【当て屋の椿】イノはかわいい長屋の居候!顔の傷ができた理由と意味は?

「当て屋の椿」に登場するイノというキャラクターをご存知でしょうか?「当て屋の椿」に登場するイノは、絵師の鳳仙に想いを寄せているかわいい女の子ですが、大きな顔の傷があるキャラクターになっています。そこで今回は「当て屋の椿」に登場するイノについて、顔の傷ができた理由と、顔の傷をつけた意味、さらには死亡したコヅチというキャラクターとの関係などを詳しくご紹介していきます。

【当て屋の椿】イノはかわいい長屋の居候!顔の傷ができた理由と意味は?のイメージ

目次

  1. 当て屋の椿のイノとは?
  2. 当て屋の椿のイノはかわいい長屋の居候!魅力を紹介
  3. 当て屋の椿のイノの顔の傷の理由と意味・コヅチとの関係
  4. 当て屋の椿のイノに関する感想や評価
  5. 当て屋の椿のイノまとめ

当て屋の椿のイノとは?

「当て屋の椿」に登場するイノとは、顔の傷がある女の子で、絵師の鳳仙に想いを寄せている様子がかわいいと人気になっているキャラクターです。そこで今回はそんな「当て屋の椿」に登場する顔の傷を持つイノについて、顔の傷がついた理由と意味なども合わせてご紹介していきます。

当て屋の椿の作品情報

当て屋の椿の概要

イノが登場する「当て屋の椿」の作品情報についてご紹介していきます。「当て屋の椿」は江戸時代を舞台にした謎解きをテーマにした漫画作品で、原作者は川下寛次先生です。「当て屋の椿」は2008年から連載が開始され、2022年5月現在までに17巻の単行本が発売されています。2020年12月からは「当て屋の椿」は「ヤングアニマル」からウェブ漫画サイトの「マンガPark」へ移籍されており、多くのファンの心を魅了しています。

当て屋の椿のあらすじ

イノが登場する「当て屋の椿」のあらすじについてご紹介していきます。浮世絵師の鳳仙は、本業では生計を立てられず、副業として春画絵師をしていました。ある日鳳仙がモデルとして描いた女性が変死を遂げ、その遺体から耳を切り取られる事件が起きました。鳳仙は娘の死を嘆く両親に耳を返してあげたいと考え、探し物が得意だという「当て屋」の椿の元を訪れ、鳳仙と椿の謎解きが始まっていきました。

イノのプロフィール

「当て屋の椿」に登場するイノのプロフィールをご紹介していきます。イノは元々古着問屋に出入りしていた湯灌場買いとして生計を立てていました。湯灌場買いとは亡くなった人から服などの装飾品を貰い、それを売って生計を立てている者達の事で、一部では「死体漁り」と忌み嫌われていました。そんなイノですが、出入りしていた古着問屋がなくなってしまい路頭に迷っていたところを鳳仙に拾われ、長屋に住む事になりました。

当て屋の椿 1|白泉社

当て屋の椿のイノはかわいい長屋の居候!魅力を紹介

「当て屋の椿」に登場するイノは、前述したように湯灌場買いをしていましたが、職を失くし路頭に迷っていたところを鳳仙に誘われ長屋へやってきました。鳳仙に拾われた事で、まるで子犬のように鳳仙の後をついて歩くイノの姿はかわいいと話題になっていますが、次はそんなイノのかわいい魅力についてご紹介していきます。

かわいい魅力①長屋の仲間として登場

着物を着ている女性の写真

イノのかわいい魅力1つ目は、長谷の仲間として登場したところです。鳳仙が身を置く長屋には、様々な職業の人が住んでおり、それぞれが助け合って生活をしていました。鳳仙は行き場を無くしたイノを放っておく事はできず、「長屋へ来ればいい」と自身の住む長谷へ誘いました。当初は「俺のところへ来い」という意味かと誤解されていましたが、実際は鳳仙の部屋へイノが居候し、鳳仙は別の住民の部屋へ居候する事になりました。

かわいい魅力②鳳仙が大好き

イノのかわいい魅力2つ目は鳳仙が大好きなところです。イノは鳳仙に拾われたようなもので、孤独に生きてきたイノにとって手を差し伸べてくれた鳳仙は恩人でした。そしてそれ以上の感情もイノは抱いており、鳳仙の事が大好きである事が分かる描写が度々登場しています。そんなイノの「鳳仙が大好き」という様子は非常に可愛らしく、他の女性との絡みに嫉妬するイノの姿などが「かわいい」とファンからは好評になっています。

かわいい魅力③一生懸命なところ

イノのかわいい魅力3つ目は一生懸命なところです。イノは長屋に居候する事になり、鳳仙の身辺の世話をしようと奮闘しますが、不器用で失敗する事も多く、鳳仙が迷惑をかけられる事も少なくはありません。しかし鳳仙の為に一生懸命に尽くすイノの姿は、健気でいじらしく、鳳仙もそんなイノを邪険にはできず大切にしていました。そんなイノの鳳仙へ懸命に尽くす姿が「かわいい」とファンからは人気になっていました。

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当て屋の椿のイノの顔の傷の理由と意味・コヅチとの関係

刀で斬りつける人の写真

「当て屋の椿」に登場するイノと言えば、かわいい顔をしているのに顔の真ん中に大きな傷がある事が印象的なキャラクターです。そこで次はそんなイノの顔の傷について、顔の傷がついた理由と、顔の傷の意味、そしてイノの妹であるコヅチとの関係について詳しくご紹介していきます。

考察①イノの顔の傷の理由と意味

イノの顔の傷は、大きな「×」のような形をしています。このイノの顔の傷はどのようにしてつけられ、どんな意味があるのでしょうか?イノの顔の傷は、棕櫚という男につけられました。それはまだイノが湯灌場買いとして生活していた頃、棕櫚一行と出会い、棕櫚に「湯灌場買いか」と尋ねられました。そんな棕櫚の問いに、イノは自分の事を「数ならぬ身」と言いました。この返答が棕櫚の癇に障ったと言われています。

棕櫚一行と別れたイノは不運にも暴漢に襲われます。そこへ助けに入ったのが棕櫚一行で、数ならぬ身と自分では思っていても、他人には「女」に写るという現実を突きつけられました。そんなイノに、棕櫚は「余計なものを切り落とす」と告げ、顔に大きな「乂(がい)」という文字を刻みました。このように、イノの顔の傷は「×(バツ)」ではなく「乂」という意味がある事が判明しています。

棕櫚がイノの顔の傷に込めた「乂」は余計なものや悪いところを切り落とすという意味があるようで、イノが自分を「数ならぬ身」と表現した事が気になっていた棕櫚は、女として危険に冒されてしまうイノの「余計なもの」を切り落とす為、女性の命とも言える顔に大きな傷痕を残したのではないかと考察されていました。そして椿はイノが棕櫚によって顔の傷をつけられた事は知らず、現在は竜胆が治療を施しています。

考察②イノとコヅチの関係

浴衣の女性の後ろ姿

「当て屋の椿」に登場するイノにはコヅチという大切な存在がいました。コヅチはイノにとって父親が違う妹でした。イノの母親が奉公先の旦那様との間にコヅチを授かってしまった事で、奉公先にも旦那にも見捨てられてしまったイノの母親は、やがて生まれてきたコヅチにひどい虐待を加えていました。そんなコヅチの様子を見ている事しかできなかったイノは、コヅチと自分が入れ替わるという作戦を思いつき、実行しました。

イノとコヅチは入れ替わり、奉公先でそれぞれ異なる待遇を受けました。コヅチとして奉公先へ赴いたイノは、死体漁りを繰り返す辛い日々を送り、イノとして奉公先へ赴いたコヅチは、御隠居様の慰み者として綺麗な着物や食べ物を与えられながら、精神的に辛い日々を送る事になりました。そしてやがてコヅチは針についていた鉛丹の中毒によって精神的に壊れていきました。

考察③コヅチは死亡後も登場する

メモ帳にペンが置いてある写真

鉛丹中毒によって精神的に破壊されていったコヅチは、イノと自分が入れ替わっている事を忘れてしまい、自身をイノと信じるようになっていきました。そして自分にとって都合の悪い事を行なった人には針を飲ませて殺害するようになり、コヅチは多くの人を殺害しました。しかし最後はコヅチは自身も嘘をついていたとして串刺しになり、死亡してしまいます。

このコヅチの死亡の原因ですが、コヅチは自分の事を「イノ」であると信じていましたが、実はそれは嘘で「イノである」という嘘をついていた事を挙げて、「嘘ついたら針千本飲ます」と口にします。こうしてコヅチは鋭利になっていた柵へ串刺しになってしまい、死亡してしまうという悲しい結末を迎えました。しかしコヅチは死亡した後も登場しており、イノが心の中で死亡したはずのコヅチと会話するシーンが描かれていました。

当て屋の椿のイノに関する感想や評価

こちらは「当て屋の椿」に登場するイノがかわいいという方の投稿です。しかし一方で、「当て屋の椿」はキャラクターが多く死亡する事でも有名な作品で、この方は次は誰が死亡してしまうのか気が気ではないそうです。

こちらは広告を見て「当て屋の椿」を読み進め、「当て屋の椿」に登場するイノが本当にかわいいという方の投稿です。イノはいわゆる「子犬系」の女の子で、鳳仙に対し惜しみない愛情を向けています。そんな健気でかわいい姿に、イノのファンは癒されているようです。

この方は過去にも顔の傷がある女の子のキャラクターを好きになっていたそうで、自身が「顔に大きな傷がある女の子が好き」かもしれない事に気付かれたそうです。イノは顔の傷がなければ美少女ですが、そんな顔の真ん中に傷がある事で、よりイノの魅力が増していると感じているファンも少なくないようです。

当て屋の椿のイノまとめ

朝日が当たっている椿の写真

「当て屋の椿」に登場するイノに関するまとめはいかがだったでしょうか?イノの顔の傷は、自分自身を蔑んで生きていたイノに気分を害した棕櫚によって刻まれたもので、「余計な物を切り落とす」という意味の「乂」である事が判明しました。しかし鳳仙や椿と出会いイノは少しずつ自身の顔の傷を悔やみ、前を向こうと変わっていく事になりました。こうしてイノは長屋の仲間として、物語に深く関わっていく事になったようです。

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