【学園アリス】登場キャラ一覧！個性豊かな登場人物たちの魅力・名言やあらすじも紹介

アリス学園を舞台に、主人公・佐倉蜜柑と仲間たちの学園生活を描いた「学園アリス」は、特殊能力を持った子供たちが集うアリス学園での日常や、学園を裏で操る闇との戦いを描いた学園ファンタジーです。以下では、漫画「学園アリス」から、個性的な名前を持つ登場人物・キャラの名前一覧や、名言・名セリフなどを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

樋口橘先生の漫画「学園アリス」は、2002年～2013年にかけて「花とゆめ」にて連載されていた人気ファンタジー作品で、単行本・全31巻で構成されています。物語は、アリスと呼ばれる特殊能力を持つ子供達が集められた「アリス学園」を舞台に、主人公・佐倉蜜柑たちの学園生活や、学園を影で操る闇との戦いを描いています。

「学園アリス」は、2004年にアニメ化され、NHKBSにて全26話が放送されました。アニメ「学園アリス」は、漫画1～5巻までの内容がアニメ化され、第23話以降はオリジナルストーリーが展開されました。

以下では、漫画「学園アリス」から、キャラ・登場人物の名前や、それぞれが持つアリス・特殊能力の概要や、キャラの魅力などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

「学園アリス」の主人公で、無効化と、アリスを結晶化して出し入れできる盗み・入れる特別能力系のアリス、アリスストーンは名前と同じく蜜柑色です。親友の蛍を追ってアリス学園を訪れ、教師・鳴海との出会いにより、無効化のアリスだったことが判明し、学園へ入学しました。性格は天真爛漫の明るく、感情豊かで泣き虫な一面を持っています。

一方で、自分よりも他人を優先するあまり、時には無茶をしたり、ドジを見せることもあるものの、持ち前の前向きな性格で数々の困難を乗り越えていき、どんなに辛くても笑顔を絶やしません。両親は共にアリス学園の関係者でしたが、とある事件をきっかけに学園から危険視され、蜜柑もおじいちゃんの元で育てられました。また、「蜜柑」という名前は、父・行平泉石が考えた名前です。

「学園アリス」の登場人物で、あらゆる発明品を生み出す技術系のアリス、アリスストーンは水色・紫です。実用性の高いアリスから世界中の企業から注目される美少女ですが、性格はクールかつ毒舌、大食い、守銭奴な一面も秘めています。普段は面倒くさがりな面を見せるものの、仲間や家族を誰よりも大切に思っており、蜜柑に対しても毒舌を浴びせながらも、親友を手助けしています。

「学園アリス」の登場人物で、炎を自在に操れる危険能力系のアリス、アリスストーンは赤色です。家族全員がアリス保有者であり、能力の高さを見込まれ、学園の裏工作員として暗躍していました。学園では、親友の流架以外には心を閉ざしていたものの、蜜柑との出会いを経て友人たちへ心を開いていきます。また、蜜柑に恋心を抱くも、不器用な性格から上手く表現できず、もどかしさを感じています。

「学園アリス」の登場人物で、日本人とフランス人のハーフのため、名前のふりがなは「ルカ」と表記されます。動物と意志疎通ができる体質系・動物フェロモンのアリスで、アリスストーンはクリーム色です。無口ですが優しい性格の持ち主で、棗とは親友であり、蜜柑を巡る恋のライバル関係にあります。

アリス学園の教師で、蜜柑のクラスの先生です。あらゆる人々を虜にするフェロモンを醸す体質系のアリスで、アリスストーンはピンクパープルです。蜜柑のアリスを見抜くきっかけになった人物で、普段はいい加減な言動が目立つものの、生徒の身に危険が迫れば、身体を張って守るなど、勇ましい一面も秘めています。

蜜柑の母親で、アリスを結晶化して盗み・入れる能力と、瞬間移動の能力を持つ特別能力系のアリスです。学園では、アリス紛失事件の主犯格とされ、盗みのアリス発現後は、初等部校長・久遠寺の裏任務に従事していました。後に恋仲となる行平泉石に救われるも、泉石の死をきっかけに学園を脱出しました。蜜柑と離れてからはZの一員として活動するも、蜜柑の窮地を助けたことで、組織を追われる身となりました。

自分を含め、近づくものを腐らせてしまう危険能力系のアリスで、アリスストーンは闇色、アリスを制御するための仮面とピアスが特徴です。幼少期は、自らにも影響を及ぼす能力ゆえにいじめを受け、学園でも不遇な生活を送っていたものの、泉石と柚香との出会いを経て、アリスの制御ができるようになり、泉石から「芹生零」という名前を与えられました。

ペルソナの危険すぎるアリスは、久遠寺の野望のために利用され、泉石を死に追いやってしまいます。劇中では、危険能力系の教師を務めながら、棗に裏任務を言い渡しており、棗から一番恐れられています。終盤では、自らの罪を償うことや蜜柑を守るために、久遠寺を裏切りました。

漫画「学園アリス」は、ファンタジー作品でありながら、登場人物・キャラにまつわる壮絶な過去など、奥深い世界観が見どころです。以下では、漫画「学園アリス」から、主要登場人物・キャラの名言や名セリフ集をあらすじネタバレ紹介します。

「学園アリス」の名言・1つ目は、どんな困難に直面しても決して逃げず、果敢に立ち向かう佐倉蜜柑の名セリフです。ドジで泣き虫でありながら、自分ではなく、誰かのために行動を起こすことができる蜜柑の生き方や、辛い時ほど「めげへん」「くじけへん」と自分を奮い立たせて、前に突き進む勇ましさは、観る者に勇気を与えてくれるでしょう。

「学園アリス」の2つ目の名言は、自分を追って学園に来た親友を温かく迎え入れる今井蛍の名セリフです。親友に対しても、容赦ない毒舌を浴びせることが多い蛍ですが、内心では誰よりも蜜柑を大切に思っており、2人の友情の深さが感じられるでしょう。

「学園アリス」の3つ目の名言は、クリスマスに再会を果たした蜜柑とアリスストーンを交換し合う日向棗の名セリフです。とある事件により、蜜柑と離れ離れになってしまった棗でしたが、Zメンバーの志貴の計らいにより、蜜柑と再会することが出来ました。不器用な性格からもどかしさを覚えていた棗でしたが、ここでようやく自分の気持ちを打ち明けることができ、蜜柑と相思相愛の関係に発展しました。

また、棗と蜜柑が行ったアリスストーンの交換には、プロポーズという意味があり、好きな人とアリスストーンを交換すると、2人はずっと幸せになれるとの伝説もささやかれています。

「学園アリス」の名言の4つ目は、Zとの戦いにて、蜜柑との別れ際に、自分の気持ちを告白する乃木流架の名セリフです。親友の棗が蜜柑に好意を持っていることを知り、棗を恋のライバルともみなしていたものの、蜜柑の棗への思いを知ったことで、一度は身を引きました。しかし、蜜柑のことを諦めきれず、蜜柑が学園を去る事を聞き、別れ際に告白をしました。

一方、蜜柑は恋愛に疎いため流架の思いに気づけなかったものの、周囲は流架の蜜柑への好意にきづいており、ひそかに流架の恋を応援する会が発足されています。

「学園アリス」の名言の5つ目は、とある理由からアリス学園の脱出を図ろうとする柚香と、彼女を止めようとするナルこと鳴海との別れの名セリフです。アリスを使って脱出を止めようとする鳴海に対し、柚香は盗みのアリスで、鳴海のフェロモンのアリスの一部と恋心を奪って逃走します。それから数年後、2人は学園・高等部校長室で再会を果たすも、久遠寺の襲撃を受け、鳴海を庇った柚香は命を落としました。

「学園アリス」の6つ目の名言は、もっとも危険なアリスを持つペルソナの名セリフです。劇中では、棗に裏任務を指示するなど危険人物として描かれていたペルソナでしたが、後に自らの過ちを反省し、全ての元凶となった初等部校長・久遠寺を倒すべく、蜜柑たちに協力しました。以下の名言からは、ペルソナの裏切り者に対する強い憎悪や怒りを感じさせるでしょう。

「学園アリス」の7つ目の名言は、学園から姿を消していた棗に対して放った初等部校長・久遠寺の名セリフです。アリス学園の校長の1人である久遠寺は、クローンを生み出せるアリスの保有者で、その能力を利用して蜜柑と同世代の美少年の姿をしています。危険能力系を持つ生徒たちへ、国の仕事の名目で裏任務を遂行させるなど、学園の権力者であり、特にアリスを盗む能力に対して並みならぬ執着を持っていました。

学園を私物化し、学園と敵対する組織・ZEROをも手に入れようと画策する久遠寺でしたが、彼の野望は、蜜柑やその仲間たち、ペルソナなどの裏切り者の出現により打ち砕かれ、壮絶な最後を迎えました。

以下では、主人公・蜜柑たちのほのぼのとした学園生活や、自らの野望を叶えるために学園を私物化する闇との戦いを描いた、「学園アリス」の漫画あらすじと最終回をネタバレ紹介します。

田舎町に暮らす佐倉蜜柑と今井蛍は親友同士でしたが、ある日、廃校の危機にあった学校を救うため、蛍は多額の寄付金と引き換えにアリス学園に転校します。アリス学園とは、アリスと呼ばれる特殊能力を持つ子供たちが通う学校で、彼らが持つアリスは、発明のように国や企業で重宝されるものから、役に立たないものなど多岐に渡ります。

アリスを保有していない蜜柑は、門前払いを余儀なくされるも、フェロモンを持つ教師・鳴海との出会いから、蜜柑が無効化のアリスの保有者であったことが判明し、無事、アリス学園への入学を果たします。アリス学園では、初等部から高等部まであり、その特殊能力ゆえに悪用される危険もあり、生徒たちは卒業するまで学園の外に出られない特殊な環境に置かれていました。

そのため、生徒の中には学園生活に不満を持つ者もおり、クラスは学級崩壊寸前でした。しかし、蜜柑の明るく前向きな性格は、クラスメイト達に良い影響を与え、様々な事件を乗り越えていくことで、彼らとの絆を深めていきます。そんな中、蜜柑の出生の秘密が明かされ、学園を意のままに操るべく、蜜柑を利用とする存在が現れます。

初等部校長・久遠寺は学園の私物化を目指し、蜜柑の母親・柚香を利用して暗躍するも、この計画は学園の教師で、柚香と恋仲にあった蜜柑の父・泉石に知られてしまいます。その後、泉石は殺害され、恋人の死を知った柚香も学園を脱走し、逃亡生活を送っていました。しかし、久遠寺の計画は止まることなく、柚香と同じアリスが使えるようになった蜜柑に目を付けます。

一方、自身の出生の秘密や初等部校長の計画を知った蜜柑は、仲間と共に久遠寺に立ち向かうことを決意し、やがて2人の戦いは学園全体を巻き込みます。激しい攻防戦を制し、学園を守った蜜柑でしたが、その代償としてアリスと記憶を失い、学園を去っていきました。しかし、棗と流架の尽力により、蜜柑は2人と再会を果たし、失われた記憶を取り戻しました。

以下では、個性豊かな登場人物・キャラ達の学園生活や奮闘・成長に注目が集まる、漫画「学園アリス」に関する感想や評価を紹介します。

学園ファンタジーでありながら、奥深い世界観やストーリー展開が支持された「学園アリス」は、最終回から10年近くが経過した現在でも根強い人気を誇っています。単行本は31巻とやや長めのストーリーですが、何度読み返しても面白いなどと、作品を高く評価する声が多く寄せられ、多くの方に読んで欲しいおすすめ作品にも挙げられています。

「学園アリス」と言えば、様々なアリスを持った個性豊かな登場人物・キャラの活躍が見どころであり、かわいいキャラデザや、外見とのギャップなどが、更なる人気を集めました。「学園アリス」では、どのキャラも多くの魅力に富む一方で、主要キャラ・4人の人気は絶大であり、主人公・蜜柑と、彼女に好意を寄せる棗・流架、蜜柑の親友・蛍との絆は、読み手の興味を引きつけています。

2004年にアニメ化された「学園アリス」は、NHKBSほか、NHK教育などのテレビ局でも放送され、アニメがきかっけで「学園アリス」を知った方も大勢います。アニメ版では、原作漫画5巻までの内容がアニメ化されましたが、ファンからは原作漫画の最終回までをアニメ化してほしいとの声も寄せられ、「学園アリス」のアニメのリメイク化が期待されています。

漫画「学園アリス」の登場人物・キャラの名前一覧や、魅力あふれるキャラの名言・名セリフ集などを、あらすじネタバレ紹介しました。アリスと呼ばれる特殊能力や、蜜柑たちのほのぼのとした学園生活が目を引く一方で、それぞれの葛藤や苦悩を乗り越えて成長していく姿は、読み手の心を前向きにしてくれるでしょう。