【シグナル100】原作漫画の結末・最終回をネタバレ！最後まで生き残ったのは？

『シグナル100』の物語では自殺に及んでしまう引き金となる禁止行動のシンボル(合図)が100個存在しており、さらにそのシンボルを元にさまざまなデスゲームが開催されていました。2年Ｃ組のクラスメイトがデスゲームに参加しているため、その分の参加者もまた多いのですが、物語が進んでいくにつれて次々と犠牲者が生み出されていきます。そこで、ここからは『シグナル100』の最終回の結末ラストをネタバレしていきます。

それではまず、『シグナル100』の作品情報から見ていきましょう。『シグナル100』とは、歩く、笑う、泣くといった当たり前の自由が死に繋がる「デスゲーム」を描いたサイコスリラー漫画です。

原作と作画はそれぞれ宮月新と近藤しぐれが担当しています。原作漫画はヤングアニマル(白泉社)にて2015年から連載がスタートしており、2016年に全4巻29話で最終回を迎えました。また、2020年には『シグナル100』のタイトルで実写映画が公開されています。

• 不能犯
• シグナル100
• 虐殺ハッピーエンド
• 去勢転生
• 救い給え、殺り給え
• 懲役一善 〜社会のゴミですけど感謝してくれますか？

漫画『シグナル100』の作者である宮月新(みやつきあらた)氏は、主に青年漫画やサスペンスのジャンルを担当している漫画原作者です。心理学や催眠術をテーマにした漫画原作が多く、代表作には抹殺対象をマインドコントロールによって精神的に追い詰めてショック死させる、宇相吹正を主人公に据えた漫画『不能犯』があります。

それでは早速、漫画『シグナル100』の最終回の結末ラストをネタバレします。果たして、最終回の結末ラストで最後まで生き残ったキャラは誰なのでしょうか？

2年C組の担任教師・下部が自殺暗示催眠を生徒たちにかけたことによって始まったデスゲーム。催眠を解除する方法は「クラスメイト全員の死を見届ける」というものです。ところが、2年C組のクラスメイトの中で一人だけ暗示にかかっていない生徒がいました。そのクラスメイトが停学中の榊蒼汰(さかきそうた)で、彼が登校した日は2年C組のクラスメイトに催眠がかけられた後日でした。

その後、2年C組の生徒たちが生き残りをかけて、100個ある禁止行動のシグナルを回避したものの、結局生き残りが半分となってしまいました。さらにクラスのリーダーを決める際に下部が姿を現し、「午前4時までに榊を生徒達の手で殺す」というクリア条件が課せられたボーナスゲームの開催を決定します。こうしてクラスメイトの中で榊を殺そうとするグループと榊を助けようとするグループに分かれることなりました。

そんな時、和田がクラスメイトに榊の正体を教えてやると言って、クラスメイトの井沢が過去に盗撮した動画を見せ始めます。そこに映っていたのは、榊が暴行を加える教師の手から樫村を助けている映像でした。それだけであれば問題なかったのですが、なんと榊と井沢が打ち合わせをしていたのが隠しカメラの映像で明らかとなったのです。

和田はその映像を見せることで、全て榊が仕組んでいたということを明らかにしようとしていたのでした。こうして、樫村は榊のことを信じれなくなり、さらに和田がクラスメイトを焚きつけたことによって榊を殺そうとするグループが勢いづくこととなります。

和田がクラスメイトを焚きつけたことが最大の要因となり、遂に榊は絶体絶命の状況に追い込まれてしまいます。しかし榊が死にかけるタイミングで箕輪が樫村を襲わせたのは私だと告白。箕輪は榊と井沢が協力して教師を叫弾しようとする計画を利用していたのです。さらに箕輪は樫村を計画を実行する場所に呼び出しています。つまり、榊は現場で樫村と鉢合わせただけで実際は助けようとしていただけでした。

箕輪のカミングアウトによってクラスメイトが動揺する中、小宮山が榊を殺そうとしていた藤田を殺したことによって一気に場が騒然となります。実は、小宮山が下部の真の内通者だったのです。さらに、藤田を殺した小宮山は叩きつけるようにピアノを鳴らすと、突如生徒たちが気絶してしまいました。その後、クラスメイトたちは気絶から目覚めたものの、その時刻は3時58分でした。

最後に小宮山は自殺し、ゲームのクリア条件である「午前4時までに榊を殺す」を果たせず失敗に終わってしまいます。さらに、生き残っている生徒たちの背中にはそれぞれ3つの禁止行動のシグナルが書かれており、黒板には「1時間最後まで生き残っていた人間のシグナルが全員のものになる」と記載されていたことによって、クラスメイトたちは殺し合ってシグナルを減らさなければならなくなりました。

こうして始まったクラスメイト同士の殺し合いによって次第に生き残りが少なくなっていき、遂に生き残りは樫村、榊、和田、羽柴の4人だけとなってしまいます。そこで、榊は樫村を守るために羽柴を殺害し、和田に致命傷を負わせました。

ただ、榊は羽柴から返り討ちにあって最後に死亡したため、最後に残ったのは瀕死の和田と樫村の二人だけとなります。さらに、樫村は瀕死の和田の頸に何度も刺したことによって和田が死亡し、最後に樫村だけが生き残ることとなりました。

最後まで生き残った樫村は、学校の外に出てデスゲームの内容を告白しましたが、あまりにも特殊な事件であったことに加えて学生だったということで不起訴処分となってしまいます。それから月日が流れ、世の中の役に立って自分が生き残った使命を果たしたいと考えていた樫村は教師になっていました。

しかし、それも最初だけでした。結局、樫村が受け持ったクラスはかつての2年C組のように崩壊しており、樫村は当初のような立派な使命などもはや考えられません。そこで、樫村はかつてのあの日のように、生徒たちを視聴覚室に呼び出して催眠ビデオのマスターデータを見せるのでした。樫村は心の中でこう言います。「今では下部先生の気持ちがわかります」と…

先に漫画『シグナル100』の最終回の結末ラストをネタバレし、最後まで生き残ったキャラが誰なのかを紹介しました。では、『シグナル100』の最終回の結末ラストに続く漫画1巻から3巻までのあらすじはどのようになっているのか？ここで『シグナル100』の漫画1巻から3巻までのあらすじをネタバレするので、最終回の結末ラストまでどのように繋がっているのか具体的にしていきましょう。

生死をかけたデスゲームが開始された漫画『シグナル100』の第1巻。物語は、学級崩壊中の2年C組のクラスを受け持つ下部が、生徒たちに自殺暗示睡眠をかけたことによってデスゲームが始まりました。デスゲームあるいは催眠から解放される条件は、「クラスメイト全員の死を見届ける」というもの。

そして、死亡する引き金となるのは全部で100個存在する禁止行動のシグナル(合図)を取ることでした。さらにクラスメイトたちは禁止行動のシグナルを知りません。そんな中、不良グループのリーダーである和田は、危険を顧みずに行動して日常生活に欠かせない行動であれば自殺のシグナルにはならないことを証明します。

それによって和田はクラスメイトの中で絶大な発言力を持つようになりますが、実はその行動は和田がクラスメイトたちを自由に動かすための布石だったのです。和田はクラスメイトを自由に操ることによって自分が最後の一人になろうとしていました。こうして、和田は自分の絶大な発言力を活かしてクラスメイトの数人を自殺に追い込んでいきます。

しかし、和田が企んでいた送迎バスによる一斉自殺がおこなわれようとしたタイミングで、停学処分を受けていた榊が現れたことによって和田の計画が阻止されていくこととなります。榊は和田の計画を阻止すべくもう一人のリーダーとしてクラスメイトを導いていき、次第に和田と榊の対立構造が出来上がっていくのでした。

漫画『シグナル100』の2巻では、新たに「ボーナスタイム」と呼ばれる生存条件が追加されることとなりました。ボーナスタイムとは、制限時間内に設定された条件をクリアすることによって生き残ることができるというルールです。

そして、2巻で開催されたボーナスタイムは「指名制ボーナスタイム」。これはクラスメイトに配られた、本物と偽物で分けられた2つのシグナル(合図)が書かれた用紙が入った封筒を元に、「指名者」から指名された者がどちらか一つを選択してシグナル(合図)とされている行動を取らなければならず、その行動が偽物であった場合はクリアするといったものでした。

クリア内容はシンプルですが、実はクラスメイトの中に下部と内通している「裏切り者」が存在していることが発覚したことによって、クラスメイトの中に疑心と恐怖心が産まれてしまい、複雑な状況となりました。

漫画『シグナル100』の2巻のラストでは、主人公・樫村から救世主だと思われていた榊が危うさを見せ始めるのですが、3巻ではそれに加えて下部を蔑ろにしていた教師たちがデスゲームに参加したことによって殺戮ゲームの内容がより一層激しさを増していきます。

実は、下部は教師だけでなく教師の家族に対しても自殺暗示催眠をかけていたのです。こうして、強制的にデスゲームに参加させられた教師たちは、生き残るために2年C組の生徒たちを襲い始めます。クラスメイトたちもまた生き残るため、仕方なく教師たちを撃退しなければならなくなり、遂には教師と生徒がそれぞれの事情を抱えながら殺し合うという凄まじい構図となってしまいました。

ここまで『シグナル100』の漫画最終回の結末ラストのあらすじや最後まで生き残ったキャラ、そして最終回の結末ラストに続く漫画1巻から3巻までをネタバレしてきました。では、最終回の結末ラストまでにどのようなキャラが登場したのか？ここからは、漫画『シグナル100』の登場人物・キャラを一覧形式で紹介していきます。

漫画『シグナル100』のあらすじネタバレに登場した樫村怜奈(かしむられな)は、本作の主人公です。クラスメイトや教師たちを冷めた目線で見ており、クラス内に友達もおらずなるべく関わらないようにしていましたが、デスゲームに巻き込まれたことによって関わることを余儀なくされていました。法学部を進学することを志望していることから分かる通り頭が良く、さらに2年C組の三大美人の一人でもあります。

漫画『シグナル100』のあらすじネタバレに登場した榊蒼汰(さかきそうた)は、もう一人の主人公です。作中では和田の集団自殺計画を阻止すべく姿を現しているのですが、本来は樫村怜奈を襲おうとしていた岩崎を半殺しにしたことによって停学処分を受けていた身でした。そのため、下部がクラスメイトに催眠をかけた日に学校に登校しておらず催眠にかけられていません。

漫画『シグナル100』のあらすじネタバレに登場した和田隼(わだはやと)は、不良グループのリーダーです。クラスで「和田グループ」を作り上げた後、中心人物として担任教師の下部をイジメていたため、デスゲームのきっかけを生んだ人物でもあります。下部に催眠をかけられた後も自らの危険を顧みずに行動をして発言力を高めていたことから窺い知れる通り、度胸やカリスマ性がありました。

漫画『シグナル100』のあらすじネタバレに登場した朝比奈優子(あさひなゆうこ)は、日常的に園田たちから虐めを受けていた虐められっ子です。そばかすが特徴的でクラス内でも影が薄いです。催眠にかけられた後はクラスメイトに好意的に接しつつ、裏では裏切り者として自分を虐めていた園田と佐々木、三井を始め虐めを見て見ぬふりしていたクラスメイトたちに復讐しようと企んでいました。

ボーナスタイム「自殺合図051～070をすべて判明させる」では、クラスメイトを研修棟に誘導した後に催眠にかけられておらず自由に行動できる榊をスタンガンで気絶させ、ボーナスゲームの支配者として君臨しています。しかし樫村の説得により改心した結果、クラスメイトに襲い掛かってくる教師陣と対決して撃退していました。最後は校長による襲撃に対して自らの身を挺してクラスメイトを守って死亡。クラスで14番目の犠牲者です。

漫画『シグナル100』のあらすじネタバレに登場した園田樹里(そのだじゅり)は、朝比奈優子の虐めを率先しておこなっていたリーダー格のギャル系女子です。村瀬と共にクラス内を何かと混乱させていたキャラで、朝比奈による復讐の一貫としておこなわれた指示が原因で幼児退行しています。最終的に樫村を殺害しようとしますが、それを榊に阻止されたと同時に刺殺されてしまいました。クラスで33番目の犠牲者です。

漫画『シグナル100』のあらすじネタバレに登場した下部(しもべ)は、学級崩壊した2年C組の担任教師にしてデスゲームの元凶です。「クラスメイト全員の死を見届ける」というクリア条件の元で始めたデスゲームは、生徒たちに復讐する目的でおこなっています。2年C組の担任教師になる前はアメリカの有名な心理学研究所にいた実績を持っていることから、かなり優秀であることが窺えます。

漫画『シグナル100』のあらすじネタバレに登場した小宮山澪織(こみやまみおり)は、ヘアバンドで髪をまとめているのが特徴的なおっとりしたお嬢様系キャラです。2年C組の三大美人の一人にして、全国コンクールにて銀賞を受賞するほどのピアノの腕を持っています。そんな小宮山ですが、実は真の裏切り者でした。裏切るきっかけとなったのは、朝比奈優子に対して虐め行為をおこなっていた自らの行動です。

その行動がいかに愚かなことであったのかを知り、それをクラスメイトたちにも気付いて欲しいという考えの元本当の裏切り者として下部に協力しています。最終的にゲーム「午前5時生き残った人の合図が全員のものになる」を実行し、榊にゲームを中止にするように説得されるも、それを拒否したことで榊に殺害されてしまいました。クラスで26番目の犠牲者です。

漫画『シグナル100』のあらすじネタバレに登場した井沢学(いさわまなぶ)は、自らを「盗撮師」と呼ぶ盗撮の常習犯です。あらすじで触れた榊が打ち合わせしているシーンを録画していた張本人で、さらに下部がクラスメイトに流した、自殺暗示催眠を促すビデオを運よく盗撮してもいました。

彼自身はそのビデオを利用してハーレムを築き上げようとしていましたが、和田の口車に乗せられて盗撮した映像を見せることとなった挙句、禁止行動のシグナル(合図)を実行したことによって自殺暗示が発動して死亡します。クラスで4番目の犠牲者です。

漫画『シグナル100』は2016年に4巻にて最終回を迎え完結しましたが、その後スピンオフ(前日譚)として『シグナル100 零(シグナルひゃく ゼロ)』が、2009年に白泉社の漫画アプリ『マンガPark』にて配信されています。原作と作画はそれぞれ宮月新とRyukiが担当していました。

『シグナル100 零』は当記事で紹介した漫画『シグナル100』の前日譚となっています。主人公は行方不明になった兄を見つけるために兄と同じ大学に入学した霜月春哉です。

当初はそれを目的に大学生活を送っていましたが、兄の恋人である峯岸ゆゆと再会したことによって春哉の人生が一変してしまいました。その後、『シグナル100』で使用された自殺睡眠ビデオ「シグナル100」がどのようにして生まれたのか、その秘密が明らかとなっていきます。

原作漫画『シグナル100』の最終回の結末ラストに関する感想があがっています。こちらでは最終回でどんな結末になるのかが気になると同時に楽しみにしているようです。

原作漫画『シグナル100』の最終回の結末ラストに関する感想があがっています。こちらでは最終回の結末ラストが「気になってしかたない」と言われていることから、最終回の結末ラストに至るまでの漫画1巻から3巻が好評であることが窺えます。

原作漫画『シグナル100』の最後に生き残るキャラに関する感想があがっています。こちらでは「最後に生き残るのは誰だ」と最後の生存キャラが気になっているようです。最後に生き残るのが誰なのかが気になるというのは、最終回の結末ラストに至るまでに壮絶な殺し合いがおこなわれているからこそなのでしょうか？

原作漫画『シグナル100』で描かれた結末・最終回のあらすじをネタバレし、最後まで生き残った人物を紹介しましたがいかがでしたか？漫画『シグナル100』のあらすじでは禁止行動のシグナル(合図)が全部で100個存在しており、中には歩く、笑う、泣くといった当たり前の自由が死に繋がっていました。実際に経験せずともかなり鬼畜な内容となっているのが分かります。

今回は結末・最終回や漫画1巻、2巻、3巻のあらすじを中心に紹介してきましたが、鬼畜な禁止行動のシグナル(合図)も要注目。禁止行動のシグナル(合図)の中には無意識におこなう行動からどうして禁止となっているのか意味不明な行動まで存在しているので、ここでまとめたあらすじを参考にしつつ禁止行動のシグナル(合図)をチェックしてみてください。