超人X（石田スイ）のキャラクター・登場人物は？漫画のあらすじや感想も紹介

『超人X』は、人気漫画家の石田スイ先生による作品です。2021年5月より「となりのヤングジャンプ」にて連載されています。また、2021年12月には、第1巻と第2巻の単行本が同時発売されて、注目を集めました。

単行本同時発売を記念して、ガールズバンドのCHAIとシンガーソングライターの松木美定さんとのコラボレートで、PVも制作されました。作品のテーマや雰囲気に合ったアーティストとして、石田スイ先生自らがオファーをしています。

2022年8月の時点では、アニメ化されるという情報はありません。しかし、今後アニメ化される可能性は充分にあるでしょう。テレビアニメなどで放映するためには、原作漫画のストックもそれなりの数が必要となります。「超人X」は、これからのストーリーの展開も分からないため、楽しみにしているファンも多いです。ある程度の漫画の連載が進めば、アニメ化されることも期待できるため、注目しておきましょう。

『超人X』の登場人物の黒原トキオは、物語の主人公でヤマト県ツル高校の2年生です。前髪で片目を隠しているのが特徴のキャラクターになります。性格はおとなしく臆病な一面もありますが、友達のためなら危険を顧みずに行動できる、勇敢さも持ち合わせています。

幼少の頃はいじめられっ子だった様子で、当時助けてくれた東アヅマのことを非常に慕っています。しかし、アヅマに依存する気持ちが大き過ぎて、いつの間にか自分で判断して行動することが苦手になっていました。物語の序盤で、黒原トキオは謎の薬品によって超人になります。平凡な青年が超人になったことで、彼の日常は大きく変わり出しました。

『超人X』の登場人物の乙田エリイは、物語のヒロインです。彼女の目を通して、物語は始まっていきます。エリイは人助けを率先して行い、勇敢で度胸のあるキャラクターです。また、時おり田舎っぽい喋り方をするのが、特徴になります。祖父と共に農業をしており、野菜の品評会に参加するため、飛行機でヤマト県へ向かっていました。

その際に、煙の超人チャンドラ・ヒュームの攻撃に巻き込まれ、飛行機を落とされてしまいます。その事件をきっかけに、エリイも煙の超人として目覚めたのです。その後、善の超人に救助され、超人育成機関に保護されました。

『超人X』の登場人物の東アヅマは、トキオの親友で同じ高校に通っています。マッシュルームのようなヘアスタイルと眼鏡が特徴で、トキオよりも小柄なキャラクターです。空手と柔道が得意で、自分より背丈のある人でも、一撃で倒せるほどの運動能力があります。

警察の父親の影響を受けて、悪人を退治するほどの真っすぐな性格です。トキオにとっても彼の存在は大きく、幼いころから信頼を寄せています。トキオは思い悩むことがあると、アヅマだったらどうするかを考えて行動するほど、影響力が大きい様子です。しかし、トキオが謎の薬で超人になってからは、アヅマに対する態度が変わり怒鳴ってしまう一面も見せるようになりました。

『超人X』の登場人物の辻ナリは、苦悩するトキオに近づいてきた謎の女性です。しかし、それはトキオをさらうためでした。実は辻ナリも超人で、トキオと同様に獣化の能力を保有しており、蛇に変身することができます。謎の多いキャラクターで、能力を使い慣れた様子から、過去にさまざまな仕事をこなしてきたことが考察されます。今後の辻ナリがどのようになっていくのかも、注目ポイントです。

『超人X』の登場人物のチャンドラ・ヒュームは、飛行機を墜落させた張本人であり煙の超人です。体から煙を放出する能力を保有しており、物を自由自在に燃やすことができます。高度な戦闘能力があるキャラクターですが、うたた寝をして肝心な仕事が遅れるなどの抜けた一面もあります。人々を助ける善の超人には敵意を示し、攻撃を行います。

『超人X』の登場人物の星・サンダークは、善の超人でヤマトを守る立場にある人物です。また、エリイが危機に陥ったときも駆けつけて、彼女を救いました。見た目はオールバックのヘアスタイルで、顔のつくりも濃く、筋肉もりもりの体系をしています。詳しい能力は明らかにされていませんが、周囲の物を宙に浮かしているシーンがありました。チャンドラを撤退させるほどの力があり、善の超人の象徴ともなるキャラクターです。

ヤマト県に住む高校生の黒原トキオと東アヅマは、悪人を見つけたら撃退するという活動をしていました。ある日、撃退された男からの報復を受けた2人は、事件の流れから謎の薬品を手にし使ってしまいます。すると、トキオは鳥のような姿に変化し、超人になりました。その頃、乙田エリイは飛行機の中で、煙の超人からの攻撃を受けていました。自分の意志とは関係なく、エリイも超人として目覚めてしまうのです。

『超人X』の漫画は、芸術的な美しい描写も見どころの一つです。繊細なタッチはうっとりするほどで、絵に込められている力強さも感じます。読むことはもちろん、眺めるだけでも楽しめる漫画だという、読者の声も上がっていました。

また、作中にはコメディ要素も含まれており、思わうクスッと笑ってしまう描写もあります。時おり残酷な場面もありますが、キャラクターの感情を上手く描写しているため、読者も物語の中にのめり込んでしまうでしょう。

『超人X』はストーリーの展開が早いため、読んでいて飽きが来ないのも魅力の一つです。一方で、登場人物の恐れや葛藤などの感情は丁寧に描かれており、思わず読者が感情移入してしまうほどです。この先がどうなっていくのか、目まぐるしい展開をおおいに期待できるでしょう。

『超人X』は、重たい内容のシーンも割と多いです。しかし、その中で遊び心を感じるシーンも、バランス良く盛り込んでいます。そのため、登場人物がシリアスなセリフを言っていても、笑えてしまうシーンも多く読みやすい漫画です。

『超人X』の登場人物には個性的なキャラが多く、非常にクセが強いです。また、見た目も特徴的なため、どのようなキャラクターなのかが、それぞれ分かりやすくなっています。物語の主人公はトキオですが、他のキャラクター目線で描かれていることもあり、多角的に楽しめるのも魅力です。

『超人X』は異能力バトル漫画と称されており、超人たちのバトルも見どころの一つです。体から煙を出したり、体の一部が伸びたりするなど、さまざまな能力の超人が登場します。戦いで死んだと思われたキャラが、能力によって復活するなど、予想外の展開もあるため目が離せません。

『超人X』の作者である石田スイ先生は、生年月日1986年12月28日で、出身地は福岡県です。本作は石田スイ先生の意志により、自分一人で全ての作業を手掛けました。そのため、不定期での連載とされています。作者が納得するまで漫画の製作に携われるため、貴重な作品となるでしょう。

石田スイ先生は、「東京喰種トーキョーグール」「東京喰種トーキョーグール：re」の作者でもあり、「週刊ヤングジャンプ」にて長期連載されていました。同作品はアニメ化やゲーム化も行われ、大人気作となっています。また、2010年に「ヤングジャンプ月例第113回MANGAグランプリ」にて「東京喰種」が準優秀賞を受賞しました。

『超人X』は、奇抜な設定とかっこよいバトル、応援したくなる主人公の描き方が上手だという評価がありました。1巻は続きを読ませたくなるような引き方で、すぐに2巻まで読み終えてしまったという感想もあります。また、絵が上手すぎるし、表現力も高すぎて、人間が生みだしている作品とは思えないという絶賛の声も上がっていました。

石田スイ先生の画力や世界観が、顕著に出ていて最高だという評価もありました。また、石田スイ先生の作品だから面白いだろうと期待して、『超人X』の漫画を購入した人も多いようです。前作の「東京喰種」を読んだときに、ワクワクしたのと同じ感覚だという感想もありました。

『超人X』の展開が早すぎてビックリしたという感想が、いくつか上がっていました。しかし、このスピーティーさが面白いという声もあります。予想外の展開や手に汗握るシーンもあり、目が離せないという感想も寄せられていました。

『超人X』の漫画には個性的なキャラが多く、異能力バトル漫画ともいわれています。超人たちが、それぞれの保有している能力を発揮しながら戦うシーンは、非常に見応えがあります。原作漫画の連載が続いていけば、いずれはアニメ化される可能性も高いです。ストーリーの展開も早いため、目が離せない『超人X』をぜひ楽しんでください。