【メイドインアビス】クラヴァリとは何者？初登場回や死亡までの経緯を解説

漫画『メイドインアビス』の11巻第62話にてクラヴァリという人物が遺体で発見されており、オースを中心に描いた外伝的作品「ハワユ―ドコカ＃04」では、生前のクラヴァリがともに行動していたテパステとの会話中に何やらストーリーのキーワードとなる言葉を発しています。では、クラヴァリとは何者なのか？ここからはクラヴァリの特徴や死因を解説していくためぜひご覧ください。

• 作品タイトル：メイドインアビス
• ジャンル：ダークファンタジーアドベンチャー
• 作者：つくしあきひと
• 掲載誌：WEBコミックガンマ
• 巻数：既刊10巻(2021年7月時点)

それではまず、クラヴァリが登場する『メイドインアビス』の作品情報から見ていきましょう。『メイドインアビス』とは、WEBコミックガンマにて連載中のダークファンタジーアドベンチャー漫画です。2020年2月時点でシリーズ累計発行部数は333万部を突破しており、人類最後の秘境と呼ばれる巨大な縦穴「アビス」に挑む探窟家たちの活躍を描いた作品となっています。

ここでは『メイドインアビス』のあらすじを簡単にまとめていきます。人類最後の秘境と呼ばれる巨大な縦穴「アビス」に挑む探窟家見習いのリコは、ある日人間の少年そっくりのロボットと遭遇しました。そこでリコはその少年にレグという名前を付け、自身が暮らす孤児院へ連れていきます。こうして、リコとレグはそれぞれの目的を果たすべく、アビスの深層を目指すことに…

• 名前：クラヴァリ
• 年齢：不明
• 職業：探掘家
• ランク：黒笛
• 所属探掘隊：無し
• 好きな食べ物：ハモロゲ丼

『メイドインアビス』に登場するクラヴァリは、サポ爺から「単独行の天才」と評されている探掘家です。他に伝わりにくい独特の挨拶言葉「ディホーデ」を使うのが特徴。初登場の時点で死亡していることに加え、死亡する経緯や死因、探掘家として活動する話が非常に少ないため不明点が多い人物です。

初登場時に死亡しているクラヴァリですが、名の知れた探掘家です。探掘家のランクは、ボルグと同様に黒笛。ザポ爺に「単独行の天才」と評されるほどの実力を持っていたゆえに探掘隊に属しておらず、いつも単独でアビスに挑んでいたようです。アビスは深層に行けば行くほど原生生物の危険性も高くなっていくため、それを単独で踏破していくクラヴァリはかなりの実力を有しているのが窺えます。

ボルグと同様に黒笛の探掘家でありながらも、初登場時点で遺体となって発見されたクラヴァリ。サポ爺に「単独行の天才」と評されるほどの実力を持っていたのにも関わらず、なぜ彼は死亡してしまったのでしょうか？そこで、ここからはクラヴァリがなぜ死亡したのか、その疑問を初登場回や死因、死亡までの経緯を考察し明らかにしていきます。

クラヴァリの初登場回は漫画『メイドインアビス』の11巻第62話です。乾燥して遺体となっていたところをリコたちに発見されており、既に初登場時には死亡しています。

死亡する前のクラヴァリを見ることができるのは、オースを中心に描いた外伝的作品「ハワユ―ドコカ＃04(3話までは単行本6巻に収録されている)」です。ハワユ―ドコカ＃04の序盤では、オースの酒場「滑落亭(かつらくてい)」にて、好物のハモロゲ丼を食べているクラヴァリの姿がありました。その後、クラヴァリはラストダイブに挑んでいます。

初登場時点で既に死亡していたクラヴァリですが、生前の姿が確認できる「ハワユ―ドコカ＃04」にて死亡までの経緯・死因が描かれています。まず、死因は脱水症状と衰弱です。クラヴァリはこの死因に至る直前まで呪詛船団(ヘルヘックス)の追跡から逃れようとしていました。その後呪詛船団と対峙し戦闘に発展します。

その結果、クラヴァリは左手に重傷、肋骨折、左足骨折と身体に大きなダメージを負ってしまいます。そしてクラヴァリは命綱無しで崖を降り、テパステと合流しようとします。しかし、「もう一節分、足を休めたら、再び立ち上がる」と自分に言い聞かせて最後の瞬間まで生きようとするも、結局動くことができずに前述の死因で死亡してしまいました。

最後までもがいて死亡したクラヴァリの姿は言い知れない迫力があり、その姿にファプタは怯えていました。そして、死亡する直前にテパステと合流しようとしているのですが、これはクラヴァリとテパステが二人で探掘していたからです。

黒笛のクラヴァリは単独行の天才と呼ばれていたことから単独行動が多かったと思われるため、この時は何か明確な目的があったのでしょう。では、クラヴァリとテパステはどんな関係を築いているのでしょうか？ここからは、クラヴァリとテパステの関係を明らかにしていくのでぜひ参考にしてください。

『メイドインアビス』に登場するテパステは、黒笛のクラヴァリとは違って笛無し(探窟家の証である笛を下げていない)の探窟家です。上昇負荷によって変質した髪型と髪色をしているのが特徴。クラヴァリのことは「先輩」と呼んでおり、彼のラストダイブに同行しています。人間観察に優れているため、祈手のギャリケーが仮面を被っていない状態であっても識別することができていました。

テパステがクラヴァリのことを「先輩」と呼んでいる一方、クラヴァリは彼女とフランクに話していることから、二人は探掘家同士、良好な関係を築いているのが分かります。また、クラヴァリがラストダイブに挑む際、それにテパステが同行していることから良き探掘のパートナーでもあるようです。

クラヴァリとテパステは探掘の良きパートナーであるものの、探掘家のランクが異なるため、それ相応に実力差が出てきてしまいます。ネット上では二人が恋人同士だという噂が出てきているのですが、それが実力差を埋めてパートナーになる理由となっているのでしょうか？そもそも、恋人同士と噂されるようになった原因は作中での二人のやり取りです。

テパステが「先輩！このあと一発やっていきません？」と言ってクラヴァリを誘惑し、それにクラヴァリが「やらん。出発前はツキが落ちる」と断っていることから、明らかに二人は肉体関係を持っていることが窺えます。また、クラヴァリの口ぶりからテパステが冗談で言っているのではないことが分かります。ただ、テパステがクラヴァリのことを「先輩」と呼んでいることから、二人は恋人同士ではない可能性が高いです。

漫画『メイドインアビス』の11巻第62話の初登場時回では、脱水症状と衰弱といった死因で死亡していたクラヴァリですが、彼とテパステの会話にはストーリーを読み進めていく上で重要なキーワードが登場していました。そのキーワードというのが「巫女」と「巣窟」です。そこで、ここからは巫女と巣窟について考察していきます。

「ハローハワユ#4」では、クラヴァリがテパステに「二層の痕跡が今回の大探掘で尻尾を掴まれる」と言ったのに対して、テパステが「巫女は大丈夫か」と返答しています。

この会話の中で出てくる巫女についてですが、探窟隊「呪詛船団」に所属しているニシャゴラが発見したテパステを「巫女の手先」と断じて捕らえようとしていること、ナナチがミーティに聞かせていた「ハリヨマリの歌」に「奈落巫女」が出てくることの二つの要素から「奈落の底で待つ者」のことを示している可能性があります。

また、リコ宛てに「奈落の底で待つ」という内容が書かれた手紙が届いているのですが、もしかするとリコ宛てに手紙を送った者こそが巫女なのかもしれません。

クラヴァリはテパステの「巫女は大丈夫か」という発言に対して「後でたっぷり訊かせてもらおう」と返答しているのですが、実はこの後、クラヴァリの「他のはどうしてる？」という問いかけに対し、テパステが「手紙以上のことは知らない。『巣窟(ネスト)』じゃないか」と返答しています。

この会話に出てくる巣窟とは何か？おそらく、巣窟とはクラヴァリがラストダイブの経由として「巣窟経由」と語っていることから、クラヴァリが所属している探掘隊のことを示している可能性が高いです。

『メイドインアビス』に登場するクラヴァリについて、初登場回となった『メイドインアビス』の11巻第62話やオースを中心に描いた外伝的作品「ハワユ―ドコカ＃04」をもとに死因、死亡までの経緯を解説しつつ、テパステとの関係と会話内容を考察してきました。

初登場時には既に死亡していたクラヴァリですが、ストーリーを読み進めていく上で重要なセリフを発しているようです。では、そんなクラヴァリについて、ネット上ではどのような感想や評価があがっているのでしょうか？ここからはネット上に寄せられたクラヴァリに関する感想や評価を紹介していくのでぜひ最後までご覧ください。

『メイドインアビス』に登場する黒笛のクラヴァリの死因に関する声があがっています。どうやら、この方はクラヴァリの死因・脱水症状をもとに水分補給の重要性を説いているようです。投稿された画像には脱水症状によって衰弱している自身を省みているクラヴァリの姿があります。クラヴァリの見た目からはその脱水症状という死因が意外に思う方もいらっしゃるかもしれません。

『メイドインアビス』に登場する黒笛のクラヴァリの見た目に関する声があがっています。どうやら、この方はクラヴァリの筋肉質で大柄な体格を高く評価しているようです。探掘家のランクは黒笛ですが、見た目だけで見れば白笛であっても不思議ではないのかもしれません。実際、ザポ爺に「単独行の天才」と評されるほどの実力を持っているのでこれから活躍していきそうなキャラクターだったと言えるでしょう。

『メイドインアビス』に登場する黒笛のクラヴァリの死因に関する声があがっています。こちらではクラヴァリが六層の罠をどうやって回避したのかという疑問点に加え、脱水症状という死因が呪詛船団が仕掛けていた罠の可能性が考察されています。クラヴァリに関する謎はストーリーを読み進める上で重要な要素の一つなのかもしれません。これを機にクラヴァリの謎を考察してみると良いでしょう。

『メイドインアビス』に登場するクラヴァリのパートナー・テパステに関する声があがっています。どうやら、この方はテパステが白笛持ちなのではないかと考えているようです。その理由が白笛で起動する祭壇を黒笛のクラヴァリと笛無しのテパステが通ろうとしていたからだというもの。

白笛持ちの疑惑が浮上しているテパステは一応笛無しと言われています。なぜなら、テパステが探掘家の証である笛を下げていないからです。ただ、テパステは謎が多いキャラなので、白笛で起動する祭壇を黒笛のクラヴァリとともに通ろうとしていたのが、白笛を持っていたからだとすればテパステが白笛である可能性も出てきます。これを機にテパステについてチェックしてみると良いかもしれません。

『メイドインアビス』に登場する黒笛のクラヴァリについて、初登場回や死亡までの経緯を解説してきましたがいかがでしたか？クラヴァリは漫画『メイドインアビス』の11巻第62話にて、死因・脱水症状によって死亡している状態で発見されました。やはり、ネット上ではクラヴァリの死因と謎に関する声が多くあがっているようです。

黒笛であり、サポ爺から「単独行の天才」と評されている探掘家であるクラヴァリが、なぜ呪詛船団(ヘルヘックス)に追跡されていたのか？なぜ脱水症状に陥ったのか？などといったさまざまな疑問が浮上します。そんなクラヴァリの生前の姿を見ることができるのは、「ハワユ―ドコカ＃04」です。これを機に「ハワユ―ドコカ＃04」にてクラヴァリの活躍シーンに注目してみてください。