ワンパンマンのキングは覚醒したら最強？真の強さや能力を徹底考察

ワンパンマンの世界で怪人と闘う組織「ヒーロー協会」に所属するS級ヒーロー。キングは本名ではなくヒーローとして活躍する名前であり、本名は原作では表記されていない。他にも具体的な身長・体重・ヒーローになった経緯や実績などは協会にも登録されておらず、正確な強さは誰にも知られていない。ワンパンマンの世界では覚醒した能力は、キングの最強の力であると間違って認識されている。

触れること無く高層ビルを持ち上げる事ができるサイキック能力を持つ戦慄のタツマキや、鍛え抜かれた肉体を駆使した戦闘を得意とする超合金黒光りなど、人知を超えた能力を持つヒーローにランキング付されるS級の称号。17人しかいない中で半分以上の７位にランクインするも、実際の強さはもっと上の順位に入るのではないかという考えを持つヒーローは多いようである。

居合の達人アトミック侍との戦いで全く見えないほどの速さの居合を見せる、キングを見た怪人は恐ろしさのあまり戦わずして失神するなど、ワンパンマンの世界で屈指の強さを誇るキングである。ヒーロー協会内ではファンの多さもその魅力とされている。画像にもある通り往来を歩いた時にキングだと周囲に知れ渡ると、サインや握手を求めて人だかりができてしまう。

主にワンパンマンの世界の中では、キングが戦闘状態に入った時に周囲に鳴り響く「キングエンジン」と呼ばれるエンジンを吹かしたような音や、キング流気功術と呼ばれるキングだけが使う筆舌に尽くしがたい武術を習得しているとされている。

ただし気功術については攻撃を食らった相手が存在せず、気功術を使われる事は噂を広めることもなく死んでいると認知されている。画像のようにキングだと認識しキングエンジンを聞いた怪人は弱ければ恐怖に凍りついてしまう。

ダークマター編にて初登場するも、その強さを全く見せなかったキング。しかし実際には見せなかったのではなく見せる強さすら無という方が正しく、実際には一般人にも劣るほどの戦闘能力しかないようである。噂やヒーロー協会に認知される程の戦闘能力や強さはなく、ワンパンマンの登場人物の中でも最弱に分類されるほどの強さしか持っていない。

自分でも人の何十倍も臆病と自覚しており、怪人に絡まれた時にはどうにかして逃げられないかと画策するほどの弱腰。ダークマター編の後で本編に登場した際に往来で怪人に襲われたときにも、ポーカーフェイスと言いくるめを使ってトイレに逃げ込むほど勇気がない。

画像のように怪人がいると言うだけで涙を流し、市民が犠牲になるのがわかっていても逃げてしまうほどに弱腰。しかし逃げてしまってもこの後偶然サイタマが通りかかり、怪人は倒されてしまうという運の良さが発揮されてしまっため、キングの功績としてカウントされてしまう。

回想では引きこもりの無職の29歳と自称している。実際に戦闘のために自身を鍛えることもせずアニメや漫画・ゲームに囲まれた一人暮らしをしており、部屋の中はグッツやキャラクターのフィギュアやコンシューマーゲームで溢れかえっている。しかし怪人がいるとわかっていてもゲームや漫画を買いに行くためなら外に出ることもあるため、肝が座っているとも捉えられる。

ワンパンマンの世界では敵味方関係無くほぼ登場人物全員に最強のヒーローだと認識されるキング。高身長に肉付きの良さそうな体格・強面な顔面に右目部分についた傷跡などの見た目から確かに外見は強そうに見えます。画像は村田先生作画の際の初登場とされるシーンですが、日本人系ではありえないような端正な顔立ちをしている。

原作者のONE先生曰くキングはワンパンマンの世界では他人に強いと思わせてしまうオーラを持っているようである。オーラの強さは一般人や実力のあるヒーローに強いと思わせる他にも、ワンパンマン世界に現れる怪人の強さをレベル分けした「災害レベル」で一番弱いとされる狼クラスの怪人であれば出会っただけで降参させる事ができる程度である。

画像ではダークマター編で紹介された際のコマですが、S級ヒーローに囲まれていて内心は心臓が破裂しそうなほどビビっている様子。しかしポーカーフェイスの為周囲には一切それが伝わらないようである。

実力を伴わないキングがヒーローに認定された理由は、怪人が倒された現場に偶然居合わせてしまうという本人も望まない運が関係している。怪人が倒された現場に居合わせた際に強そうなオーラを発するキングが倒したと勘違いした協会はキングをヒーローとして雇い入れてしまう。

キングが初めて襲われた際には右目を負傷し死を覚悟するほどだった。しかしその際に一般人ながらヒーローとして活動し始めたサイタマが現場に居合わせ怪人を退治している。偶然にもサイタマにとってヒーロー活動で初勝利した戦いでもある。

その時と同じ体験をしてキングは自分が偽りの強さを持つことをサイタマに告白し、ヒーローとしての行動を改めるようになる。画像では災害レベル竜級の怪人に立ち向かうシーンですが、キングエンジンを鳴らしながらも自分なりに立ち向かう気概を見せている。

ここまでキングが最強と呼ばれるほどの強さを持っていたり様々な能力を持つというのは嘘で、実際は弱いということをまとめたが、キングには一般人とは思えないほどの能力を持っていることが確認される。画像からはオタク趣味の成人男性としか見られないが、読者だけが知り得るような能力が作中では披露される。

漫画で表記されていない場所で覚醒位しているかは不明ですが、キングはストーリーの中でゲーム対戦に負けたことがない。サイタマとの格闘ゲーム対戦にハンデ付きの対戦でも常勝する他、B級ヒーロー集団フブキ組にスカウトされた際のゲーム対戦では元プロゲーマーのヒーロー他50人を相手に圧勝するほど。本人曰くゲームの大会に何度か出場したことがあるらしく、出場した大会にも全て優勝していると予想されている。

サイタマに諭されてから覚醒したのかは定かではないが、キングは作中で的確なアドバイスをするシーンも多い。怪人と遭遇する事が多いためかサイタマと出会ってから物怖じせず状況分析をしたり、仲間が戦闘に復帰するまでの時間稼ぎを買って出るなど、頭の回転が早くなければできないような行動を取るようになっている。

サイタマに出会う以前の行動が作中では見られないためこの能力が以前からあったのか、サイタマと出会ってから覚醒したものなのかは不明である。

強くなりすぎたせいでヒーロー活動すら虚しさを感じるようになったワンパンマンことサイタマだが、そんな彼に適格なアドバイスをできるというワンパンマンの世界では唯一の存在のキング。サイタマの真の強さを理解しつつも本人の為を思った意見を言えるキャラクターは作中ではかなり珍しい立ち位置とも言える。

命の恩人に恩義を感じつつも、それを気にしないサイタマの様子に肩の荷が落ちたのか、キングはその後一緒にゲームをしたり鍋を囲ったりするほど仲の良い関係になる。おすすめのゲームを貸したり住む場所に困ったら新しい住居を紹介するなど、ヒーロー活動を始めてから友達がいなかったワンパンマンにとっての始めての友人とも言える存在になっている。画像ではレトロゲームを一緒に遊ぶ程度の仲の良さが伺える。

原作、漫画版問わず実際は平凡な小心者で有りながらも、非凡な才能を読者に印象づけるキング。肉体面での成長は難しいかも知れないが、戦略・サポート能力が覚醒すればヒーロー達を助けること間違いなしと言える。もしくはサイタマとの出会いによって分析能力が覚醒しており、今後もその能力が強くなっていくのかも知れれない。読者に愛されるキングの活躍には今後も期待できる。