【探偵はもう、死んでいる。】夏凪渚が死亡したのはなぜ？死因や心臓の持ち主とは？

「探偵はもう、死んでいる。」（略称・たんもし）は、MF文庫Jより刊行されているライトノベルです。作者は二語十（にごじゅう）、イラストはうみぼうず、2021年11月に第6巻が発売されました。また、漫画版「探偵はもう、死んでいる。」（既刊4巻）、「探偵はもう、死んでいる。-the lost memory-」（既刊2巻）が月刊コミックアライブで連載中。2021年にはアニメ化され、同年7月～9月までAT-X他で全12話放送されました。

「探偵はもう、死んでいる。」（たんもし）はファンタジー、ミステリー、アクションに加えて、キャラたちの会話が面白いと言われている作品です。主な受賞歴を紹介すると、「MF文庫Jライトノベル新人賞」で最優秀賞を獲得。また、2020年には「ラノベ好き書店員大賞」で文庫部門大賞、2021年には「このライトノベルがすこい!」の新作部門で3位を獲得。シリーズ全体の累計発行部数は85万部を超える人気作品となっています。

「探偵はもう、死んでいる。」（たんもし）のあらすじを見ていくと、18歳の高校生・君塚君彦は4年前にハイジャック事件に巻き込まれたときに出会った謎めいた探偵・シエスタの助手となります。その日から君塚はシエスタと共に秘密組織「SPES」との戦いに身を投じていきます。3年後、シエスタが死亡し、その1年後に君塚のもとを訪れた夏凪渚と共に敵との戦いに挑んでいきます。

「探偵はもう、死んでいる。」（たんもし）のヒロイン、夏凪渚は18歳、高校生で君塚君彦とは同じ高校です。気が強い性格で、「倍殺し」が口癖です。生まれつき心臓が虚弱だったために両親に見放され、SPES（スペース）の孤児院で育ちました。孤児院ではシエスタ、アリシアと共に過ごしました。夏凪渚の過去の孤児院時代については後ほど紹介していきます。

幼い頃から心臓が弱かった夏凪渚は過去に心臓移植を受けています。心臓移植をした時期は1年前で、夏凪渚に心臓を提供したのはシエスタです。しかし、当時、自分に心臓をくれた人物のことを夏凪渚は知らされていませんでした。

夏凪渚は心臓移植を受けた後、同じ学校の君塚君彦が話題の新聞記事を読み、彼が探偵だったことを確信し、依頼をしました。その依頼とは、「会わなければならない人がいる、その人を探して欲しい」というものです。夏凪渚は心臓移植の後から、心臓を提供してくれた人が会いたいと願っていた人物に、自分も会いたくなったと言って君彦を説得します。

夏凪渚に心臓を提供したのはシエスタでした。この事実を知った夏凪渚はシエスタと同じ探偵になることを決意します。こうして君塚君彦と行動を共にするようになった夏凪渚は、次第に君塚君彦に好意を感じるようになります。しかし、この想いはシエスタの感情だと考えており、夏凪渚は君塚君彦に想いを打ち明けられません。

ここまで、夏凪渚のプロフィールや心臓移植についてと、君塚君彦との関係や想いなどを紹介しました。次は、死亡したと思われた夏凪渚の死因や生き返る？について見ていきます。

ここからは、「探偵はもう、死んでいる。」（たんもし）の夏凪渚（なつなぎなぎさ）が死亡した経緯と理由、死因、生き返る？について見ていきます。夏凪渚が死亡したのは小説の4巻でした。それでは、まず夏凪渚が死亡するまでの経緯と理由、死因についてネタバレで見ていきます。

夏凪と君塚は「シード」を倒してシエスタを蘇生させるためにロンドンへ向かいます。その直前に夏凪たちは刑事の風靡から、ロンドンで「世界のすべての未来を知る」という巫女のミア・ウィットロックと会うよう助言を受けます。飛行機内でオリビアという巫女の使いからヒントを得た夏凪と君塚は、巫女のミアのもとへと駆けつけます。

ロンドンに到着した夏凪と君塚は怪物メドゥーサに遭遇しますが、倒して巫女のミアのもとに辿り着きます。しかし、巫女のミアは君塚を外へ追いやり、「シエスタが生き返る未来」を夏凪だけに話します。巫女のミアは、シエスタを蘇生させるには夏凪の心臓をシエスタに戻すことだと言います。夏凪はシエスタの蘇生にためなら、自分の命を捧げる決心をします。

夏凪と君塚は、かつて夏凪とシエスタが過ごしたSPES（スペース）の施設（孤児院）を訪れます。この施設には、調律者のスティーブン・ブルーフィールドによって冷凍されたシエスタの体が保存されています。さらに、シードについて調べたところ、シードは太陽光に弱いのでは？という説が浮上します。

施設で様々な情報を得た夏凪と君塚。しかし、「今から24時間以内にシードが日本を襲撃する」という巫女のミアの予言で、夏凪と君塚は急遽帰国します。日本ではシードが自身の器として斎川唯を特定し、すでに捕らえています。

夏凪はたとえ自身の命が失われてもシエスタに心臓を返そうと思っており、自分一人でシードと戦う決意をします。夏凪はシエスタのマスケット銃で攻撃を開始しますが、シードはマスケット銃を無効化し、夏凪への攻撃を強めていきます。次第に追い詰められる夏凪ですが、「言霊の能力」を使って踏みとどまります。徐々にシードとの距離を詰めていった夏凪は、もう一つの人格「ヘル」の赤い刃でシードの首元を襲います。

シードを追い詰めたかに見えた夏凪ですが、シードの触手に体を貫かれます。そこに援軍が駆けつけ、シードは去っていきました。しかし、大きなダメージを受けた夏凪はその場に倒れます。たった一人で命懸けの戦いに挑んだ夏凪はシードの触手に貫かれたことが死因で、死亡してしまいました。

シードに体を貫かれたことが死因だと思われた夏凪ですが、実は小説の5巻で、脳死状態で生きていることが判明します。ただし、回復の見込みはほとんど無く、夏凪の復活はないと思われました。一方で、夏凪の心臓がシエスタに戻されました。シエスタが生き返り、君塚はシエスタと共にシードと戦うことになりました。

シードとの戦いは熾烈を極め、君塚は死を覚悟します。ところが、ここに死亡したと思われる夏凪のもう一つの人格・ヘルが出現します。シードが与えた「種」がシードの命令で覚醒したことで、ヘルが出現したということです。ヘルにはアリシアの心臓が移植されており、窮地に陥っている君塚を救います。そして、ヘルは君塚たちと共にシードの封印に成功します。

シエスタが誰にも告げずに突如、失踪します。実はシードの「種」の欠片がシエスタの心臓に宿っており、シエスタはこの「種」の欠片がいつ暴走するかと不安に苛まれていました。シードの「種」によって自身が怪物に変貌することを恐れたシエスタは、君塚たちのもとから姿を消したのでした。

君塚が夏凪が眠る病室を訪れ、姿を消したシエスタを救って欲しいと夏凪に語り掛けると、夏凪の意識が戻ります。夏凪が目を覚ました理由について見ていくと、6年前に死亡したアリシアの心臓が保存されており、夏凪に移植されたからです。もう一つの理由は、探偵としてのプライドです。

幼い頃から病弱で自信のなかった夏凪は、君塚と出会ったことで探偵という生き方、プライドを持つことができたのです。この探偵としてのプライドを再び君塚に刺激されたことが、目を覚ましたもう一つの理由です。ここまで、「探偵はもう、死んでいる。」（たんもし）の夏凪渚の死亡した経緯と死亡シーン、死因について紹介し、夏凪渚が生き返った理由について紹介しました。次は夏凪渚の過去に迫ります。

夏凪渚の過去について見ていくと、夏凪は両親から見捨てられ、孤児院で育ちました。生まれつき心臓が虚弱だった夏凪は孤児院でもベッドにいることが多く、遊び仲間もいない孤独な日々を過ごしていました。

ある日、孤児院に新しくシエスタが入り、夏凪に声を掛けてきました。夏凪とシエスタはすぐに仲良くなり、これまで番号で呼ばれていた夏凪にシエスタは「なぎさ」という名前を贈ります。その後、夏凪はシエスタにすすめられ、アリシアとも仲良くなります。

ある時、シエスタがこの孤児院には秘密があることに気づきます。その秘密とは、子どもたちに対する人体実験です。SPES（スピース）の親玉であるシードは、自分に合った器を見つけるため、子どもたちの体を試しているのです。子どもたちは実験の副作用のために辛い日々を送っています。

夏凪とシエスタは孤児院の施設長であるシードと戦う決意をします。しかし、シードには敵わず、二人は敗北します。この時、シードの「種」を心臓に埋め込まれたアリシアが、体に適合できずに死亡してしまいます。

アリシアの死亡後、夏凪とシエスタは記憶を消されてしまいました。しかし、シエスタは気丈にも「種」を奪い取り、孤児院を脱走します。夏凪は孤児院で起こった事件など、多くのことを忘れてしまったのでした。ここまで、夏凪渚の過去について紹介してきました。

夏凪渚はアリシアの死亡やシエスタが去っていったことなどに耐えきれず、深い苦しみを味わいます。その苦しみから心を救うためにもう一人の人格・ヘルを作り出しました。夏凪自身の記憶は奪われましたが、ヘルとしての記憶が残されていきました。

夏凪は新たなヘルという人格に支配され、積極的にシードに協力するようになりました。そして、SPES（スペース）の幹部となったヘルですが、実はシードに殺される可能性のあった夏凪の体を守ろうと、ヘルはSPESのメンバーとなり、協力していたのでした。

シエスタと戦い、敗北したヘルは心臓を失ってしまいます。ヘルは心臓を得るために「ジャック・ザ・デビル事件」を起こします。凶悪な事件を起こすヘルを放っておけず、シエスタはヘルを封印することを決意します。そして、シエスタは自身の心臓をヘルに移植し、ヘルの封印に成功します。

記憶を奪われていた夏凪ですが、次第に記憶がよみがえってきます。ヘルが封印されて1年が過ぎ、夏凪は自身の人格を呼び覚ますことができました。夏凪はヘルと向き合い、じっくりと話し合いを重ねた結果、夏凪とヘルは和解することができました。ここまで、「探偵はもう。死んでいる。」（たんもし）の夏凪渚の過去についてネタバレで紹介してきました。

「探偵はもう、死んでいる。」（たんもし）の夏凪渚の声優・竹達彩奈は1989年6月23日生まれ、血液型・O型、埼玉県出身、所属は「リンク・プラン」の声優、歌手です。声優デビュー作は2008年のOAD版「kiss×sis」の住之江あこ役、2009年のアニメ「けいおん!」の中野梓役で一気に知名度が上がりました。

夏凪渚の声優・竹達彩奈の主な出演作とキャラは、「けいおん!」中野梓、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」高坂桐乃、「ソードアート・オンライン」リーファ、「だがしかし」枝垂ほたる、「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場」輿水幸子、「ようこそ実力至上主義の教室へ」軽井沢恵、「五等分の花嫁」中野二乃、「聖闘士星矢 セインティア翔」カシオペア座のエルダ、「終末のハーレム」神谷花蓮。

「探偵はもう、死んでいる。」（たんもし）のアニメの感想です。夏凪渚がとてもかわいいということと、心臓移植のエピソードで夏凪渚が君塚に激怒したときの夏凪渚が最高だったという感想です。また、夏凪渚の声優・竹達彩奈の声がとてもよく合っていたという感想です。

「探偵はもう、死んでいる。」（たんもし）の5巻を読んだ感想です。5巻では死亡したはずの夏凪渚が復活しますが、他にも内容がとても充実しており、素晴らしい物語だという感想です。中でも夏凪渚がかわいくて、好きだということです。

「探偵はもう、死んでいる。」（たんもし）の4巻まで読んだ感想です。シエスタが好きだったということですが、夏凪渚が好きになったという感想です。さらに、「探偵はもう、死んでいる。」は、「神作」だという感想です。

いかがでしたか？「探偵はもう、死んでいる。」（たんもし）のヒロインの一人、夏凪渚が死亡したのはなぜ？についてと、死因や心臓の持ち主について紹介してきました。夏凪渚はシードとの戦いに敗れたのが死因でしたが、小説5巻で復活を果たしました。また、夏凪渚の過去やヘルとの関係について見てきました。夏凪渚は過去にSPESの孤児院に収容されており、そこでの事件で辛い体験をしたことでヘルという人格が生まれました。

ヘルは夏凪渚の体を守るためにシードに協力していました。感想・評価では夏凪渚がかわいいという感想や作品について素晴らしいという感想が寄せられていました。これからも夏凪渚の活躍に期待して、「探偵はもう、死んでいる。」（たんもし）をお楽しみください。