんのかっこいい生き方はもちろん、周囲の人々の交流を描いた作風も面白いと評されています。

感想4:「ちひろさん」の漫画が好き

「ちひろさん」は、前作「ちひろ」の続編という位置づけにあり、夜の街でナンバーワンに上り詰めた後、海辺の町のお弁当屋のパートとして働くちひろの姿は、読者の興味を惹きつけてやみません。「ちひろさん」では、特に大きなトラブルはなく、最終回結末までほのぼのした展開が繰り広げられるも、自分らしく生きる勇気を与えてくれるような、前向きな作風がファンを魅了し、この漫画が好きとの声も見られます。

感想5:魅力的で優しさにあふれたキャラが良い

「ちひろさん」は、主人公・ちひろさんの心に響く名言だけでなく、ちひろさんとの交流を通じて成長していく登場人物・キャラ達も見どころであり、自分の身近にいそうな、親近感のあるキャラクター性も人気に拍車をかけています。「ちひろさん」の最終回は、街を去ったちひろさんのその後や、街で暮らす人々の日常が描かれ、作者のコメントからは最終回のその後を描いた続編が示唆され、期待が高まっています。

感想6:のこのこ弁当屋の弁当を食べてみたい

「ちひろさん」と言えば、主人公がパートとして働くのこのこ弁当屋も欠かせない要素であり、最終回ではちひろさんの後任が入りました。風俗嬢からお弁当屋に転身したちひろさんの異色の経歴が目を引く一方で、季節の食材を使ったお弁当も、「ちひろさん」の見どころです。読者の中には、「ちひろさん」に登場するのこのこ弁当を食べてみたいとの感想も寄せられ、現実世界にものこのこ弁当屋が欲しいとの声も見られます。

感想7:ちひろさんの名言は子育てにも応用できる

「ちひろさん」の名言の多くは、自分の生き方に悩む人に向けた、自己啓発として親しまれており、心が疲れた時に読みたくなるとも評されています。一方、ちひろさんの名言の中には、名言の解釈の幅を広げることで、子育てにも応用できるとの意見もみられます。一見すると何気ないセリフであるものの、それらを掘り下げると人間の本質が見えてくるでしょう。

感想8:読み終えるたびにほっこりする

全9巻で構成された「ちひろさん」は、オムニバス形式で描かれており、キャラクターごとに焦点を当てたストーリーが読みやすいとも評価されています。また、「ちひろさん」と言えば、心に響く名言であり、まるで読者の本音を代弁するような気持ちのいいセリフも見どころであり、心をほっこりさせるエピソードの数々は、漫画最終回まで読みたくなるような面白さを秘めています。

ちひろさんのあらすじまとめ

ちひろさんのあらすじまとめ・イメージ画像

漫画「ちひろさん」のあらすじネタバレや、最終回のネタバレ、登場人物・キャラ、「ちひろさん」の名言や魅力、「ちひろさん」に関する感想などを、あらすじネタバレ紹介しました。人生の教訓にしたい、奥深い名言の数々が男女問わず人気を集めた一方で、続編を匂わせる最終回が話題を呼び、実写映画の公開と共に、漫画・第2部の連載への期待も高まっています。

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