【金色のガッシュベル!!】最終回の結末・あらすじをネタバレ！その後はどうなった？

アニメ化された漫画「金色のガッシュベル!!」は、優しい王様を目指す魔物の子供・ガッシュとパートナー・高嶺清麿との友情や成長、王様の座を狙うライバルとの壮絶な戦いを描いた、人気バトルアクションです。以下では、漫画「金色のガッシュベル!!」のあらすじネタバレや、感動の結末を迎えた最終回・結末あらすじ、王様に就任したガッシュのその後などを、あらすじネタバレ紹介します。

雷句誠先生の漫画「金色のガッシュベル!!」は、2001年～2008年にかけて「週刊少年サンデー」にて連載されていたバトルアクション作品で、単行本・全33巻で構成されています。魔界の王の座をかけて戦うことを余儀なくされた魔物の子供たちと彼らのパートナーとの奮闘や友情、それぞれの成長を描いた「金色のガッシュベル!!」は、第48回小学館漫画賞に選ばれるなど、漫画界からも高く評価されています。

「金色のガッシュベル!!」は、2003年～2006年にかけてテレビアニメが放送され、一部オリジナルエピソードの追加や、原作との相違点などが指摘されています。また、アニメ版は、原作漫画の連載途中で最終回を迎えたため、アニメ第139話～最終回150話までは、アニメオリジナルのストーリーが展開されました。

初期はギャグ要素が強かった「金色のガッシュベル!!」でしたが、最終回結末では多くの読者の涙を誘う展開が繰り広げられ、初期と終盤の作風のギャップの大きさも、作品の見どころとなっています。以下では、感動の結末を迎えた「金色のガッシュベル!!」から、漫画最終回のあらすじ結末をネタバレ紹介します。

魔界の王様の座を巡って争われた魔物100人による戦いも終盤に差し掛かったころ、ゼオンからの手紙やアシュロから、王様候補の魔物が10人になった時、魔界を滅ぼそうとする者が出現し、もう1つの地獄に直面するとの警告がもたらされます。2人の警告はやがて的中し、王様の特権を悪用し、すべての魔物を魔界から消し去ろうと計画するクリアノートが台頭します。

魔物のゴームと手を組み、生き残った魔物の消滅を目指すクリアノートは、人間界でいう核兵器のように、魔物の種を存続させるには、争いを起こさせない抑止力となる存在が必要と考えており、その役目が自分だと言い放ちます。クリアノートの身勝手な考えに怒りを覚えたガッシュは、魔界の窮地を救うべく、清麿と共に戦いに挑みます。

圧倒的な力の差を見せつけられ、渾身のバオウ・ザケルガも無効化されてしまうも、ブラゴの活躍や、アシュロンの決死の行動により、クリアノートに深手を負わせることに成功します。傷の再生が出来ないクリアノートは、10ヶ月後に再会することを約束し、ガッシュ達のもとを去っていきます。

クリアノートとの戦いまでの10ヶ月間は、それぞれの修行期間に充てられ、ゼノンのパートナー・デュフォーの指導も加わり、ガッシュたちは力を蓄えていきます。

対クリアノート戦に向けてそれぞれが修行に励む中、イタリア・ミラノのキャンチョメ・フォルゴレペアの元へ、ゴームが戦いを仕掛けます。デュフォーの指導を受けていたキャンチョメは、ゴームを追い詰めることに成功するも、ゴームの優しい気持ちを見抜きます。そして、キャンチョメの提案で、魔界に戻ったら友達になることを約束した2人でしたが、そこへクリアノートが現れ、キャンチョメの本を燃やしてしまいます。

キャンチョメを失ったゴームは、クリアノートへ敵対心を芽生えさせるも敗北し、ガッシュ・清麿ペアに後を託して力尽きます。一方、クリアノートは、ゴームのパートナー・ミルによってアメリカ・ロッキー山脈に追い込まれ、ガッシュは仲間と共にその地へ向かいます。

ロッキー山脈を目指して飛行機に乗り込んだガッシュ一行でしたが、クリアノートの遠隔攻撃による奇襲を受け、ガッシュ・清麿を庇ったティオ・ウマゴンが犠牲になってしまいます。仲間に助けられながら、何とかクリアノートの居場所に到達したガッシュ・ブラゴは、クリアノートとの最終決戦に挑みます。

ガッシュ・ブラゴのタッグに勝利の兆しが見えた矢先、真の力を目覚めさせたクリアノートは完全体へと進化し、形勢逆転を受けたガッシュ達は窮地に追い込まれます。しかし、優しい王様になるという夢や、消えて魂となった仲間を生き返らせるというガッシュの強い思い、そして、消えてしまった魔物たちの魂の反応から、ガッシュの赤い本は金色へと変わります。

ガッシュに脅威を覚えたクリアノートは、地球とガッシュを葬るべく、宇宙空間へ逃げ出します。ガッシュも、仲間の魔物個性を分けてもらいながらクリアノートの後を追い、シン・ベルワン・バオウザケルガでトドメを刺します。

クリアノート戦後、次の王様を決める戦いも、ガッシュとブラゴだけとなり、2人の戦いは、清麿の中学の卒業式から3日後に行われました。結果は、ガッシュが勝利を収め、魔界の王様として即位しました。そして、優しい王様になるという夢を実現するべく、ガッシュは、王様の座を巡る戦いに敗れ、魂となった魔物を復活させ、魔界を平和な世界へ導きます。

ガッシュと別れてから一ヵ月後、普通の高校生活を送る清麿の元へ、ガッシュからの手紙が届きます。手紙は、かつて王様を決める戦いに挑んだ魔物の子供たちの元パートナー達にも届けられ、それぞれの想いを手紙に書き記しました。ガッシュは、魔界の王様に即位後の生活や、かつて共に戦った仲間との楽しい日常をつづると同時に、清麿と過ごした日々についても振り返っていました。

「神の試練」とも呼ばれた魔界の王様を決める戦いは、辛いこと・厳しいことがあったけれど、そこから多くのことを学ぶことができ、これから1000年を生きるうえで必要なことを教えてくれたと、戦いに明け暮れた日々を振り返ります。そして、いつか人間界に行く手段が見つかったら、必ず清麿に会いに行くこと、その時までお互いに胸を張って会える大人へ成長することを約束します。

ガッシュの封筒には、これまで戦ってきた魔物たちと一緒に映る写真も入っており、その後、ガッシュからの手紙は、光を帯びながら本の形となり、空へ飛んでいきました。

涙を誘う結末で締めくくられた漫画「金色のガッシュベル!!」は、文庫版が刊行された2011年に、新作読み切り作品が「別冊少年マガジン」で掲載され、王様となったガッシュのその後が描かれました。以下では、最終回結末のその後を描いた「金色のガッシュベル!!」の読み切りエピソードを、あらすじネタバレ紹介します。

王様になったせいで、周囲の様子が変わったことに戸惑いと寂しさを覚えるガッシュは、新しい友達を探しに出かけ、その先でムームという少年と出会います。ムームは、姉のために食べ物を探しており、そこでガッシュは、残りのブリサンドをムームにあげます。その後、ムームの家に誘われたガッシュは、ムームが小さくて汚い家に住んでいることや、お姉ちゃんの正体が人形だったことを知ります。

ムームは、お姉ちゃんに栄養をつけてもらうために食べ物を運んでおり、ガッシュは明日も食べ物を持ってくることを約束します。しかし、翌日、ムームの家に行くと、そこには見知らぬ少年・ジーザがおり、彼からガッシュの正体を聞かされたムームは、ガッシュからワンドを奪い、ジーザが攻撃を繰り出します。

実は、ムームには本当のお姉ちゃんがおり、王様の塔に向かってお祈りすると食べ物を運んでくれると教えてくれました。しかし、王様の塔から食べ物は運ばれることはなく、お姉ちゃんも力尽きしてしまったことを受け、ムームは王様を恨んでいました。ワンドを奪われたことで攻撃できない中、ジーザの脅威はやがてムームにも向けられ、ジーザの最大呪文が迫る中、ガッシュはムームを庇いに出ます。

危機的状況の中、ガッシュは友は何かを説き始めると、突然、フラッシュバックが起きます。懐かしい声と共にバオウ・ザケルガを繰り出したガッシュは、ジーザを倒すことに成功し、ガッシュの頭をなでる人影が見えます。その正体は清麿であり、ガッシュがピンチに陥った瞬間、清麿の元へ本が届けられ、ガッシュが見た人影は、本を通じて見えた清麿の姿と判明します。

一方、人間界でも清麿がガッシュのことを思い出しており、再び清麿のもとへ届いた本も、光となって魔界へと消えていきました。騒動後、友達になったガッシュとムームは同じ学校に通い始めます。

「金色のガッシュベル!!」と言えば、ガッシュとライバル魔物による迫力あるバトルシーンや、個性が際立つキャラクターとのやり取りが笑いを誘う一方で、ガッシュや清麿の成長も作品の魅力に挙げられます。以下では、「金色のガッシュベル!!」の漫画あらすじネタバレを紹介します。

頭脳明晰が災いし、周囲になじめず不登校を繰り返す中学2年生・高嶺清麿は、ある日、父親がイギリスから連れてきた謎の少年・ガッシュ・ベルと出会います。清麿の父親に助けられ、恩返しをするために日本へついてきたガッシュには記憶がなく、不可解な言語で書かれた赤い本を持っていました。本は、清麿のみが解読でき、何気に発した呪文から、ガッシュの電撃の力を放出させてしまいます。

この出来事を受け、ガッシュに警戒心を持った清麿でしたが、銀行強盗の撃退を機に打ち解け、やがて、ガッシュと清麿のように、謎の少年・少女と本の所有者との出会いを果たします。実は、ガッシュたちは、魔界の王様候補として選ばれた100人の魔物であり、この戦いに勝ち抜くことができた1人が、次期王様として即位します。

魔界の王を決める戦いは、1000年に一度行われ、候補に選ばれた魔物たちは、自身の本を解読できるパートナーが呪文を唱えることで、能力を発揮できます。しかし、魔物の中には、自らの意思に関係なく、王様候補となってしまった魔物もおり、優しい心を持った魔物の少女・コルルとの出会いは、ガッシュに大きな影響をもたらし、彼が「優しい王様」を目指すきっかけをもたらしました。

その後も、多彩な能力を秘める魔物とのバトルを繰り広げながら、着実に王様の座を目指すガッシュでしたが、バリーとの戦いではじめて完全な敗北を味わいます。戦闘面では、バリーの方が上回っていたものの、優しい王様になるというガッシュの強い意志に怯んだことや、彼の成長を見込んで、ガッシュの本を燃やさずに去っていきました。

バリー戦敗北から数日後、ガッシュ・清麿は、キッドとナゾナゾ博士からある悪者に関する話を聞かされます。その正体はロードといい、彼女は王様を決める戦いに勝ち残るために、1000年前の王様を決める戦いにて、石化された魔物の力を手に入れるべく、人間の洗脳を目論んでいました。ロードの暴走を止めるべく、ガッシュ・清麿は仲間と協力してロードに戦いを挑みます。

後にロードの正体は、魔物のゾフィスであり、彼女の本の所有者は、ブラゴのパートナー・シェリーの親友のココでした。激戦の末、ガッシュたちに敗れたゾフィスの野望は打ち砕かれ、ゾフィスの洗脳から解かれたココも、無事に救い出されました。

魔物・コーラルQから、ファウードを聞かされたガッシュ・清麿は、ほどなくして人間界に転移されたファウードの存在を知り、その正体は建造物の姿をした巨大な魔物と判明します。魔界で封印された状態にあるファウードは、魔界の脅威となりうる存在であり、それらの封印を解こうとする魔物・リオウが暗躍を始めます。

リオウは、ファウードの封印を解くために、強力な魔物を召集しており、その中にはガッシュの仲間も含まれていました。ガッシュ達は、ファウードの封印を解除して魔界に返すことと、リオウの呪いにかかった仲間と世界を救うべく、リオウとの戦いに挑みます。圧倒的な力を持つリオウを前に、ガッシュの敗北が濃厚となる中、ガッシュに瓜二つのゼオンによってリオウは打ち倒されます。

しかし、ファウードはゼオンの手に渡ってしまい、起動したファウードの脅威が日本に迫り始めます。仲間が次々と倒されていく中、ガッシュは本来の力を目覚めさせ、ファウードを魔界へ転送させることに成功します。

以下では、個性豊かなキャラクターの登場や、魔物・パートナー同士の熱い戦いや、魔物・人間の種を越えた友情にも注目が集まった、漫画「金色のガッシュベル!!」の登場人物・キャラを、あらすじネタバレ紹介します。

「金色のガッシュベル!!」の主人公で、魔界の王を決める戦いに選ばれた100人の魔物の1人です。魔界では、能力の低さから他の子供たちからバカにされることが多かったものの、正義感や意志の強さでは誰にも負けず、「優しい王様」になることを胸に戦いに挑みます。本色は赤で、電撃系の技を使用します。

「金色のガッシュベル!!」のもう1人の主人公で、ガッシュのパートナーです。初登場時は中学2年生で、頭が良すぎるゆえに周囲からの嫉妬や妬みを受け、不登校になっていました。父親が連れてきたガッシュとの出会いや、様々な騒動を経て、本来の明るい性格を取り戻し、ガッシュの夢を叶えるべく、共に戦っていきます。

ガッシュの最大のライバルであり、王の決める戦いの優勝候補とされた最強キャラです。人間界に来た当初は、粗暴かつ利己的な一面が目立ったものの、シェリーとの出会いを経て、性格にも変化が生じ、ガッシュの協力者としても活躍しています。本の色は黒で、重力を操る技を繰り出します。

ブラドのパートナーで、フランスの名家・ベルモンド家の令嬢です。魔物同士の戦いを早く終わらせるべく、ブラドと共に世界中を旅する中で、ガッシュ・清麿ペアと対峙し、2人の最大のライバルとなります。ブラドが王様になることを望み、ブラドと共に戦いに身を投じます。

「金色のガッシュベル!!」のラスボスで、全ての魔物を滅ぼすべく、残り10人となった王様候補の魔物たちを次々と倒しにかかった強敵です。相手の術や物質を消し去る消滅の力や、圧倒的な身体能力を武器にガッシュ達を追い込みました。本の色は透明です。

クリア・ノートのパートナーで、赤ん坊の見た目でありながら、凄まじい力を秘めた人物です。クリア・ノートを利用して魔物の滅亡を目指すも、ガッシュへの敗北を受け、計画は失敗に終わりました。

「金色のガッシュベル!!」は、アニメ放送を通じて知った方も多く、漫画版の最終回に涙が止まらなかったとの感想も寄せられています。以下では、王様になったガッシュのその後や、感動の結末が涙を誘う、漫画「金色のガッシュベル!!」の最終回に関する感想や評価を紹介します。

「金色のガッシュベル!!」と言えば、ギャグシーン満載の展開や、パートナーとの熱い絆、優しい王様を目指すガッシュの奮闘・成長が見どころです。漫画の最終回結末では、魔界の王様になったガッシュのその後や、清麿との再会を約束する手紙が描かれ、ガッシュらしからぬ結末ではあるものの、涙を誘う感動のエピソードが、多くの読者に支持されています。

「金色のガッシュベル!!」と言えば、初期の過激な作風やアニメ版の影響で、ギャグ漫画というイメージが強いですが、終盤につれてシリアスさが増していく展開や、ガッシュ・清麿の別れと再会を約束するまでを描いた結末が称賛されています。きれいに仕上がった最終回結末やその後から、ファンの中には、「金色のガッシュベル!!」を名作漫画に上げる方もおり、大人になって読み返してみて、改めて感動したとの声も見られます。

「金色のガッシュベル!!」と言えば、パートナーとなった魔物・人間との絆や友情が最大の見どころであり、ひょんなことからパートナーとなったガッシュ・清麿ペアのやり取りは、作品の人気に拍車をかけました。時には、ギャグシーンを取り入れながらも、お互いを大切に思う優しさや意志の強さ、戦いを通じて共に成長していく姿は少年漫画の王道であり、主人公2人の熱い戦いは、更なる注目を集めています。

「金色のガッシュベル!!」は、2022年から続編の連載が開始されました。物語は、ガッシュが王様になったその後の魔界を舞台とし、平和な世界が訪れたのも束の間、前作では明かされなかった魔界の事実が明かされました。前作のきれいな最終回結末が忘れられず、あえて続編を読まないと決めたファンがいる一方で、やっぱり続きが気になって続編も読みたいとの声も寄せられています。

「金色のガッシュベル!!」は、2003年にアニメ化されたものの、漫画の連載途中で最終回を迎えたため、アニメ版では終盤からオリジナルエピソードが展開されました。原作漫画を読んだことのあるファンからは、原作漫画に沿ったストーリーや感動の最終回をアニメ版で観たいとの感想が相次ぎ、アニメ「金色のガッシュベル!!」のリメイク版の制作を望む声も多く寄せられています。

「金色のガッシュベル!!」のあらすじネタバレや、漫画の最終回・結末あらすじやその後、最終回に関する感想や評価などを、あらすじネタバレ紹介しました。笑いあり涙ありのストーリーが支持された漫画「金色のガッシュベル!!」は、優しい王様を目指すガッシュ・清麿の活躍はもちろん、2人の精神的な成長も見どころであり、ファンを魅了し続けています。