【ワールドトリガー】志岐小夜子はトリオン量が凄い？引きこもりオペレーターの実力は？

ワールドトリガーにおいてかわいいと人気を集めるのが引きこもりオペレーターの志岐小夜子です。今回はそんな志岐小夜子についてまとめて紹介していきます。

志岐小夜子が活躍するワールドトリガー（通称ワートリ）は2013年から葦原大介先生が週刊少年ジャンプにて連載していたSFバトル漫画です。集団戦闘描写は細かな伏線などから高い人気を集める作品で、体調不良により長期休載後、月刊誌である「ジャンプSQ」に移籍して以降も人気を維持し続けている作品になっています。

連載開始当初から積極的なメディアミックス展開が行われ、アニメ化やコラボレーション企画、キャラクターの豊富さや人気を生かしての展開なども積極的に行われている作品になっています。

28万人の人口があった三門市、ここに突如異世界からのゲートが開き、地球上の兵器が通用しないネイバーと呼ばれる怪物が現れ人々はパニックに陥ります。そんな三門市を救ったのがボーダーを名乗る一団でした。ボーダーは瞬く間に防衛体制を整える事になります。ワールドトリガー（ワートリ）のあらすじは後に第一次大規模侵攻と呼ばれたこの戦いから4年半後、ボーダーの訓練生であった三雲修とネイバーの空閑遊真が出会う所から描かれます。

志岐小夜子はボーダーのB級部隊、女性のみで構成された那須隊に所属するオペレーターです。右目が隠れる髪型と猫背が特徴なかわいい女の子です。その他判明しているプロフィールとしては年齢は16歳で身長は156cm、誕生日は8月9日のペンギン座、血液型はA型で、好きなものはゲーム、水、読書、ネット通販です。また志岐小夜子の家には弟が2人いる事も明らかになっています。

志岐小夜子の大きな特徴になっているのが男性、特に年上の男性を苦手としているという点です。その苦手っぷりはかなりのもので、年上の男性に対しては「社会生活に支障をきたす」状態になってしまいます。この事から志岐小夜子は普段は一人暮らしの家に引きこもりをしています。

流石にランク戦には顔を出しますが、ボーダー本部にもそこまで顔を出していないようで、那須の体調面を考慮して那須家で行われる那須隊のミーティングにも一貫してボイスチャットで参加するなどしています。

そんな志岐小夜子がボーダーに入隊するきっかけとなったのは同じ那須隊の熊谷の誘いがあった為です。それまで引きこもりで収入もなく、水と仕送りしてくれる塩昆布で命を繋いでいる状態だった志岐小夜子を熊谷がボーダーに誘ったのです。ボーダーは給料も出るのでこれで志岐小夜子の懐事情が改善し、仕送り以外にも自分で多少の買い物ならできるようになりました。

ちなみに何故熊谷が志岐小夜子を誘ったのか、元々の2人の関係性などは不明ですが、一応三門市立第一高等学校の先輩後輩ではある為、その関連であると考えられています。

志岐小夜子が注目を集める理由になったのがワールドトリガーで単行本のおまけコーナーや公式データブック「BBF」で展開されているボーダー隊員達のパラメーターです。比較的登場の早かった那須隊のメンバーである志岐小夜子もパラメーターが公開されているのですが、驚かれたのがそのトリオン量です。

志岐小夜子のトリオン量のパラメーターは7となっています。これはオペレーターではダントツ1位で、戦闘員を含めてもこれ以下のA級隊員も多数いる程の数値です。単純なトリオン量の比較だけなら個人1位の実力を持つ太刀川やよりも上であり、アタッカーとしては総合力の高い風間などよりも上の数値になっています。このトリオン量を持ちながらもオペレーターをしているのは一重に彼女の性格によるものが大きいと考えられています。

このトリオン7という数値はオペレーターとしては全く意味を持たない数値ですが、ワールドトリガー（ワートリ）作中ではある種のボーダーラインになっています。というのもワールドトリガーに登場する超能力「サイドエフェクト」の発現条件が「トリオン量7以上」なのではないかと予想されているのです。これはサイドエフェクト持ちのキャラクターにトリオン量7以上のキャラクターしかいない事が根拠となっています。

加えて作者の葦原大介先生がかつて「オペレーターにもサイドエフェクト持ちがいる」と言及した事から志岐小夜子こそがサイドエフェクト持ちなのではないかと考察されています。現在トリオン量のパラメーターが判明しているキャラクターの中でトリオン量7は志岐小夜子だけである事が理由ですが、草壁や月見などパラメーターが不明になっているキャラクターもおり、続報が期待されています。

普段はオペレーターとして活躍する志岐小夜子ですが、ワールドトリガー作中外では実は那須隊の隊服をデザインした事でも知られています。那須隊はレディースチームという事もあり首元の大きく開いたセクシーな隊服を採用していますが、このデザインを考案したのが志岐小夜子だったのです。ただ志岐小夜子自身はオペレーターなのでこの隊服を着る事はないです。

この隊服デザインは男性の多いボーダーにおいて人気が高く、志岐小夜子は称賛と尊敬を集める結果になっています。ただ本来オリジナルの隊服デザインはA級部隊の特権の1つになるはずですが那須隊に何故それが認められたのかは不明です。

那須隊がレディースチームである事の恩恵を1番受けているのは間違いなく志岐小夜子です。オペレーターとしての能力を遺憾なく発揮しており、悪天候の中でも正確な狙撃位置を割り出すなどといった活躍を見せています。一方で決して指揮能力が高いわけではないので基本的な判断をするのは那須であり、志岐小夜子は献策をするにとどまっています。

部隊内の仲の良さも良好であり、那須からは「小夜ちゃん」と呼ばれている他、後輩にあたる茜には意地悪を言うなどもしています。茜が引っ越しで除隊する事になった際には、那須隊として上位に入って最高の成績で送り出そうと対戦相手やMAPの研究を行うなど思い入れも強いです。

そんな志岐小夜子の真価が問われる事になったのが遠征選抜試験での部隊シャッフルです。このシャッフルによって志岐小夜子は歌川一番隊のオペレーターを担当する事になります。事前に隊長とオペレーターの組み合わせが発表された上で隊員をドラフトする形式が採用された事で、気遣いのできる歌川が漆間、遊真、虎太郎と最低限年上の男性を入れないチーム構成にしましたがそれでも志岐小夜子はかなり緊張していました。

この事は選抜試験の試験官を務めるA級隊員からも歌川1番隊の懸念材料としてクローズアップされる程でした。実際試験が始まると予想通り緊張と動揺を見せる志岐小夜子でしたが、なんとか虎太郎を褒めようとするなど普段のレディースチーム那須隊では見せないかわいい要素も見せる結果になっています。

アニメワールドトリガーにて志岐小夜子役の声優を担当したのが広橋涼さんです。2002年に声優デビューを果たすと主に子役や少年、少女キャラクターなどを演じる事が多くなります。デビュー当時は明るい性格のキャラクターが多かったですが、徐々にそれ以外のタイプのキャラクターも演じるようになりました。ちなみにワールドトリガーでは志岐小夜子以外にも帯島ユカリ役も兼任しています。

広橋涼さんがこれまでに演じたキャラクターとしては「ケロロ軍曹」の東谷小雪役、「魔法少女隊アルス」のエバ役、「ARIA」のアリス・キャロル役、「銀魂」の徳川そよ役、「あかね色に染まる坂」の白石なごみ役、「大正野球娘。」の石垣環役、「いちばんうしろの大魔王」のリリィ白石役、「刀語」の真庭人鳥役、「WORKING!!」の山田葵役、などを演じています。

ここからは既にワールドトリガーを視聴した人の志岐小夜子に関しての感想を紹介していきます。公式データブックBBFや単行本のおまけコーナーで恒例になっている隊員達のパラメーターですが志岐小夜子のデータにはかなり驚いたという声が多くなっています。ただ高いだけならともかくA級のアタッカー達よりも高いような数値付にはそれまでのオペレーターのイメージが変わったという声が多くなっています。

元々引きこもり属性こそしっかり見せていた志岐小夜子ですが異性が苦手というのが実際に異性と対峙する事がなかった事から描かれていなかった事から遠征選抜試験での部隊シャッフル後の様子はかわいいという声がかなり多くなっています。志岐小夜子なりに頑張っている姿から応援したくなるという声も多いです。

また同じく異性に対して苦手意識を持つ辻や、過去にあがり症だった事からコミュニケーション能力が低かった氷見などとの対比としても描かれる辺りがワールドトリガーらしいともされており、いつか少しずつでもいいから氷見のように慣れてほしいという声や、志岐小夜子を見守る歌川のポジションも良いという声など志岐小夜子を中心にした人間関係の様子もまた良いという声も多くなっています。

志岐小夜子はワールドトリガーに登場する那須隊のオペレーターにしてオペレーターでも随一のトリオン量を持つキャラクターです。そのトリオン量からサイドエフェクト持ちなのではないかという可能性も考察される程のキャラクターでありながらも特に年上の男性を苦手とする性格から今後の活躍に注目が集まるキャラクターになっています。

特に選抜試験編では年上はいないとはいえ異性ばかりのチームのオペレーターを担当する事になり、必死に頑張る姿がかわいいと言われる結果になっています。ワールドトリガーの物語が進むことでかわいい新たな一面が見られる可能性もあるので、志岐小夜子に注目しながらワールドトリガーを視聴してみてはいかがでしょうか？