【となりのトトロ】小トトロがかわいい！名前・年齢や登場シーンを紹介

「となりのトトロ」には表題にあるトトロのほかに、中型の中トトロ、そして白い姿が特徴的な小型の小トトロがいます。どのトトロも人気がありますが、小トトロはその小ささや見た目からかわいいという感想が多いキャラクターです。今回は、そんな小トトロのかわいい魅力や正体といったことを紹介します。

「となりのトトロ」はスタジオジブリ制作の長編アニメーション作品で、公開されたのは1988年です。スタジオジブリ作品としては初期のころの作品ですが、いまなお老若男女問わず愛されている作品。キャッチコピーは「このへんな生きものはまだ日本にいるのです。たぶん。」で、子供のときにしか会えないというトトロなどの不思議な生き物とサツキとメイの姉妹の交流をメインで描いています。

日本だけではなく世界中で愛されている「となりのトトロ」は、定期的に地上波で放送され、2020年8月14日に17回目の放送が行われました。

小学生のサツキとその妹で幼いメイは、母親が入院療養している土地の近くに父親とともに引っ越してきました。空気がきれいな田舎の家で、サツキとメイは真っ黒なかたまりがたくさん住み着いているのを見つけて驚きます。そして、2人はこの土地で生活しているうちに、トトロなど不思議な生き物と出会い交流していく物語が描かれます。

「となりのトトロ」には、そのタイトルにある有名な不思議な生き物トトロが登場します。そのトトロには、もっとも有名な大型のトトロのほかに、青い中型のトトロ、そして白い小トトロがいます。小トトロが描かれるときは、耳と尻尾のようなものが描かれていますが、実際にはほかの2匹のトトロと同じように両手があり、作中でも木の上で両手でオカリナを持って吹いているシーンがあります。

このほか、小トトロと一般的に言われていますが名前があったり、正体についての考察などがされています。小トトロの名前や正体についてはこの記事で紹介していくのでチェックしてください。

「となりのトトロ」に登場する小トトロはかなり小さなサイズで、幼いメイの足の長さほどの体長しかありません。そんな小トトロですが、一般的に呼ばれている「小トトロ」とは違い本当の名前が設定されています。その名前とは「ミン」です。ちなみに、もっとも有名な大トトロですが実は「トトロ」は本名ではありません。

「トトロ」という名前はメイが名づけたもので、トトロの鳴き声が「トトロ」と聞こえたからつけたものでした。ちなみに「トトロ」とは作品の舞台が所沢近郊であることから、「所沢のとなりのお化け」が語源となっているとされています。また、大トトロは「トトロ」が本名ではないとすれば本名はなんでしょうか？その大トトロの本名は「ミミンズク」です。

実際に、大トトロは鳥類のミミズクに似たキャラクターデザインになっています。そして、青い中トトロは「ズク」が本名です。

「となりのトトロ」に登場する小トトロの年齢は109歳です。「となりのトトロ」の舞台は昭和33年(西暦1958年)のため、1849年ころに小トトロが生まれたことになります。1849年というと、日本は江戸時代末期で、ペリーが日本に来航した翌年になります。ちなみに、中トトロの年齢は679歳と小トトロよりかなり昔に生まれています。西暦だと1279年ころの生まれで、日本は鎌倉時代でした。

中トトロが生まれた1279年は元寇(弘安の役)の2年前で、日本は激動の時代にありました。そして、大トトロの年齢は1302歳ととんでもない長寿で、西暦だと547年ころに生まれたことになります。そのときの日本は飛鳥時代がはじまったばかりで、まだ聖徳太子も生まれていないというかなり古い時代です。

「となりのトトロ」に登場する小トトロは、基本的に憶病な性格でメイと出会った時もすぐに逃げようとしました。普段から半透明な姿をしている小トトロですが、見つかりそうな気配を感じると姿を透明にします。メイから逃げたときは、透明になる前に見つかってしまいつかまりました。

「となりのトトロ」の小トトロのかわいい登場シーンとしてもっとも人気があるのは、小トトロの初登場シーンです。性格などの項目で紹介した通り、小トトロは初登場シーンでメイに見つかってしまいます。中トトロと一緒に行動していた小トトロですが、メイが気づく前はのんきにとことこと歩いていて、作中の小トトロ登場シーンのなかでもっともかわいいと評判です。

また、このメイと中トトロ・小トトロの初遭遇のシーンは「となりのトトロ」のなかでも重要なシーンの1つとされています。メイは「ん？みーっけ」と中トトロ・小トトロに言い追いかけていきます。そして追いかけて行った先にいたのは、「となりのトトロ」のメインキャラクターである大型のトトロがいました。このシーンこそメイたちがトトロと出会ったシーンのきっかけとなったのです。

また、メイと中トトロ・小トトロの追いかけっこはコミカルな雰囲気で、「となりのトトロ」という作品の魅力が詰まっているとされています。小トトロの登場シーン自体はあまり多くありませんが、登場シーンではどこでもかわいい姿を見せてくれます。

ここからは「となりのトトロ」に登場するトトロに関する都市伝説を紹介します。都市伝説の1つに、「トトロの正体は死神」という噂があります。この都市伝説が発生したきっかけは、「死期が近い者の前にのみ現れる死神がトトロ」という説ができたためです。その理由を詳しく紹介していきます。「となりのトトロ」の映像で、メイとサツキの影が消えてしまいます。

このことから、サツキとメイはすでに死んでいて幽霊ではないかという都市伝説が生まれ、それがトトロ死神説につながっています。また、「となりのトトロ」のラストシーンでメイとサツキは入院している母親にトウモロコシのお土産を置いていきますが、母親に会うことはありませんでした。これも、すでに2人が亡くなっていて母親からは見えないのではないかという説が生まれます。

このほかにも「となりのトトロ」の都市伝説でメイのサンダルが川に落ちている、お地蔵様にメイの名前が刻まれているといった死を連想させるものが数々あります。このようなさまざまな都市伝説が複合することで、「メイとサツキはすでに死亡している」という説の信ぴょう性が増し、結果的に「トトロは死神」という都市伝説が発生したとされています。

実際は「となりのトトロ」に登場するトトロが死神だという設定はありません。それは先ほど紹介した都市伝説がすべてメイとサツキの死を意味していないことが理由です。メイとサツキの影が消えているのは、2人の死ではなく太陽がてっぺんにある時間帯で影が伸びていないことを緻密に描いたため。また、2人が母親に会わなかったのは元気そうな母親を見て2人が「きっとまた帰ってくる」と安心したためとされています。

メイのサンダルについては、描かれているサンダルのデザインがメイのモノではないこと、そしてお地蔵様についてはそもそもメイの名前が描かれていません。死神説が出ていたトトロですが、そんなことはなく子供にやさしい存在だとされています。

「となりのトトロ」はジブリ作品の中でもかわいいキャラクターが多いことが特徴です。そのため、小トトロがかわいいという感想のほかに、小トトロ以外にも好きなキャラがいるとランキングをつけている方がいました。

中トトロと小トトロがメイから逃げているシーンは、「となりのトトロ」の作中でもとくに人気があり、その姿がかわいくて好きという感想がたくさんあります。

「トトロは死神」という都市伝説はかなり広がっていて、「となりのトトロ」が怖いという方がいました。それでも、小トトロと中トトロがかわいいから見るという方がいます。

「となりのトトロ」に登場する小トトロの年齢や正体、かわいい魅力などを紹介しました。コミカルな動きとデザインでかわいいと評判の小トトロ、そんな小トトロに注目をして「となりのトトロ」を視聴してみてはいかがでしょうか？