勇者、辞めますのネタバレあらすじ！レオが魔王軍に入るまでのストーリーを紹介

2022年6月現在、好評な感想が多数寄せられている勇者、辞めます。勇者、辞めますは勇者のレオが魔王軍で活躍する姿を描いた異世界もののライトノベル作品であり、2022年6月現在までに漫画やアニメなどが制作されています。本記事ではそんな勇者、辞めますの主人公・レオが魔王軍に入るまでのあらすじについてまとめました。またあらすじ以外に登場キャラクターやアニメの声優、感想なども併せてネタバレ紹介していきます。

ではあらすじやアニメの声優、感想などをネタバレ紹介する前に、勇者、辞めますの原作情報とアニメ情報について簡単にご紹介していきます。勇者、辞めますとは2017年の1月から2月まで小説投稿サイト｢カクヨム｣で連載されていたクオンタムのライトノベル作品です。勇者、辞めますは｢カクヨム｣の作品を原作とし、2017年の12月に書籍化されました。この勇者、辞めますの書籍は2018年に完結し、全3巻の単行本が刊行されています。

また勇者、辞めますは2022年の3月から｢富士見ファンタジア文庫｣で文庫版の書籍の刊行がスタートしました。そんな勇者、辞めますは2018年に｢ヤングエースUP｣で漫画化されたことで知名度を上げ、2022年の4月に行われたアニメ化によって人気が爆発することになりました。

上述で少しネタバレ紹介した通り、ライトノベル・勇者、辞めますは2022年の4月にアニメ化されました。2022年の4月に放送がスタートした勇者、辞めますのアニメは｢EMTスクエアード｣という会社が制作しており、小野賢章や本渡楓といった人気声優が多数出演しています。またOPは鈴木みのりが担当しており、東山奈央がEDを歌っています。そんな勇者、辞めますのアニメは2022年6月現在完結しておらず、放送が続いています。

ではここからは勇者、辞めますのレオが魔王軍に入るまでのあらすじについてネタバレ紹介していきます。勇者のレオは魔王軍を倒した力を危険視され、人間の国から追放処分を受けます。人間の国から追放されたレオは魔王城の門を叩き、魔王軍に入るために魔王エキドナへ履歴書を提出しました。魔王エキドナは過去に勇者レオに敗北したため、自身満々に採用試験を受けに来た勇者レオを追い出します。

不採用になった勇者レオは諦めることが出来ず、魔王軍の四天王に二次試験の実施をお願いしました。この時魔王軍四天王は勇者レオから魔王軍に入りたい理由を聞き、正体を隠すことを条件に勇者レオを採用します。これにより勇者レオは正体を隠したまま魔王軍で働くことになるのでした。

魔王軍に入った勇者レオは自身の名前を｢オニキス卿｣と偽り、初仕事の｢炉への魔力供給｣を任されます。魔王城は4つの炉の魔力供給で維持していたものの、担当する四天王の1人・シュティーナの多忙で上手く機能していませんでした。初仕事を与えられたレオは本来シュティーナしか出来ない｢炉への魔力供給｣を30分と2時間で完了し、簡単に仕事を終えます。しかしレオはシュティーナの地雷を踏み、彼女を怒らせてしまいました。

初仕事を無事終えたレオはその後、獣将軍リリが担当する兵站部隊の手伝いを任されます。獣将軍リリは非常に頭が悪く、大量にクレームが届くほど兵站部隊を管理出来ていませんでした。そこでレオは仲間と協力して薬草を採りに行かせ、リリに部下との連携を学ばせようとします。残念ながらリリはレオの課題を力だけで突破します。しかしリリは部下との連携で仕事が楽になると知り、兵站部隊が上手く機能するようになりました。

魔王エキドナはある日、シュティーナの口からオニキス卿のお陰で仕事が楽になったことを聞きます。そこで魔王エキドナは飲み会を開催し、オニキス卿と会うことにしました。飲み会に参加したレオは顔を隠してオニキス卿になりきり、ハラハラしながら魔王エキドナと話します。しかしレオは魔王エキドナの本心を聞き、自身の正体がレオだと明かそうとします。するとシュティーナが現れ、2人に驚きの書き置きを見せるのでした。

シュティーナが持ってきた書き置きは無影将軍メルネスのものであり、旅に出るから探さないよう記載されていました。その書き置きを見たレオはメルネスの下へ行き、事情を聞きます。実はメルネスは面接官の仕事を控えていたものの、コミュ症であり、それを治すために旅に出たのでした。それを聞いたレオはメルネスにコミュニケーション強化の依頼を受け、女装をしてウェイトレスの仕事をするという修行を彼に与えます。

ひょんなことから女装をして大衆食堂で働くことになったメルネスは真面目に仕事をし、だんだんとコミュニケーション力を身につけていきます。そしてメルネスは無事コミュ症から脱却し、レオとの練習後に面接官の仕事を完遂させるのでした。

シュティーナが持ってきた書き置きにはメルネスの他に、部下の教育に失敗したから自刃するという竜将軍エドヴァルトのメッセージも残されていました。レオはエドヴァルトの娘・ジュリエッタから相談を受け、竜将軍エドヴァルトが部下にどのような教育をしていたか知ります。竜将軍エドヴァルトは脳筋としかいえない考えの持ち主であり、全てのことを出来て当然と部下に教育していました。

それを知ったレオはマシンゴーレムという｢禁忌の兵器｣と竜将軍エドヴァルトを戦わせます。初見で絶対に対応出来ないマシンゴーレムと戦った竜将軍エドヴァルトは苦戦し、ジュリエッタの救援で何とか勝利を飾りました。するとレオが現れ、竜将軍エドヴァルトは初見で対応出来なかったことを怒られます。このレオの叱責により竜将軍エドヴァルトは自身の考えを改め、部下に対して間違った教育をしないようになりました。

魔王エキドナは魔界の再建のために｢賢者の石｣を追い求めていたものの、1週間以内に魔界と人間界の扉｢大霊穴｣が閉じることになります。人間界にいる魔王エキドナはそれを知り、魔界に帰るか否か頭を抱えます。するとオニキス卿は自身の正体がレオだと明かし、魔王エキドナを｢賢者の石｣がある場所へ案内しました。そして正体を明かしたレオは自分の心臓が｢賢者の石｣だと説明し、魔王エキドナと再び戦うことになるのでした。

レオは圧倒的な勇者の力を駆使し、魔王エキドナと四天王を追い込みます。レオに圧倒される魔王エキドナはシュティーナに42秒だけ時間を稼がせ、魔法｢アンチ・レオ｣発動の準備を行います。そして42秒が経ち、レオはわざと魔王エキドナの｢アンチ・レオ｣を受け止めます。｢アンチ・レオ｣の効果でレオは勇者の力が無効化され、四天王の一斉攻撃を浴びました。これによりレオは身体が壊れ、心臓部の｢賢者の石｣が露わになるのでした。

身体を壊されたレオは｢賢者の石｣を300秒以内に取り出すよう魔王エキドナ達に命じます。しかし魔王エキドナや四天王はこれまで助けてくれたレオから｢賢者の石｣を取り出すことに猛反対します。逆に魔王エキドナは魔界と人間界の｢和平特使｣に任じ、正式に勇者のレオを魔王軍へ迎え入れます。これによりレオは人類を悪しき者から守れという暗示が解け、魔王軍の正式なメンバーとして活躍することになるのでした。

ではここからは勇者、辞めますに登場する主要キャラについてご紹介していきます。まずご紹介するレオ・デモンハートとは勇者、辞めますの主人公であり、赤い瞳と整った容姿が特徴となっています。主人公のレオは元々｢デモンハートシリーズ｣という対悪魔用自動成長型成体兵器の第5号として作られ、生まれた時から魔族と戦う宿命を帯びていました。そのためレオは勇者として長年、魔族から人類を守り続けていました。

この経緯から勇者レオは最強の力を持っており、魔王エキドナや四天王が束になっても敵いません。しかし勇者レオは魔王軍を倒した際、その圧倒的な力に恐怖した人間から追放されてしまいます。これにより勇者レオは魔王城へ行き、魔王エキドナの下で働くことを決めました。

2人目にご紹介する勇者、辞めますのキャラクターはエキドナです。勇者、辞めますに登場するエキドナとは魔界を統べる魔王のキャラクターであり、二本の角とピンク色のロングヘアーが特徴となっています。エキドナは魔王でありながら不必要な武力行使を嫌う人格者な性格をしており、｢賢者の石｣で荒廃した魔界を救おうとしています。そんな魔王エキドナは当初レオを追い出すものの、魔王軍を立て直す姿を見て彼を仲間と認めました。

3人目にご紹介する勇者、辞めますのキャラクターはシュティーナです。勇者、辞めますに登場するシュティーナとは魔王軍四天王の1人にあたる淫魔であり、金髪と眼鏡が特徴となっています。シュティーナは魔王軍で｢魔将軍｣と呼ばれており、生真面目な性格で様々な仕事を請け負いながら魔王軍の中枢を支えています。しかしシュティーナはトラブルに弱い一面から過労死寸前にあり、作中で勇者レオに救われることになりました。

4人目にご紹介する勇者、辞めますのキャラクターはリリです。勇者、辞めますに登場するリリとは魔王軍四天王の1人にあたる疑似獣人であり、獣耳と幼女体型が特徴となっています。リリは｢獣将軍｣として兵站を管理しているものの、頭がかなり悪く、クレームばかり集まっていました。しかしリリは勇者レオに仲間と協力することを教えられ、立派な兵站の管理者に成長します。その後リリはレオに惚れ、婚姻を迫るようになりました。

5人目にご紹介する勇者、辞めますのキャラクターはメルネスです。勇者、辞めますに登場するメルネスは｢無影将軍｣と呼ばれる魔王軍四天王の半人半魔であり、片目を隠した銀髪が特徴となっています。メルネスは幼少期に人間の両親に捨てられ、暗殺者ギルドに拾われました。この過去からメルネスは人間のことを異常なほど毛嫌いしています。そんなメルネスはレオの指導でウェイトレスを経験し、コミュ症を治すことに成功しました。

6人目にご紹介する勇者、辞めますのキャラクターはエドヴァルトです。勇者、辞めますに登場するエドヴァルトとは｢竜将軍｣と呼ばれる魔王軍四天王の竜人族であり、赤い髭と屈強な身体が特徴となっています。エドヴァルトはジュリエッタという娘が弱点であるのですが、魔王軍四天王で屈指の戦闘力を持っています。作中でエドヴァルトは部下にパワハラな教育を行っていたものの、レオに叱責され、自身の教育方針を改めました。

ではここからは勇者、辞めますのアニメに出演している声優について一覧でご紹介していきます。まずアニメ勇者、辞めますで主人公のレオを演じた声優は小野賢章です。レオを演じた小野賢章とは2001年にデビューしたアニモプロデュース所属の声優兼俳優であり、アニメ｢黒子のバスケシリーズ｣の黒子テツヤ役やアニメ｢ジョジョの奇妙な冒険黄金の嵐｣のジョルノ・ジョバァーナ役などで知られています。

アニメ勇者、辞めますでエキドナを演じた声優は本渡楓です。アニメ勇者、辞めますでエキドナを演じた本渡楓とは2015年にデビューしたアイムエンタープライズ所属の女性声優であり、2022年6月現在までにアニメ｢ゾンビランドサガ｣の源さくらやアニメ｢見える子ちゃん｣の百合川ハナ、アニメ｢戦×恋｣の早乙女七樹などを演じています。

アニメ勇者、辞めますでシュティーナを演じた声優は伊藤静です。アニメ勇者、辞めますでシュティーナを演じた伊藤静とは2003年にデビューした賢プロダクション所属の女性声優であり、2022年6月現在までにアニメ｢とある魔術の禁書目録｣の神裂火織役やアニメ｢ハヤテのごとく！｣の桂ヒナギク役などを担当しています。また伊藤静は歌手としても活動しており、人気アニメの主題歌を多数歌っています。

アニメ勇者、辞めますでリリを演じた声優は大和田仁美です。アニメ勇者、辞めますでリリを演じた大和田仁美とは2013年にデビューした青二プロダクション所属の女性声優であり、2022年6月現在までにアニメ｢アリスと蔵六｣の紗名やアニメ｢はねバド！｣の羽咲綾乃、ゲーム｢ウマ娘｣のスマートファルコンなどを演じています。

アニメ勇者、辞めますでメルネスを演じた声優は内山夕実です。アニメ勇者、辞めますでメルネスを演じた内山夕実とは2005年にデビューした大沢事務所所属の女性声優であり、アニメ｢Aチャンネル｣のナギ役やアニメ｢ニセコイ｣の宮本るり役、アニメ｢無職転生｣のルーデウス・グレイラット役などで有名となっています。

アニメ勇者、辞めますでエドヴァルトを演じた声優は稲田徹です。アニメ勇者、辞めますでエドヴァルトを演じた稲田徹とは1994年にデビューした青二プロダクション所属の男性声優であり、2022年6月現在までにアニメ｢∀ガンダム｣のハリー・オード役やアニメ｢BLEACH｣の狛村左陣役、アニメ｢キルラキル｣の蟇郡苛役などを担当しています。

ではここからは勇者、辞めますに関する感想についてネタバレ紹介していきます。勇者、辞めますに関する感想で多く寄せられていたのは勇者、辞めますが面白いといった感想です。勇者、辞めますは勇者のレオが魔王軍を改革する作品であり、そこまで戦闘シーンが多くありません。しかし戦闘がない分キャラ同士の会話やキャラの心情などが深く描かれており、勇者、辞めますは面白いと非常に高い人気を博しています。

勇者、辞めますに関する感想では勇者、辞めますのキャラクターがかわいいといった感想も多く寄せられていました。上述の感想でネタバレ紹介した通り、勇者、辞めますはキャラの心情やキャラ同士の会話に重きを置いた異世界もの作品です。それに加えて勇者、辞めますは全ての女性キャラが可愛らしく、ストーリーに華やかさを与えています。このかわいい女性キャラは勇者、辞めますが人気を博す大きな理由の1つとなっています。

勇者、辞めますに関する感想では勇者、辞めますがつまらないといった感想も見受けられました。確かに勇者、辞めますは高い人気を博す異世界もの作品です。しかし設定や導入が異世界もの作品にありきたりな内容となっており、つまらないと感じる方も少なくありません。なので近年流行している異世界もの作品が苦手な方にはあまり勇者、辞めますをおすすめ出来ないといえるでしょう。

本記事では勇者、辞めますについてあらすじやアニメの声優、感想などをネタバレ紹介しました。確かに勇者、辞めますは近年流行している異世界もの作品の1つです。しかし勇者、辞めますは勇者が魔王軍で活躍するといった珍しい内容の作品となっており、他の異世界もの作品とは違う面白さを味わえます。なのでもしまだ見たことが無い異世界もの好きの方は是非一度、勇者、辞めますのシリーズをチェックしてみて下さい。