【ウィッチウォッチ】ネタバレあらすじと感想！漫画の見どころや面白いシーンは？

『ウィッチウォッチ』は、2021年10号より「週刊少年ジャンプ」にて連載されている日本の人気漫画です。鬼の血を引く一族の少年の乙木守仁と、魔女のニコを中心に繰り広げられるファンタジーコメディ漫画になっています。基本的には1話ごと完結しており、恋愛やバトル、感動の要素も織り交ぜたストーリーです。

『ウィッチウォッチ』は、2022年6月に「第6回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」において、comicspace賞を獲得しました。

『ウィッチウォッチ』の漫画を描いた作者は、篠原健太さんです。漫画家になる前はサラーリマンとして勤務していたこともあり、脱サラをして約2年でデビューを果たしました。『ウィッチウォッチ』以外では、「SKET DANCE」や「彼方のアストラ」も代表作となっています。ちなみに、コマ撮りアニメーション作家の篠原健太さんとは、同姓同名の別人になります。

『ウィッチウォッチ』の主人公の守仁は、幼馴染で魔女のリコが修行を終えて、この街に帰ってくることを知ります。しかも、ニコは守仁のことを使い魔にしたいと言っているそうです。もしも、魔法使いの命令に背けば、守仁は先祖返りの罰を受けて、牛と虎が混じったような姿に変えられてしまいます。

また、1年以内にニコは災いを被るという予言も出されていました。守仁はニコの使い魔として護衛をすることになり、2人の共同生活が始まります。

守仁はニコの母親から、「犬と雨滴が災いをもたらす」という新しい予言を伝えられました。ある雨の日、守仁はニコを護衛しやすいように、一緒の傘に入るように促します。リコは相合傘になることを喜び、これから告白されるのかと有頂天になっていました。

すると、ニコの好きなアニメの「ワンダーフルフル」のお面を被った怪しい人物が、柱の裏から出てきたのです。そして、いきなり守仁とニコに攻撃をしかけてきました。果たして、ワンダーフルフルのお面を被った人物の正体は…

守仁に自分の使い魔にならないかと、しつこく何度もスカウトしてくるネムという人物がいます。しかし、守仁にその気はないため、断り続けていました。今回も諦めて退散していたネムは、森の中で黒魔女が近くにいる警戒信号を察知します。

黒魔女がニコを狙っていることに気づいたネムは、急いでニコと守仁へ知らせに行きました。そして、ニコは千の魔女で千の魔法を持ち、千の人を救い千年に一人の特別な白魔女だと言います。黒魔女はニコに秘められた魔力を、狙っているのだと説明しました。

激闘の結果、ニコたちは「付与の魔女」と「狼男の真神圭護」のケイゴに勝ちました。ただ、付与の魔女は協力者に過ぎず、ニコを捕まえようとする首謀者ではないことが、明らかになります。また、ケイゴが守仁たちを騙して、近づいてきた理由も判明します。第4巻は付与の魔女との激闘を終えてから、穏やかな日常のギャグパートが豊富に描かれていました。

ニコは学校で「魔女のお悩み相談」を始め、生徒からも大好評でした。ある日、守仁とリコの前に生徒会執行部が現れます。生徒会のメンバーは、個性的なキャラが集まっていました。彼らはニコに魔法の使用禁止を命じにやってきたのです。禁止の理由は、リコの活躍で自分たちが目立たないという嫉妬でした。

一方で、リコの母親から新たなる予言も送られてきます。第5巻では守仁とリコの恋愛の進展も見られたり、お笑いシーンも多く面白い内容です。

主人公の守仁は純粋な心の持ち主で、強くて逞しいです。また、魔女のニコは明るい性格で、ドジも多く可愛らしいキャラになっています。『ウィッチウォッチ』は、メインキャラクターだけでなく、その他の登場人物も個性があり魅力的なところが面白いです。ニコのクラスの生徒は、クセが強いキャラクターが多く、学園コメディとしても楽しめるでしょう。

ニコの何でもありな魔法によって、さまざまなトラブルが巻き起こります。そして、主人公の守仁は、ニコに降りかかる予言の災害から必死に守るのでした。『ウィッチウォッチ』は真面目なシーンもありつつ、コメディで面白いシーンもバランス良く盛り込んでいるため、飽きが来ずに読み進められるでしょう。

『ウィッチウォッチ』の漫画には、ネタが分かれば思わずニヤけてしまうパロディネタも、盛り込まれています。特にジャンプ漫画のパロディネタが多く、愛読者にはたまりません。他にも「鬼滅の刃」や「男塾」「ハンターハンター」などのパロディも描かれているため、探してみると面白いです。

ニコは魔法が使えて便利なように見えますが、実はデメリットも生じます。例えば、ニコが魔法を使って何かを修理して元に戻すと、その代償として別のものが壊れてしまいます。重いものを軽くすれば、魔法の効果が消えたときに、さらに重くなってしまうなど残念な部分もあるのです。魔法を使うことで、周りを巻き込んでいく様子も、見どころの一つとなっています。

『ウィッチウォッチ』の主人公で、魔女の使い魔です。普通の人間とは違い、人間化した牛と虎が先祖となります。1年以内にニコに災いが降りかかるという予言を聞いて、同居しながら彼女を護衛しています。ニコに恋愛感情を持てば護衛の妨げになると、自分の気持ちを抑えているようです。クールな性格で責任感が強く、世話好きでもあります。

『ウィッチウォッチ』のヒロインキャラクターで、守仁の幼馴染です。魔女の聖地で、6年間の修行を終えています。ポジティブで明るい性格をしていますが、ドジも多くトラブルをよく起こします。また、人の役に立てる魔女になるのが目標です。実は強い魔力を秘めている「千の魔女」であり、その圧倒的な力を黒魔女に狙われます。

天狗の力を持っているカラスの使い魔の少年です。誰とでもすぐに仲良くなれて、気さくで情が厚い性格をしています。金銭的にルーズな面もあり、ニコの母親に借金の肩代わりをしてもらった経験もあります。ニコの母親には恩義があるため、ニコの使い魔となりました。また、カラスの使い魔でもあるため、街中のカラスと会話ができます。

守仁とニコのクラスメイトで、小規模ながらもユーチューバーとして活動しています。頻繁に声をかけ守仁と会話を交わすことで、友人となりました。オタク気質があり、マイナーなものが好きなことを自負しています。また、狼の使い魔である狼男です。圭護の一族は狼男としては途絶え、両親共々普通の人間でしたが、先祖返りで能力が発動しています。

コウモリの使い魔で吸血鬼の力を持つ、中学3年生の少年です。色白でまつ毛が長く、少女と間違うほどの美貌を持っています。直射日光を長時間で浴びると倒れる特性があるため、日傘をさしていることが多いです。見た目はおしとやかですが、ノンデリカシー、グロテスクな発言を好んでします。

守仁とニコのクラス担任で、眼鏡をかけた美人な女性です。ミステリアスな雰囲気を持っており、独身の教師からも人気があります。実は同人誌を買い漁るほどのガチオタで、時おり目の下にクマを作っているため、夜遅くまで起きているのでしょう。生徒の嬉野とオタクトークをする仲で、SNSのアカウント名は「電撃メロン」です。

『ウィッチウォッチ』は、見どころや面白いシーンが多い人気漫画です。真面目な話がありつつも、ギャグネタやパロディネタも盛り込んでいるのが特徴です。ここでは、実際に作品を読んだ人の感想や評価を紹介します。

『ウィッチウォッチ』は非常に面白い作品のため、ぜひアニメ化してほしいという感想が寄せられています。しかし、漫画ならではの面白さもあり、どのようにアニメで表現するのか、期待したいところだという声もありました。

『ウィッチウォッチ』のキャラクターが個性的で変人もいるけれど、共感する部分もあり話が面白いという感想がありました。人気漫画の「こち亀」のような安定感があり、時おりクスッと笑いながら、心安らかに読めるという好意的な評価もあります。

作者の篠原先生の漫画ファンは、期待を裏切らない面白さと絶賛しています。また、同じく篠原先生が描いた「スケダン」が好きな人は、絶対に『ウィッチウォッチ』も気に入るはずという感想も上がっていました。シリアスな部分とお腹を抱えて笑える部分のバランスが良く、完成度の高い作品だと評価されています。

『ウィッチウォッチ』は、主人公の守仁がヒロインの使い魔となり、降りかかってくる災いから守ることがメインのストーリーです。また、面白いという感想が多いのは、作中に様々なギャグネタやパロディネタ、盛り込まれているためです。『ウィッチウォッチ』は、今後アニメ化される可能性も期待できる人気漫画です。これからの展開にも注目しておきましょう。