バナナフィッシュの声優キャスト一覧！あらすじも紹介【BANANA FISH】

現在フジテレビのノイタミナで放送中のバナナフィッシュ＜BANANA FISH＞に関する記事です。原作は漫画でかなり昔のものですが、2018年７月に念願のアニメ化を果たしました。今回はそんなアニメ化したバナナフィッシュ＜BANANA FISH＞の声優キャスト一覧に注目します。主人公やその周りの人物を演じる声優キャストは誰なのでしょうか？また、現在放送中のバナナフィッシュの話のあらすじも紹介していきます！

バナナフィッシュ＜BANANA FISH＞とは吉田秋生さんによって書かれたアクション漫画です。別冊少女コミックに1985年5月号から1994年4月号まで10年間連載されました。漫画は全19巻でフラワーコミックスから出版されています。文庫版の漫画も出ており、小学館文庫から全12巻で出ています。漫画で人気のあったバナナフィッシュは、たくさんの派生作品が存在しています。その最初がラジオドラマ・バナナフィッシュでした。

バナナフィッシュは舞台化も3回行われています。そのうち2回は2005年と2009年にアクサルによって、2012年には劇団EXILEの磯村洋祐、竹内寿のダブル主演によって舞台化されています。そして現在2018年7月からフジテレビのノイタミナでアニメが放送されています。今回のアニメ化は原作者である吉田秋生さんの40周年記念プロジェクトの一環として行われています。

それではバナナフィッシュのあらすじを紹介していきます。バナナフィッシュの舞台は1973年のベトナム戦争です。その戦争中に「おかしな薬がこのあたりで流行している」という噂が流れていました。帰国が決まった男たちの前に、仲間のアメリカ軍兵士グリフィン・カーレンリースが現れます。そしてその次の瞬間グリフはマシンガンを仲間に向かって連射し、多くの仲間が死傷してしまいました。マックスはグリフを取り押さえます。

誰もが混乱していました。それはグリフも例外ではありません。マックスはグリフに何があったのかを訪ねました。するとグリフは「バナナフィッシュ」とだけ答えたのです。その後場面は変わりますバナナフィッシュの主人公であるアッシュ・リンクスは路地裏で撃たれて瀕死になっている男から「助けてくれ」と頼まれて、あるモノを受け取りました。アッシュはこれを承諾し、男を殺しに来た二人の男を追い払うことに成功します。

パトカーがやってきたためその場から逃げたアッシュはマフィアのボスであるディノ・F・ゴルツィネの元へ今回の事件のことを聞きに行きました。ディノは幼い頃に捨てられていたアッシュを拾い、今まで育ててきたほか、マフィアとしてもかなり高く評価していました。するとディノはやはりこの事件のことを知っており、アッシュに詳しく話しました。そこでさっきの追ってきた男はアッシュの部下であることが判明したのです。

そこにショーター・ウォンという少年が現れます。彼はアッシュの親友の中国系アメリカ人でした。ショーターと別れたアッシュは帰宅すると部下のスキップがアッシュに話しかけます。「明後日に日本人記者が来て、アッシュのことを取材する」といいます。最初はただの迷惑としか思っていなかったアッシュですがスキップがそれにつけ足します。「先日の事件にはフレデリック・オーサーが関与している可能性がある」というのでした。

フレデリック・オーサーとはアッシュに恨みを持っているグループメンバーで、アッシュを嵌めてボスになろうと企んでいる野心家です。アッシュは路地裏の男からもらったモノを調べます。そしてその中に白い粉が入っていることがわかりました。そして隣の部屋にいる仲間に発砲したグリフに会いに行きました。そして「お前をこんな風にしたバナナフィッシュとは一体何なんだ」と尋ねます。グリフはただただ放心状態でした。

アッシュは白い粉の正体を知るために闇医者の元へ向かいます。そしてその粉を調べるように頼みました。そこに日本人記者でもう一人の主人公・奥村英二が到着します。英二は警察の元へ行くと、挨拶をした後に、取材先の情報を聞き出します。そして英二はアッシュのもとに行き、ついに二人の主人公が初対面したのです。こうして住んでる世界が全く違う2人のストーリーが幕を開けました。これがバナナフィッシュのあらすじです。

ここまでバナナフィッシュの話のあらすじを紹介してきました。次にバナナフィッシュの声優キャスト一覧を紹介します。バナナフィッシュの登場人物を演じた声優は誰なのでしょうか？注目が集まります！

バナナフィッシュの主人公の1人であるアッシュ・リンクスを演じる声優キャストは内田雄馬さんです。1992年生まれの25歳で、声優のほかに歌手としても活躍しています。同じく声優・歌手をしている内田真礼さんは実の姉です。アイムエンタープライズに所属しています。家族全員がゲーム好きということもあり、多くのゲームを幼いころからやっていました。その中で内田さんは13歳の頃に「サクラ大戦」というゲームに出会います。

このをプレイしたことで声優という職業に興味を持ちました。そして17歳の頃に進路を考えた結果、声優を目指すことに決めて日本ナレーション演技研究所に入学します。在籍中にアフレコでアニメの声優デビューをし、卒業後の2013年4月に現在の事務所に所属となりました。その後は数々のアニメ作品で主要人物の声優を担当した結果、2017年に第11回声優アワード新人男優賞を受賞しました。

また、その年にファイヤーエムブレム無双というNintendo Switchのゲームにおいて、実の姉である内田真礼さんとダブル主演を果たしました。そして今年5月末に歌手デビューも果たしています。内田雄馬さんのバナナフィッシュのアッシュ・リンクス役以外の出演作品とその役は、マクロスΔのハヤテ・インメルマン役、りゅうおうのおしごと！の九頭竜八一役、東京喰種トーキョーグール:reの不知吟士役などがあります。

バナナフィッシュでもう一人の主人公である奥村英二役を演じている声優は野島健児さんです。1976年生まれの42歳で青二プロダクションに所属しています。声優のほかには歌手やナレーターとしても活躍しています。父・野島昭生さん、兄・野島祐史さんは野島健児さんと同じく声優として活躍しており、弟・野島智司さんは作家として活躍しているなど、芸能人一家と言えるでしょう。

野島健児さんの過去はなかなかすごいものです。なんと中学生の頃に大分の山奥に一家全員で引っ越し、自給自足の生活を送っていたといいます。健児さんも朝から畑を耕していたようで、当然普通の学校には通っていません。海外の通信制の学校に入学しました。その結果、世界各国から訪問者が相次ぎ、様々な国の人と交流をしていたそうです。その生活は18歳まで続きました。そして健児さんはいよいよ進路について考え始めます。

野島健児さんはその当時、農業関係に行くかほかの職業を目指すかで迷っていたそうです。その他の職業のひとつは俳優でした。父にその旨を伝えたところ、青二プロダクションの俳優養成所・青二塾を勧められてそのまま入所することになりました。声優デビューは1996年にゲームであり、同じ年にゲゲゲの鬼太郎4期でアニメデビューも果たしています。青年役を中心に様々な性格や特徴をもつキャラクターを担当しています。

中でも野島健児さんを有名にしたのは大人気アニメ「マクロスシリーズ」です。もともと超時空要塞マクロスの主人公・一条輝役は長谷有洋さんが演じていました。しかし、亡くなってからは後任に野島健児さんが選ばれており、現在でもゲームなどで担当しています。バナナフィッシュの奥村英二役以外に担当してた役はサイコパスの宜野座伸元役、弱虫ペダルの黒田雪成役、干物妹！うまるちゃんの土間タイヘイ役などがあります。

バナナフィッシュのディノ・F・ゴルツィネ役を演じた声優は石塚運昇さんです。1951年生まれであり、つい先日の2018年8月13日に67歳で亡くなられました。声優のほかにも俳優やナレーター、演出家なども務めていました。最終所属は青二プロダクションです。自身の舞台俳優や声優の経験を生かして、「石塚運昇リーディングカンパニー」というものを催し、参加者に対して演技指導も行っていました。

高校時代に芝居をしたことで役者を志すことになりました。劇団薔薇座からシェイクスピア・シアターに移り、そこが出身となっています。海外俳優の吹き替えも多くやっており、ドラマ・CSI:マイアミのチーフであるホレイショ・ケイン役をはじめ、リーアム・ニーソンやケヴィン・スペイシーなど多くの有名俳優の吹き替えを担当しています。渋く低い声から高年齢の役を演じることが多かったようです。

中でも石塚運昇さんを有名にしたのが「ポケットモンスター」のオーキド博士役です。この役で有名になったほか、石塚さん自身も子供たちを意識するようになったとのことです。そんな石塚さんは食道癌で他界されました。バナナフィッシュはアニメ声優としては実質最後の出演作品であるため、バナナフィッシュが石塚さんの遺作とも言えます。

バナナフィッシュのディノ・F・ゴルツィネ役以外に演じた役はドラゴンボール超のミスター・サタン役、ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズのジョセフ・ジョースター役、鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTのヴァン・ホーエンハイム役などがあります。石塚運昇さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。

バナナフィッシュのショーター・ウォン役を演じる声優は古川慎(ふるかわまこと)さんです。1989年生まれの28歳で声優や歌手として活躍しています。所属はスペースクラフト・エンタテインメントです。声優に興味を持ったのは5歳の時です。新機動戦記ガンダムWのヒイロ・ユイ役の声優・緑川光に憧れたことが始まりでした。高校時代に専門学校に緑川さんが特別講師として来ることを知って、その専門学校に通い始めます。

2011年にWebアニメで声優デビューを果たしました。2016年には声優・小林祐介さんとのラジオが放送開始、そして今年7月に歌手デビューを果たしています。バナナフィッシュのショーター・ウォン役以外に出演した作品とその役はワンパンマンシリーズのサイタマ役、Fate/Apocryphaの赤のライダー・アキレウス役、orangeの須和弘人役などがあります。現在注目されている若手声優の一人であり、今後の活躍が楽しみな声優です。

ここまでバナナフィッシュ＜BANANA FISH＞のあらすじと声優キャスト一覧を紹介してきました。ここでは、実際にバナナフィッシュ＜BANANA FISH＞を見た人たちの感想を紹介していきます。バナナフィッシュは世間からどのように感じられているのでしょうか？

最初の感想はバナナフィッシュ＜BANANA FISH＞の愛が素晴らしいというものです。バナナフィッシュの舞台となっているのは、決して治安がいいとは言えない世界です。その中で、主人公・アッシュを中心に様々な愛があふれています。愛の解釈の仕方は読者や視聴者によって違います。ただ、複数の解釈の仕方があるほどバナナフィッシュは愛に溢れているということに間違いはありません。

そしてやはり、バナナフィッシュ＜BANANA FISH＞に関する感想で一番多く寄せられているのが「バナナフィッシュ面白い！」というものです。ツイッターの感想に書かれている通り、バナナフィッシュはアニメ化されたのは現在であるものの、書かれたのは1980年代であり、時代はまだ昭和です。それにもかかわらず、現在の人々を楽しませる面白さをバナナフィッシュはもっているのです。

アニメ・バナナフィッシュ＜BANANA FISH＞のあらすじとその声優キャスト陣について紹介してきました。約30年の時を経てアニメ化を果たしたバナナフィッシュは既存のファンが喜んだことはもちろん、新規のファンもその話に引き込まれた人が多いのではないでしょうか？アニメ第8話が一つのターニングポイントとなりましたが、アニメはまだまだ続いています。このあらすじを読んで今のうちにバナナフィッシュを復習しましょう！