妖怪ウォッチのふぶき姫がかわいい！設定や小学生を萌えさせる理由・秘密を紹介

今や誰もが一度は耳にした事があるであろう『妖怪ウォッチ』。特に小学生がいる家庭では知らない人はいないのでは無いでしょうか。『妖怪ウォッチ』は名前の如く、妖怪を見る事が出来る不思議な時計が軸となるストーリーで、そのアイテムをと通して数多くの個性的な妖怪が登場します。

『妖怪ウォッチ』に登場する妖怪の数は、単体で約396種類と言われていますが、パワーアップ版やミニサイズ版といったバージョンが違う姿、妖怪ウォッチのゲームでしか登場しない妖怪も含めると、500種類以上はあると言われています。そんな数多くの妖怪の中で、小学生の間で『かわいい、萌える』と大人気の妖怪が存在します。それが、今回調査する『ふぶき姫』という妖怪です。

妖怪ウォッチのキャラクターの中でかわいいと人気の『ふぶき姫』。確かにかわいい見た目ですが、それだけが人気の理由では無いようです。では、小学生達を引きつける彼女の魅力とは一体何なのか。その謎について、理由は元より『ふぶき姫』の秘密も合わせて今回調査しましたのでご紹介します！

『妖怪ウォッチ』について簡単にですがご紹介したいと思います。『妖怪ウォッチ』が公になったのは、2012年12月15日に『月刊コロコロコミック』にて連載が開始になった時です。妖怪ウォッチは、元々福岡県福岡市に拠点を置くゲームソフト開発・販売会社『株式会社レベルファイブ』が、「イナズマイレブン」「ダンボール戦機」に続くクロスメディアプロジェクト作品として手掛けた物でした。

妖怪ウォッチの連載が開始された翌年の2013年7月11日、ニンテンドー3DSソフトとして『妖怪ウォッチ』が発売されました。販売本数は時間が経つと共にゆるゆると売上を伸ばして行き、その波は平凡な売れ行きでした。

しかし、ゲームソフトを販売した半年後の2014年1月8日からテレビアニメ妖怪ウォッチの放送が開始されると、一躍注目を集めました。そして放送から3日後の1月11日に『DX妖怪ウォッチ』『妖怪メダル』が発売されると、小学生の間で爆発的なブームを引き起こしたのです。販売から約1ヶ月程度で妖怪メダルは累計300万枚以上を売り上げ、各地で完売状態となり、生産が追いつかないほどの人気商品となりました。

爆発的な人気の火付け役となった、アニメの『妖怪ウォッチ』について簡単に説明します。さくらニュータウンという街に住んでいるごくごく普通の小学5年生、天野景太が、とある夏の日に森で虫取りをしていると、何とも怪しげな古びたガチャガチャマシンと遭遇。マシンから聞こえる歌に載せられて、景太は100円を投入し、ガチャガチャを回してみます。すると、「ウィスパー」と名乗る白いオバケのような妖怪が現れます。

ウィスパーは自らを「妖怪執事」であると伝え、封印を解いてくれたお礼に景太の執事になる、と申し出ます。嫌々ながらも景太はウィスパーを家へ連れて帰ると、家ではとんでもない事が！普段仲の良い両親が喧嘩をしていました。困惑する景太の横で、連れてきたウィスパーが「これは妖怪の仕業です」と伝えるのです。でも景太には妖怪の姿など見えません。そこで、ウィスパーが景太にある物を渡します。

それが『妖怪ウォッチ』でした。それは、妖怪の姿が見えるようになる不思議な時計。妖怪ウォッチを手にした景太が妖怪ウォッチのライトを当てると、そこにはウィスパーが言った通り、妖怪の姿が！妖怪ウォッチを手に入れた景太は、それ以降様々な場所に出没する妖怪と友達になり、その妖怪と協力をして街に起こる不思議な現象や問題を解決して行きます。言葉遊びやパロディを含んだ、ギャグテイストのアニメとなっています。

妖怪と友達になる際に登場するのが、『妖怪メダル』というメダルです。妖怪と景太が「ともだちの契約」をする事で妖怪から『妖怪メダル』を貰うことができ、その妖怪メダルを景太が持つ妖怪ウォッチにはめる事で友達になった妖怪を召喚する事が出来るようになります。このメダルが爆発的な大ヒットとなり、空前の『妖怪ウォッチブーム』を巻き起こしたのです。

アニメ放送が始まった同年の5月25日には、アニメ放送前から発売されていた『3DSソフト妖怪ウォッチ』が100万本を超えてミリオンセラーとなり、7月10日に続編として発売された『妖怪ウォッチ元祖/本家』は、発売4日目にしてパッケージ版の売上が128万本を超え、早々に3DSソフト『妖怪ウォッチ』の販売本数を上回りました。

そして同年12月20日には映画作品『映画　妖怪ウォッチ　誕生の秘密だニャン！』を公開。興行収入は公開2日間で16億円を超え、東宝映画史上最高記録を更新させました。他にも妖怪ウォッチは、小学館DIMEトレンド大賞で大賞、「新語・流行語大賞」でベスト10に選出、Yahoo！検索対象のアニメ部門受賞など、様々な快挙を成し遂げました。

現在、ピーク時と比べれば人気の波は落ち着きましたが、アニメは継続しており、現在はダーク・ホラー要素を多く含んだ『黒い妖怪ウォッチ　妖怪ウォッチ　シャドウサイド』が放送されており、妖怪ウォッチも様々な形に変化を遂げて、現在も尚、子供達の心を掴んでいます。

爆発的なブームを巻き起こした妖怪ウォッチ。登場する多くの妖怪の中で、かわいい、と絶大な人気を誇るキャラクターが存在します。それが、『ふぶき姫』です。

青い髪を白銀の髪留めでまとめ、水色の着物を着用。妖怪ウォッチに登場する妖怪の中でも数少ない人型の妖怪であり、ふわふわと宙を浮く動きと可愛らしい外見から、『かわいい、癒し』と人気が高い『ふぶき姫』。そんなふぶき姫のアニメの設定についてご紹介したいと思います。

アニメ妖怪ウォッチに登場するふぶき姫の設定は、夏に雪を降らせたり、火山を雪山に変える事が出来たりと自由自在に凄まじい力の冷気を操る事ができます。メラメライオンなどの熱い系妖怪達と仲良くなりたいが為に自ら積極的に交流をはかりますが、ふぶき姫の想いが強すぎ、冷気パワーで彼らを凍らせてしまう事もしばしば。

そんなふぶき姫は、熱い系妖怪達からは天敵のような存在に見られていますが、当の本人は純粋に「仲良くなりたい」だけなので、彼らにどう思われているかなど気づいていません。そんな純粋な心を持つふぶき姫ですが、稀に腹黒い部分を見せることもあり、かわいい中でたまに見られる黒い部分が、また人気の一つになっているようです。

可愛いと人気のふぶき姫ですが、強烈な冷気を生み出す事が出来る少女妖怪『妖怪ゆきおんな』の進化系が『ふぶき姫』だそうで、妖怪ゆきおんなが白銀の髪留めを手に入れ、それを頭につけると『ふぶき姫』に進化する、という設定となっています。

進化後の『ふぶき姫』と進化前の『妖怪ゆきおんな』では全く性格が違い、『ふぶき姫』は純粋だがトラブルメーカーという設定に対し、『妖怪ゆきおんな』はおっとりした性格の設定になっているそうです。寝ている時は髪止めを外しており、ふぶき姫が普段、「仲良くなりたい」と思っているあつい系妖怪達から、ゆきおんなが『ふぶき姫』に進化しないために白銀の髪止めを隠してしまう、というシーンもアニメで描かれました。

妖怪ウォッチの『ふぶき姫』がなぜこんなにも小学生に人気であり、萌えさせるのか。いよいよその理由について細かく紐解いていきましょう！

まず『ふぶき姫』において人気の理由として外せないのが、そのかわいい外見です。ふぶき姫は妖怪ウォッチのアニメで、主要キャラクターとして登場しているジバニャンやコマさんと同じ『プリチー族』の妖怪です。分類分けの時点で既に『かわいい』部類に入っています。かわいいと評判のデザインの着物を着ており、長い髪の毛をお洒落な髪留めでまとめ、ふわふわと浮かんで移動するその姿に、多くの小学生が心を奪われました。

そして何より笑顔がかわいいと話題に！ふぶき姫から発せられるこのかわいい笑顔に、小学生だけでなく、一緒に妖怪ウォッチを見ていた親御さん達も心を鷲掴みにされたのではなでしょうか。

また、かわいいと人気のふぶき姫ですが、妖怪ウォッチ第119話『開幕！妖1グランプリ』では、妖怪ハナホ人に取り憑かれ、「ヤダヤダ誰か止めてー！」という声も虚しく鼻をほじらされる、というシーンがありました。流石に人気の高いふぶき姫の鼻をほじるシーンについてはオールカットの配慮がありましたが、大恥をかいたふぶき姫は恥ずかしさのあまり砂漠ごと他の妖怪を凍らせた、というシーンも描かれました。

妖怪ウォッチに出てくる妖怪の中でも、格段にかわいいと人気のふぶき姫ですが、実はふぶき姫のカラーバリエーションがあり、彼女の色違いで他にも何人か別のキャラクターが存在しますので、ご紹介します。

まず見た目はふぶき姫ですが、着ている着物や髪の毛は赤色がベースの女の子。名前を『椿姫（つばきひめ）』と言います。椿の花から生まれた妖怪で、あまりの美しさから一国の姫として迎えられ、椿の花が持つ「癒しの力」で国民からの人気は絶大、という設定なのだそうです。ゲームで登場したキャラクターですが、アニメの第159話で椿姫はふぶき姫と共演しており、ふぶき姫とはライバル関係にあるようです。

今度は鮮やかな色とは打って変わり、着物や髪の毛、髪留めも黒色で統一された女の子。名前が『百鬼姫（ひゃっきひめ）』と言います。地獄の小国に生まれた姫で、幼い頃から英才教育を受けていたことで妖術は超一流。その代わり、感情を殆ど失っている、という設定のようです。口調が語尾に「〜じゃ」と付けることから、見た目よりも年齢が高いのでは、という見解もあるようです。

椿姫と百鬼姫は、ふぶき姫と共に三人で共演した事がありました。アニメ第210話「みんなで仲良くひなまつり」では、三者三様に腹黒い女の戦いを繰り広げており、見ている小学生達に癒しだけでなく、女の怖さもチラリと見せたシーンとなりました。

また、アニメの方では着物姿だけでなく、制服姿や私服姿で登場する回もあり、いつもとは一味違うふぶき姫を見る事もできます。

そしてここからは、ゲーム上でしか登場していないキャラクターについて紹介します。その中の1人、『ビーチ姫』。「妖怪ウォッチぷにぷに」で登場する妖怪で、ふぶき姫が南の島を堪能するべくサマースタイルに変身した姿のようで、気持ち良さそうに泳ぐ彼女の姿は美しいが、彼女が泳いだ後はキンキンに冷えている、といった設定のようです。ビーチ姫もかわいいとかなり評判となりました。

ゲーム上のキャラクターとしてもう1人、赤い目を持ち髪の毛は暗めな青。髪止めは雪の結晶のようなデザインであり、襟元にふわふわが着いた水色の素敵な着物を着ています。右足首には引きちぎられた足かせが付いており、名前は『極ふぶき姫』。雪の魔神を従えた美女で、魔神の力を解放して全てを凍らせてしまう設定です。彼女は全ての人間と妖怪を凍らせようとしているようで、悪役のような設定ともなっています。

小学生の間で人気の妖怪ウォッチ、そしてふぶき姫ですが、その人気は決して小学生の間だけではありません。ふぶき姫については、実は大人世代もファンが沢山存在し、様々な意見交換やイラストの提案などがやりとりされているのです。

元々、小学生対象の『月刊コロコロコミック』から連載され、ゲームソフトが発売、その後にテレビアニメ化された妖怪ウォッチでしたので、子供対象の作品でした。空前の妖怪ウォッチブームがきた事で、様々な年代の人が妖怪ウォッチを知り、子供だけでなく上記の方の様に、ふぶき姫の外見が可愛くて好きになった、という大人の方も多いのではないでしょうか。

また、上記の方の様に、彼女の外見だけではなく、「腹黒い部分も好き」と言った方もいらっしゃいます。外見がかわいい反面、空気が読めないマイペースな部分や、女独特の腹黒い部分が垣間見える姿は大きなギャップを生み出し、多くの人が彼女のギャップに萌えました。

更に、非常に可愛らしく女の子らしい姿が人気であることから、イラストを描く事が好きな方が集まり、ふぶき姫の様々な絵を考案して公表するなど、漫画やアニメ、ゲームでも見られないふぶき姫のオリジナルな姿がSNS上などで楽しめる様になっています。

そんなかわいい妖怪ウォッチのふぶき姫ですが、彼女の声は一体何方がやっていらっしゃるのでしょうか？ここで、ふぶき姫の声優を務めている方を紹介したいと思います。

妖怪ウォッチのふぶき姫の声優を務めていらっしゃるのが、『遠藤綾（えんどうあや）』さんです。山形県出身で、1980年2月17日生まれのO型。オフィスPACに所属しており、声優業はアニメに留まらず、ゲームや吹き替え、ナレーションにまで及びます。2001年から声優活動をスタートされ、現在に至るまでに様々なキャラクターの声優を演じて来られました。

2007年に『らき☆すた』の高良みゆき役で地名度を上げ、オープニングテーマ「もってけ!セーラーふく」が第12回アニメーション神戸で主題歌賞を受賞。2008年には第2回声優アワードにて平野綾・加藤英美里・福原香織と共に歌唱賞を受賞、翌年の第3回声優アワードでは助演女優賞を受賞しています。以降『マクロスF』でシェリル・ノーム役を、『おそ松さん』でトト子役を演じるなど、現在も大活躍されています。

妖怪ウォッチでふぶき姫役を演じていらっしゃいますが、妖怪ウォッチで担当しているキャラクターは、実はふぶき姫だけではありません。妖怪ウォッチの中で主要キャラクターでもあるフミちゃん、コマさん、コマじろうを始め、ブドウニャンやエメラルニャンなど、一話完結で登場する様な細かい妖怪達の声も担当されているのです。回によっては登場するキャラクターの殆どを担当する事もあり、遠藤さんの実力の高さが伺えます。

今回、妖怪ウォッチで人気が高いふぶき姫について紹介しました。小学生の間で大人気の妖怪ウォッチですが、ふぶき姫について調べて見ると、沢山の妖怪がいる中で老若男女問わずふぶき姫に注目が集まる理由が分かる気がします。外見がかわいいのは非常に魅力的ですが、それだけでなく、彼女のキャラクター設定も様々な人を惹きつける魅力になっていました。

現在は『妖怪ウォッチ　シャドウサイド』がアニメで放送中ですが、妖怪ウォッチ　シャドウサイド編で登場するふぶき姫は上記で紹介した外見よりもずっと大人びており、見目麗しいと話題の美女に成長して登場します。前作の妖怪ウォッチで可愛らしいと評判のふぶき姫の魅力を堪能してから、現在放送中の『妖怪ウォッチ　シャドウサイド』のふぶき姫をご覧頂くと、また違った楽しみ方ができるかもしれません！